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民進党内に基本政策が真逆の勢力が同居しているから、分割すべきなのだ 
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投稿者 青木吉太郎 日時 2017 年 12 月 25 日 19:22:51: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


民進党内に基本政策が真逆の勢力が同居しているから、

   分離・分割すべきなのだ !

政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆

   の大罪と自民党・自公体制の深層・真相 !

(「植草一秀の『知られざる真実』」:2017/12/23より抜粋・転載)
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1)鵺・民進党から立憲民主党への 移籍者が急増している !

民進党から立憲民主党への移籍者が急増している。当然のことである。民進党の大塚耕平代表が、12月17日、三重県津市の講演で、「「あいつと一緒になるのがイヤだ」とか、また衆院の中で議論が行われているんです。もう勘弁してほしい。」と述べたと伝えられているが、問題の本質を、まったく理解していない。

私は、民進党の分離・分割を提唱し続けてきた。その理由は、民進党内に基本政策が真逆の勢力が同居しているからである。そもそも政党とは、基本政策を共有する者の集まりである。国会で多数議席を確保し、政権を樹立する。そして、その基本政策を実現する。そのための存在だ。

2)民進党内に基本政策が真逆の勢力が同居

    しているから、分離・分割すべきなのだ !

背後にあるのは国民主権だ。主権者国民に選択権がある。主権者国民の意思を現実政治に反映するために政党が存在する。政党は基本政策方針を明示して、この方針に賛同する主権者国民の支持を得る。政党の根幹は基本政策方針なのである。

私たちの目の前には、国民の未来を左右する重大な問題が横たわっている。憲法・戦争、原発、消費税の問題はまず重要だろう。さらに、TPPや基地の問題がある。

民進党内に、これらの基本テーマに対する正反する二つの政治勢力が同居しているのだ。戦争法制賛成・原発推進・消費税増税推進の勢力と戦争法制反対・原発廃止・消費税増税中止の勢力が同居している。

3)政策が、真逆の二つの勢力を保持しながら、

    主権者国民に支持を呼び掛けるのは、あまりにも不誠実だ !

これは、主権者国民に対する冒涜である。基本政策において真逆の二つの勢力を保持しながら、主権者国民に支持を呼び掛けるのは、あまりにも不誠実である。

この事実が9月に実施された民進党代表選で明らかになった。私は、この時点で民進党を円満に分離・分割することが二人の代表選候補者の責任ある行動だと訴えた。しかし、この時点では二人の立候補者は動かなかった。

その後、代表に就任した前原誠司氏(日本操り対策班の家来)は、希望への合流を提唱した。民進党全体で希望の党に合流することを表明しながら、裏側で、意見の異なる者を排除することに同意していた。そして、希望の党への合流を強行した際に、排除された人々が集団で離党する事態を招いた。

4)希望の党への合流を強行した際に、排除された人々が

    集団で離党する事態を招いた、前原誠司氏は大罪人だ !

このことについて、前原氏は「想定内」と述べた。

前原氏の行動は、政治家以前の人間としての信頼の問題である。立場を利用して、同志に対して背信行為を示して、何の疑問も感じない。そのような人物であることが明らかになった。前原氏の政治生命は完全に終わったと言ってよいだろう。

しかし、この軽挙妄動により民進党が結果として分離・分割の第一歩を記したことの意味は極めて大きい。旧民主党、現民進党内に二つの政党が同居し、民進党が正体不明の「あいまい政党=鵺(ぬえ)」であることが、主権者国民の政治選択を妨害してきた。

5)反安倍政治の国民が支持できる、

    明確な革新政党を構築すべきだ !

安倍政治に賛同する者がいても当然だ。しかし、それが当然であることは、逆に安倍政治に賛同しない者がいても当然であることを意味する。安倍政治が示す基本政策方針に賛同する者がいる一方で、安倍政治の基本政策方針に反対する者がいる。

大事なことは、主権者国民の前に、明確な選択肢を提示することなのだ。

民進党が上記の主要政策課題に対する基本方針の相違により分離・分割しつつあることは望ましいことであるし、同時に当然のことである。遅ればせながら、ようやく事態は正常化する方向に動き始めた。

6)原発・戦争法制・消費税増税等で、反安倍政治の

   革新政党があれば、国民は支持できる !

戦争法制賛成・憲法改定賛成、原発推進、消費税増税推進の勢力と戦争法制反対・憲法改定阻止、原発廃止、消費税増税中止の勢力が同居していることがおかしかった。前者の勢力は、自公との差異がない。だから、積極的な存在理由がない。

そのことが、現在の政党支持率に表れている。民進党も希望の党も支持率は1%程度しかないのだ。民進党の分離・分割が、実現していないのは、参院である。

7)自公補完勢力の民進党、希望の党は、

    次の参院選で、敗北するだろう !

参院は、2019年夏に通常選挙を迎える。自公補完勢力の民進党、希望の党は、次の参院選でほとんど当選者を出すことができないだろう。

したがって、多くの者が民進党から立憲民主党に移籍することになる。このことは明白だ。問題は、その際に、民進党に残存する政党交付金残高を適正に分割することだ。

このお金の拠出者は主権者国民である。国民が政治活動資金を提供している。

民進党が分離・分割されるべきことは、上記の理由から当然のことである。その場合、政党交付金残高は、議員数で按分して分離・分割するべきなのだ。

8)民進党内の隠れ自民派は、政党交付金を、

    すべてかすめ取ることを目指している !

