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稲田朋美・元防衛相:イラク日報探索指示「あいまいさない」 !
野党の主張は ?
(headlines.yahoo.co.jp:2018年4/13(金) 8:20より抜粋・転載)
福井新聞ONLINE:
元防衛相・稲田朋美氏:日報探索指示「あいまいさない」 !
「ない」とされた自衛隊のイラク派遣部隊の日報(活動報告)が1年以上公表されなかったり、南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣部隊の日報が新たに見つかったりするなど、防衛省・自衛隊の隠蔽(いんぺい)が次々と明らかになる中、当時防衛相だった稲田朋美衆院議員(福井1区)が11日夜、福井新聞のインタビューに応じた。昨年2月、防衛省幹部に日報探索を求めた指示に「あいまいさはなかった」と強調した。
◆文民統制について:重大な問題がある !
だがシビリアンコントロール(文民統制)については「重大な問題があると疑念を抱かれても仕方がない」と述べた。
―防衛相だった昨年2月、「イラクの日報は本当にないのか」と防衛省幹部に発言した。探索の指示だったのか。
「事実をしっかり確認を、との趣旨だ。確認するには実際に探さないといけない。その場にいた統幕総括官は『再探索の指示として認識した』と言っているので、そごはない。口頭であろうが何であろうが、指示にあいまいさもなければ、不明確さもない」
◆確認後、1年間も公表しないのは、あまりにもおかしいんじゃないか ?
―南スーダンPKOの日報を巡る特別防衛監察(昨年3〜7月)の過程でイラク日報が確認されたのに、1年以上公表されなかった。さらに、イラク日報が、各部署で次々と見つかっている。
「非常に驚いている。どういった事実関係で、なぜということを、防衛省が、現在調査している。
ただ1年間も公表しないのは、あまりにもおかしいんじゃないかと思う。南スーダンPKOの日報も2016年12月の段階で破棄したとのことだったが、それから1カ月以上たってから、あったと公表した。そのことを踏まえ『イラクの日報は本当にないのか』と確認をした。それだけに非常に遺憾だ」
―国会で文民統制が機能していないと追及されている。
「日報の存在が分かっているのに、それを報告しない。イラクに関しては、1年以上報告しない。文民統制に、重大な問題があると、疑念を抱かれても仕方がないぐらいの、大きな問題だと思う」
―当時は、防衛相として防衛省・自衛隊の体質をどう見ていたのか。
「昨年7月、(南スーダンPKOの日報隠蔽で)大臣を、引責辞任した。防衛省は、すぐに再発防止策、日報の統幕一元化を打ち出した。にもかかわらず、今に至る。イラクの日報について、南スーダン日報の反省が生かされていたのかということも検証する必要がある」
―(稲田氏は)大臣離任式で、「風通しのよい組織に」と幹部らにあいさつした。
「制服組と背広組の間で、もっとコミュニケーションや、意思の疎通があれば、こんなことにはならない。国会答弁に対する、認識だったり、(日報などの)文書に対する認識だったり、少し温度差がある」
―今後、調査結果やイラク日報が、公表される予定だ。
「活動中の部隊の日報は、安全保障に関わるためどこまでを黒塗りにしなければならないか、その基準が重要になる。日報のあり方、文書管理のあり方、どの部分を安全保障上重要なことにするかなど、もう一度検証することも重要だろう」―福井新聞社―
(参考資料)
T 陸自の日報隠ぺい問題:「行政府対立法府の問題だ」
辻元国対委員長
(cdp-japan.jp:2018年4月5日より抜粋・転載)
存在しないとしていた陸上自衛隊イラク派遣の日報が見つかった問題で、陸自内では昨年3月の時点で日報の存在が確認されていたにもかかわらず、当時の稲田防衛大臣ら防衛省幹部に報告していなかったことが4日明らかになりました。
