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   日本記者クラブでの8党首討論会(下・完)   屈服した公明党の理由は ?
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/8908.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2017 年 10 月 09 日 20:57:04: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


日本記者クラブでの8党首討論会(下・完)

自民党権力に迎合・屈服した公明党の理由は ?

(news.yahoo.co.jp:2017年10月8日より抜粋・転載)

映像提供:日テレNEWS24:

◆アベノミクスの影響について、◆「ユリノミクス」について、◆消費税・増税の先送りについて、

◆立憲の連携に、社民の吉田氏「まず、3党で3分の1を確保」

◆希望の党の「首相候補」小池氏の真意は?

◆維新の松井氏、希望の党との連携で「霞が関にプレッシャー」

◆公明党は、「右に引きずられているのでは?」

◆小池氏、首相候補について「選挙の結果も見ながら」

○第2部では、記者たちが、党首らに質問をぶつける !
 第2部では、最前列に陣取るベテラン記者たちが党首らに質問をぶつける。

◆突然の衆院解散に意義はあるのか ?

以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。

◆自民党の安倍氏と共産党の志位氏が「自衛隊論争」

 自民の安倍氏は共産の志位氏に対し、「共産党はいまも自衛隊を違憲と言っている。政権に参加して違憲と答弁すれば自衛隊法は無効になる。代わりの組織をどう考えるのか」と指摘した。
 志位氏は「自衛隊と憲法9条は両立しないというのが共産党の立場は堅持する。現実を一歩一歩改革するのがプランだ。我々が参画する政権ができれば、政府の憲法解釈は圧倒的多数の国民の支持で自衛隊を解消するまでは合憲ということで今の政府解釈を引き継ぐことになる」と語った。
安倍氏「妻についてはわたしが十分話をしている」

◆社民の吉田氏は、自民の安倍氏に森友・加計問題で質問 !

 社民の吉田氏は自民の安倍氏に森友・加計問題で昭恵夫人や加計学園理事長を国会で説明させる考えはあるかと聞いた。
 安倍氏は「わたしが何度も国会で説明した。わたしが関わっていないことを何度説明しても理解していただけない。再び機会を求められれば国民の前で説明していきたい」とかわした。
 すると、司会者が「吉田さんが聞いた昭恵夫人と加計さんの説明については」と重ねて聞いた。すると安倍氏は「妻についてはわたしが十分話をしている。加計氏はご本人が決めるであろう」と述べるにとどめた。

北朝鮮への軍事力行使、安倍首相は直接答えず

 共産の志位氏は自民の安倍氏に、「対北朝鮮で先制的な軍事力行使は破滅をもたらす。これは絶対にすべきでない」とただした。 これに対し、安倍首相は直接答えず、「北朝鮮には約束を裏切られ、話し合いを時間稼ぎに使われて核・ミサイル開発がここまできた。すべての選択肢がテーブルにあるという米国の方針を支持する。そうしたことも含め北朝鮮に圧力がかかっている」と述べた。

◆立憲民主党の枝野氏、原発事故の整備不足を指摘 !

 立憲の枝野氏は、原発事故の際の広域避難計画の整備が不十分だと指摘。自民の安倍氏は「広域避難計画は自治体任せではない。責任を持ってともに作成していきたい」と語った。
廃炉作業が続く福島第一原発=2017年10月3日
安倍氏、司会者にたしなめられる

◆自民の安倍氏が、公明の山口氏を質問 !

 自民の安倍氏が公明の山口氏を質問相手に指名すると、司会者が「与党内はなるべく控えて」とたしなめる場面も。
 安倍氏は「国政政党の代表を都知事が務めるのはどう思うか」と質問。公明党が東京都議選で小池氏側を支援したことを念頭に置いた質問だ。
 山口氏は「東京五輪・パラリンピックは国と東京都の共通テーマとして成功させないといけない。国政では自民と公明で結束して連立政権にいささかの揺らぎもない。東京では都民の期待を担う小池氏が国と協力して成功させてほしい」と説明した。

◆枝野氏「消費税・原発」について説明

 こころの中野氏は立憲の枝野氏に質問。「立憲は菅内閣そのものの政党。消費税引き上げ、原発対応。その菅内閣を信任するようなものだ」と与党然とした質問をぶつけた。
 枝野氏は「菅内閣のときの対応が100点だったとは思っていない。至らないところがたくさんあった」としつつ、「だからこそ原発ゼロを掲げている。消費税についてはあの時点における経済状況、3党合意を勘案したが、今は税のバランスが崩れており、前提が崩れている。意見が変わるのは当然だ」と切り返した。

◆「党首vs党首」のハイライトは?

 各党首が一通り冒頭発言を行った後は、党首が党首を指名して質問をぶつける方式で進みます。党首らの思惑が見え隠れする時間帯で、興味深いです。
 「党首対党首」の一巡目は基本的に、野党的な立ち位置の党首は安倍晋三首相(自民党総裁)に質問をぶつけました。反対に、与党的な立ち位置の党首は、衆院選を前に台風の目となっている希望の党の小池百合子代表(東京都知事)の「穴」を指摘しようとしているようです。
 安倍首相に対しては、学校法人「森友学園」「加計学園」をめぐる問題、沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設問題、日本経済に対する現状認識――といった論点がぶつけられました。小池代表に対しては、民進党からの合流組が安全保障関連法を容認しているのか、都知事としての築地移転問題への対応の透明性はどうなのか――などが問われました。

◆安倍首相から小池代表への質問 !

