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公約違反・三反園知事の川内原発稼働容認に、県民は厳正対応をすべきだ !
独裁者より怖い、自民党・自公体制下の原発利権複合体 !
関西電力が歴代首相に永年献金していた事実 !
日本原発の「根本的な問題」は、地震大国・インペイ
・ズサンな設計・ウソ宣伝・無反省・無責任だ !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/12/03より抜粋・転載)
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1)国政の権威は国民に由来し、主権者は、国民である !
「日本国民は、正当に選挙された、国会における代表者を通じて行動する」日本国憲法は、この書き出しで始まる。主権者は、国民である。
しかし、国民が直接、政治権力を行使するわけではない。
「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は、国民の代表者がこれを行使し、その福利は、国民がこれを享受する。
これは、人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。」国民が正当な選挙で代表者を選び、選ばれた代表者が、国民の厳粛な信託により、権力を行使する。
代表者は、この基本を踏まえなければならない。
2)国民に選ばれた代表者だからといって、
好き放題、勝手し放題は許されない !
国民に選ばれた代表者だからといって、好き放題、勝手し放題は許されないのである。
とりわけ重要なことは、選挙に際しての公約である。
選挙で当選するとは、主権者である国民に公約を明示し、「その公約を必ず守る」という「契約」を交わすことと同義である。
選出された代表者は、契約を履行する義務を負っていると認識する必要がある。
米国大統領選で新しい大統領に選出されたトランプ氏は、「トランプと米国有権者との契約」と題する文書を発表した。
この文書にはトランプ氏のサインが記入されており、有権者のサイン欄に有権者がサインすることで契約書が完成される形態がとられている。
3)違憲・民意無視・独裁志向の安倍政権下、
日本政治の現状はあまりにも悲惨である !
ビジネス界出身のトランプ氏ならではの流儀であると言えるが、選挙で選出される代表者は、「国民の厳粛な信託」によって政治権力を行使することになることを厳しく認識しなければならない。
この点において、日本政治の現状はあまりにも悲惨である。
安倍自民党は2012年12月の総選挙で、「TPP断固反対 !」のポスターを貼り巡らせて選挙を戦った。それなのに、3ヵ月後にはTPP交渉への参加を決定した。
その後は、日本の国益を次から次へと放棄して、(公約違反して)TPPに突き進んだ。
消費税増税については、「再延期はしない。そう断言します。」と明言しておきながら、再延期を表明し。その理由として、「新たな判断」と言って開き直った。
沖縄では、翁長雄志氏が、「あらゆる手段を駆使して辺野古に基地を作らせない」と言いながら、「辺野古に基地を作らせない」ための手段を駆使せずに、辺野古米軍基地建設を事実上容認している。そしてまた、新しい公約破りの行動が表面化している。
4)三反園県知事は、公約違反して、川内原発再稼働
を、事実上容認する行動を示している !
本年7月10日に実施された鹿児島県知事選で新知事に選出された三反園訓氏が、定期検査で停止中の九州電力川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働を事実上容認する行動を示している。
この選挙では川内原発の再稼働問題が最大の焦点になった。
三反園氏は、川内原発の再稼働を推し進めた現職候補の伊藤祐一郎知事による県政を批判し、「原発のない社会を作ろう」「ドイツにならい、鹿児島を自然再生エネルギー県に」などの主張を掲げて、脱原発を訴える選挙戦を展開して、知事選に勝利した。
この三反園新知事が、11月28日、定期検査中の九電・川内原発1号機の運転再開を事実上容認した。
5)三反園県知事の川内原発再稼働を、容認する
行動は、鹿児島県民への裏切り行為である !
「川内原発稼働阻止」という「県民の厳粛な信託」によって新知事に選出された三反園氏の鹿児島県民への裏切り行為であると言わざるを得ない、
鹿児島県民は、三反園氏の変節に対して、厳しい対応を示す必要がある。
主権者による「厳しい対応」とは、「不信任」であり、「リコール」である。
安倍首相は、TPPを熱烈推進し、原発稼働を熱烈推進し、戦争への加担を熱烈推進している。
そして、沖縄での米軍基地建設およびオスプレイ配備を熱烈推進している。
これらの行為が、「国民の厳粛な信託」に反するものであるなら、日本国民は、安倍政権に退場を命じる必要がある。
6)次期衆院選で、反国民的政治を暴走する、
安倍政権を退場させるべきだ !
安倍政権を退場させるには、次の衆議院総選挙で、安倍政権与党勢力を過半数割れに追い込むことが必要だ。
そして、主権者の意思を反映する公約を明示する政治勢力に、過半数議席を付与する必要がある。
これを確実に実現しなければならない。
鹿児島県で新知事に選出された三反園訓氏は、民進党や社会民主党の県組織、反原発を訴える市民団体をはじめ、伊藤県政に批判的な保守系の鹿児島県議会議員の支持も受け、伊藤知事を破り初当選した。
焦点は九州電力の川内原子力発電所の再稼働問題である。
4月の熊本地震では、熊本県益城町で、1580ガルの地震動が観測された。
−この続きは次回投稿します−
(参考資料)
T 独裁者より怖い、自民党・自公体制下の原発利権複合体 !
(kasakoblog.exblog.jp/い: 2011年 12月 20日より抜粋・転載)
★東電・原発メーカー・経団連・マスコミ・官僚・政治家
・学者が、一体となり、原発利権に群がっている !
独裁者よりはるかに恐ろしいのは、個人が見えない組織だ。
2011年は、金正日、カダフィ、ビンラディンの3人が死んだ。
(ビンラディンは“独裁者”といえるかは微妙だが)サダムフセインもアメリカに殺された。
憎い独裁者のせいで悪政が行われ、そいつさえぶっ殺せば、もしくはそいつさえ政権から引きずり降ろせば、社会がよくなるというのは幸せな国家だろう。
★最も恐ろしいのは、特定の悪玉がいない組織による悪政だ !
