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小林節教授、“怒り新党”発足会見
(中)
投票率を上げる装置が、必要なので、この第3の旗の挙に出た !
(headlines.yahoo.co.jp:産経新聞 5月9日(月)19時23分配信より抜粋・転載)
☆自民党にも民進党にも共産党にも共感できない有権者の
「代弁者たらんとして、第三の旗を立てる」ことにした !
◇『国民怒りの声設立宣言』と題したモノを読み上げる !
☆安倍政権は、まず世界のどこででも戦争のできる
法律を成立させた !
☆対米隷属・安倍政権下、政府自身が公然と憲法を破った !
☆違憲・安倍政権は、情報を永久に秘匿できる、
特定秘密保護法を制定した !
☆主権者国民の知る権利を封殺し、ジャーナリストの報道の
自由を奪う、非民主的政治だ !
☆アベノミクスは、失敗している !
☆戦争は、確実に国家財政を破綻に導く !
☆安倍政権が強行採決した、戦争法は、
戦争の危険を現実のものにしてしまった !
◇比例区・統一名簿方式のメリットは二つある !
☆非民主党・非共産党の多数の有権者の代弁者
たらんとして、ここに第三の旗を立てる !
◇第三の旗の基本政策 !
基本政策は次の通りである。
1、まず何よりも言論の自由の回復、これはメディアや大学への不介入。
2、消費税最増税の延期とまじめな行財政改革。
3、辺野古新基地建設の中止と対米再交渉。
4、TPPの不承認と再交渉。
5、原発は廃止と新エネルギーへの転換。
6、戦争法の廃止と関連予算の福祉・教育への転換。
また、改悪労働法制の改正等により共生社会の実現。
最後は、 “憲法改正ならぬ改悪の阻止”だ。以上だ」
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
“小林怒り新党”発足会見(中)「思えば、老後。失うモノは女房以外に何もない」
新政治団体「国民怒りの声」を設立し夏の参院選を目指す意向を表明した、小林節慶応大名誉教授=9日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)(写真:産経新聞)
A: −−小林氏の専攻は憲法学だ。立案は誰にお願いするつもりか ?
「物事ってそんなに難しくはない。自由と豊かさと平和に寄与する観点から見れば政策はおのずと選択できる」
小林: 「私は、たまたま憲法学者として、憲法の知識が突出しちゃっているから、それ以外ができないように言われるのは心外だ。67歳の年寄りなみの、成熟した判断力はあると思っている」
「特定のブレーンは、あらゆる分野に友達がいっぱいいる。必要に応じて電話をかけて呼び出して…。人脈を持っているから、必要に応じて相談はする」
☆学生グループ「SEALDs(シールズ)」 などとの連係は ?
A: −−安保法制に反対した。安全保障関連法に反対する学生グループ「SEALDs(シールズ)」などとの連係は考えているか ?
小林: 「共にやるとか、応援に入ってもらうとか、方針は決まっていない」
「ただ、だいたい全ての人と個人的につながりがある」
「まずはとにかく先頭に立って、旗を立てて、公平に、全ての人に、気があったら参加してくださいという形で…。一切こちらには政策の一致以外の条件はありません」
A: 挙げた8つのうち、一点だけでも理解があれば参加してほしいか ?
小林: 「基本的には全部当たり前のことを言っている気がする。だって言論の自由の回復に反対の人がいるはずがない。建前上、安倍政権だって、反対しないでしょ?」
「消費税再増税の延期は、客観情勢として決まっている」
「辺野古の新基地建設だって、アメリカン・デモクラシーで言えば、一番偉いのは国民、個人だ。その次に地方自治体。そこが『嫌だ』と言っているモノを国策だからといって押しつける。これは説明しようがない。僕は、アメリカで訓練を受けた人間だが、話の持っていき方はある話だ。しかも憲法95条は、国策として、特定の自治体に負担を強いるときは、住民に「拒否権」があると。趣旨はそれだ。これこそデモクラシー。反対しようがない」
「TPPも日本のマーケットを簡単に明け渡してしまうことと手続き、白紙委任にサインしろと。これはアウトだ」
「原発の話だって、安くて安全でクリーンなエネルギーと私も昔は信じていた。だけど福島でそうでないことを知ってしまった。大方針として廃止を決められない方がおかしい。『いまそれで食べているから』なんていうことは、人道に反する話だ。われわれの能力からいえば、転換するビジネスを始めるわけだから、この大方針を立てることに、反対する人は、仲間でいらない」
☆長年の自民党の専守防衛で中国や北朝鮮
が攻めて来られる環境にない !
「それから現行憲法のもとで戦争ができない国であったモノを、理由を最初はホルムズ海峡、次が韓国から逃げてくるとか、全部崩れたら、最後に中国、北朝鮮が危ないと。だけど長年の自民党の専守防衛で中国や北朝鮮が攻めて来られる環境にない。
突然それをかなぐり捨てて、アメリカと海外で戦争をしなければならない…。論理がつながっていない。これを理解できない人とともに戦う理由はない」
☆自公政権下、日本国全体がブラック企業化
したような労働法制の改悪 !
「それから国全体がブラック企業化したような労働法制の改悪。これだって絶対多数でできただけでしょう? 新自由主義などと言って弱肉強食、おそろしい古典的資本主義で1%の人が豊かになって皆におこぼれが来るなんて失礼な話だ。池の鯉じゃあるまいし。異論のある方は、共に戦わなくて結構だ」
☆憲法改正は、有り得るが『改悪に反対』だ !
