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【豊洲問題】石原元都知事、「ピラミッドの
頂点として移転を裁可した責任は認める」 !
小池都知事を批判「不作為の責任問われるべき」
強気の石原節、鳴りひそめ !「病気で記憶あいまい」
石原氏、執行責任認めたが…真相は解明されず
築地市場の豊洲移転に賛成した都議会議員達は、
今こそもっと情報発信をして責任を果たすべきだ !
T 百条委、石原慎太郎氏の証人喚問 !
(news.biglobe.ne.jp:2017年3月20日(月)22時38分より抜粋・転載)
産経新聞:
豊洲市場(東京都江東区)の移転問題を検証する都議会百条委員会は、3月20日、市場移転を決断した当時の知事だった、石原慎太郎氏の証人喚問を行った。
石原氏は「都庁全体の流れで市場を豊洲に移転することを決定した」と述べた上で、「ピラミッドの頂点として移転を裁可した責任は認める」と述べた。東京ガスとの用地買収交渉は「部下に一任していた」とこれまでの主張を踏襲した。
◆小池都知事に対して、豊洲へ、 なぜ移転しないのか不可解だ !
また、移転延期を判断した、小池百合子都知事に対して、「科学者が安全と言うのに、なぜ移転しないのか不可解だし、不作為の責任が問われるべきだ。都民を第一に考えて移転しなければならない」と批判した。
用地買収の交渉役だった、浜渦武生元副知事と東京ガスの間で、水面下交渉があったとされる経緯は、「一任していた。報告を詳細に受けていない」と主張した。
一方、豊洲移転にあたり、地下水の有害物質を環境基準以下にするとした、知事時代の方針を「私にとって、重要案件ではなかった。基準のハードルが高すぎた」とも述べた。
◆百条委は、同日までに、計21人の証人喚問を実施した !
百条委は、同日までに、石原氏を含む計21人の証人喚問を実施した。
しかし、(1)土壌汚染のある豊洲への移転をなぜ決めたのか
(2)東京ガスに追加の土壌汚染対策費を求めないと決めた経緯−について、核心的な証言を得ることができなかった。
小池氏は、豊洲への移転判断の材料として、豊洲の安全・安心や市場の持続可能性、百条委で追及が続く過去の事実関係を積み上げていく。
安全については、土壌汚染対策を検討する専門家会議が、「食の安全に問題はない」とする一方、安心については、明確な基準がなく、豊洲への移転の可否について、消費者目線を重視する小池氏が今後、どう判断するのか注目される。
また、百条委でのこれまでの証言内容などから、一部委員の間には「東ガスの交渉のうまさに、交渉下手な都が次々と条件で折れた結果、契約に至ったのだろう。
これ以上新しい事実関係を引き出すのは難しい」との見方も出ている。
意思決定過程の解明や個人責任の明確化など、会派によって百条委の目的も異なる。
今夏の都議選に向けた思惑も絡み、百条委が結論をどのように位置づけるのかも不透明だ。
U 石原元都知事、百条委で証言 !
