http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/7123.html
Tweet |
日曜討論:トランプ氏“外交デビュー”世界はどうなるか ?
自公政治家・NHK等は、誤魔化すが、「日本収奪の最終最強兵器」・TPPは、
多国籍企業の巨利獲得の手段である !
(tvtopic.goo.ne.jp:2016年11月20日より抜粋・転載)
きょうは、アメリカ次期大統領のトランプ氏が掲げる政策と日本に求められる行動について、5人の専門家を迎え討論する。
◆安倍首相とロシアのプーチン大統領との首脳会談
本題の前に、さきほど終了した、安倍首相とロシアのプーチン大統領との首脳会談について出席者に聞いた。
ロシア政治を専門とする下斗米伸夫は、日ロ平和条約の締結に向けて交渉がこれから本格化すると思われる、水面下でタフな交渉が続いているとみられると答えた。
宮家邦彦は、首相の慎重な発言から日本が国益を守るための努力をしていることが伺えるなどと答えた。
◆アメリカ次期大統領のトランプ氏の今後の動きを聞く。
アメリカでは今後の政策を書いた紙がランダムに出て来る占いの機械も登場、ボタンを押すとトランプ氏の演説の音声も流れる。タブロイド氏では「自由の女神が顔を覆う」などの風刺画も踊った。安倍首相は外国の首脳として初の会談を行い、トランプ氏に信頼できるとのお墨付きを与えた。
トランプ氏の今後の動きを専門家に聞く。まず安倍首相との首脳会談について聞くと、
慶応義塾大学・渡辺靖は「各国が本心を探っているが、そもそも本心が存在するのかという疑問もあった」と指摘し、発言にぶれが大きいことから過度に安心してはいけないと答えた。
東京大学政策ビジョン研究センター・三浦瑠麗は、会談の実現は官邸主導ではあったが評価できる、日本は最悪の事態を想定する「悲観主義」に立脚して慎重に接するべきと答えた。
宮本アジア研究所・宮本雄二は、信頼関係の成立をひとりの日本人として喜びたい、中国は電話会談にとどまっており出遅れていると答えた。
トランプ氏の今後の動きを専門家に聞く。
下斗米伸夫は、今後の日米関係にロシアが重要な役割を演じることになると指摘し、トランプ氏はプーチン大統領に友好的だが当選はアメリカに変化が生まれたことも意味しているとロシア当局がとらえていると答えた。
宮家邦彦は異例の会談実現について聞かれ、トランプ氏は政治の経験がなく、日本がリーダーシップをとって日米同盟の今後を描いていく必要があると答えた。
トランプ氏は外交政策として、在日米軍の負担増額、TPPからの撤退などを選挙戦で打ち出していた。安倍首相との会談では具体的な政策を提示しなかったとみられ、周囲の人物では、大統領補佐官のフリン氏が「同盟関係の検証」について支持している。
国務長官には、ミット・ロムニー氏ら3人が候補としてあがっている。
貿易政策を担う商務長官には、TPP賛成を表明するロス氏が浮上している。
◆トランプ氏の外交について聞く。
渡辺靖は、政策を経済的損得勘定で掲げているという印象があると答えた。
宮家邦彦は、具体的政策の実現には主要な長官が発言力を持つ、大統領も現実的路線をある程度とらざるを得ないなどと答えた。
三浦瑠麗は、大統領が支持集めのために矛盾のあるメッセージを発信し続けたため今後の世論との向き合い方が問題となる、政策のほとんどは財政赤字の回復に向けられており日本には在日米軍経費負担の増額が確実な要求になると答えた。
宮家邦彦は、これ以上負担を増やすと在日米軍の人件費を負担することになる、米軍が事実上日本の傭兵となり批判されると反論した。
トランプ氏の外交について聞く。
渡辺靖は、日米同盟の重要性は理解してもらえると思うが、GDP比での防衛費はアメリカは日本の3倍であり、日本にも3倍の負担を求めてくるという論理が働く可能性があると答えた。
宮本雄二は、アメリカはNATO諸国にも軍事負担を求めてくる可能性があると指摘した。中国の動きについて聞くと、安全保障では国外の軍備の縮小が考えられる、中国にとっては有利となると答えた。下斗米伸夫は、ロシアとはウクライナ危機を扱う「ミンスク合意」などでバランスをとった振る舞いが求められると答えた。
トランプ氏の外交について聞く。
三浦瑠麗は、トランプ氏は国内政策を重視していることから軍事費の増大などを求める軍人の支持を多く得ていると指摘した。
渡辺靖は、日本への圧力としてサイバー犯罪対応などへの対応予算の増額を求めることが考えられると答えた。
