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「政治とカネ」をめぐる民主党の小沢一郎元代表の国会招致が今国会では実現しないことが確実になった。野党は外交上の失態や閣僚の問題発言など菅政権の攻撃材料に事欠かず、「招致カード」を温存。民主党執行部は小沢氏の説得に手間取り、この問題に対する国会のけじめは、年明けの通常国会に持ち越された。
「小沢氏の国会招致に民主党代表としてリーダーシップを発揮してはどうか」。自民党の世耕弘成参院議員は26日の参院予算委員会で、菅直人首相に迫った。首相は「岡田克也幹事長が環境整備している。幹事長から『こういう形でいきたい』と相談があり、私に判断が求められればきちっと判断したい」と応じたが、世耕氏は「首相がリーダーシップを発揮しないとわかった」と断じた。
岡田氏は2日、与野党の幹事長・書記局長会談で「国民に説明できるよう環境整備に努力する」「幹事長の責任で(今国会中の小沢氏招致に)努力したい」と明言。自民党はこの発言を根拠に「小沢氏招致」を参院で補正予算案を採決する条件としてきた。
だが、自民党は26日の参院での補正採決前に「(小沢氏招致は)連動しない」(逢沢一郎国会対策委員長)と譲歩した。当面は仙谷由人官房長官らの問責決議に焦点をあてて政権を揺さぶることができるうえ、「小沢氏の問題はいつまでも解決しない方が政権への攻撃材料が残る」(自民党国対幹部)と判断したためだ。
民主党執行部にも、本気で小沢氏招致を実現させる覚悟は見えなかった。
岡田氏は小沢氏と2度会談し、「環境整備に努力する」姿勢は示した。だが、小沢氏に近い輿石東参院議員会長が招致に反対。無理やり進めれば一大勢力の小沢氏グループが徹底抗戦する恐れがあった。首相は岡田氏に任せる構えを崩さず、岡田氏も25日の記者会見では「実績のある政治家であり、ご自身の判断で政治倫理審査会でお述べいただきたい」と述べるしかなかった。
小沢氏自身は招致に応じる様子はない。年末か年明けに強制起訴され、刑事被告人となる見通しで、今月初めのインターネット番組では「司法(裁判)で取り上げる問題を立法府(国会)が議論するのは妥当ではない」と強調した。側近議員は「刑事被告人を国会で証言させるのはおかしい。強制起訴されれば国会でこの問題を取り上げにくくなる」と話し、問題の収束を狙っている。(蔵前勝久)
http://www.asahi.com/politics/update/1127/TKY201011270002.html
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