強気の石原節、鳴りひそめ ! 「病気で記憶あいまい」
(www.asahi.com:2017年3月20日21時39分より抜粋・転載)
野村周平:朝日新聞デジタル:
石原慎太郎・元東京都知事(84)が、豊洲市場問題について都議会の調査特別委員会(百条委員会)で証言した。なぜ、土壌汚染が残るガス工場跡地を移転先に選んだのか。
証人喚問は石原氏で一区切りを迎えたが、多くの謎が残ったままだ。
石原元知事「浜渦に一任」 東京ガス交渉、百条委で証言
特集:豊洲移転問題
「残念ながら私、全ての字を忘れました。思い出せないことが多々ある」。濃いグレーのスーツを着た石原氏は冒頭、2年前の脳梗塞(こうそく)の影響で記憶にあいまいな点があると明かした。石原氏側の要望で質疑の予定時間は当初の3時間から1時間に短縮され、体調を考慮して医師も同行した。
質疑の間には、たびたび手元のメモに目線を送り、質問が長くなると目をつぶって天を仰いだ。
2011年に560億円で豊洲市場用地を購入した契約などの具体的な経緯を尋ねられると、「担当者に一任していた」などの説明を繰り返した。
V 豊洲百条委、石原氏、執行責任認めたが…真相は解明されず
(mainichi.jp:2017年3月20日 20時48分より抜粋・転載)
毎日新聞:
◆証人喚問、従来の主張を繰り返し
築地市場の豊洲市場への移転問題に関する東京都議会の調査特別委員会(百条委員会)は20日、移転を決めた石原慎太郎元知事(84)を証人喚問した。
石原氏は「行政のピラミッドの頂点にいた私が報告を受け、最終的に決裁をした。その責任はある」と執行責任を認めたが、経緯については「前任知事から引き継いだ」と従来の主張を繰り返した。
百条委は、元副知事、元市場長、東京ガス幹部を合わせた主要4者の証人喚問を終えたが、用地取得に至る交渉の真相は解明されなかった。
<石原元知事の一問一答>「大きな流れにさからえなかった」(1)
<石原元知事の一問一答>「私は怠慢だったと思っていない」(2)
石原氏は、1999年4月〜2012年10月に知事を務め、10年10月に豊洲への移転を表明した。移転決定の経緯に関し、百条委では今月3日の記者会見と同様、「(前任知事の)青島幸男氏からの引き継ぎ文書の中に『豊洲地域に市場を移転する』という文言があった」と証言し、都としての「既定路線」だったことを強調した。
また、新たに土壌汚染が見つかった場合、用地所有者の東京ガスに対し追加の対策費を求める「瑕疵(かし)担保責任」を免除したことについても、「昨年10月に小池百合子知事から受け取った質問状に書いてあるのを見て、初めて知った」と会見の内容を繰り返した。
一方、小池知事については、豊洲市場を「科学的に安全」とした19日の専門家会議の結論を踏まえ「速やかに決断して移転すべきだ。不作為の責任が問われている」と改めて批判した。
小池知事は喚問後、報道陣の取材に応じ「地下水モニタリングも石原都政で決まっていたこと。私が(移転への)ハードルを上げたわけではない。専門家会議の結果を踏まえて考えたい」と述べた。【芳賀竜也】
(参考資料)
築地市場の豊洲移転に賛成した都議会議員達は、
今こそもっと情報発信をして責任を果たすべきだ !
(blogos.com:2016年08月26日 23:10より抜粋・転載)
こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
注目された本日の小池百合子知事の記者会見では、築地市場の豊洲移転についての結論は出されませんでした。
築地市場の移転時期 小池都知事「近く最終判断」 | NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160826/k10010655171000.html
このことで、まだまだこの築地移転問題については高い注目度が続きそうですし、来週もいくつかの討論番組に呼ばれています。
…なんかすっかり、「築地移転推進派の論客」みたいな扱いになってしまった。
◆移転賛成・容認派の都議たちは、押し黙っている方が多い !
で、いくつかのメディアの人たちの話を総合すると、どうにも「移転に賛成派(あるいは容認派)で、出演・コメントしてくれる都議会議員がいない」ようです。「誰か、出て下さりそうな議員を知りませんか?できれば自民党がいいんですけど…」って、私に聞かれても困りますがな(苦笑)。
周りを見渡してみても、反対派の都議たちが相変わらず熱心に移転反対運動や情報発信をしているのに比べて、移転賛成・容認派の都議たちは「嵐が過ぎ去るのを待とう」とばかりに、この問題には触れず貝のように押し黙っている方が多いように思います。
◆移転賛成・容認派の自民・公明・民主(現民進)の都議たちは、無責任だ !