◆続いてトランプ氏のTPP脱退論について聞く。
宮家邦彦は、トランプ氏のTPPへの反対は工業地帯の国民への支持を目的とした発言である、日本としてはアメリカを凍結の立場において政権交代後に交渉再開できるよう準備する必要があると答えた。
三浦瑠麗は、共和党は民主党よりも自由貿易には肯定的である、市場拡大を目的とするTPPへの理解は得られると思われると答えた。
宮本雄二は中国の動きを聞かれ、アメリカが消極的になることを中国が喜んでいる状態である、日本は自由貿易を推進するという立場から中国をけん制し続ける必要があると答えた。
トランプ氏のTPP脱退論について聞く。
下斗米伸夫は、ロシアは中国との経済的パートナーシップに向けて動いている、日本に向けても経済的連携の動きを加速させていることからTPPについて注視していると答えた。
渡辺靖はTPPについて、アメリカが再交渉を求めてくる可能性が高い、保護貿易に戻るようなことは考えられないと答えた。
宮家邦彦は、経済に加えて安全保障の意味からもTPPが重要であると理解してもらう必要があると答えた。
◆続いてアメリカと周辺国との今後の関係。
中国に対しては、トランプ氏は選挙戦で「為替操作国」と名指しするなど批判していたが、当選後は習近平主席が電話会談で米中の協力を提案するなど融和を求めている。
三浦瑠麗は、トランプ氏は軍事よりも経済を重視しており、中国は鉄鋼のダンピングなどで米企業を攻める戦略が考えられると答えた。
宮本雄二は、中国は南シナ海の海洋進出をアメリカがけん制し続ける可能性も考慮している、アメリカに対してもソフトな路線に立ち返って関係を構築し直しつつあると答えた。
宮家邦彦は、トランプ氏は国内経済を重視しており中国がこれを利用して南シナ海の覇権を要求する取引に及ぶ可能性もあると答えた。
◆アメリカと中国との今後の関係を聞く。
渡辺靖は、アメリカは台湾への武器売却などのカードで中国に臨む可能性もあると答えた。
下斗米伸夫は、アメリカが世界の警察官を下りることで残された国のパワーゲームに発展する可能性が生まれると答えた。
宮本雄二は、中国は世界全体を守ることはできず国際社会の不安定化は必至であると答えた。
◆日本の北朝鮮問題への影響について
宮本雄二に続いて日本の北朝鮮問題への影響について聞くと、北朝鮮の官僚機構などは変わっておらず、トランプ氏のもとでも急激な進展は望めないと答えた。
渡辺靖は北朝鮮問題への影響について聞かれ、経済制裁の強化は中国との外交との兼ね合いであり、アメリカにとっても双方をプラスにすることは容易ではないと答えた。
三浦瑠麗は、制裁の強化は核武装の強化などを防げていない、北朝鮮が突然のトップ会談や融和に動く可能性もあると答えた。
宮家邦彦は、アメリカが北朝鮮に近づくことがあれば北朝鮮の思うつぼである、今後の政治活動で接し方を教わって適切に行動することになるはずと答えた。
◆続いてアメリカとロシアの関係。
トランプ氏はプーチン大統領のリーダーシップを認める発言を行っており、ロシア側は電話会談では内政干渉をしない原則で対話を行うと提案している。渡辺靖は、双方の友好は表面的なものにすぎないと指摘し、実際には議会に反ロシアの勢力があり外交には難しい課題があると答えた。下斗米伸夫は、アメリカはクリントン大統領の時代にNATO東方拡大を行ったとの認識がロシアにある、冷え込んだ関係を改善するのは容易ではないと答えた。三浦瑠麗は、トランプ氏はこれまでの経緯を無視する「ゲームチェンジ」を頻繁に行う体質がある、ロシアにはG8から締め出され国益を削られているという感情もあり注意してあたるべきと答えた。
アメリカとロシアの関係について聞く。
宮家邦彦は、アメリカはこれまで中国やロシアといった強国を止める立場にあった、政権交代で中国とロシアが対アメリカで手を組む可能性もあると答えた。
宮本雄二は、中国はアメリカとロシアの関係改善には懐疑的である、中国からは今後も慎重な対応が続くはずと答えた。
アメリカとロシアの関係について聞く。
宮家邦彦は、アメリカはこれまで中国やロシアといった強国を止める立場にあった、政権交代で中国とロシアが対アメリカで手を組む可能性もあると答えた。
宮本雄二は、中国はアメリカとロシアの関係改善には懐疑的である、中国からは今後も慎重な対応が続くはずと答えた。下斗米伸夫は、ロシアは経済的には大国といえず、日本に対しては米ロの冷え込みから日ロが友好関係に傾く可能性があると答えた。宮本雄二は、ロシアとの外交関係が日本のカードになる可能性も生まれると答えた。
