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白鵬が貴乃花巡業部長を批判 !
「貴乃花巡業部長の下で、 冬巡業には参加できない」
白鵬、場違い万歳三唱に批判殺到「何様だ」 !
「礼儀・礼節」を諭すために、横綱が、暴行傷害を
行う事は、「礼儀・礼節」に根本的に反する行動だ !
T 白鵬が貴乃花巡業部長を批判 !
(www.nikkansports.com:2017年11月30日23時39分より抜粋)
横綱白鵬が、11月28日に福岡市内で開かれた、八角理事長(元横綱北勝海)による暴行問題に関する講話の席で、「貴乃花巡業部長の下で、冬巡業には参加できない」などと批判する発言をしていたことが、30日、日本相撲協会関係者の話で分かった。
八角理事長は、発言者を特定しなかったが、発言の事実を認めた。
力士会などで、話し合った上で、提案するのがルールと注意したという。
26日に終了した九州場所で、物議を醸した言動を重ねた白鵬に対し、八角理事長は、「横綱の品格に関わる言動。今後は、慎むようにと、理事会から厳重注意した」と述べた。
U 白鵬、場違い万歳三唱に批判殺到 「何様だ」 !
北の富士勝昭氏も苦言
(www.zakzak.co.jp:2017.11.27より抜粋・転載)
白鵬は、自らが批判されているということを理解できていないようだ。
40度目の優勝を決めた後の表彰式恒例のインタビュー。「いまの気持ち」を聞かれると、横綱白鵬(32)は「その前にこの場を借りて、場所中に水を差すようになって、全国のファンに力士代表としておわびしたい」と切り出し、「いまこの土俵の横で誓います。場所後に真実をすべて話し、ウミを出し切って日馬富士関、貴ノ岩関の2人を再びこの土俵に上げたい」と続けた。
しかも最後は、自ら音頭を取り、前代未聞の表彰式での万歳三唱を促し、「来年も大相撲をよろしく」と締めくくった。館内のファンはあっけにとられ、勢いにつられて首をひねりながら万歳に応じた。
しかし、違和感を覚えたファンが多かったようだ。今場所中に明らかになった問題は、何も解決していないのに、白鵬は勝手に幕引きを促すような態度。NHKでテレビ解説を務めた北の富士勝昭氏(75)=元横綱=は、「彼らしいと思うけどやりすぎたな」と苦言。ネット上でも「何様だ」「傲慢な態度だ」「同罪だ」などと厳しい意見も飛び交った。
スポーツライターの玉木正之氏は、「万歳はすべきでなかった。部屋に帰ってからすればいいこと。何も決める権限がないのに大きな意見であるかのようにしゃべるべきではない。(観衆まで万歳三唱に応じ)日本人も相撲のことが分からなくなってきている」と述べた。
今場所に水を差した張本人の1人は白鵬自身と言わざるを得ない。日馬富士による暴行問題は真相解明が進まず、暴行現場の飲み会に同席していた白鵬の事情聴取もこれからだ。さらに、白鵬は11日目の敗戦で、軍配に不服をアピールして土俵に立ち尽くす態度が批判されたばかり。万歳などしていいはずがない。
八角理事長(元横綱北勝海)も白鵬の発言と万歳にクギを刺した。「(暴行問題については)危機管理委員会に任せている」。日馬富士は、12月上旬にも傷害容疑で書類送検される見込みで、日本相撲協会による処分が確定するのはその後だろう。貴ノ岩も姿をみせないままだ。
白鵬は、2人を土俵に上げるかどうかを決める立場におらず、勇み足といえる。相撲ファンはそういう適当な幕引きを求めていない。
一夜明けた27日には、福岡市内で会見が行われ、白鵬は、28日にも行われるとみられる鳥取県警と相撲協会の危機管理委員会の事情聴取について、「見たままを申し上げて、あとは協会と関係者の皆様にお任せしたい」とだけ話した。
また「あと2年半になるけど、最終目標に近づいている。栃錦さんが“横綱はパッと咲いて、パッと散る”と言っていた」と、2020年東京五輪後に引退する考えにも改めて言及した。
(参考資料)
「礼儀・礼節」を諭すために、横綱が、暴行傷害を
行う事は、「礼儀・礼節」に根本的に反する行動だ !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2017/11/30より抜粋・転載)
1)日馬富士の引退会見は、傷害暴行事件の本質を、
多くの面で明らかにする、会見になった !
横綱日馬富士が引退届を提出し、引退会見を行った。
極めて意義深い会見になった。
「意義深い」という意味は、今回の傷害暴行事件の本質を多くの面で明らかにする会見になったという意味である。
この会見で明らかになった重要論点を三つあげておこう。
第一は、日馬富士も伊勢ヶ濱親方も、2007年の傷害致死事件を反省し、その教訓を全く生かしていないことである。
第二は、日馬富士からも伊勢ヶ濱親方からも、貴ノ岩および貴乃花親方に対する謝罪が一切なかったことである。
第三は、日馬富士が、暴行を行ったことに対して「正しいことをした」と説明し、その経緯を説明しておきながら、記者からの質問で、詳しい経緯を聞かれると「捜査中であると」として、詳しい説明を拒絶したことだ。完全なる「矛盾」である。
2)暴行事件の詳しい経緯説明を拒絶した事は、後輩への指導
の意義は、完全に崩壊した !
