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(回答先: また小沢!陸山会に「疑惑のカネ」億ション購入費用か?(zakzak)なぜ、民主党本部ではなく、小沢氏の政党支部に寄付? 投稿者 赤かぶ 日時 2010 年 11 月 26 日 20:03:28)
http://ameblo.jp/aobadai0301/entry-10257187294.html
2009年05月08日(金) 20時43分32秒
産経新聞の部数急減について思うこと。
テーマ:政治・社会・文化論
このところ産経新聞の経営危機に対しての報道をよく目にする。
東京本社発行分90万部のうち40万部が「押し紙」、
つまり広告単価を高くとるために、
販売店にノルマでひきとらせていたということだとか(つまり読者はいない)
また、現在実施中の劇的なリストラ策もそうだし、
そして今回、極めつけだったのは、部数が
2月は対前月で8%以上も減ったという記事である。
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1年で30万部も減った産経新聞の「非常事態」
産経新聞が苦境に立たされている。日本ABC協会の調査によれば、1月の部数が204万部と前年同月比で17万部(7.6%)減少したのに続き、2月は187万部と、実に前年同月より30万8千部(14.1%)も落ちたのだ。2月は前月比でも17万部(8.
3%)減となり、社内には「このペースが続けば年内に100万部割れ」(幹部)との悲壮感が漂っている。もはや、非常事態と言わざるを得ない。
産経同様の窮状が噂される毎日は1月の部数が386万部で前年同月比8万7千部(2.2%)減。2月は380万部で同7万3千部(1.8%)減、前月比でも6万部落ちている。朝日は1月が808万部で前年同月比2万7千部(0.3%)減。2月は801万部で同横ばい、前月比では7万部減。読売は1月1003万部で同1万7千部(0.1%)減。2月は1001万部の横ばいで、前月比は2万部の下落だ。5大紙で健闘しているのは日経。1月は305万部で前年同月比横ばい。2月も304万部の同横ばいで、前月比も1万部減だった。
こうしてみると産経の前年同月比30万8千部減、前月比17万部減は突出している。主な原因は顕著な新聞離れに加え、表向きの発行部数を嵩上げするいわゆる「押し紙」を止めたことが大きいようだ。さらに、業界で囁かれているのが産経の「アイフォーン」への記事無料提供の影響だ。携帯電話で新聞とまったく同じ記事がタダで読めるなら、あえて紙の新聞を買う読者がいなくなるのは当然ではないか。産経は己のクビを絞めた可能性がある。しかし、かかる苦境は産経に限らない。「きょうの産経、明日は我が身か」。日経幹部でさえ自嘲する有り様だ。
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深刻なのは、対前月比で8%以上も減少しているという事実だ。
これは間違いなく、i-phoneの問題が影響していると思う。
私は、まさかここまで急激な勢いで影響するとは思わなかったものの、
やはり、こうなることを予想して、
以前ブログに、
「産経新聞のi-phone版無料化は、「自爆テロ」だと個人的に思っている。」
という記事を書いた。
やはり、再販制度の規制に守られてきた業界が、
民間の厳しいビジネス環境で仕事をする上では限界があるのである。
私は新聞社出身だから、ある程度体質は分かっているが、
各社、こういう問題において失敗する最大の理由は、
あまりにも規制に守られた時間が長かったために、
外部と競争する前に、内部、つまり社内で権力闘争をする傾向があるのである。
要するに派閥争いだ。
だから子会社の広告代理店から、出版社から、
いろんな会社の役員ポストが派閥争いのための天下りポストとなる。
で、結局、
インターネットのビジネスに関しても、
それを扱う部署や、子会社を、
本部の人間の天下りポストにしてしまうからダメなのだ。
やはりここは「餅は餅屋」で外部の血を入れて、
インターネットのビジネスに長けている人間に設計させなきゃいけないのに、
本社の事情で、いまだに天下り利権としてやっている。
つまり本当の意味で危機感が足りないし、
おそらく各社とも経営陣は、自分たちが引退するまでの
退職金の確保がまず念頭にあって、
その新聞社を、この先、何年も永続させていく、
という使命感に欠けているのではないかと思う。
産経新聞に関しては、、、、
もともとはフジサンケイグループの中核メディアのひとつとして、
いわゆる「マルチメディア時代」のメディアのありかたを
探っていった輝かしい会社だった。
そして、言論界が左翼的な色彩が強くて、
朝日新聞にいたっては、ソ連の社会主義を絶賛していたような時代に、
断固として、「正論路線」を貫いていた。
また儲かっていない会社だから、社員は他紙の3倍の仕事をこなすし、
給料だってそんなに高くはない。
しかし、それでも「産経の社員は優秀である」
というのは業界でよく言われる話であった。
そんな産経が目に見えて落ちぶれたのは、
この5年ぐらいの話であると思う。
たしかにかねてから、
北朝鮮問題などは、先走った誤報も多かったし、
新聞の一面にあまり重要ではない古墳の発掘状況の記事を大々的にのせたり、
どうも記事のバランスが悪いこともあったけども、
それでも新聞協会賞受賞を連発し、優秀な会社だったのが、
最近では、誤報だらけ、ねつ造記事だらけになってしまっている。
もはや全国紙とはいえず、週刊誌のレベルになっている。
そして最悪なのは、
もともともはある意味「権力におもねない」というのが、
産経新聞の美徳であったのに、
いまやすっかり国策捜査と、それにひもづく偏向報道の代表メディアになってしまって、
あげくのはてに、ホリエモンの「徹底抗戦」にあるように、
産経新聞の役員が恩義あるフジテレビを裏切って、
自分に有利なポジションを渡すなら、
ホリエモンのニッポン放送株取得の助けをしますよとなんて極秘に打診をしてきたり、
また、政府のタウンミーティングのサクラを動員していたりと、
もうこの会社のモラルハザードは目を当てられない状態になっている。
産経新聞は、福澤諭吉の「時事新報」を源流に持つ、
誇り高い会社であるはずである。
それがこのような状況になっているのは悲しいのだが、
ここは一回、倒産して、看板は保ったまま、
新しい経営陣のもとで再建していかないことには、
どうもこうもならないレベルに来ているのだろうな、
ということも、客観的にみて、そのように思うものである
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