http://www.asyura2.com/10/senkyo101/msg/637.html
Tweet |
与党でありながら存在感の薄かった国民新党、亀井静香代表が「次」をにらんで活発に動きはじめた。
まずは国民新党の一丁目一番地、郵政改革法案をめぐる民主党執行部との折衝だ。
「郵政の継続審議は当然と考えていた菅直人首相、岡田克也幹事長らに一泡吹かせようと、下地幹郎国会対策委員長に指示して『国会の会期延長、郵政法案の審議入り』でネジを巻かせた。もちろん、亀井氏も弱体化した政権に本気で会期延長させよう、と考えるほど素人ではない。菅内閣の発足後、蔑(ないがし)ろにされてきた党の存在感を発揮しようとの企みで、臨時国会閉幕直前には菅首相との党首会談にこぎつけ、文書を取り交わした」(政治部デスク)
次の一手が社民党の取り込みだ。「熟議」と言いながら公明党取り込みに失敗した菅内閣の足下をみて、亀井氏は「参院で否決されても、衆院で再可決できる三分の二以上の議員を持つには、社民党が必要だろう」と仙谷由人官房長官、菅首相に働きかけた。「おれが仲介してやる」と、社民党の福島瑞穂党首に電話で直談判。菅・福島会談を実現させた。
国民新党関係者が語る。
「実はかつての特定郵便局長や、労組から『いつになったら法案は通るのか』『国民新党は力足らずだ。民主党本体に働きかけるしかない』との声が届いています。この先ジリ貧になるのは避けられない。代表の動きは、こうした声を反映しているのです」
このままでは支持基盤がなくなり、党が雲散霧消してしまうとの危機感が、亀井氏を動かしているというわけだ。
だがもう一つ、奥があるのが亀井流だ。菅内閣の命脈は尽きたとみて、亀井氏が連携を図るのが小沢一郎元代表だ。強制起訴を控え、やはり活発に動く小沢氏と亀井氏は気脈を通じているという。
「小沢氏の勢力と亀井氏の国民新党が連携し、亀井氏の盟友で、たちあがれ日本の平沼赳夫代表も加わる。そこに自民党の一部を糾合して新勢力を立ち上げる――。こんなシナリオが党内でささやかれています」(民主党関係者)
亀井氏は自民党時代、自由党の小沢氏に働きかけ、連立を組んだ実績もある。「ポスト菅」政局でも、小沢氏が離党した場合でも、対応可能というわけだ。
これまでも実現しそうもない大ボラをふきながら、その何割かは成功させてきた亀井氏だけに要注目だ。
(週刊文春2010年12月16日号「THIS WEEK 政治」より)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101209-00000000-sbunshun-pol
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
- <大連立の黒幕決起>など (本澤二郎の「日本の風景」(625)) 五月晴郎 2010/12/09 12:48:59
(0)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK101掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。