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台風10号の暴風雨で、9人死亡のグループホーム !
岩手県岩泉町・施設内には泥やがれき !
岩泉町役場、避難指示・勧告出さず !
経営陣、台風来襲前に避難させず !
◆国の指針は、介護を受けるお年寄りら「要配慮者」は、
市町村が避難準備情報を発表した段階で避難を始めるよう求めている !
T 9人死亡のグループホーム「楽ん楽ん」
(www3.nhk.or. 2016年8月31日 18時40分より抜粋・転載)
9人死亡のグループホーム 施設内には泥やがれき
9人の遺体が見つかった岩手県岩泉町の高齢者グループホーム「楽ん楽ん」(らんらん)の被害状況を確認するため、8月31日午前4時半ごろに施設を訪れた岩泉町の職員によりますと、施設の中は、流れ込んだ泥やがれきが1メートルほどの高さまで積み上がり、玄関から入ることができない状態だったということです。
職員が窓ガラスを割って中に入ったところ、室内は、高さ3メートルほどの天井部分にまで泥が付いていて、入所者全員が利用する、食堂を兼ねた居間で、2人が倒れていたということです。
また、当時、現場では、消防が泥やがれきを取り除く作業を始めていたということです。
この職員が、「楽ん楽ん」の隣の介護老人保健施設「ふれんどりー岩泉」の職員から聞き取ったところ、8月30日は、午後5時半ごろに、小本川の水が敷地内の駐車場に流れ込んで来たため、「ふれんどりー岩泉」の職員たちは、駐車場に止めていた車の移動を始めたということです。
そして、この直後の午後5時45分ごろから午後6時ごろまでの間に、水の勢いが急激に増し、泥やがれきとともに、濁流が2つの施設に流れ込んで来たということです。
当時、「楽ん楽ん」は、すでに夜勤体制になり、職員1人が、9人の入所者の対応にあたっていたということです。
高齢者グループホーム「楽ん楽ん」の入所者の診療を担当し、施設の様子を見に訪れた歯科医師の岩田信浩さんは、「『楽ん楽ん』の中は泥だらけで、電気や水道などのライフラインも途絶えていた」と話していました。
また、隣にある介護老人保健施設には、入所者85人と職員およそ20人がいて、施設の中は、ひざの高さまで泥につかり、電気や水道も使えない状態だということです。
岩田さんは、「食糧も備蓄があまりないと聞いているので、搬送を急ぐ必要があると感じた。
入所者の診療にしっかりとあたりたい」と話していました。
U 岩泉町役場、避難指示・勧告出さず
=高齢者9人死亡の地区に−岩手県
(news.livedoor.com:2016年8月31日 23時11分 より抜粋・転載)
時事通信社
避難指示・勧告出さず=9人死亡の地区に−岩手・岩泉町
台風10号の大雨で、9人の遺体が見つかった岩手県岩泉町の高齢者グループホーム「楽ん楽ん」のある地区に対し、町が避難勧告や指示を出していなかったことが31日、町への取材で分かった。町では、他にも連絡が取れなくなっている住民がいるが、避難指示は、町内いずれの地区にも出ていなかった。
町によると、30日午前9時、町内全域に避難準備情報を発表。町の北部を流れる安家川が増水傾向にあったため、午後2時に流域の安家地区の一部に避難勧告を出した。
楽ん楽んは町の中心付近を東側の太平洋に向かって流れる小本川の近くにある。県によると、小本川は、楽ん楽んから下流側に約5キロの地点で、同5時20分ごろ氾濫注意水位(2.5メートル)に達し、同7時に氾濫。その後も水位は上がり、約6.6メートルの高さまで上昇していた。
町総務課は「急激な天候の変化で状況が変わったが、暗くなっていたので、勧告を出す方が危ないという判断をした」と説明している。
V 老人施設の女性所長「一気に増水、助け出せず」
(news.infoseek.co.jp :2016年9月1日 1時15分より抜粋・転載)
読売新聞 :
9人の死亡が確認された認知症グループホーム「楽ん楽ん」(中央下、上は小本川)。施設周辺には多くの流木が押し寄せていた(31日午後3時41分、岩手県岩泉町で、読売機から)=田村充撮影
大型の台風10号の影響で、岩手県や北海道を中心に記録的な大雨に見舞われ、死者11人、行方不明5人、重軽傷5人の被害が、8月31日、確認された。
このうち、岩手県岩泉町の 小本 おもと川沿いにある同町 乙茂 おともの認知症高齢者向けのグループホーム「 楽 らん 楽 らん」で見つかった9人は、いずれも70〜90歳代とみられる入所者で、県警が身元の確認を急いでいる。
◆高齢者の死因は、溺死とみられ、 県警は司法解剖で特定する !
台風10号が、岩手県内に上陸した、30日夕から小本川の水位が急速に上昇した。
その後、グループホームに濁流が押し寄せた。ホームを運営する社団医療法人「 緑川会 りょくせんかい」の佐藤弘明常務理事(53)によると、30日夜、ホームには入所者の男女9人と女性所長(55)の計10人がおり、夕食後、それぞれの個室で過ごしていたとみられる。
☆いずれも要介護1〜3で重度の認知症の人が多く、
2人は車イスで生活していたという。
☆水が引いた、8月31日午前5時頃、佐藤常務理事が
ホームに入ると、女性所長は「水が一気に上昇して
助け出せなかった」と話したという。
2011年に業務を開始したグループホームは、山あいにあり、近くを小本川が流れている。
木造平屋建てで、入居者の定員は9人である。認知症の症状がある高齢者が共同生活している。
同じ敷地には、緑川会が運営する3階建ての介護老人保健施設があり、入所者約85人が一時孤立したが、自衛隊のヘリコプターで救出された。この施設は、グループホームより低い位置にあり、2011年の豪雨で床上浸水したが、大きな被害がなかったとして、緑川会はホームを含め、施設の水害用避難マニュアルは作っていなかったという。
県によると、小本川の約4キロ下流にある観測所では、30日午後7時に水位が堤防の高さ(4・87メートル)を超え、午後8時には6・61メートルを観測。31日午前も3メートル以上と高水位が続いていた。
岩泉町は、30日午前9時、全域に避難準備情報を発令していた。
☆グループホームがある地区には避難指示や避難勧告
を出していなかったが、国の指針は、介護を受ける
お年寄りら「要配慮者」は、市町村が避難準備情報を
発表した段階で避難を始めるよう求めている。
岩泉町では、8月30日午後6時過ぎから停電し、31日午後9時現在、断水が続いている。
町は県に700人分の食料品や水などの物資要請をしたが、国道などで通行止めが続いており、救助や支援が難しい状況が続いている。
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