 ハイライトは、安倍首相から小池代表への質問です。希望の党が公約に掲げた消費増税の凍結。これについて、安倍首相は財源をどうやって手当てするのか、という疑問を提示しました。持続可能な社会保障制度の構築と財政再建、その財源としての消費増税――というテーマは、今回の衆院選でも大きな争点のひとつになりそうです。

維新の松井氏、野党の選挙協力に「水と油」

 維新の松井氏は、大阪での共産など野党の選挙協力を念頭に「他党と水と油なのに」と批判。共産の志位氏は「大阪で維新がやっている事はあまりにひどいので、現実的かつ柔軟に対応している」と返した。
 社民の吉田氏は、原子力規制委員会が4日に東京電力柏崎刈羽原子力発電所6、7号機の再稼働の前提となる安全審査で事実上の「合格」を出したことについて「反対なら希望の党と共闘できる」と秋波を送った。これに対し、希望の小池氏は「希望は2030年に脱原発を目指すが、今回、規制委員会が総合的判断としており、(その場合の)再稼働は是としている。老朽化とあわせて判断したい」と応じるにとどめた。

ノーベル平和賞に安倍氏は…

 共産の志位氏が、自民の安倍氏に質問。国際NGOの「ICAN」がノーベル平和賞を受賞したことについて「被爆国の日本が核の傘にしがみついて背を向けていいのか。被爆者の声をどう受け止めるか。(日本が不参加の)核禁条約にサインすべきでは」と問うた。
 安倍氏は「政府内でも議論した。日本には核なき世界をつくっていく責任がある。残念ながら核保有国は条約に強く反対している。現実に結果として核廃絶に向かうには保有国の賛同を得るかたちでの国連決議が必要だ。核抑止力を否定してしまっては日本が日本の安全を守りきることができない」と説明した。与党同士、秋波を送り合う。

◆公明の山口氏は、自民の安倍氏に質問 !

 公明の山口氏は、自民の安倍氏を指名。「公明党の公約にあって自民党にないものは私立高校生の授業料の実質無償化推進だ。いかがか」と尋ねた。
 安倍氏は「全世代型の社会保障に変えていく。どんなに貧しい家庭に育っても高等教育が必要な子どもたちに提供するため、年内に2兆円のパッケージをまとめる。いまご指摘のあった私立高校生の授業料無償化についても検討していきたい」と理解を示した。野党への批判姿勢とは対照的に、与党同士で秋波を送り合った。

◆公明の山口氏、小池氏に質問 !

公明の山口氏、小池氏に「安保・憲法」投げかける
 公明の山口氏は、希望の党が民進党出身の候補を多く抱えることについて小池氏に質問。小池氏は「安保関連法制について反対していた人もいたが、候補者を募るにあたり安保や憲法に関する問いを投げかけた。いま北朝鮮情勢が厳しい中でリアルな政治を進めていこうということで一致している」と述べた。

◆こころの中野氏、小池氏に質問 !

こころの中野氏、小池氏に民進党との合流ただす
 社民の吉田氏は沖縄県の米軍普天間飛行場の移設問題について、自民の安倍氏に質問。安倍氏は「まず過度に沖縄に米軍の基地が集中する現状は変えないといけない。北部演習場など過去最大の返還をした。住宅地に囲まれた普天間飛行場を辺野古に移す。できる限り沖縄の負担軽減に力を尽くしたい」と述べた。
 こころの中野氏は、希望の小池氏に民進党との合流について、「(小池知事の)都政同様に密室政治、ブラックボックスではないか」とただした。小池氏は「民進党からは合流ではなく、政策が一致した方が入り、新しい政党ができあがった」と述べた。

◆小池氏が、安倍氏に「森友学園や加計学園」を質問 !

小池氏が安倍氏に「森友学園や加計学園」ぶつける
 希望の小池氏は自民の安倍氏を指名し、森友学園や加計学園の問題での説明責任を問うた。
 安倍氏は「丁寧に説明をしてきたが足りない点は反省する。しかし私から言われたという人は1人もいなかった。(国会の)予算委員会での説明で納得していただいたのではないか」と語った。
 続いて、共産の志位氏が安倍氏に衆院解散の理由を質問。安倍氏は「森友、加計隠しではない。北朝鮮の脅威の中で圧力を高めて解決する方針を示し、月に来日するトランプ大統領などにリーダーシップを持って示したい。また少子高齢化で今年中に方針をまとめないと間に合わない中で、消費税の使い道を決めないといけない」と説明した。

