http://www.asyura2.com/10/senkyo100/msg/147.html
Tweet |
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-b7ed.html
2010年11月21日 (日)
暴力装置発言石破政調会長を谷垣氏は更迭するか
仙谷由人官房長官が国会答弁で、「暴力装置としての自衛隊」と発言したことを自民党が追及している。
谷垣禎一自民党総裁は会見で、
「学生だったころの左翼文献を見ると、『軍隊は暴力装置』とはよくある表現だった」と述べた。
ネットではすでに知られるところになっているが、「自衛隊は暴力装置」の表現を使っている政治家は仙谷由人氏だけではない。自民党の政策責任者である石破茂氏も同じ表現を用いていたことを「ネットゲリラ」様が指摘している。
「ネットゲリラ」様が紹介した石破茂氏の発言をそのまま転載させていただく。発言は昨年3月に開催された第7回アジアフェロー・フォーラムでのもの。
「破綻国家においてどうしてテロは起こるのかというと、警察と軍隊という暴力装置を独占していないのであんなことが起こるのだということなんだろうと私は思っています。国家の定義というのは、警察と軍隊という暴力装置を合法的に所有するというのが国家の1つの定義のはずなので、ところが、それがなくなってしまうと、武力を統制する主体がなくなってしまってああいうことが起こるのだと。そしてまた、テロは貧困と圧政によって起こるというのは、それはうそで、貧困と圧政の見本みたいな国が近くにありますが、そこでテロがしょっちゅう起こっているという話はあんまり聞いたこともない。そこでテロは起こらない。
何でそうじゃないところでテロが起こるかといえば、結局、いろいろな願望というか、欲望というか、それが通常の手段では達成不可能になってしまった社会システム、これはもうテロをやるしか自分たちの思いは遂げられないという、あえて言葉を無理やり選べば、期待値と実現性の乖離みたいなことがテロという手段になってきたのだと。」
谷垣禎一氏は、自衛隊を「暴力装置」と表現した仙谷由人氏の発言について、
「命懸けで国土を守る自衛官への冒涜だ」
と発言したと伝えられているが、おなじ批判、叱責を石破茂政調会長にはすでに伝えたのだろうか。
ネットゲリラ様は、
「社会学や政治学の世界では、警察とか軍隊というのを「暴力装置」と呼ぶわけですね。別に左巻き用語でも何でもない。で、この言葉を使い始めたのはマックス・ウェーバーという学者で、この人も左巻きじゃないですね。むしろ、唯物論には反対の立場だった人です。」
と指摘し、マックス・ウェーバーの著書『職業としての政治』を紹介されている。
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)
著者:マックス ヴェーバー
販売元:岩波書店
谷垣禎一氏は、マックス・ウェーバーの著作を「左翼文献」に分類しているらしい。
3Kスポーツ紙は、谷垣氏が会見で
「政権の中枢にいる人として、あまりにも不適切」
と官房長官としての資質にも言及したことを伝えているが、
この視点に立つなら、石破茂を政調会長に据えたままにすることは不適切ではないのかどうか。
言葉狩りばかりにうつつを抜かしていると、ミイラ取りがミイラになると思われるが、自民党に自覚はあるのだろうか。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
- Re:おいおいおい、ニホンゴ、大丈夫ですかぁ?w 夏水仙 2010/11/23 01:20:33
(0)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK100掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。