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大荒れとなった臨時国会は3日で閉幕だが、民主党の小沢一郎元代表(68)が、新党を旗揚げするとの観測が、永田町で急浮上してきた。落ち目の菅直人首相(64)に見切りをつけて国民新党や自民党の一部などと連携し、「保守勢力の結集」を合言葉にキャスチングボートを握ろうというのだ。小沢氏は年明けにも自らの資金管理団体「陸山会」に絡む政治資金規正法違反事件で起訴される可能性が高い。その前にも政治生命をかけた大勝負へと打って出るのか。
「12月にも小沢氏がグループを率いて新党を結成し、亀井静香国民新党代表(74)や平沼赳夫たちあがれ日本代表(71)、安倍晋三(56)、麻生太郎(70)両元首相らと救国政権を立ち上げる可能性がある」
「影の宰相」と言われる仙谷由人官房長官らの問責問題で、国会が紛糾していた11月下旬。国民新党の下地幹郎幹事長(49)が自民党の石原伸晃幹事長らに対し、こんな驚きの観測を小声で漏らした。
小沢氏は最近、中堅・若手の小沢系議員と頻繁に夜会合を重ねている。1日夜には支持グループ「一新会」のメンバー36人と会食。各テーブルに酒をついで回り、「鳩山政権のときも内閣支持率は落ちたが、党の支持率は自民党よりよかった。それが今では自民党よりも悪い」と菅内閣の体たらくを厳しく批判。そのうえで、「党大会が行われる来年1月13日がポイントだ」と意味深な指摘を行った。
また、「せっかく政権をとったんだ。国民の期待に応えなきゃ。党を割るのはダメだ」と即座の離党や新党は否定したものの、同席した田中真紀子元外相(66)は「小沢先生のような経験豊富な方をもっと活用して、日本のこれからあるべき姿をみんなが力を合わせ築くべきだ」と述べ、小沢氏中心の新勢力の結集を促したのだ。
実際、小沢氏の新党結成情報については菅政権もピリピリムードでウオッチしており、官邸有力筋の1人は「追い詰められた小沢氏は何をするか分からない。十分に注意しなければいけない」と打ち明ける。
その小沢新党旗揚げのタイミングとして永田町で指摘されているのは、(1)臨時国会閉会直後の今月中(2)年明けの通常国会召集直前(3)来年3月、2011年度予算案攻防が煮詰まった頃−など。
小沢氏は9月の党代表選でも、当初「出馬しない」と散々公言しながら、周囲の待望論を受けて出馬を決断するような演出をした。今回も「菅政権の低迷ぶりを口実に周囲の決起論を高め、新党に正当性を持たせる下ごしらえをしている」(永田町事情通)との見方もある。
ある民主党小沢系議員も「小沢氏が政治生命をつなぐには新党しかない」と指摘する。「菅首相が内閣浮揚策として小沢氏を国会に突き出した上で、起訴と同時に離党勧告に踏み切る可能性がある」とみるからだ。
確かに、菅首相は2日、小沢氏が「陸山会」を通じ、昨夏の衆院選で小沢系議員ら91人に総額4億4900万円を配ったことに「小沢氏にも、国民に理解できるような説明をしていただきたい」と表明。
先に小沢氏の政治倫理審査会(政倫審)出席について、議決決着も辞さない構えを示唆していた岡田克也幹事長も同日、小沢氏の資金提供は不適切との認識を示し、小沢包囲網を着々と敷いている。
菅執行部が具体的な行動に出る前に、一気に政界の主導権を握る。世論が菅政権にレッドカードを突きつけていることを奇貨として、大勝負に出ても不思議ではない。
菅政権に「郵政改革法案を臨時国会で成立させる」という約束をほごにされた国民新党にとっても、小沢氏中心の新党は渡りに船。平沼氏も、菅首相に媚びる与謝野馨・たちあがれ日本共同代表と離別し、菅首相よりは保守的な小沢一派と協力した方がすっきりする。
「同党の衆院議員3人が新党に合流すれば、小沢氏が昨夏資金提供した民主党議員のうち、70人前後の参加で、衆院では菅内閣不信任案が可決できる」(民主党中堅)との見方もあるほどだ。
ただし、小沢新党へのハードルは相当高いのも事実だ。刑事被告人となる可能性が高い小沢氏が前面に出れば、世論はそう簡単についてこない。下地氏が名前を出した安倍氏は周囲に「小沢氏と組むことはない」と断言している。
自民党内も、「政治とカネ」の問題を抱える小沢氏の政治姿勢や、子ども手当など、小沢氏主導のバラマキ政策に対する拒否感は強い。今は「小沢の力を借りなくとも与党を衆院解散・総選挙に追い込み、真正面から政権交代を目指すべきだ」(自民党幹部)との声が大勢だ。
菅首相が小沢氏排除の大連立を模索する中、その判断やいかに。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20101203/plt1012031638001-n1.htm
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