<リアルタイム解説>「30秒間アピール」から見えてくるもの

 討論冒頭、各党首がフリップを出しながら、今回の衆院選でもっとも言いたいことを短く説明しました。各党の立ち位置がよくわかる滑り出しだと思います。
 安倍晋三首相(自民党総裁)は「この国を守り抜く」。首相は今回の解散を「国難突破解散」と位置づけ、圧力重視の北朝鮮政策を信認してほしいと訴えています。自民党は、政権公約でも北朝鮮対応を前面に掲げました。東アジアの安全保障環境が厳しさを増す中、これまで5年近く安定政権を維持してきた安倍内閣の継続が必要なんだ、という考えです。
 これに対し、希望の党の小池百合子代表は「国民ファースト」「希望」という言葉を使い、大勝した7月の東京都議選を意識した発信手法のようです。新党としてフレッシュさで自民党と勝負、ということでしょう。

 公明党の山口那津男代表、共産党の志位和夫委員長は、両党の個性がよく出た訴えです。山口代表は公明党が力を入れる「教育」を掲げ、志位委員長は「反安倍政権」を強く訴えかける姿勢です。

 教育を重視するのは、日本維新の会の松井一郎代表も同じです。維新の一丁目一番地である「身を切る改革」も訴えに入れています。立憲民主党の枝野幸男代表は「まっとうな政治」を掲げました。民進党が希望の党に合流する過程で、小池代表による「排除の論理」が立憲民主党立ち上げの契機になったことを強く意識した発言のようです。

 社民党の吉田忠智党首は護憲の立場を強く打ち出し、日本のこころの中野正志代表は保守色の強い訴えで、各党のカラーがよく出ていると思います。
知事が2人、「元議員」も 小池氏は東京都知事、松井氏は大阪府知事と、国政政党の党首8人のうち2人の知事が並んだ。また、吉田氏は昨年7月の参院選で落選した元参院議員。

各党首が「30秒間アピール」

 討論の冒頭で、各党首が衆院選で最も訴えたいことをパネルに自筆して、順に30秒間アピールした。

自民党総裁の安倍晋三首相「この国を守り抜く」
希望の党の小池百合子代表「国民ファーストの政治で日本に希望を」
公明党の山口那津男代表「教育負担の軽減」
共産党の志位和夫委員長「安倍暴走政治に退場!」
日本維新の会の松井一郎代表「身を切る改革で教育無償化」
立憲民主党の枝野幸男代表は「まっとうな政治」
社民党の吉田忠智党首は「憲法を活かす政治」
日本のこころの中野正志代表は「自主憲法の制定」など

8党首が出席、党首討論始まる

 衆院選の10日公示を前に8日午後1時過ぎ、党首討論会が日本記者クラブで始まった。自民党総裁の安倍晋三首相、希望の党の小池百合子代表、公明党の山口那津男代表、共産党の志位和夫委員長、立憲民主党の枝野幸男代表、日本維新の会の松井一郎代表、社民党の吉田忠智党首、日本のこころの中野正志代表の8党首が出席した。

<リアルタイム解説>今日の見どころは?

 日本記者クラブ主催の党首討論では、ベテラン記者たちから各党党首に質問が飛びます。衆院選公示を10日に控え、さまざまな政策や政治手法などに対する党首たちの立ち位置が見えてくるので、有権者の判断の参考にしてもらいたいと思います。

 今回の討論のポイントは、安倍晋三首相が投げかけた9条改正をはじめとした憲法改正への各党のスタンス▽消費税率の10%への引き上げの是非や使途についての党首たちの考え方▽北朝鮮情勢が緊迫する中で衆院解散に打って出た安倍首相の判断の妥当性――などが挙げられます。そのほかにも、「あれ?」という話題が出てくるかもしれません。注目です。

(参考資料)

T 自民党の「反公明党・創価学会キャンペーン」

1998年以前、政権交代を目指していた、公明党・創価学会攻撃のため、
自民党がつくった主な組織 :1979年4月、池田第三代会長は、辞任させられた。

次第に自民党への戦う精神が弱くなり、1999年自民党と連立した。

自民党・CIAは、一次・二次宗門事件(日蓮正宗と創価学会の内紛・実は、自民党・CIAによる
分断工作)の黒幕であった !

★「創価学会等の社会的不正を糾す議員連盟」:中心者:三塚博元大蔵大臣
★「民主政治研究会」:代表:島村宜伸(しまむら・よしのぶ)元文部・農林大臣
★「憲法二十条を考える会」:代表:亀井静香・元運輸・建設大臣
★「四月会」(死学会):代表幹事:俵孝太郎(評論家)
顧問:勝部真長(お茶の水女子大学名誉教授)、秦野章(元法務大臣)、藤原弘達(評論家)

U 自民党権力に迎合・屈服した公明党の理由は ?

魚住昭氏の主張:(魚住昭『差別と権力』講談社2004年、295〜296頁より抜粋・転載)

後に、野中広務元幹事長が、自公政権作りを成し遂げた後、有力支持者の1人が「どうやって学会・公明党とのパイプをつくったんですか」と野中に聞いた。すると野中はこう答えたという。

「叩きに叩いたら、向こうからすり寄ってきたんや」と著書にしるしている

 

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