「憲法は、改正はいいが改悪、つまり、権力者が国民全体に課す課題であるなんていうのは本当に基礎知識がある人からするとびっくりポンだ。憲法改正は有り得るが『改悪に反対』は選択の余地はない。全部ご理解いただけた方だけで結構だ」
A: 野党に投じられる票が政治団体に流れることで食い合ってしまう ?
☆投票率を上げる装置が、なければいけないと思って、
苦肉の策で、この第3の旗の挙に出た !
小林: 「僕らの発想は、食い合いだったら死んじゃった方がいい。そうではなくて、パイを大きくしないと…。明らかに、自公は強い組織政党だ。衆院北海道5区補選だって自公が勝った。それに勝つためには、裾野を広げなければいけない。裾野を広げるためには、中間層の受け皿がなければいけない」
「『民進党は、民主党時代の体たらくがどうしても許せない』といっぱい聞く。共産党は、最近とてもよくやっているが、9条論が不安だなって人は、いくらでもいる。そういう人たちは、今のままでは棄権してしまう。だから、投票率が低い。僕らは(投票率を上げる)装置がなければいけないと思って、苦肉の策でこの挙に出たわけだ」
A: 参院選だが、1人区には候補者を立てるか ?
小林: 「立てる予定はありません。ただし、1人区で無所属の方がいる。1人区の方達が推薦を求めてきたら、そしてお互いに納得できたら、喜んで推薦する」
A: 選挙資金はどうする ?
小林: 「私は友人10人に担がれている。余裕がある人々だからそれなりのお金はつくれるが、それではドンキホーテになるわけで…。世論の支持無しにやってもしようがないので、(インターネットで資金を募る)クラウドファンディングで。逆に言えば反応を試しながら、ダメだったらやめることも含めて。つまり、クラウドファンディングで盛り上がるのだったらやり続けるかいがある。盛り上がらないならやめる方がフェア。それくらいの考えだ」
A: それは米大統領選で民主党の候補指名を争うバーニー・サンダース上院議員の影響が大きいか ?
小林: 「大きい。あの人の現象を見て、『こういう方法があるんだ』と。あれはお金だけではなく正に心と票をもらっている。あの動きに刺激されたのは事実だ」
A: 日本の民主党は許せないとあるが具体的には ?
小林:「私は許せている。民主党政権がなぜつまずいたかと言うと、政権をとって、一瞬はしゃいでしまって、政治主導だと言って、役人を遠ざけちゃった。そうしたら何もできなくて、今度は、役人と逆に仲良くなって、ようするに自民党のまねをしちゃった。ところが役人から手玉にとられて捨てられた。
だから、民進党には、本当に同情して、つまり原発の問題だって、結局は、旧通産省と自民党と業界の問題だ。たまたま事故った時に、民主党政権の体たらくの話になっちゃう。ずっとそれを言ってきたし、擁護していた。でも期待した人たちが嫌悪に近い。一種の感情論だ。僕は嫌っていない」
A: 「国民怒りの声」とネーミングした理由は ?
☆安倍政権の不思議なところは人の話を聞かない、
いくらしゃべっても無反応だ。あのむなしさ !
小林: 「よく聞いてくれた。僕は、この名前が嫌だ。多数決で負けた。制服向上委員会という女の子たちの歌を聴いていたら、国民の声という言葉が飛び込んできた。安倍政権の不思議なところは人の話を聞かない。国会で参考人として、いくらしゃべっても無反応だ。あのむなしさ…」
「われわれには、時間がない。短期間で、インターネットでキャッチするためには、まずは『国民怒りの声』で。それなりに、橋頭堡(きょうとうほ)が確保できたら、参院選だけでは、政権交代は起きないから、そこまで戦うとした場合、橋頭堡がとれたら、『怒り』を外そうと私は願っている」
A: 「政治を自ら仕事にすることはない」と言っていた。野党が固まるなら第三の旗を降ろすこともあるのか ?
小林: 「結論を先に言うと、本当に野党共闘が、私の願う形で実現したら、かえって私の存在が邪魔になるならば、私は引っ込んで、応援団に戻りたい」
☆昔の自民党は、すごく懐が深くて、
議論ができて、良い政党だった !
「まずは言論統制を平気でやってしまうような政治には『やめろ』とは言わない、止めてしまいたいだけだ。昔の自民党は、すごく懐が深くて、議論ができて、良い政党だったと思う。自民党の多くの政治家は一対一だと『あなたの言う通りだ』と言うが、表では、絶対に言ってくださらない。こちらが突破すれば、出てくる人たちだと思う。それを否定も軽蔑もしない。人間ってそういうモノだ」
「野党への怒りだが、どうしても野党の縄張り争いみたいなモノがあって、それをやっているときではないとさんざん話をした」
「そうこうしているうちに時が迫ってしまったので、主権者に見放されないように旗を立てなければという思い…。かつ、私自身、思えば私がアメリカのハーバードで受けた訓練は、学問というのは世の中の実際の役に立って初めて学問だということで…」
「思えば老後だ。失うモノは女房以外に何もない。最後のプラクティスとして、選択肢がないなら自分で立ってみようとふと思った。もちろん、仲間たちとお酒を飲みながらの議論の中から、そういう思いが固まっていった」
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