本ブログで仙石長官が柳田前法務大臣の辞任から法務大臣を兼務したことを、小沢氏の司法関係情報を把握し、何らかの圧力を掛けるためではないかと、危惧の念を書いたことがある。

人の考えることは同じである。日刊ゲンダイに、その疑惑に答えるように仙石氏が法務大臣を兼務する憶測が以下のように掲載されていた。また、個人的には千葉前法務大臣を参議院選挙に落ちた後も菅首相が残留させ、代表選挙中、その選挙日までに検察審査会を急がせ、強制起訴を準備させたのも菅執行部の思惑が絡んでいるとみている。そうでないと、検察審査会の一官僚組織がこれだけの出鱈目を出来る訳がないからである。なぜなら、これだけ出鱈目をやれば、その気になれば国会でいくらでも追及されるからである。それは政府が何らかのお墨付きを与えたから、胸を張って出鱈目の言い逃れをしていると考えている。

「小沢強制起訴までは」と、仙谷が意欲のウワサ
http://gendai.net/articles/view/syakai/127843
【政治・経済】
2010年12月9日 掲載
法相ポスト柳田の後任が決まらないワケ
　失言で柳田法相がクビになってから２週間以上が経つのに、後任人事が進まない。
「当初、弁護士資格を持つ小川敏夫法務副大臣がスンナリ昇格するものとみられていましたが、なぜか仙谷官房長官が兼務。問責逃れで更迭した柳田氏の後任を、問責決議が可決された仙谷長官が続けているのは、本来ならば道理に合わない話です。しかも、仙谷長官には尖閣問題の裏取引の責任を検察に押し付けた疑惑もある。法相に就いているなんて、悪い冗談としか思えません」（法務省関係者）
　菅首相は年明けに内閣改造をするようなことを言っているが、官房長官はただでさえ激務。一方、法相ポストだって、相次ぐ司法スキャンダルで珍しく大忙しだ。おかげで仙谷は、このところ体調がすぐれないともいわれている。臨時国会も閉じたことだし、兼務をはずして、法相ポストに政権浮揚につながるような目玉人事でもやるのが常識的な線である。それをしないで、兼務を続けさせている狙いは何なのか。実は、仙谷自身が法相に意欲を燃やしているという話がある。
「法相は検察に対する指揮権を持っています。つまり、検察や司法に直接、影響力を及ぼせる。仙谷長官は『これからは脱・小沢ではなく殺・小沢だ』と宣言したくらい小沢排除を推し進めてきた人ですが、今は小沢元代表の強制起訴を控え、文字通りの生殺与奪権を握っているわけです。小沢氏の息の根を止めるまで、法相ポストを手放さずに見届けるつもりじゃないかとみる向きも少なくありません」（民主党関係者）
　仙谷は、今月３日の記者会見で問責を受けての辞任の可能性を問われ、「法相に専任せよ、となるかもしれない」と、法相専任をにおわせた。この発言が報じられると、急に躍起になって否定していたのが、なんだか怪しい。法相ポストを手放したくないという噂は、けっこうマジかも！？

仙石氏が法務大臣を兼務するというので嫌な予感がしたが完全に居座ってしまった。官房長官という仕事はかなり忙しいはずであるが、法務大臣にしがみついている。日刊ゲンダイ紙も仙石氏は小沢さんが強制起訴まで見届けるまで、万難を排して強制起訴を後押しするつもりかと書かれている。これが単な噂ならまだ許せるが、正に真実らしいところに、この恐ろしさがある。

これなら、柳田前大臣の方が仙石氏ほど裏がないように思える。検察を考える委員会に江川紹子さんや、郷原さんを入れたことは、それなりに英断と思う。国会答弁の裏技、秘伝を言いたくて、言いたくて仕方なく、つい手品の種をばらしたのは、ある意味人の良さがある。根は善良なのであろう。

しかし、仙石氏の場合は何をやるか分からない不気味さがある。昔の全共闘の闘士である。どうも角棒を持って機動隊と正面衝突をした部隊ではないらしいが、最近の記者会見などの人相は、就任当初から比べれば悪くなってきたと思うのは私だけか？

やはり、陰の首相と思えてきた。野党に頑張ってもらって、問責議決を有効に利用してもらいたい。小沢氏が党を出れば、支持率が３０％上がるとほざいている者がいるらしいが、世の中の状況をまったく分かっていない。与党の甘い汁に目もくらんで常識感覚がなくなってきているのではないか。

