http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/5792.html
Tweet |
社民党の主張:
関西電力高浜原発3.4号機の差し止め決定について裁判所が原発の再稼働
を認めない判決を示しているのに、安倍政権は、全国の
原発の再稼働を猛烈に推進している !
T 社民党幹事長・又市征治氏の談話
(www5.sdp.or.jp:社民党OfficialWeb:2016.03.09より抜粋・転載)
又市征治・社民党幹事長:
1. 本日、大津地方裁判所は、関西電力高浜原発3、4号機の運転差し止めを求めて滋賀県の住民が申し立てた仮処分について、差し止めを命じる決定をした。
原子力規制委員会の新規制基準の審査に合格し再稼働した原発に対して初めての差し止め決定であり、また、稼働中の原発を停止させる決定としても初めてのことである。
住民の不安や懸念を受け止めた画期的な決定であり、政府と原子力規制委員会、関西電力は、今回の差し止め決定を真摯に受け止めるべきである。
社民党は、1月29日に再稼働した3号機の即時運転停止と緊急停止中の4号機の再稼働断念を強く求める。
2. 活断層などによる地震の対策や津波対策も不十分であり、実効性ある多重防護体制もなく、使用済み核燃料の対策なども未整備のままである。いったん事故が起きれば、京都府や滋賀県等にも甚大な被害を及ぼすことは必至である。
3月11日に丸5年を迎えるが、東京電力福島第一原子力発電所事故も収束せず、原因究明もなされていない。
新規制基準自体が、東京電力福島第一原発事故の検証や原因究明も不十分なままに決定され、田中俊一原子力規制委員会委員長自信、基準合格は「安全を担保したわけではない」としている。
昨年の夏も電力需要ピークも原発なしで乗り切り、その後も安定的な電力供給が続き、「電力不足」は発生していない。
到底、高浜原発の再稼働を容認できる環境にはない。
社民党は、原発再稼働を許さず、「脱原発」社会の実現に引き続き全力を挙げる決意である。
以上
U 関西電力高浜原発4号機の再稼働に断固抗議する(談話)
(www5.sdp.or.jp:社民党OfficialWeb:2016.02.26より抜粋・転載)
社会民主党幹事長 又市征治
1.本日、関西電力は、1月29日に再稼働した高浜原発3号機について、これまでの試験運転から通常態勢の営業運転に移行するとともに、高浜原発4号機を再稼働させた。
20日には再稼働準備中の4号機の原子炉補助建屋で、放射性物質を含む1次系冷却水が漏れたばかりである。社民党は、住民の安全をないがしろにしたまま再稼働を強行した、関西電力、政府、原子力規制委員会に対し、断固抗議する。
2.4号機は、3号機と同じく、制御が難しく安全性の余裕度を減らすとの指摘がなされているMOX燃料を使うプルサーマル発電である。国が避難計画の作成を義務付けている30キロ圏12市町のうち10市町で、モニタリングポストが不足している現状になる。
3.「原発銀座」に位置する高浜原発において、原発が集中立地する危険性は顧みられていない。活断層などによる地震の対策や津波対策も不十分であり、実効性ある多重防護体制もなく、使用済み核燃料の対策なども未整備のままである。いったん事故が起きれば京都府や滋賀県等にも甚大な被害を及ぼすことも必至である。
4.2011年3月11日からまもなく丸5年になろうとしているが、東電福島第一原子力発電所事故はいまだに収束せず、原因解明もなされていない。
住民の避難生活も続いている。昨年の夏も電力需要ピークを原発なしで乗り切り、その後も安定的な電力供給が続いている。必要なことは危険な原発の再稼働ではなく、脱原発社会の道筋を切り開くことである。
5.しかも関西電力は、改正原子炉等規制法で「原則40年」となっている運転期間を延長させ、老朽化した高浜原発1、2号機まで再稼働しようとしている。安全を軽視し採算性を優先し、「寿命」の原則を反故にして延命させることは、あの事故の教訓から何も学んでいないに等しい。
社民党は、新たな「安全神話」と無責任体制の復活を許さない立場で、「さようなら原発1000万人アクション」をはじめ、再稼働に反対する多くの市民の皆さんとともに、改めて、高浜原発の問題点を徹底追及するとともに、原発再稼働阻止・脱原発社会実現への取り組みを一層強化していく。以上
(参考資料)
裁判所が原発の再稼働を認めない判決を示しているのに、安倍政権は、
全国の原発の再稼働を猛烈に推進している !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2016/03/09より抜粋・転載)
────────────────────────────────────
1)大津地方裁判所は、高浜原発2基の
運転停止を命じる仮処分を決定した !
大津地方裁判所は、本日3月9日、関西電力の高浜原子力発電所で現在稼働中の原子炉2基の運転停止を命じる仮処分を決定した。
関西電力高浜原子力発電所の3号機、4号機の原子炉は3号機が本年1月29日、4号機が本年2月26日に再稼働された。
しかし、4号機は再稼働直後にトラブルが発生して原子炉が緊急停止し、今もそのままの状態になっている。
裁判所による仮処分決定は、直ちに効力を発揮するため、関西電力は、高浜原発の3号機
を停止することになる。
そもそも、関西電力高浜原発の3、4号機については、福井地方裁判所の樋口英明裁判長が、昨年4月に再稼働差し止めを命じる仮処分決定を出した。
2)高浜原発2基は、樋口英明裁判長が、昨年4月に再稼働差し止めを命じる
仮処分を決定、名古屋家裁に左遷され、別の裁判長が、仮処分を取り消した !