これを受け、4月5日午前、立憲民主、民進、希望、共産、自由、社民の野党6党は国会対策委員長会談を開き、今後の国会対応等について協議しました。
辻元清美国対委員長は同日昼に開かれた代議士会で、野党国対委員長会談では
(1)行政府が立法府に対し嘘をつき続け、それを隠すために文書を改ざんするというのは議会制度が始まって以来の危機、
(2)防衛省の場合、最大のシビリアンコントロールである国会の場での議論をないがしろにしていたことで、シビリアンコントロールがまったく利かない状況と同じ、
(3)行政府対立法府の問題。与野党を超えて立法府としてこの問題をどう取り扱うのか、国会の責任者が集まり議論する必要がある――との認識で一致したと報告しました。
また会談を受け、自民党の森山国対委員長に対し与野党国対委員長会談の開催を申し入れたが与党側はこれを拒否、自民党の森山国対委員長から「残念ながらお受けできない」との返答があったことを報告。
この後再開する野党国対委員長会談での方針が決まるまで与党との日程協議に応じないよう要請しました。
辻元国対委員長はまた、昨年3月17日の新聞を掲げ「『統幕幹部が非公表指示 PKO日報、陸幕長も保管把握 組織ぐるみ隠蔽か』『籠池氏、首相から100万円』、1年間やっていることが同じではないか。
なぜこんなことになるかと言えば、真実を隠しているから。隠ぺいに隠ぺいを上塗りするからこういう事態になるのではないか」と政府の対応を厳しく非難しました。
代議士会終了後の野党国対委員長会談では、与党に対し与野党国対委員長会談の開催をあらためて文書で求めることを確認しました(以下PDF参照)。
U 昨年3月に存在確認も報告せず !
「イラク日報隠ぺい疑惑」野党合同ヒアリング
(www.minshin.or.jp:2018年4月5日より抜粋・転載)
民進党など野党6党は、4月5日、「イラク日報隠ぺい疑惑」野党合同ヒアリングを国会内で開いた。防衛省が国会で「不存在」と説明していた陸上自衛隊のイラク派遣部隊の日報が見つかったとの2日の防衛省発表に関して担当者から話を聞いた。
情報公開請求に対して、本来開示すべき文書を開示していなかった点も非常に問題であるとして、経緯や対応を確認した。
防衛省は4日には「昨年3月に開始した南スーダンPKO日報問題に関する特別防衛監察の過程で、昨年3月27日に研究本部教訓センター長以下数名が当該日報の存在を確認していたことが判明した」旨を発表。
「不存在と説明されてきた日報が見つかった」だけでも重大案件であるのに加え、「1年前に存在を確認していた数名がいた」ことについて事実関係を確認した。
希望の党の渡辺周議員は、前回のヒアリング等で防衛省が「昨年3月27日に研究本部教訓センター長以下数名が当該日報の存在を確認していたこと」について言及しないままの別の説明を繰り返してきたことについて、「昨日までわれわれが説明を受けていたことは何だったのか。虚偽の話を昨日までずっとしていたのかと思ってしまう」と指摘し、防衛省の不誠実な対応を批判。
「研究本部教訓センター長以下数名が昨年3月27日に確認した」件を知ったのはいつかとの問いには、防衛省の担当者は「4月3日に研究本部本部長から報告が陸上幕僚長に報告があって、翌日陸上幕僚長が大臣に報告した」などと説明し、前回のヒアリングではこの件を把握していなかったとした。
「昨年の3月時点で知っていた者がいたにもかかわらず、当時の稲田大臣に報告せず、後任の小野寺大臣にも引き継がれなかったことについて、当該の研究本部教訓センター長は何といっているのか」との問いには、「まさにそこが大野政務官を中心とした調査チームが調査する対象になる」「今分かっていることはセンター長以下数名が確認していたということ。
そこから上への報告がどこからなされていたということが調査の対象」などと説明し、防衛省の担当者は自身も昨日までその事実を知らなかったと強調した。政務官を中心とする調査という、文字通り「内部による調査」では不十分で第三者による調査を行うべきと指摘する声も出席議員からは出された。
