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(回答先: 近聞遠見:「柳田現象」がひろがる=岩見隆夫(毎日jp) 投稿者 赤かぶ 日時 2010 年 12 月 04 日 23:56:52)
http://www.gendaisangyojoho.co.jp/cgi-bin/backnumber.cgi?NO=656&BODY=14
岩見隆夫氏が執筆する『サンデー毎日』の「妄想時評」に仰天した!
NO.656 2010.11.1
白髪と落ち着いた語り口で、政治評論家として根強い人気を誇る岩見隆夫氏だが、75歳を迎えた今、取材力と情報力の不足を、独善で補う「老害ジャーナリスト」となりつつある。
象徴が「『週刊朝日』の『妄想』記事に仰天した」と題する『サンデー毎日』(10月30日号)のコラムだろう。このコラムは、「岩見隆夫のサンデー時評」と名付けられており、『毎日新聞』に週一回、連載する「近聞遠見」とともに、岩見氏が持論を展開する場となっている。
岩見氏は、『週刊朝日』の「捏造された『政治とカネ』小沢起訴は無効である」というタイトルの特集記事にご立腹である。
一読して仰天したという朝日記事の前文はこうである。
「この国は、いつから法律ではなく感情で人を裁く国家になったのか。(中略)これまで『政治とカネ』というあいまいな表現で語られてきた小沢氏の“犯罪”は、検察がつくり出した妄想でしかないのだ」
弊誌は、『週刊朝日』と立場を同じくするというわけではない。ただ、検察審査会のあり方に批判的な点では一致している。報道に左右され、審査補助員弁護士の方向性に沿う結論を出しがちな検察審査会のあり方を、「感情司法」の名で何度も批判してきた。
その立場からすれば、『週刊朝日』の“見立て”に何の違和感もない。
小沢捜査は、検察が「政治家を挙げたい」という“思惑”のもとで開始、本人には行き着かず、秘書の政治資金規正法違反で決着した。大阪地検の証拠改ざん事件を機に、検察捜査の在り方が批判されているが、小沢捜査もまた政治家をターゲットに、マスコミを巻き込んで火のないところに煙を立てつつ、犯罪を仕立てあげようとしたという意味で、批判されてしかるべき事件だった。
大阪地検は、突っ込みすぎて冤罪事件を引き起こして自壊した。東京地検は「小沢起訴」を踏みとどまって、一線は超えなかったものの、政治を混乱させ、小沢一郎という稀有な政治家を、代表の座から引きずり降ろしたという責任は生じている。
結局、検察が立件したのは、政治資金団体の収支報告書に、その年の土地の取得を正確に記入していなかったという「期ずれ」の問題である。そこに検察は、ゼネコンからの裏ガネを盛り込もうとしてことごとく失敗、最後は「期ずれ」の指示を小沢氏がしたというだけで起訴しようとし、さすがに検察首脳が思いとどまらせた。
罪深きは、“思惑”で「シナリオ捜査」を繰り返した検察であり、それを無批判に報じたマスコミである。その責任の所在をあいまいにしたまま、検察審査会が「起訴」を議決した。『週刊朝日』が、その判断を「感情司法」と批判、犯罪は検察がつくったと批判するのは正しい。
結局、岩見氏が言いたいのは、「すべては法律にのっとっている」という一文につきる。改正検察審査会法で起訴議決制度が生まれ、二度の「起訴相当」で強制起訴が可能になった。今回、白黒を法廷に委ねるという判断が出たのだから、それに意義を申し立てるのはおかしいというのだ。
洪水のような小沢批判報道に影響されて出した「強制起訴」の判断を、そのまま無批判に受け入れる「政治評論」に意味はあるのだろうか。岩見氏の衰えは隠せない。
『毎日新聞』の出身で『サンデー毎日』の編集長としても後輩にあたる鳥越俊太郎氏と比較すれば、その差は歴然である。
鳥越氏は今、「感情的で論理の飛躍が見られる」と、検察審査会の議決文を批判、「検察審査会は市民という名の素人集団」であるとして、小沢批判報道に流された結論に意義を申し立てている。すると、『朝日新聞』がいつものように「市民派」を気取って登場、「市民の力を信じよ」と、社説で展開、鳥越氏と論争になっている。
岩見氏は、社会の歪みを正確に認識、指摘することが出来ないようなら、ジャーナリストの看板は外した方がいい。雑誌などへのアルバイト原稿、テレビのコメンテーター、各地での講演の三つが、新聞の政治部記者を“堕落”させたといわれたが、その先駆者が岩見氏だった。
今また岩見氏は、加齢による衰えで「ご隠居ジャーナリスト」と化しているが、紙面を奪っているという意味で、老害の域に入っている。『週刊朝日』や小沢一郎を批判する前に、自分が引退した方がいい。
NO.656 2010.11.1
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