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元旦に、トルコで銃乱射、死者39人に ! 大統領がテロと断定 !
トルコで、テロ続発の原因・深層は何か ?
なぜトルコでテロが続いているのか ?
イスラム国攻撃への報復テロを主張 !
(www3.nhk.or.jp:2017年1月1日 18時41分より抜粋・転載)
◆イスタンブール・ナイトクラブを、 何者かが襲撃して銃を乱射 !
トルコ最大の都市イスタンブールの中心部で、日本時間の1日朝、新年を祝おうと大勢の客が訪れていたナイトクラブを、何者かが襲撃して銃を乱射し、少なくとも39人が死亡しました。
犯人は、今も逃走中だということで、治安当局が行方を追っています。
トルコのイスタンブール中心部で1日午前1時すぎ(日本時間1日午前7時すぎ)、ナイトクラブを何者かが襲撃し、銃を乱射しました。
トルコのソイル内相は、地元メディアに対し、この事件で、これまでに少なくとも、39人が死亡し、69人が、けがをしたと明らかにしました。
死亡した人の中には、少なくとも15人の外国人が、含まれているということです。
イスタンブールにある、日本総領事館によりますと、これまでのところ、日本人が巻き込まれたという情報は、入っていないということです。
また、ソイル内相は、襲撃は、単独で行われたとの見方を示したうえで、「犯人は、逃走中だ」と述べ、治安当局が、行方を追っていると、説明しました。
◆エルドアン大統領は、今回の襲撃が、
テロ事件だと断定した !
一方、エルドアン大統領は、1月1日、声明を発表し、「このテロ攻撃を強く非難する。トルコに混乱をもたらそうとするものだが、われわれは、最後までテロとの戦いを続けていく」として、今回の襲撃が、テロ事件だと断定したうえで、捜査に全力を挙げる方針を、強調しました。
トルコ政府は1日にイスタンブールで閣僚らを集めて緊急の治安会議を開き、今後のテロ対策を協議することにしています。
◆トルコでは、過激派組織IS系の過激派組織など
によるテロが相次いでいる !
トルコでは、イスタンブールや首都アンカラなど各地で、過激派組織IS=イスラミックステートやクルド系の過激派組織などによるテロが相次いでおり、新年を迎えるイベントの会場などでは治安当局が厳戒態勢を敷いていました。
市民「ひどいこと起きたが 解決できない」
事件が起きたナイトクラブは、イスタンブール中心部のボスポラス海峡に面した場所にあり、建物の入口近くには大きなトルコ国旗とクリスマスツリーが飾られています。
警察は周辺の道路を通行止めにし、建物をシートで覆っているため、中の様子をうかがうことはできません。
ナイトクラブの中には、踊るためのスペースや複数のレストランやバーなどが併設されており、著名人も多く訪れるため、通常から、入口でのセキュリティチェックが厳しいことでも、知られています。
日曜日の朝で雪が降っていることもあって、周辺に人の姿は、ほとんどありませんでしたが、警察や消防の車両が、サイレンを鳴らしながら、頻繁に行きかっていました。
イスタンブールの大学に通う19歳の女性は、「イスタンブールという街は、残念ながら、こういった事件に慣れてしまっています。
もう命の保証なんてありません」と不安そうに話していました。
タクシー運転手の60歳の男性は、「またひどいことが起きたが、どうしようもない。解決なんてできない」と半ば諦めたような表情で話していました。
*補足説明:
◆「イスラム国(IS)」はテロ組織 ?
(thefact.jp/2014/233/より抜粋・転載)
「イスラム国(IS、ISIS)」は、「イスラム教スンニ派に属する過激武装組織である」
という見方がいまだに一般的です。
昨年のパリ同時多発テロなど世界各地でテロ事件を起こしている「イスラム国(IS、ISIS)」と
9.11同時テロを起こした「アルカイダ」を似たような組織だと考える人は多くいます。
しかし、「イスラム国(IS、ISIS)」は、「アルカイダ」などの、従来のイスラム過激派組織とは全く異なる組織です。
◆日本政府「テロ行為を断固として非難」 !
