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甘利疑惑・「マイナス金利」等、国会質疑と安倍内閣の答弁は ?
自民党に企業献金5割増 !政治資金収支報告
アベノミクスは「ワイロ政治」なのか ?
T 「甘利氏秘書が補償交渉の成功報酬に高級車をねだる」
追及チームが録音資料を国会で公表 !
(www.dpj.or.jp:2016年02月16日より抜粋・転載 )
◆大串博志議員:甘利大臣疑惑追及チーム、 安倍内閣口利き疑惑追及チーム
☆建設会社の交渉担当者の一色氏側から提供された、録音データ !
甘利前経済再生担当大臣の金銭授受疑惑をめぐって、甘利事務所の前秘書が千葉県の建設会社との補償交渉に関連して、交渉の成功報酬として高級車をねだっていた事実が、建設会社の交渉担当者の一色氏側から提供された、録音データから明らかになった。
大串博志衆院議員が、2月16日の衆院予算委員会の質疑の中で公表したもの。
☆「一色さんが、レクサス何色がいいかって、聞いているよって」 !
録音によると、一色氏が「あ、そうだ。これでURのほうがまとまっちゃうと思うんで、えっと鈴木さん(甘利事務所秘書)がレクサスでしたっけ」と確認したのに対して、秘書の清島氏が「いいんですいいんです、あいつは、悪いコアラ、変なことばっかり言うから」と答えたり、一色氏が「カタログ持って来てもらわないと。
持って来てもらってもご本人が全部オーダーしなきゃいけませんからね」清島氏「一色さんが、レクサス何色がいいかって、聞いているよって」などと応じる会話が記録されている。
☆レクサスは、トヨタ製の高級車で、最高価格は、約1600万円 !
レクサスは、トヨタ製の高級車で最高価格は約1600万円。大串議員は、「このような利益をおねだりするかのごとく、成功報酬とするように関与していた証拠が出てきた」と指摘。
「これだけ秘書が補償交渉に絡んでいることが真実か、甘利氏の記者会見の内容が正しかったのか検証するためにも国会に証人としてきていただかなくてはいけない」として、前日の玉木雄一郎議員に続いて、甘利氏と両秘書の証人喚問を実現するよう衆院予算委員長に再度求めた。
一方、URの上西郁男理事長は、大串議員の質問に対し、一色氏側との交渉の際に甘利氏の前秘書が同席し、関与していたことを認めた。
この録音データは16日午後に国会内で開かれた「安倍内閣口利き疑惑追及チーム」の会合で音声でメディアに公開された。
会合の席では、同日の委員会で質問に立った維新の党の柿沢未途議員から「そもそも第三者の立場で捜査をしたと言われる特捜出身の弁護士とはいるのかいないのかわからない。
本来なら国交省やURに接触があってしかるべきだが会見から3週間経っても全く照会がない。
本当にその弁護士がいるのかどうか疑わざるを得ない。『エア弁護士』ではないか」との指摘も出された。
民主党広報委員会
U 【衆院予算委】「甘利氏秘書のUR補償金額交渉への介入の証拠入手した」
玉木議員
(www.dpj.or.jp:2016年02月15日より抜粋・転載 )
玉木雄一郎 衆議院予算委員会 集中審議 2016年度政府予算 第190通常国会
衆院予算委員会の、2月15日の集中審議で質問に立った玉木雄一郎衆院議員は、
(1)甘利前大臣の秘書による口利き疑惑の新事実発覚
(2)日銀のマイナス金利導入情報漏えい
(3)マイナス金利による預金の元本割れの危険性
(4)長期国債のマイナス金利が日銀の経営に及ぼす影響――などを取り上げた。
甘利氏秘書の口利き疑惑で新事実 !
玉木議員は質問の冒頭、「甘利前大臣の秘書がURとの補償金額交渉に深く介入していた証拠を音声記録として入手した」と明らかにした。
この記録は昨年11月2日に一色氏によって録音されたもので、甘利事務所の清島秘書と一色氏が神奈川県の大和市内の寿司店と喫茶店で交わした会話が記録されている。
☆録音の中の会話の一部:一応推定20億かかります !
