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閣僚の国会答弁「誠実さが欠ける。中身のある議論の展開を」
小川参院議員会長が注文
「TPPのみならず、大臣の資質を厳しく追及していく」、
榛葉参院国対委員長
稲田朋美防衛相の軍国主義思想にロイター、
APなど海外メディアが一斉に警戒感 !
でも安倍首相の家来・日本のマスコミは沈黙 !
T 小川敏夫参院議員会長の記者会見 !
(www.minshin.or.jp:2016年10月06日より抜粋・転載)
小川敏夫参院議員会長は、10月6日午後、国会内で定例記者会見を開き、参院予算委員会での質疑について、「答弁がいい加減で、誠実さが欠けている議論だと感じる。言葉でかわしているだけの印象だ。中身のある議論を展開してほしい」と政府側の対応に注文をつけた。
また、稲田防衛大臣の答弁姿勢に関連して「防衛大臣というのはわが国が緊急事態、危機にある場合などは、沈着冷静な判断と指揮をしなければならない人だ。
が、答弁の状況を見ていると大臣にふさわしいのか疑問を感じる」と述べた。
☆衆院の委員会審議で感傷的になって涙ぐんだり、参院予算委員会では、尖閣諸島付近で
海上保安庁の船にぶつかった中国の漁船を公船と発言するなどの不用意な言葉の間違いがあったこと、日本の核防衛に関する、考え方が一貫しないことなどを問題視し、
防衛大臣としての資質に疑問を呈した。
「私の方では単なる言葉の過ちと理解したが、中国側から『根拠もないのに漁船を中国の公船と評価した』となれば、これはこれで大きな問題になるようなこと」と述べ、不用意な言動がたびたび出てくるような状況では防衛大臣としてふさわしいのか疑問になるとした。− 民進党広報局−
U 「TPPのみならず、大臣の資質を厳しく追及していく」
榛葉参院国対委員長
(www.minshin.or.jp:2016年10月07日より抜粋・転載)
榛葉賀津也参院国会対策委員長は、10月7日午後、定例記者会見を国会内で開いた。
この中で榛葉参院国対委員長は、参院予算委員会で5、6の両日に行った総括質疑に加えて週明けの11日に集中審議を行ったうえで、何事もなければ2016年度第2次補正予算は採決すること、その後13日にも集中審議を行って、さまざまな課題について議論を深めていくことなどを表明した。
今後の議論の方向性として、
☆「TPPのみならず、防衛大臣の資質の問題もあるので、
引き続きそれぞれの質疑者には厳しく追及してもらう」
「初当選された議員の皆さんは非常にやる気を持っており、またそれぞれ良いキャラクターを持っているので、国対として質問のバッターとしてしっかりと使っていきたい」「他の各委員会での質疑も始まるが、
☆『政治とカネ』の問題を含めていろいろな資質を
疑問視される大臣が散見されるので、こうした点も
しっかりと追及していく」と話した。
地球温暖化防止のための国際的な枠組みを定めるパリ協定の承認案については、参議院先議とすることは決まったものの、いまだに国会に提出されていないとして、「政府・与党の怠慢と言われても仕方がない。
京都議定書でリーダーシップを取り、伊勢志摩サミットで議長国をやっていながら、いまだに(批准への)環境を政府が整えていないということは大問題だ」と政府の姿勢を厳しく批判。その上で、「パリ協定は非常に重要な問題なので、外交防衛委員会だけではなく、環境委員会との合同審査も行いたい」と述べた。
SBS米の価格偽装問題に関する農水省の調査結果が示されたことについては、「来週の集中審議で追及していくと思う。今日出てきた資料はまだ精査していないが、衆院のTPP委員会での審議入りまたは審議の進め方には影響を与えるのではないか」との考えを示した。− 民進党広報局−
(参考資料)
稲田朋美防衛相の軍国主義思想にロイター、
APなど海外メディアが一斉に警戒感 !
でも安倍首相の家来・日本のマスコミは沈黙 !