小沢さんグループを敵に回して民主党の固定層にまで愛想をつかれてしまっては、もうお終いである。笑っているのは野党だけである。

コメント
01. 2010年12月11日 18:06:37: 0huCCn4zOU 兼任してること自体おかしいのに、 問責出されたのは官房長官だから、法務大臣には留まるなんて通るわけねーだろ。 それやったら民主党は国民から完全に見放される。 もう見放されてるけどなｗ
02. 2010年12月11日 18:58:31: BQ1rphb85Y 政権交代のときは万歳と思ったが、しかし、 米国の反米政権対策は完璧だな。 あっというまにこんなになってしまうとは。
03. 2010年12月11日 19:01:42: AWhoqXxvKE 菅、仙石は本気で小沢氏の政治的抹殺を考えているよ。 だから法務大臣は絶対手放さないだろう。 民主党の国会議員は、菅内閣を倒さなければならない。 それが出来なければ民主党は崩壊する。 結局自民党が喜ぶだけだ。
04. 2010年12月11日 19:06:16: BDDFeQHT6I 問責決議案が可決されたのに辞職しない閣僚が居ると言う事は国会軽視の現われだろう、国会（国民の代表）の意志を無視して政権が維持出来ると思っているのだろうか。 参議院だからと考えているとしたら大きな間違いだ、参院選の結果も国民の審判だと言う事実を無視している、もっとも国政選挙で大敗したのに辞任しなかった民意無視の首相なのだから当然と言えば当然なのだろう。 何が一国の指導者がころころ変わるのは良くないだ、国民は菅内閣にはっきりＮＯを突きつけたのにマスコミが訳の分からない理屈を振り回して民意を拒否した結果が今の内閣だ、マスコミには今の内閣を批判する資格が無いのは明かだ。
05. 2010年12月11日 19:33:17: GbCFX8d3b6 まあ、毒をもって毒を制すということわざでいくしかないな。 まずは、仙谷法務大臣に小沢を潰させる。 仙谷は心底小沢を憎んでいるから、きっちり仕事をするだろう。 仙谷は小沢を潰した後で、追放すればいい。 自民も小沢を潰した後、すぐには大連立に乗らないことだ。 問責を盾にして仙谷を追放する。 大連立はそれからでいい。
06. 2010年12月11日 19:43:43: GbCFX8d3b6 >>03 >民主党の国会議員は、菅内閣を倒さなければならない。 それが出来なければ民主党は崩壊する。 そんなことはないよ。 癌の小沢を除名すればいい。 与党を捨てて刑事事件の容疑者：小沢についていく議員などごくわずか。 せいぜい数名だ。 他の議員は今は小沢よりの態度を見せても、いざとなれば寝返って党に残る。 次の選挙で勝ち残ることを考えれば、当然の行動だ。 小沢を除名すれば大連立はあると、森元総理も石破も言明している。 谷垣も大連立の仲介人：ナベツネと打ち合わせ済みだ。 つまり小沢＋数名の議員と引き換えに、自民との大連立が完成するわけ。 小沢とその狂信者が消えたことで民主党内の結束も高まるだろう。 やはり、小沢の除名が民主党が生き残り、国会もうまく進む最善の方法なのだ。
07. 2010年12月11日 22:51:28: skr03sVPOI 小沢除名で今の民主党がどう変わるというのでしょうか。 かりに小沢がいなくなったら、今の内閣が本当にすっから菅だということがますます強調されるだけで、喜ぶのは自民党ですよね。 大連立などと政権の延命を考えてるとしたら、それは自民党をあまく考えすぎではありませんかねぇ。 小沢グループを排除したら政権が延命できるなんて考えてるとしたら、ほんとにバカですね。仲間を守らない民主党の姿を国民はちゃんと見てますよ。 自民党は解散総選挙で一気に政権奪還ですかね。 今の菅内閣がどれだけ日本を壊すのか、国民は黙ってみているのでしょうか。 それはそれで国民の自業自得か……
08. 2010年12月11日 23:26:19: IuPxajJcAk 前原派除名の間違いだろ？
09. 2010年12月12日 02:27:16: kbjD6Oqr1Y 空き缶は、人間の屑。 こいつは、許してはいけません。 自己顕示と私利私欲。 ただの馬鹿ではない。 厚顔無恥で、不義理な偽善者。
10. 2010年12月12日 08:42:49: Qmr742hN4I ０６＞　小沢氏に、どれだけの議員や国民がついてゆくか、そのときに 驚かれると思います。国民は馬鹿な振りして、したたかだったと思うはずです。 マスコミに、騙されているのは、権力者、悪徳Ｐ達だ！笑えますね

11. 2010年12月12日 11:29:04: vnxWvAb6pw 小沢氏を除名すれば大連立？？？ハァ〜ッ？？ ワタシが自民サイドなら絶対連立しない、民主を吸収合併するならベツだが。 自民党には次点で敗れた元が沢山いる、谷垣にこれら不満分子を宥め連立にを整える力があるとは、とうてい思えない。小沢のいない民主などは毒にもクスリにも無い粉末政権なのだから揺さぶり続ければ崩壊する。 民主政権崩壊の条件が小沢の離党と思えばよい。 最も賢い自民党の戦略は小沢離党、そして連立しないである。 そして最大の皮肉は、自民サイドに対応できる人材も民主には小沢以外にいないことであろう。 自公のように利害が一致する連立はなかなか出来ないものなのだ。小沢が動かない以上離党勧告も出せず、菅内閣は立ち枯れ、風化していくであろう、年明けにも。 小沢氏も自民党も揺さぶりながら、待つのが最善策である。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ロシアンブルー
12. 2010年12月12日 17:15:07: 1WmFYgxDBc ロシアンブルーさん 非常に的確な分析と思います。 本当に、今の政治は地方議会の争いを見ているようで本当になさけない。 そうした状態にしているのは、米国であり、今まで利権を享受してきた 勢力なのだ。
13. 2010年12月14日 01:55:55: 6UTDmVdOEg こんな大事な時に問責決議案が通った仙石官房長官が法務大臣を兼務させて於いて良いのか 小沢派議員は声を大にするべきです

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