★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6 > 6713.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
欠陥だらけの築地市場移転の根本原因は ?  07年・石原知事宛、「公開質問状」とは ?
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/6713.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2016 年 9 月 02 日 17:04:18: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


欠陥だらけの築地市場移転は、見識・品性が低い政治家と議員と

   不動産屋と建築屋による計画だからだ !

  豊洲移転:石原慎太郎知事宛、築地の業者が「公開質問状」

    築地市場移転問題で小池都知事が会見 !

    豊洲新市場への移転は、延期する !


(「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/08/30より抜粋・転載)
────────────────────────────────────
1)築地市場の豊洲への移転を、一時的に時期を先延ばしするだけで、

   本質的な問題を解決しないのなら、意味はない !

東京都知事に就任した小池百合子氏が、築地市場の豊洲への移転を延期する方針を固めたと報じられている。
築地市場の移転は、今年11月7日に予定されていたが、土壌および水質汚染の問題、新市場の施設構造の不具合が指摘されており、問題を抱えたまま、移転が強行されるのかどうかが焦点となっていた。

見切り発車での移転強行を避けたことは、正しい選択であり、この点は評価できる。
しかし、一時的に時期を先延ばしするだけで、本質的な問題を解決しないのなら、意味はない。


2)土壌および水質汚染の問題、新市場の施設構造

    の不具合等、大きな問題が三つある !

単なるガス抜きになってしまう。大きな問題が三つある。

☆第一の根本問題が土壌汚染問題だ。

豊洲市場が使用する土地の大半は東京ガスのガス製造工場があった場所で、土壌が汚染されているという問題が表面化したのは20年近くも前のことだ。
ガス工場の跡地であり、もともと発がん性の指摘されるベンゼンなどの有害物質が存在するとの疑念が強かった。

1998年の土壌調査開始以降、規制基準値を上回る有害物質の存在が確認されてきた。
その後、東京都が移転を正式決定したあと、土壌対策が完了したとされてきたが、再調査が実施されると、再び規制基準をはるかに上回る汚染が確認されてきた。

ベンゼンやシアン化合物だけでなく、ヒ素、水銀、六価クロム、カドミウムなどの極めて危険な物質が規制基準値を上回る濃度で存在することが確認されてきた。
市民が直接摂取する食品を取り扱う市場の地下に、このような有害物質が存在
することが許されるわけがない。


☆第二の問題は、新市場の建屋構造が、

市場の機能を完全に損なう恐れが高いことだ。

とりわけ問題視されているのが、輸送用車両から物資を搬出入する間口が、狭く設計されていることだ。
より多くの車両を搬入させるためにトラック後部と搬出入口を接する設計になっているが、通常はトラックの側面を開口して搬出入を行う。搬出入に伴う時間を節約するためである。

生鮮魚介類を扱う市場であるから、時間短縮が生命線になるが、この本質を見落とした設計は致命的である。

また、各フロアの床の荷重限度が、低く設計されており、物資の取扱いが、不可能になることだ。
フォークリフトが行き交うフロアであるため、十分な荷重強度が必要であるが、これも確保されていない。

☆第三の問題は、仲卸業者を中心とする魚食文化の知識と、
人的ネットワークが破壊されることである。

豊洲移転問題について建築の専門家として批判している『マンガ建築考』の森山高至氏がブログでこの問題の詳細を精力的に記述されている。
築地市場の豊洲移転が不可能な理由N:http://ameblo.jp/mori-arch-econo/entry-12189744690.html

このシリーズ記事の12回目に次の記述がある。
http://ameblo.jp/mori-arch-econo/entry-12185531559.html:「日本の食文化を支えているのは、仲卸さんを中心とする魚食文化の知識と、人的ネットワークなんです !

だから、漁業生産者も卸会社も仲卸業者もスーパーや小売り、割烹、居酒屋、飲食店、最終消費者は、仲違いしてはいけません。豊洲の問題で、互いが喧嘩してはいけません。


3)日本の食文化を殺す、ネットワークの循環を切ったのは、見識・品性が低い

  政治家と議員と不動産屋と建築屋による豊洲計画だ !

このネットワークの循環が切れたときに、日本の食文化は死にます。
それを断ち切り続けてきたのが、たかが数年前に、見識も品性も低い一部の政治家と一部議員と不動産屋と建築屋による豊洲計画なんです。」
新市場の店舗が用いる水は、海から汲み上げて、濾過した海水である。

その海水が、汚染されているとすれば、市民の健康に重大な影響が生じることは、疑いようがない。

また、卸売棟と仲卸売棟とは、道路で隔てられており、両者は、地下の通路=アンダーパスで接続されているが、その構造が、あまりにも脆弱なのである。


4)新市場の店舗が用いる水に問題があり、恒常的な大渋滞の元凶に

   なるような、道路建設のままだ !

東京の首都高速道路は、1964年の東京五輪に合わせて整備されたものだが、放射状に広がる片側2車線の道路が、すべて合流する中央の環状線が、片側2車線で建設された。
これが、恒常的な大渋滞の元凶になることは、小学生でも分かる問題だった。

ところが、その建設を強行したために、その後の回収のコストは、膨大なものになった。
長い視野で、十分に検討を加えて、万全を期して設計、建設、竣工する。
当たり前のことができないのだ。

場当たり的な対応で見切り発車せず、根本的な対応を考えるべきだ。


5)根本的な対応をせず、目先の計算で進むことが、

   結局は、より大きな損失を生み出す !