玉木議員は、この録音の中の会話の一部を次のように読み上げた。「でも一応推定20億かかりますとか、かかると聞いておりますとか、そういう、なんか言葉にして欲しいんですね。
あっちの言い分も明確なあれがないって話だったんで、明確にしなきゃ、ですよね。
もしかしたら実際の金額について細かいとこまで絡めないですよ。こいうところは今だったらギリギリ絡めるんで」。
☆まさに甘利事務所の秘書が金額交渉に深く介入している生々しいやりとりだ !
玉木議員は「まさに甘利事務所の秘書が金額交渉に深く介入している生々しいやりとりだ。これが事実であればあっせん利得処罰法違反は免れない」と指摘した。
☆甘利事務所が、金額交渉に、主導的にどっぷり関わっている様子がうかがえる !
さらに、この録音の5日前の10月28日に、URの担当者と清島秘書との補償金額交渉に関して行ったやりとりも紹介し、UR側が「これ以上関与しないようがいい」と釘を刺していたにもかかわらず、具体的な金額を示して交渉したほうがよいと清島氏が話している事実をあげ、「甘利前大臣は、辞任会見で、『秘書が金額交渉に介入したことはない』と話したが、今のやりとりを聞くと、関与していないどころか、主導的にどっぷり関わっている様子がうかがえる」と指摘した。
音声記録を予算委の理事会に提出するとともに、甘利前大臣と事務所の清島、鈴木両秘書の3人の証人喚問を要求した。
☆甘利氏のあの辞任会見の内容が、嘘だったのではないか ?
また、安倍総理に対して、「潔く辞めたと言われた甘利氏のあの会見の内容が嘘だったのではないか」「しっかりと説明させるべきではないか」と迫ったが、総理は「その段階における甘利氏の認識を示したと承知している」「甘利氏も説明責任を果たしていくと言っている」などと、それ以上この問題に踏み込む姿勢は示さなかった。
◆「マイナス金利」情報漏えいと預金への影響
日本銀行がマイナス金利導入を決定した際に事前に情報がマスコミに漏えいした問題では、その後の調査状況を確認。
「金融政策決定会合が一度中断されている間に政府から出席した2人が中座して本省(財務省)に連絡を取っているが、その役所から漏れたのではないかとの疑念がある」と追及。
日銀の黒田総裁は「事実を知り得た日銀の役職員については情報のやりとりがなかったと確認した」「政府関係者については財務省および内閣府に調査協力を依頼し、事務方を経由して調査報告があった」と答弁したが、玉木議員は「事務方が大丈夫と言っていたから大丈夫だと思っているだけではないか」と納得せず、「中央銀行の信頼に関わる問題なので明確な結果が出るまで聞き続ける」として、さらなる調査を求めた。
◆超低金利政策で預金が目減り?
マイナス金利の導入によって、一般の銀行預金が元本割れを起こす可能性も指摘。
黒田総裁は「欧州の例では個人預金のマイナスはない。手数料は金融サービスの問題で預金金利とは別問題だ」と話をそらしたが、玉木議員は年間の利息よりも1回のATM手数料が上回るケースがあることをパネルで示し、「金利収入が減る銀行は、フィービジネス(手数料収入)へとビジネスモデルを転換する。
そうなると少額預金者は、銀行に預けないで『タンス預金』にしようと考える人が増えるのではないか。こうなると銀行の金融仲介機能が落ちていく。
現に銀行株は下がっている。デフレ経済に陥る危険性もある」と警鐘を鳴らした。
玉木議員は、さらに、長期国債がマイナス金利になったことから「これは満期まで持てば損が出るような商品を日銀がいっぱい買っている。
この含み損をカバーしきれるのか。
日銀も保有している長期国債を時価評価して、きちんと公表すべきでは」と求めたが、黒田総裁の答弁は「観念的な評価損を示しているわけではないが、半期ごとには所有有価証券の評価損益を示している」「長期国債の取り扱いは今後出口の問題も含めてさらに議論していきたい」とかみ合わなかった。
◆年金積立金は株安でどうなる?
