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日馬富士・暴行事件は、「殺人未遂事件」であって、本来は、
警察が、迅速に行動して、逮捕、勾留、起訴に至る事案だ !
日本マスコミの深層・真相は ?
(植草一秀の『知られざる真実』」:2017/12/15より抜粋・転載)
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1) 政官業癒着・自公政権下、日本の刑事司法は ? まっ暗闇”だった !
2)「冤罪」を広く世の中に訴え、司法の場でも、再審で、
有罪判決を覆すことに、全力を挙げていく !
3)自公政権下、日本の警察・検察・裁判所は、腐敗し切っている !
4)日本の裁判所は「法と正義の番人」ではなく、政治権力=行政権力の番人だ !
5)民衆による「影の裁判所」を創設して、正当な判断を示すべきだ !
6)日馬富士による暴行事件の偏向報道の実態が、マスメディアの腐敗を示す典型だ !
7)大半の法曹は、検察による公判請求が、妥当であると判断
しているが、メディアは、検察による処分保留判断を報道している !
8)公傷制度が廃止されたから、貴ノ岩の番付が下がる等主張は、噴飯ものだ !
以上は前回投稿済みです。以下は、その続きです。
9)日馬富士・暴行事件については、
適正な論評も提示されている !
日馬富士による、貴ノ岩に対する暴行傷害、殺人未遂事件について、ものごとを正確に見つめる人々からは、適正な論評も提示されている。
北口雅章法律事務所の弁護士のブログ、https://www.kitaguchilaw.jp/blog/?p=1136には、「週刊誌で読み解く,横綱日馬富士・暴行事件の深層(真相?)」に始まる、日馬富士暴行傷害事件に関する論考記事が数多く掲載されている。
このブログで筆者は、「様々な情報・憶測等が飛び交うなか,日馬富士・極悪非道説から, 貴乃花・謀略説,あるいは貴乃花・「勇み足」説など,いろいろ意見はあろうが, 「弁護士として」「適正な捜査」を監視すべき立場から,以下では,この事件において,注目・着眼すべき諸点について考えるところを述べておきたい。
10)法律専門家の立場から問題を掘り下げた、
適正な論評も提示されている !
(私自身としては,本ブログを担当捜査官・主任検事,及び鳥取地検の次席検事・検事正に読んでもらいたい,と思っている。)」と記述している。
法律専門家の立場から問題を掘り下げたもので、熟読に値するものであると考える。
また、ダイヤモンドオンラインには、モチベーションファクター株式会社代表取締役
山口博氏による『日馬富士事件で露呈した相撲協会の「最悪マネジメント」』、http://diamond.jp/articles/-/152597
と題する論考が掲載されている。
山口氏は、相撲協会の中間報告の内容が、「「貴ノ岩の態度が悪かったので、指導するつもりで日馬富士が暴行した」「貴ノ岩がすぐに謝っていれば、こうはならなかった」という意味の、まるで被害者に非があるかのような内容だ」と指摘し、「片方からしか聴取ができていない以上、「得られている情報は限定的であり、現時点で判断不能。警察の捜査結果の発表を待って、双方の聴取結果を踏まえて協会としての見解を述べたい」という意味のこと以外、何を言えよう。」
11)相撲協会が、加害者側に加担したと思われる発言
をすること自体が、人事の観点から大問題だ !
「マネジメントする側の日本相撲協会が、加害者・被害者双方を公正に取り扱わず、加害者側に加担したと思われる発言をすること自体が、人事の観点から大問題なのだ。」と指摘する。
さらに、「日本相撲協会・八角理事長の記者会見によれば、理事会で「理事はじめメンバー全員が協力して日馬富士暴行問題の解決にあたる。これに違反するものは懲戒処分の対象になる」という決議をして確認したという。
これではまるで、協会の聴取に応じない貴ノ岩と、所属する部屋の貴乃花親方に対する牽制ではないか。処分をちらつかせて協力させようとしているように受け取られても抗弁できず、公益通報者保護法に抵触しかねない発言だ。」と記述する。
12)八角理事長の記者会見の話は、被害者・貴ノ岩、
貴乃花親方への牽制ではないか ?
適正な見解を示す識者は、存在するのである。
また、筑波大学教授の原田隆之氏は、『現代ビジネス』サイトに、「貴乃花と日馬富士、被害者が悪者になる「バカげた事件」の不快さ横綱に媚びる道徳なんていらない 」
原田氏も山口氏同様に、相撲協会の中間報告のあきれるばかりの歪みを批判する。
「輪をかけて酷かったのが、日本相撲協会の危機管理員会なるものが出した「中間発表」である」
「危機管理員会なるものが、中立的な立場ではなく、明らかに「加害者寄り」であることがはっきりとわかる。
13)加害者側からの一方的な言い分だけを聞いて、
「中間発表」を出した事が、不公平である !
そもそも、被害者の貴ノ岩から事情を聞くことができていないのに、加害者側からの一方的な言い分だけを聞いて、「中間発表」を出したところにも、その性格が如実に現れている。
貴乃花親方が貴ノ岩の聴取を拒否しているから、貴ノ岩の事情聴取ができなかったということは事実であっても、肝心の被害者から事情を聞けていないのであれば、この時点でこれを出すことは拙速である。
そして、その内容自体についても、論評をするのも嫌になるほどのあまりの酷さである。まるで、日馬富士が主人公の安っぽいメロドラマである。」
問題を適正に洞察する人々の論評はおおむね一致している。
14)原田教授は、 メディアの報道の歪みをも指摘する !