もっとも恐ろしいのは、特定の悪玉がいない、「組織による悪政」だ。
東電・原発メーカー・経団連・マスコミ・官僚・政治家・学者が、一体となり、原発利権の甘い汁を吸い続け、事故が起きてもなお、国民の安全をないがしろにして、自らの利益保持のためにとんでもないイカサマを行っている。
★原発利権で利益を獲得するシステムとルールに従って、罪の意識も
悪の意識もなく生きている原発マフィアのメンバー !
東電も原発メーカーも経団連もマスコミも、官僚も政治家も学者も、みんながみんな一人で“善なる”行為ができないよう、どんなに国民の安全が危険にさらされようが、自分たちの組織の利益が最大化することだけをもとに、組織に属する個人が、単なる部品として、それぞれの役目を果しているに過ぎない。だからそこに所属する人に、罪の意識も悪の意識もない。
U 原子力村の元住民:内藤千百里の告白,
関西電力が歴代首相に永年献金していた事実,
総括原価方式のからくり
(blog.livedoor.jp/: 2014年07月28日より抜粋・転載)
【「3・11」がなければこの告白としての告発はありえなかったはずである】
本日〔2011年7月28日〕『朝日新聞』朝刊の1面と2面にトップ記事として出た「関西電力による政治家(歴代首相)への企業献金問題」をとりあげ,考えてみたい。
@「関〔西〕電〔力〕,歴代首相に年2000万円 計7人,〔19〕72年から18年献金 内藤〔千百里〕元副社長が証言」(『朝日新聞』2014年7月28日朝刊1面)
関西電力で政界工作を長年担った内藤千百里(ちもり)元副社長(91歳)が、朝日新聞の取材に応じ,少なくとも、1972年から18年間,在任中の歴代首相7人に「盆暮れに、
1千万円ずつ献金してきた」と証言した。
政界全体に配った資金は年間数億円に上ったという。原発政策の推進や電力会社の発展が目的で,「原資はすべて電気料金だった」と語った。多額の電力マネーを政権中枢に流しこんできた歴史を当事者が実名で明らかにした。(▼2面=連載「関電の裏面史」独白 ← これは後段にとりあげる)
内藤氏が献金したと『朝日新聞』2014年7月28日朝刊に、内藤千百里氏の証言した、
7人は,田中角栄,三木武夫,福田赳夫,大平正芳,鈴木善幸,中曽根康弘,竹下 登の各元首相(中曽根氏以外は故人)。
内藤氏は、1947年に京都大学経済学部を卒業し,関電前身の関西配電に入社。1962年に芦原(あしはら)義重社長(故人)の秘書になり,政財界とのパイプ役を約30年務めた。関電の原発依存度は、震災前は5割を超え業界でも高く,原発導入を円滑に進めるには政界工作が重要だったという。
内藤氏は、2013年12月から今〔2014〕年7月にかけて69時間取材に応じ,2011年3月の東京電力福島第1原発の事故について「政府の対応はけしからん」「長年築いてきた政・官・電力の関係に問題があった」と指摘したうえ,多額の政治献金を電気料金で賄ってきた関電の歴史を詳細に語った。
さらに「関電には芦原さんが直接,総理大臣や党の実力者に配る資金があった。トップシークレットだった」と証言。首相や自民党有力者らに毎年2回,盆暮れのあいさつと称して各200万〜1千万円の現金を運ぶ慣行があったと明かし,授受の様子や政治家の反応を細かく語った。
当時は政治家個人への企業献金は法律で禁止されていないが,電力各社は1974年,「政治献金分まで電気料金を支払いたくない」という世論を受けて企業献金の廃止を宣言。内藤氏は当時の業界は「そんなことをでき来るわけがない。政治家を敵に回したらなにも動かない」という雰囲気だったとし,その後も政治献金を水面下で続けたと証言した。
『朝日新聞』2014年7月28日朝刊3内藤千百里
献金の理由は「一に電力の安泰。二に国家の繁栄」とし,「天下国家のために渡すカネで,具体的な目的があったわけではない。許認可権を握られている電力会社にとって権力に対する一つの立ち居振る舞いだった。漢方薬のように時間をかけて効果が出ることを期待していた」と強調した。
関電広報室は「承知していない」と取材に答えた。
Y 日本原発の「根本的な問題」は、地震大国・ズサンな設計
・ウソ宣伝・インペイ・無反省・無責任だ !
日本地震学会会長で京都大学大学院教授の平原和朗氏の主張:
■日本の巨大地震発生頻度は、世界平均の293倍 !
■日本の火山密度は、世界平均の百倍 !
■日本の原発密度は、世界平均の186倍 !
米国人でさえカリフォルニア州ᄃ程の面積の日本に原発54基が集中立地していることに
仰天 !原発ᄃ超過密国家日本。さらに狭い若狭湾には14基(面積割合の約24倍)の原発が、集中立地。福井県の面積は、地球の0.00077%(日本全面積の1.1%)。
従って、若狭湾の原発密度は、世界平均の4384倍(日本全国平均の23.6倍)!
ほとんど正気の沙汰ではありません。
「ただ、日本では地球ᄃ表面の0.07%しかない国土に、全世界の約13%(面積割合の約186倍)にあたる原発がひしめき合っている。
また、地震については、国内のあらゆる地域で活断層が見られ、原発立地地域として、安全と言える場所はほとんど存在しない。こんな日本に54基の原発をつくられてしまい、
平原和朗氏(59歳)は「日本に安心して住める場所はない!」と主張する。
日本国憲法第13条に反する原発再稼働全面推進の安倍政権 !
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