しかし、樋口英明裁判長は、名古屋家裁に左遷され、昨年12月の異議審で同地裁の別の裁判長が仮処分を取り消したものである。
この仮処分取り消し決定を受けて、間髪を開けずに関西電力が、原子炉の再稼働に踏み切ったのだが、再稼働したとたんに4号機がトラブルを起こして緊急停止した。
こうした経緯をたどってきた、高浜原発3号機と4号機であるが、福井での裁判とは別に、滋賀県内の住民29人が、高浜原発3、4号機について、「安全性が確保されておらず、重大な事故が起きる危険がある」2015年の1月に運転の停止を求める仮処分を申し立てていた。
3)裁判所が原発の再稼働を認めない判決を示しているのに、安倍政権は、
全国の原発の再稼働を猛烈に推進している !
安倍政権は、裁判所が原発の再稼働を認めない判決を示しているにもかかわらず、原発再稼働の方針を変えず、全国の原発の再稼働を猛烈に推進している。
今回の仮処分申請で、住民側は、「基準地震動は、想定される最大の揺れとはいえず、避難計画が適正かどうかの審査もされていない」などと主張した。
過酷事故が発生する場合には、住民が被ばくし、「人格権が侵害される」と訴えていた。
裁判所にもいろいろある。それは、良い裁判官と悪い裁判官がいるからだ。
悪い裁判官は、悪い判決、悪い決定を示す。良い裁判官は、良い判決、良い決定を示す。
4)「権力に迎合する」裁判官が多い状況でも、住民は、基準地震動は、
想定される最大の揺れとはいえず、避難計画が適正かどうかの審査
もされていない」等と主張し訴訟した !
問題は、悪い裁判官が多いことだ。「悪い」というのは、「権力に迎合する」ということだ。
裁判官の人事権は最高裁が握っている。そして、最高裁の人事権は、内閣が握っている。
このために、出世したい裁判官は、必然的に権力に迎合してしまうのだ。
権力が良い権力であれば、良い裁判を行う裁判官が評価される。
しかし、権力が悪い権力であれば、良い裁判を行う裁判官は評価されず、悪い裁判を行う裁判官が評価されることになる。
5)最高裁の人事権は、内閣が握っている体制であり、大多数の裁判官は、
権力従属の、悪い裁判を積極的に行う !
このために、大多数の裁判官は、権力の意向を忖度して、悪い裁判を積極的に行うのである。
福井地方裁判所の樋口英明裁判長は、関西電力大飯原発運転差し止め訴訟でも、2014年5月に大飯原発の運転差し止めを命ずる判決を示した。
樋口裁判長が指摘した事実は、極めて重い。
「我が国において記録された既往最大の震度は、岩手宮城内陸地震における4022ガルであり、1260ガルという数値はこれをはるかに下回るものである。
岩手宮城内陸地震は、大飯でも発生する可能性があるとされる内陸地殻内地震である。
6)近時の我が国において最大の震度は、4022ガルであり、大飯原発の耐震性能
・1260ガルは、約31%にすぎない !
この既往最大という概念自体が、有史以来世界最大というものではなく、近時の我が国において最大というものにすぎない。
1260ガルを超える地震は、大飯原発に到来する危険がある」1260ガルというのは、関西電力が提示している大飯原発の耐震性能である。
これに対して、日本では、2008年6月14日に発生した宮城岩手内陸地震で4022ガルという地震動を観測している。
7)樋口裁判長は、原発を動かすなら、4022ガルを
上回る耐震性能が必要と主張 !
樋口裁判長は、原発を動かすなら、少なくとも、この数値を上回る耐震性能が必要なことは当たり前だと述べたのである。誰もが納得する分かりやすい話である。
3月11日が近付いた時だけフクシマや地震や原発を特集するのはいかがかと思う。
原発問題は、歳時記のテーマではないのだ。
国民の基本的人権、幸福追求権を左右する重大問題なのだ。
8)原発問題は、国民の基本的人権、幸福追求権
を左右する重大問題だ !
3月18日(金)午後6時50分から開始されるオールジャパン平和と共生・「安倍政治を許さない!参院選総決起集会」・https://www.alljapan25.com/では、5野党代表者から参院選の決意表明がなされるとともに、原発、憲法、TPP、基地、格差の問題について、専門家からのご高話を聴くことができる。
原発について、作家の落合恵子さんが、登壇くださる予定になっている。
http://journalofsilentspring.blogspot.jp/
小出裕章さんは、登壇はできないが、メッセージを送って下さっている。
1人でも多くの主権者の参加を強く呼びかけたい。
落合恵子さんは、原発事故後、初めて原発が再稼働された2015年8月11日に、次のような記事をブログに掲載された。
http://journalofsilentspring.blogspot.jp/2015/08/811.html
「8月11日 出先で、これを書いている。
―以下省略します―
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。