この「矛盾」によって会見は、完全に崩壊したと言えるだろう。
今回事案の本質は、現役横綱による暴行傷害事件である。
被害届が提出され、警察が捜査を進めている、れっきとした刑事事件である。
刑事事件の捜査は警察が行う。相撲協会が行うものではない。
貴乃花親方が協会による調査に非協力的で、警察の捜査にすべてを委ねているのは、相撲協会が強い隠蔽体質を有しており、適正な調査が行われる可能性が低いことを踏まえたものであると考えられる。
3)日馬富士の九州場所出場を認めていた事は、相撲協会
の強い隠蔽体質が明白だ !
相撲協会は、11月2日に警察からの連絡で事件概要を把握しておきながら、問題を公表せず、日馬富士の九州場所出場を認めていた。
隠蔽体質を示すこれ以上の証左はない。
この事実を踏まえて貴乃花親方は協会の調査には協力せず、警察捜査にすべてを委ねたのだと考えられる。2007年に、相撲協会は、暴行傷害致死事件を引き起こしている。
その教訓を踏まえれば、「暴力根絶」が、根本におかれていなければおかしい。
4)10年前の暴行傷害致死事件後、「暴力根絶」が徹底せず、
日馬富士は、貴ノ岩に頭部裂傷という重傷を負わせた !
ところが、今回、日馬富士は、カラオケ入力装置という凶器を用いて、頭部裂傷という重傷を負わせた。
犯行態様によるが、「殺人未遂」と判断されておかしくない重大な刑事事件である。
日馬富士は自己の行動を正当化し、引退会見でも「正しい行動」と言い放ったが、このことが、2007年の傷害致死事件の教訓をまったく踏まえていないことを明白に物語っている。
日馬富士は、貴ノ岩の「礼儀・礼節」がなっていないとして、凶器を使った暴行傷害を正当化しているが、「礼儀・礼節」を諭すために、暴行傷害を行うことが「礼儀・礼節」に根本的に反する行動である。
5)「礼儀・礼節」を諭すために、横綱が、暴行傷害を
行う事は、「礼儀・礼節」に根本的に反する行動だ !
事実関係はまだ明らかでないが、これまでに報じられている情報を総合すると、日馬富士が貴ノ岩に呼びかけたが、酒席の騒音のために貴ノ岩には日馬富士の声が聞こえなかった。
その際に、貴ノ岩が携帯電話を操作していた。
これに激昂して日馬富士が一方的に暴行、傷害に及んだ。
このような事実経過だったのではないか。
6)日馬富士が、一方的に暴行・傷害を行った事は、明白だ !
現場にいた関係者の中の日馬富士サイドのメンバーが、口裏合わせをしている可能性もあるため、捜査でどこまで事実が明らかにされるか不透明であるが、日馬富士が一方的に暴行・傷害を行ったことははっきりしていると見られる。
「礼儀・礼節に反すると判断すれば、暴力を用いてよい」との考え方が、「礼儀・礼節」からもっともかけ離れた暴挙である。
日馬富士はこんなことすら理解できていないようであり、これこそ横綱の品格を欠いていることの証左であると言える。
7)会見では、伊勢ヶ濱親方・日馬富士には、貴ノ岩と
貴乃花親方に対する謝罪が一切なかった !
11月29日の会見では、貴ノ岩と貴乃花親方に対する謝罪が一切なかった。
伊勢ヶ濱親方は、「どうしてこんなことになったか不思議でしょうがない」と発言したが、横綱が凶器を用いて一方的に暴行・傷害に及び、頭部裂傷の重傷を負わせたのだから、日馬富士の横綱資格剥奪は当然以外の何者でもない。相撲協会の対応が遅すぎたと言える。
また、警察も一般人の暴行傷害事件であれば、当然のことながら逮捕・勾留している事案だろう。
逮捕もされず、早々に「書類送検」の情報が流布されていること自体が極めて不当である。
メディアは、通常の刑事事件に際して、「厳罰化」と「被害者感情」を徹底的に強調している。
8)マスコミは、日馬富士・暴行事件では、「厳罰化」
も「被害者感情の尊重」も一切主張しない !
ところが、今回刑事事件事案については、「厳罰化」も「被害者感情の尊重」も一切主張しない。
完全なるダブルスタンダードである。
貴ノ岩、貴乃花親方サイドは、11月29日の日馬富士および伊勢ヶ濱親方による記者会見で、対応姿勢を一段と硬化させることになるだろう。
この会見では当然の結果である。日馬富士はこう述べた。
「この度、貴ノ岩関にケガを負わせた事に関し、横綱として責任を感じ、本日をもち引退する。国民、ファン、相撲協会、講演会、親方、おかみさんに迷惑をかけ、心から深くお詫び申し上げる。」
「先輩横綱として、弟弟子の礼儀と礼節がっていない時に、それを正して、直して、教えてあげるのは先輩の義務。弟弟子を思って叱ったことが彼を傷つけ、世間を騒がせ、相撲ファン、相撲協会、後援会に迷惑をかける事になってしまった。」
9)日馬富士には、自己正当化のオンパレードで、
暴行・傷害に対する「罪の意識」、「謝罪の姿勢」がかけらもない !
「貴ノ岩関にケガを負わせて、心も傷つけていると思う。これから礼儀と礼節を忘れず、ちゃんとした生き方をしてがんばっていただきたい。」
自己正当化のオンパレードで、暴行・傷害に対する「罪の意識」、「謝罪の姿勢」がかけらもない。
さらに、被害者の貴ノ岩に対して上から目線で、「これから礼儀と礼節を忘れず、ちゃんとした生き方をしてほしい」と説教までしているのである。開いた口が塞がらないとはこのことを言うのだろう。
−以下省略します−
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