調査結果の提出時期について防衛省側が「速やかに」との回答のみで期限を明示しなかったことから、「国会閉会後等ではいけない」とくぎを刺し、期限を区切って提出するよう求めた。
民進党の小西洋之議員は「防衛省は虚偽答弁を行っている」として問題視し、4月3日の国会質疑で「研究本部にあった日報がなぜ1年前には見つからなかったか」との問いに、「一見して日報であることがわかるようなファイル名でなかったため、その当時は探索できなかった」と答弁している点に着目。
「ということは当時、研究本部の人間に探索できなかったという事実を確認しているはず。(昨年)3月27日時点で存在を確認しているとなると、虚偽のことを国会で答弁していることになる」と指摘した。
ヒアリングではまた、今年の3月31日に防衛大臣に報告されたとしている点について、同日は土曜日であり、官庁のほとんどが休日のこの日を選んで行われるのは不自然であり、予算の成立を待って行われたのではないかという見方ができると指摘する声も上がった。
希望の党の後藤祐一議員は、日報作成から保存・発見までの経緯をすべて場所・日付等を詳細に明記して出してほしいと求めた。
また、イラクの日報の存在が明らかになったことを踏まえ、「ロケット弾が宿営地内の荷物保管用コンテナを貫通した」との報があった2004年10月31日分と「弾着の音を数回確認した」とされる05年7月4日分の日報の提出を求めた。―民進党広報局―
V イラク日報 空自にも3日分 野党議員に提出
(www.jcp.or.jp:2018年4月7日より抜粋・転載)
小野寺五典防衛相は、4月6日の記者会見で、イラク派兵を行っていた航空自衛隊の「定時報告」(日報)3枚が、航空幕僚監部運用支援・情報部に電子ファイルとして保存されていることを明らかにしました。小野寺氏は「文民統制に関わりかねない重大な問題だ」との認識を示しました。
陸自のイラク派兵日報の存在はすでに確認されています。「イラクに関しては日報が残っていないことを確認している」という稲田朋美防衛相(当時)の昨年2月20日の答弁との矛盾がさらに深刻化しています。
防衛省によると、昨年2月22日に稲田防衛相から探索の指示が出た後発見されませんでしたが、今月5日に野党議員から資料要求を受け、改めて探索したところ、同日夜、3枚の日報が発見されました。
日付は2004年3月6日〜8日となっています。
6日付には「対空脅威に関する情報」が別途報告されたことが記入されています。これらは6日の野党合同ヒアリングに提出されました。
空自は03年12月から約5年間にわたってイラクで活動し、06年からは武装米兵を含む多国籍軍の空輸を開始しました。防衛省がすでに公開している「週間空輸実績」によると、のべ約4万6000人(うち約62%が米軍人・軍属)を空輸。
また、米軍などの小銃・拳銃約7000丁を空輸しました。名古屋高裁は08年4月、武装米兵の空輸は海外での武力行使を禁じた憲法9条2項に違反するとの判決を下しました。
W イラク日報隠ぺい 安倍政権の体質だ !
■会見で又市党首: 防衛省が2日、国会答弁で「ない」としてきた陸上自衛隊イラク派遣の際の「日報」が見つかったと発表した問題で、社民党の又市征治党首は3日の記者会見で、その総量が約1万4000nに上ることに触れて「どこかに紛れていたという代物ではない。
どこかに隠ぺいしていたとしか言いようがない」と述べるとともに、発見から発表まで(当初の政府発表で)3ヵ月近くかかっていると指摘。
「安倍政権下における隠ぺい体質はぬぐい切れない。
政権に不都合なものは隠し続ける。民主主義の根幹に関わる問題に対する感覚がずれてしまっている」とし、野党6党が結束して追及することが必要だとした。
(社会新報2018年4月11日号より)
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