原田氏は、メディアの報道の歪みをも指摘する。
「マスコミ報道も、貴乃花親方の「頑固さ」ばかりをクローズアップしているが、この風景もなんとも異様である。貴乃花親方は、被害者側であって、被害者を守る立場である。
彼は、繰り返し「この一件は、もはや関取同士の内輪もめという範疇を超えているから、警察に届けを出し、その捜査を優先する」と主張しているだけなのに、そのどこがおかしいのだろうか。
それに、これまで述べてきたように、明らかに「加害者寄り」の相撲協会を信用して事情聴取に応じろと言われて、「はいそうですか」と言えるはずがない。理事会では、冬巡業から巡業部長である貴乃花親方を外すことが決定されたという。これは、親方への「処分」ではないことが強調されていたが、寄ってたかっていじめをしているように見えてしまう。」
これが適正な見解であると言える。
15)「殺人未遂事件」であって、本来は、警察が、
迅速に行動して、逮捕、勾留、起訴に至る事案だ !
事案は、現役横綱による一方的な暴行傷害事件、より正確に言えば「殺人未遂事件」であって、本来は、警察が迅速に行動して、逮捕、勾留、起訴に至る事案である。
ころが、日本相撲協会を取り巻く巨大な利権が背景にあり、検察当局が犯罪として立件しない方策を探っているように見える。
被害者サイドが厳罰処分を求めている以上、犯罪を揉み消すことが困難であるため、相撲協会は何としても貴乃花親方の聴取を実現し、相撲協会内での決着を図ろうとしていると見られる。
相撲協会内で決着がつけば、検察は処分保留などの犯罪揉み消しを断行できるという計算なのだろう。
16)警察・検察は、国有財産不正廉売疑惑事案
についても、積極的な捜査姿勢を示さない !
日本の警察、検察は、近畿財務局の国有財産不正廉売疑惑事案についても、積極的な捜査姿勢を示さない。
加計学園による獣医学部建設費用の水増し請求疑惑についても、何らの捜査も行われていない。
伊藤詩織さんに対する山口敬之氏による準強姦容疑での逮捕状が揉み消された事案についても、十分な説明はなされず、検察審査会での審査内容も明らかにされていない。
その一方で、森友学園に対する国有財産の不正廉売の実態を公表してきた籠池泰典氏夫妻に対しては、補助金適正化法に基づき対応するべきところを刑法の詐欺罪を適用して立件し、逮捕と不当な長期勾留を続けている。
17)安倍政権下、この国の刑事司法は、「真っ暗闇」だ !
要するに、安倍政権下、この国の刑事司法は、「真っ暗闇」なのである。
無実潔白なのに犯罪者に仕立て上げられる者が生み出される。
他方で、重大犯罪の犯人であるのに、無罪放免にされる。
18)国民が賢明になって、警察、検察、裁判所の行動
と判断に信用と信頼を置かない事が重要だ !
こうした惨状に対応するひとつの道は、国民が賢明になって、警察、検察、裁判所の行動と判断に信用と信頼を置かないことである。警察、検察、裁判所の行動と判断を、冷やかに見つめることが重要である。
政官業癒着・ペテン師・自公政権下、その冷静さ、客観性を、日本の主権者国民は、保持しなければならない。
(参考資料)
T 日本と欧州のマスコミの 大きな相違の理由は ?
1) 日本マスコミの特徴・欠点:
米国による日本人支配に協力を約束して、A級戦犯たちが、
復活して、戦後の対米隷属・自民党・マスコミをつくった !
戦後日本の政治・行政・司法・財界・マスコミは、A級戦犯復活体制。
電通:前身は、戦前の軍国主義プロパガンダ機関・裏金工作機関。
戦後復活、有力者の子弟を大量採用、政府ご用達を独占、マスコミを支配。
読売新聞社・正力松太郎は、3S政策・原発安全神話(原発マフィア)・対米隷属を主導した。正力のコードネームは「ポダム」、読売新聞のオーナーの正力にアメリカ国防省から1000万ドルの借款を与え、全国ネットワークを作らせる。
そして、完成後は、「VOA」による「プロパガンダ放送」と「在日米軍の通信網」として 活用する計画であった。
2) 欧州マスコミの特徴・長所:
各社独自多様な報道。大新聞社はテレビを経営させない。経営と編集は分離している。
ドイツ、イタリアは、戦犯を権力者・大マスコミに復活させない。
大マスコミが数十社で自由競争、各社多様な情報を国民に報道。
欧州:権力を監視し、国民に真実を伝えることがジャーナリストの存在意義と考える。
U 日本のマスコミを信用してはならない !
評論家・森田実氏の言わねばならぬ[379] :
マスコミを信用してはならない !
――日本のマスコミは、政治権力と合体し国民を支配し圧迫する凶器と化した。
日本のマスコミは、政治権力の中に入りインサイダー化し、「鉄の五角形」悪徳ペンタゴン)の一角を占める存在となった。
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