もちろんしっかりと立場を表明している議員もいらっしゃいますが、この状況でそうでない方は少々無責任ではないでしょうか。
築地移転が最終的に議決されたのは、2012年3月の都議会本会議です。
そこで賛成した自民・公明・民主(現民進)の都議たちは今こそ、
「なぜ豊洲に移転しなければいけないのか」
「それ以外の選択肢が、本当になかったのか」
について、改めて説明をするべきです。
討論番組からも声がかかっているはずなので、出演された方がいいと思います。
繰り返しになりますが、私も無批判に移転を賛美しているわけではありません。豊洲新市場にも改善すべき点はあると思いますし、批判や指摘から様々な議論が起こるのは良いことです。
ですが最近のテレビ報道は、あまりにも反対派の意見を無批判に取り上げすぎているように感じます(そうならないために、私や賛成派の仲卸業者に声をかけて下さっている番組には感謝いたします)。
「土壌汚染が未解決!」「マグロが切れない !」などの反対派の声をVTRで流す↓
スタジオで(専門的知識がなく、経緯を知らない)芸能人たちが、それを前提に感想を述べ合うという構図が多く、これを見た視聴者は反対派の意見を鵜呑みにしてしまう可能性が非常に高いでしょう。都の主張も両論併記されているのは十分に承知しているのですが、やはり番組の作り的に、どうしても反対派の意見にイメージが引きずられます。
◆反対派の主張もしっかりと批判的に検証すべきだ !
しかし、都の主張が批判されるのと同様に、反対派の主張もしっかりと批判的に検証されなければなりません。
例えば今日の番組(バイキング)でも移転反対を主張される方の、「従業員の出勤(交通手段)の目処がまったく立っていない。駐車場の数が全然足りない!らしいんです」というコメントが大きく取り上げられました。豊洲は不便なところにあり、公共交通手段が限られている。だから車通勤が増える見込みなので、駐車場が足りなくなってパンクする!という主張です。
これだけ聞けば、「なんでそんな状態に?!」と思ってしまうでしょう。
しかし、豊洲新市場には都バスの路線・駅が新たに作られることが予定されており、業務用駐車場(含む従業員用)も築地4,700台→豊洲5,200台に拡張されています。有楽町線豊洲駅からも、やや遠いとはいえ徒歩圏内です。
こうした客観的な事実を踏まえれば、「公共交通機関がほとんどない・従業員の通勤手段の目処がまったく立っていない」という主張は明らかにミスリードです(「らしい」とはご自身で言っていますが)。
このような主張に対しては、移転を推し進めてきた経緯を知り、専門的知識を(多少は)持っている議員たちが、きちんと反駁していくべきではないでしょうか。
◆豊洲移転が決定された都議会は2012年3月だ !
前述のとおり、豊洲移転が決定された都議会は2012年3月であり、私はその時にまだ都議会議員ではありませんでした。ですので、既に結論が出ているこの移転問題については、そこまで論陣を張る気はなかったというのが正直なところです。
ですが知事選で再びこの問題が争点化し、わかりやすくメディア受けする反対派の意見ばかりが大きく取り上げられる中で、当時賛成した都議たちからは積極的な説明姿勢が見られない。
こうした状況に非常に強い危機感を覚え、日々のブログや討論番組などで発言をするに至った次第です。ぶっちゃけ、知事の姿勢も明確には示されない中で、これは私もある種のリスクを背負ってます。これで知事が「移転は白紙撤回します!」なんて言ったら、自分の立場も非常に苦しくなるわけで(苦笑)。
さらにご存知の通り私は、築地移転を中心的に進めてきた都議会自民党とは対極の立場にあります。「都議会のドン」等にまつわる利権についても、誰よりも強く疑念と問題意識をもっている都議会議員の一人です。
その人間がそれでも、客観的に歴史的経緯や科学的見地に基づけば、
「豊洲移転は避けられず、いかに問題を最小化して移転を進めるかを考えるべき」
(※年度内の延期はありえる)
という結論に至ったという事実は、いま一度議論を冷静に進める上で参考にしていただきたいと思います。築地移転問題についての過去ログはこちらから↓
http://otokitashun.com/tag/%E7%AF%89%E5%9C%B0%E7%A7%BB%E8%BB%A2%E5%95%8F%E9%A1%8C/
◆移転後も利権の追及についてはきっちりと行うべきだ !
なお、「利権があるから豊洲移転はするべきではない」という意見には賛同できませんが、移転後も利権の追及についてはきっちりと行うべきだと考えています。
引き続き、都民の皆さまの不安が少しでも解消され、長年にわたる築地・豊洲移転問題が早期に解決されるよう、適切な政策提言と情報発信を続けて参ります。
それでは、また明日。
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