日本政府は、川村泰久外務報道官の名前で談話を発表し、「多くの死傷者が発生し、ご遺族に対し心からの哀悼の意を表するとともに、負傷者の方々に心からお見舞いを申し上げる」としたうえで、「テロはいかなる理由によっても正当化できず、このようなテロ行為を断固として非難する。トルコ政府およびトルコ国民に対し、強い連帯の意を表する」としています。
外務省によりますと、これまでのところ日本人が巻き込まれたという情報は入っていませんが、引き続き、イスタンブールにある総領事館を通じて確認に当たっているということです。
◆ロシアの大統領、テロ対策でさらなる協力呼びかけ !
事件を受けて、ロシアのプーチン大統領は1日、トルコのエルドアン大統領に弔電を送り、テロ対策でのさらなる協力を呼びかけました。
ロシア大統領府によりますと、この中で、プーチン大統領は「われわれの共通の義務は、
テロ攻撃に対して断固として反撃を加えることだ」と強調し、テロ対策で、ロシアはトルコの信頼できるパートナーであり続けると伝えたということです。
ロシアは、内戦が続くシリアをめぐって、アサド政権を後押しする一方で、反政府勢力を支援するトルコと急速に関係を強めていて、今月下旬には中央アジアのカザフスタンで、トルコやイランとともに、アメリカを除く形での和平協議を行うことにしています。
(参考資料)
T なぜトルコでテロが続いているのか ? 治安悪化の背景にあるのは......
(www.huffingtonpost.jp: 2016年01月20日より抜粋・転載)
The Huffington Post | 執筆者: Nick Robins-Early
更新: 2016年01月20日 20時09分 JST
1月12日、トルコのイスタンブールの観光地で自爆テロが発生し10人が死亡した。死者のうち9人はドイツ人観光客だった。
ここ1年、トルコでは激しいテロ事件が続いている。治安悪化の背景には、政治的な混乱
や長引くシリアとの対立がある。
ISに関連した爆破テロでは、100人以上が死亡している。また、トルコからの分離独立を目指すクルディスタン労働者党(PKK)武装組織とトルコ政府との衝突も激化している。
政府、IS、クルド人武装勢力の間には一体どのような緊張関係があるのだろうか。
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自爆テロの現場で哀悼の意を捧げるトルコのダウトオール首相。12日の自爆テロは、観光客をターゲットしたものだと考えられている。
◆トルコvs.IS
2015年7月、シリアとの国境に近いトルコのスルチで自爆テロが起こり、32人の若い活動家が亡くなった。トルコで最初に起きたISによる自爆テロだった。
トルコ政府は以前から、シリアのIS勢力に対策を講じていないと国際社会から非難されていた。しかし、32人が犠牲になった7月のテロを受け、トルコは政策を変更した。
アメリカ軍に、トルコの空軍基地の使用を許可したのだ。
政策の転換はアメリカ政府からは歓迎されたが、一方でISからの報復を招く結果になった。
10月10日、ISは再びトルコをターゲットにした。首都アンカラで行われていたクルド人の平和集会が狙われ、自爆テロによって100人以上が死亡した。
これはトルコ史上最悪のテロ事件となった。
ISに対してこれまでより厳しい政策をとるようになったことが、トルコ国内でのISの
テロの増加につながったと専門家たちは指摘している。
しかし10月のテロの後は、ISのテロ計画を未然に防いでいるとトルコ政府は主張している。それにはアンカラで計画されていたという大晦日のテロも含まれている。しかし、1月12日の自爆テロを防ぐことはできなかった。大晦日のテロ計画と同様、12日のテロは旅行者を狙ったものだと考えられている。
「今回のテロがこれまでに起きたテロと異なるのは、クルド人ではなく外国人や観光客を狙っている点です」と、NPO「アトランティック・カウンシル」の上級研究員アーロン・シュタイン氏は述べる。「これは、ISがトルコに対する戦略を変えたということを意味しています」
◆トルコvs.PKK
トルコ政府は、PKKをISと同じように敵とみなしている。
エルドアン大統領は10月、「トルコにとってはPKKもISも同じだ」と述べている。