目先の計算で進むことが、結局は、より大きな損失を生み出すのである。
この問題について、政治戦略・戦術の視点から移転強行を主張する元地方自治体首長がいるが、これこそまさに本末転倒の発想、思考回路である。

政治家の行動の基本は、「主権者への奉仕」であって、「自分自身の政治的成果の獲得」ではない。

「主権者にとって何がベストであるのか」を判断、行動の基準に置くべきであって、「自分自身の利益にとって何がベストであるのか」を基軸に置く考え方は、根本的に間違っている。

−この続きは次回投稿します−


(参考資料)

T 豊洲移転:石原慎太郎知事宛、築地の業者が「公開質問状」


http://www.asyura2.com/0601/ishihara10/msg/520.html
投稿者 Kotetu 日時 2007 年 6 月 05 日 15:08:22: yWKbgBUfNLcrc
より抜粋・転載)
   
豊洲移転:築地の業者が「公開質問状」  2007/06/05
--------------------------------------------------------------------------------

 豊洲の土壌汚染に対するズサンで不誠実な東京都の姿勢に、築地のマグロ仲卸業者がマジ切れした。移転反対派で作る「市場を考える会」の幹部が6日、東京都庁を訪れ、
石原慎太郎知事宛てに誠実な対応を求める請願書を手渡した。

◆請願書の内容は―

・東京都は2001年12月に築地市場の豊洲への移転を決めているが、この時点で予定地の土壌に有毒化学物質が含有されているのを知っていたか?

・知っていて移転を決めたとすれば、生鮮食料品に与える影響を誰がどのような資料に基づき検討したのか?

・東京都は自らと東京ガスによる汚染物質の処理により、移転予定地の土壌に含まれる有毒化学物質が、人体及び生鮮食料品に影響を与える可能性がなくなったと判断しているのか?

・そのように判断しているのであれば、誰がどのような資料に基づき判断をしたのか?

・この他「自動車排ガスの影響」「災害時の安全性」「土地購入に関する情報の開示」についても都に回答を求めている。

 請願書と銘打たれているが、限りなく「公開質問状」に近い。弁護士と打ち合わせて作成したというだけあって、論理は緻密だ。以下のように都を追い込んでいる―

 豊洲の土壌に環境基準を大幅に上回るヒ素、シアン、ベンゼンなどの毒物が含まれていることは、東京ガス自らが2001年1月に公表している。東京都が移転を決める11ヶ月前のことである。

東京都は土壌汚染を知っていて豊洲への移転を決めたことになる。
 土壌が著しく汚染されていることは、日本環境学会や民主党議員団による最近の調査でも証明されている。 

 土壌の有害物質から国民の健康を守るための法律として「土壌汚染対策法」があるが、「同法附則3条」により豊洲は法律の適用からはずれている。抜け穴である。

この「附則3条」は政治的な意図により設けられたことが、国会(4月10日、衆院環境委員会)でも明らかになっている。

 東京都が「法に基づき適正に対応した」と主張したところで、拠りどころは、上記の「抜け穴」だけだ。汚染対策として「盛り土をし、アスファルトを敷く」などと説明しているが、豊洲の土をそっくり入れ替えない限り、汚染された
土壌の上で生鮮食料品を扱うことになる。

 東京都庁を訪れた「市場を考える会」の幹部6人は、都知事秘書の小暮実・副参事に請願書(内容は公開質問状)を手渡した。

 「市場を考える会」の斉藤隆幹事長は「3月にも6万人余りの署名を添えて請願書(質問状)を出したが、回答書は答えになっておらず、公印もなかった。きちっとした対応をして下さい」と要望した。

セリで鍛えた声には迫力がこもっており、小暮副参事の背筋が一瞬ピクリと伸びた。
 小暮副参事は「私の方であらためさせて頂いて知事に上げます。間違いなく知事には皆様の請願の意志を伝えます」と答えた。「市場を考える会」との間では「知事に会わせて下さい」、「それも含めて言っときます」と応酬する一幕もあった。(田中龍作)
http://www.janjan.jp/living/0706/0706046675/1.php


U 築地市場移転問題で小池都知事が会見 !

    豊洲新市場への移転は、延期する !


(headlines.yahoo.co.jp:2016年8月31日(水)16時9分配信より抜粋・転載)

◆小池都知事が会見:

8月31日、小池百合子東京都知事は、築地市場の豊洲移転問題の方針について午後1時半より会見を開いて説明した。築地市場の豊洲移転は、今年11月7日に予定されているなかで、小池都知事は、知事就任後に、「いったん立ち止まって考える」と繰り返し発言しており、結論を出すために今月16日に両市場を視察した。


☆築地市場の豊洲新市場への移転は延期する !

司会:それではこれより小池知事の記者会見を始めます。あらかじめご案内申し上げましたとおり、本日の知事の会見は14時まででございます。さらにご質問がある場合には引き続き顧問のほう、小島顧問のほうが質疑応答に対応させていただきますので、ご了承いただきます。それでは知事、よろしくお願いいたします。

小池:はい。皆さまこんにちは。本日は知事主催の記者会見と、このようにさせていただいておりますが、多数ご参加いただきまして、誠にありがとうございます。それではただ今より、築地市場の豊洲新市場への移転に関しまして、最初にまず、私のほうから結論を申し上げさせていただきます。

 11月7日に予定されております、築地市場の豊洲新市場への移転については、延期といたします。また、11月2日に予定されております築地場内市場の閉鎖、およびその後の解体工事も延期とさせていただきます。延期の決断に至りました最大の理由でございますが、ご承知のとおり私はかねてより都民ファーストという言葉を繰り返し述べさせていただいております。

つまり、都民の皆さま方、そして市場で働く皆さんにとってこの移転は本当に納得いくものであるのかどうか、また、あるべきだとこのように考えたからでございます。

  −以下省略−


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
ペンネーム登録待ち板6掲示板  
次へ