現在の民進党執行部は、自公補完勢力が務めている。彼らは、反自公勢力のメンバーが、自発的に民進党を離れることによって、政党交付金を、すべてかすめ取ることを目指しているのだ、と思われる。

このお金をかすめ取って、自公補完勢力の新党の活動費に充てることを目論んでいる。おそらく、希望と民進党、さらに無所属議員が合流して新党を作るだろう。

あわよくば、野党第一党の地位を狙うのだと思われる。極めて狡猾なやり口である。しかし、主権者はこの勢力に力を与えてはならない。主権者は安倍政治路線と反安倍政治路線の二つの選択肢から選択すればよいのだ。だから、安倍自公補完勢力をまったく必要としていない。

9)隠れ自民の希望と民進党が、野党第一党の

     地位を狙う事は、極めて狡猾なやり口だ !

主権者国民が拠出する、政党交付金を、不当に強奪しようとする勢力が、力を持ってよいはずがない。

この勢力は消えゆく存在であると言ってよいだろう。

民進党から立憲民主党に移籍した、江崎孝参院議員は、自治労の組織内議員である。この江崎氏が民進党を離党して、立憲民主党に移籍した意味は、極めて大きい。

なぜなら、「鵺の民進党問題」の裏側にあるのが「鵺の連合問題」であるからだ。

連合そのものが矛盾の存在なのである。連合は旧総評と旧同盟が合体して創設された組織である。政権交代自体が目的であった局面では連合の存在意義が大きかったと言える。

   −この続きは次回投稿します−

(参考資料)

政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆の大罪と

   自民党・自公体制の深層・真相 !

「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/12/25より抜粋・転載)

1)既得権益勢力は、改革阻止の「政治謀略事件」断行 !

2009年に政権交代を実現し、日本政治が変革するとの期待が日本中に広がった。

このとき、最大の警戒をもって状況を見つめたのが、日本の既得権益である。

日本の既得権益とは、米国・官僚・大資本のトライアングルだ。

別名は、ハゲタカ・シロアリ・ハイエナである。

攻撃の対象とされたのは、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏だった。

小沢一郎氏に対しては、西松事件、陸山会事件という、戦後最悪の「政治謀略事件」が捏造された。鳩山由紀夫氏に対しては、個人献金をめぐるスキャンダルが掘り起こされ、徹底的な「人物破壊工作」を展開された。

2)「隠れ既得権益派」が普天間問題で、鳩山首相に違背 !

そして、もうひとつ見落とせないことは、政権交代の最大の功労者である、小沢氏と鳩山氏が人為的に分断されたことだ。

鳩山政権は、沖縄の普天間移設問題で、トラップ(ワナ)にかけられた。

鳩山首相が、普天間問題で追い落とされる原因を創作したのは、民主党内の「隠れ既得権益派勢力」だった。

具体的には、沖縄基地問題を担当した、岡田克也外相、前原誠司沖縄担当相、
北澤俊美防衛相の三名が、鳩山首相に対して忠誠を誓わず、横田政府=米国の僕(しもべ)として動いたのである。

このために、鳩山首相が追求した、普天間基地の県外・国外移設方針が座礁した。

3)悪徳民主党議員が「政治謀略事件」渦中の小沢氏を攻撃 !

そして、もうひとつ、2009年の政権交代が破壊された最大の理由のひとつは、小沢一郎氏が謀略によって、「人物破壊」されたことだ。
2009年3月3日に勃発した、西松事件で、小沢一郎氏は不当な追及を受けた。
民主党は一致結束して、検察による小沢民主党攻撃に立ち向かう必要があったが、民主党の一部の人間は後ろから改革者・小沢一郎氏に対して弾を撃ったのである。

その悪徳民主党議員が、岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎、枝野幸男、安住淳などのメンバーである。

4)公約破棄の消費税増税提示で民主党への信頼失墜 !

5)シロアリを退治なき、消費税増税提示で信頼失墜 !

6)菅・野田首相は、財務省に屈服し、消費税増税推進 !

日本政治を破壊した、民主党悪徳10人衆は、民主党解体とともに消滅してもらいたいと思う。

民主と維新の一部、生活、社民などが連携して、「主権者の党」を創設するべきだ。

民主党がいまだに、この負の遺産を引きずっているために、日本政治の未来が開けないのだ。

直接的に最大の汚点を残したのは、民主党が財務省の軍門に下ったことだ。

その主犯は菅直人氏と野田佳彦氏だ、裏から誘導したのは、藤井裕久氏である。

菅直人氏も野田佳彦氏も、私の主張の影響を受けたのだと思う。

7)悪徳10人衆は、自分の出世、名誉欲、権力欲だけ !

二人とも、何よりも優先したことは、自分の出世、名誉欲、権力欲である。

財務省から、「消費税増税推進と引き換えに、首相ポスト獲得への全面協力」のオファーを受けて、いともたやすく、変節を遂げたのであると思われる。この変節が日本政治を破壊したのである。

二人とも、何よりも優先したことは、自分の出世、名誉欲、権力欲である。

8)改革や国民との約束無視、私利私欲だけの政治屋

要するに、官僚の前に膝を屈して、ひたすら自分自身の個人的な利益だけを追求したのである。

日本財政で最大の問題は、消費税増税の前提である「シロアリ退治」が何ひとつ実践されていないことだ。財務省こそ、増税の前に、「天下り利権」の放棄を宣言するべきだ。

しかし、財務省は、天下り利権を放棄するどころか、天下り利権の全面奪還に動いている。

我が身を切る改革ではなく、我が身を肥やす膨張を実行しつつ、一般庶民に悪魔の税負担を強制している。これで日本が良い国になるわけがない。

9)自公・第二自公勢力は、米国・官僚・大資本に従属 !

 

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