トルコとPKKの激しい対立は、1980年代前半にはもう始まっていた。クルド人独立国家の樹立を目指して戦うPKKは、トルコ政府に対して武力で独立を求めてきた。
しかし1999年にPKKの設立者で指導者のアブドゥッラー・オジャラン氏が拘束された後、PKKの勢力は衰退し始めた。2013年にはトルコ政府とPKKは休戦し、和平合意交渉が行われるのではないかという希望も出てきた。
しかし、シリア国境の街コバニでクルド人がISに攻撃されても、トルコ政府は十分な
支援をしなかった。このことがクルド人の怒りに火をつけた。
2015年6月に、クルド人が多く住む街ディヤルバクルで、ISに関連した爆発事件が発生し、クルド人とトルコ政府の間の緊張は一層高まった。
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ジズレの街をパトロールするトルコ兵士。トルコ政府とPKKの武装集団との間の大きな戦いで、多くの命が失われた。
ISは、最初はクルド人をターゲットにしていた。ISは、イラクとシリアでクルド人武装勢力を相手に戦っており、その攻撃の一環としてトルコのクルド人を攻撃したのだ。
批評家は、エルドアン大統領と与党・公正発展党(AKP)がISの攻撃を故意に無視していると批判する。トルコが敵とみなしているPKKとシリアのアサド大統領に対して、ISが攻撃を仕掛けているからだ。
「クルド人の多くは、AKPはISを密かに支援しているのではないかと考えています」と
シュタイン氏は述べる。
7月にスルチで起こった自爆テロの後、PKKに関連した爆発で2人のトルコ兵士が死亡した。政府が十分なIS対策をしていないことに対する怒りが広がっている。
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トルコ政府がPKKに対する反テロ運動を開始した後、スルチ地区を監視するトルコ兵士。
トルコの指導者たちは、PKKとISは同じように脅威を与える存在だとみなしている。
7月のテロに対する報復として、トルコ政府はPKKが拠点としているイラク北部を空爆した。その後トルコ国内では政府とPKKの戦闘が激化した。
エルドアン大統領は、平和的な歩み寄りは不可能だという声明を発表した。
トルコ南部でPKKとトルコ政府の争いが何度も発生したため、政府は主要なクルド人街で外出禁止令を出した。
しかし、それに反発するデモが発生し、治安部隊と衝突したデモ参加者が死亡する事態になった。
12月にエルドアン大統領はPKKを「壊滅させる」と宣言、南部の街に対する大規模な軍事作戦を開始した。南東部の街ジズレではPKK潜伏場所に戦車による砲撃を行い、ジズレ・シロピ両地区に1万人の部隊を配備した。
クルド人を支持基盤とする国民民主主義党(HDP)は、この作戦によって街が破壊され、少なくとも72人の民間人が死亡したと発表した。
一方エルドアン大統領は、2015年に3000人以上のPKK兵士が死亡したと話している。
2016年になっても、トルコ政府とクルド人の間の争いは続いている。
1月8日、トルコ政府は南部の街でHDPのメンバーを逮捕した。その後に起きた政府とPKKの衝突では警官が1人死亡している。
今後トルコ政府とPKKとの軋轢はさらに深くなる可能性がある。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
U イスラム国攻撃への報復テロを主張 !
(ews.livedoor.com :2016年07月03日 より抜粋・転載)
テロ バグダッド イラク イスラム国 社会
【ダッカ共同】日本人7人が死亡したバングラデシュの首都ダッカの飲食店襲撃テロで、
過激派組織「イスラム国」(IS)は、7月3日までに正式な犯行声明を出し「イタリア人を含む十字軍22人を殺害した」と主張した。
イスラム国攻撃への「報復」として、日本人など外国人を選別して殺害したテロだった
ことが一層鮮明になった。
国際協力機構(JICA)のプロジェクトで滞在し、死亡した日本人7人全員の氏名も判明した。
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