(lite-ra.com > リテラ :2016年8月5日より抜粋・転載)
安倍内閣小杉 みすず 2016.08.05:inadatomomi_151014.jpg:稲田朋美公式サイトより
第三次安倍改造内閣で安倍首相が防衛相に任命した自民党・稲田朋美(いなだ・ともみ)衆議院議員。8月4日、就任後初の会見で、日中戦争などが日本の侵略戦争だとの認識があるか質問され、こう答えた。
☆稲田朋美:「侵略か侵略でないかは評価の問題
であって、一概には言えない」
「私の個人的な見解をここで述べるべきではないと思います」
曖昧な回答で明言を避けたのは、本音では日本の侵略や戦争責任を否定したい、「歴史修正主義者」だからに他ならない。実際、稲田氏は自民党きっての極右タカ派で、安倍政権による戦前回帰の旗振り役。本サイトではこれまで、稲田氏の経済的徴兵制推進など、その軍国主義丸出しの発言の数々を伝えてきた。
ところが、こうした稲田氏の「極右政治家」としての本質を、日本のマスコミ、とくにテレビメディアは、ほとんど触れようとせずに、ただ“将来の総理候補”ともてはやすばかりだ。
しかし、そんな国内マスコミとは対照的に、世界のメディアは、その危険性を盛んに報道している。
たとえば、英タイムズ紙は3日付電子版で、
「戦中日本の残虐行為否定論者が防衛トップに」
(Atrocity denier set to be Japan’s defence chief)との見出しで、冒頭から稲田氏について
☆「第二次世界大戦中の日本が数々の残虐行為を
犯したという認識に異議を唱え、日本の核武装をも
検討すべきとする女性」と紹介した。
また英ロイター通信も3日付の
「日本の首相は経済回復を誓いながらも、
新たな内閣にタカ派防衛相を迎える」
(Japan's PM picks hawkish defense minister for new cabinet, vows economic recover)という記事で、稲田氏の写真を冒頭に掲載し、大きく取り上げている。
「新たに防衛相に就任する稲田朋美(前・自民党政調会長)は、日本の戦後や平和憲法、日本の保守派が第二次世界大戦の屈辱的な敗戦の象徴として捉えている平和憲法や戦後を改めるという安倍首相の目標をかねてより共有している」
さらに米AP通信は3日付で
☆「日本が戦争の過去を軽視する防衛トップを据える」(Japan picks defense chief
who downplays wartime past)という記事を配信し、ワシントンポスト紙などがこれを報じている。
記事のなかでは稲田氏を
「戦中日本の行いを軽視し、極右思想(far-right views)で知られる女性」
「国防についての経験はほとんどないが、安倍首相のお気に入りの一人」と紹介。そして
☆「慰安婦問題など戦中日本の残虐行為の数々を擁護し、
連合国による軍事裁判を見直す党の委員会を牽引してきた」
と書いたうえで、在特会などヘイト勢力との“蜜月”についてもこのように伝える。
「稲田氏の悪名高い反韓団体とのつながりについて、今年、裁判所は稲田氏の主張を退けて事実と認めた。また2014年には、
☆稲田氏が2011年にネオナチ団体トップとのツーショット
写真を納めていたと見られることも表沙汰となった」
加えて、今回の内閣改造が安倍政権の改憲への助走であることにも触れ、なかでも稲田氏は日本の平和憲法を強く敵視してきたことをコンパクトにまとめている。
「安倍晋三首相は19人の閣僚の半数以上を変えたが、それは戦後日本の平和憲法を改訂すると同時に、安倍政権の安全保障や経済政策をサポートさせるためだ」
☆「57歳の稲田氏は、安倍首相の悲願である
憲法改正の協力者である。
稲田氏は、現行憲法は日本の軍隊を禁止していると解釈できるとして、戦争放棄を謳う9条を部分的に解体すべきと主張してきた」
こうした海外の報道は、稲田朋美新防衛相の極右思想がもたらす国際関係の緊張に対する、世界の深い危惧を表すものだ。しかし、国内メディアといえば、たとえばテレビでは『報道ステーション』(テレビ朝日)などごく一部を除き、この稲田氏の危険性、そして彼女を防衛相に任命した安倍首相の真意についてつゆほども触れようとはしない。よしんば彼女の極右性に触れたとしても、それは「中国や韓国が懸念を示しています」という程度で、
☆まるで、安倍政権がしかける対立構造の
深化に手を貸しているようにすら見える。
その背景には、もちろん報道圧力を強める安倍政権を忖度する放送局の姿勢があるのだろうが、それに加えて、稲田氏が“ネット右翼のアイドル”であることも関係しているのではないか。
周知の通り、稲田氏は、その極右発言の数々でネトウヨから「稲田姫」などともてはやされている。その絶賛ぶりはネットの有象無象の声を見ればあきらかだ。テレビメディアはいま、政権からの有形無形の圧力に加え、こうしたシンパからの抗議電話、いわゆる“電凸”に怯えており、その影響はあの池上彰氏も指摘していることだ。
安倍首相の覚えがめでたい有力議員で、かつ、大量のシンパを抱える稲田氏についてつっこんだ報道をしないのは、そのためではないかと思わざるをえない。
☆要するに、AP通信などが稲田氏とヘイト勢力の蜜月
を批判的に報じたのとは対照的に、むしろ国内メディアは、
彼女がヘイト勢力やネトウヨに“庇護”されているが故に、
その危険性をネグってしまっているのではないか。
だとすればこれほど奇妙な反転はないだろう。
こうしたメディアの状況を、稲田氏は、十分に心得ているはずだ。近年では極右発言だけでなく、ゴスロリのコスプレを披露して、オタク層にアピールしてみたり、性的マイノリティの日本最大のイベント「東京レインボープライド2016」に出席してLGBTへの理解を示すポーズを打ち出だすなど、新たな支持層の拡大に躍起となっている。
しかし、騙されてはいけない。稲田氏は、バリバリの表現規制派であり、雑誌でも「男らしさ」「女らしさ」を強調してジェンダーフリーバッシングに明け暮れてきた。
☆そして何より、彼女は本音のところでは、
“隠れ徴兵制”論者でもある。
「教育体験のような形で、若者全員に一度は自衛隊に触れてもらう制度はどうですか」(「正論」2011年3月号/産経新聞社)と提言したことが象徴するように、最終的には、国民を兵役に就かせ、戦地に送り込むことを狙っている。
海外メディアからの懸念に対して、見て見ぬ振りを決め込むのが、国内マスコミである。
☆今後、安倍政権のタカ派政策によって、日本は
ますます世界から孤立していくだろう。
いま、保身に走っているメディアは、その片棒を担いでいるのだ。
これからわたしたちは、そういう視点で国内のニュースに向き合わねばならない。
(小杉みすず)
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