◆トランプ氏当選を受けた今後の日ロ関係について聞く。
下斗米伸夫は、ロシアは経済的には大国といえず、日本に対しては米ロの冷え込みから日ロの友好関係を築く方向に傾く可能性があると答えた。
宮本雄二は、ロシアとの外交関係が日本のカードになる可能性も生まれると答えた。
渡辺靖は、日米同盟とアメリカがロシアに経済制裁していることを背景に、日ロの関係が改善すれば米議会が日本への対立を深める可能性があると答えた。
三浦瑠麗は、ロシアにとって日本は欧米と橋渡しができる唯一の国である、北方領土ではしたたかな外交が続いていくはずと答えた。
トランプ氏当選を受けた今後の日ロ関係について聞く。
宮家邦彦は、ロシアは中国との関係悪化などがない限り北方領土を戦略的に手放すことはない、日本にとっては難しい交渉が続くと答えた。
下斗米伸夫は、中東問題はロシアにとっても先の読めない事態になっており、日本はロシアを中東に代わるエネルギー大国として無視できなくなると答えた。
宮本雄二は、日本にとってはロシアとの国交を改善するまたとない機会となっていると答えた。
トランプ氏当選を受けた今後の日ロ関係について聞く。
宮家邦彦は、アメリカ・ロシア・中国の3強は力のバランスを変えつつあり、日本にとってもそれぞれとの関係を見直す必要が生まれていると答えた。
◆トランプ氏当選が今後の国際社会に与える影響を聞く。
三浦瑠麗は、アメリカが世界の警察官となっていた時代は長い歴史の中でごくわずかであり、今後は国際紛争に大国が介入しなくなる時代に入る、日本にとっても中国との領土問題で他国に頼る状態を見直す必要が生まれてくると答えた。
下斗米伸夫は、100年前に冷戦を描いたアメリカとロシアがともに小さな国家になりつつある、日本は逆に存在感を増していくと答えた。
渡辺靖は、イスラム過激派がトランプ氏の勝利を喜ぶ状態が生まれている、ヨーロッパの極右政党も勢力を拡大しつつあると指摘した。
トランプ氏当選が今後の国際社会に与える影響を聞く。
宮本雄二は、中国にとっても力で世界を牛耳ることはできないと認識する必要がある、実際に中国の指導部で議論が生まれており日本をはじめ各国がルールを守る国家作りを誘導する必要があると答えた。
宮家邦彦は、日本の国益を守る大事な時期として、欧米の大衆迎合の動き、かつての大国が力を求める動きとわたりあいながら外交を行っていく必要があると答えた。
(参考資料)
「日本収奪の最終最強兵器」・TPPは、
多国籍企業の巨利獲得の手段である !
(植草一秀の『知られざる真実』」:2016/08/24より抜粋・転載)
────────────────────────────────────
1)2012年の総選挙で、自民党は、「TPP断固反対 !」等を公約したが、
選挙後、公約違反して、TPP参加に突進した !
秋の臨時国会最大のテーマはTPPである。
安倍自民党は、2012年12月の総選挙の際に、「TPP断固反対 !」、「TPP交渉への参加に反対 !」と大書きしたポスターを貼り巡らせて選挙を戦った。これは事実である。
そして、自民党は、TPPについて6項目の公約を明示した。http://goo.gl/Hk4Alg
「わが党は、TPP交渉参加の判断基準を明確に示します」TPP交渉参加の判断基準
1 政府が、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する。
2 自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。
3 国民皆保険制度を守る。、4 食の安全安心の基準を守る。
5 国の主権を損なうようなISD条項は合意しない。
6 政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。
2)自民党は、TPPについて6項目の公約を明示したが、
選挙後の言動は、公約のすべてに反している !
3)覇権国家・米国は、対日経済戦略を、TPPに基本戦略を転換した !
4)「日本収奪の最終最強兵器」・TPPは、
多国籍企業の巨利獲得の手段である !
5)「TPP推進」を掲げる者は、ハゲタカ強欲資本の
家来・売国奴である事を理解すべきだ !
6)交渉内容は、4年間も秘匿される等、「知る権利」を侵害
する憲法違反の条約でもある !
7)国民には、百害あって一利なしのTPPを批准することは、絶対に許されない !
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。