☆GPIFの損失で年金の減額があり得るか ?
玉木議員は、GPIFの運用で想定される最大損失額が、ポートフォリオ組み換えによって、これまでの倍の約21.5兆円になっていることを指摘し、「年金保険料収入が一定額で止まる場合、将来の年金減額があり得るのではないのか」と追及した。
安倍総理は、「運用は長いスパンで見るから、その時々の損益が直ちに年金額に反映されるわけではない」としながらも、玉木議員がさらにたたみかけると「想定の利益が出ないなら当然支払いに影響する。給付に耐える状況にない場合は、給付で調整するしかない」と述べ、運用状況次第で将来的に年金支給額の減額もあり得るとの認識を明らかにした。
玉木議員は、「株式への投資比率を上げたことで底が抜ける確率が上がっているのではないか。将来にリスクにさらさないで、国民の大事な年金資金の安定運用をお願いしたい」と求めた。
― 民主党広報委員会―
(参考資料)
自民党に企業献金5割増 !政治資金収支報告
アベノミクスは「ワイロ政治」なのか ?
(ajimura.blog39.fc2.com:2014年12月2日より抜粋・転載)
◆日刊ゲンダイ 2014年12月2日
(ajimura.blog39.fc2.com:2014年12月2日より抜粋・転載)
自民党に企業献金5割増 ! アベノミクスは「ワイロ政治」なのか ?
まったく、ふざけた話だ。自民党への“企業献金”が急増している。自民党の政治資金団体「国民政治協会」の2013年分の収支報告書によると、献金総額は19億5480万円と前年比43%増。
約1.5倍に膨らんでいた。昨年の献金上位50社のうち、46社が額を増やし、減らしたのは1社だけだった。
なかでも、アベノミクスの恩恵を受けた大企業が献金額を大幅に増やしていた。
「株高」で潤った野村ホールディングスは5.6倍の2800万円を献金。
「円安」によって輸出が増えた日本自動車工業会も1.3倍の8000万円を寄付。
「公共事業」でウハウハのゼネコンは大手5社が横並びで1.5倍の1200万円ずつ献金している。
しかし、こんなバカなことが許されるのか。アベノミクスによって大企業をボロ儲けさせ、潤った大企業はその“見返り”に安倍自民党に献金する。これではワイロも同然ではないか。
「大企業はアベノミクスの恩恵をトコトン享受しています。
復興法人増税も廃止された。その結果、上場企業は空前の好決算を記録している。
自民党への献金増額はその“謝礼”と、さらに大企業優遇を強化してほしいという“要請”です。
巨額の献金を受け取った自民党も要請に応え、来年以降、大企業が労働者を安く酷使できるように“労働者派遣法改正案”を成立させ、法人税も引き下げる予定です。
この調子では、来年の献金額はさらに増えるでしょう」(民間シンクタンク研究員)
■大企業と自民党だけがボロ儲け !
安倍首相は、富める者がさらに富めば、いずれ貧しい者も豊かになると、“トリクルダウン”を訴えていたが、庶民には一切、富は降りてこず、おこぼれを受けていたのは安倍自民党だった。
むしろ、庶民は実質賃金が15カ月連続ダウンするなどアベノミクスのしわ寄せだけを受けている。法人税を減税するために消費税増税も強行された。
12月14日の総選挙は自民党の大勝ムードだが、本当に国民は自民党に投票するのか。
「アベノミクスは、アメリカがレーガン時代から始めた新自由主義のモノ真似です。
新自由主義によってアメリカ社会は、一握りの富裕層と大多数の貧困層という歪な分裂社会になってしまった。
富裕層が巨額な政治献金で政治を動かし、富裕層を優遇する政策を実施させ、さらに富を増やした富裕層が献金するというサイクルが出来上がったからです。
貧困層は相手にされない。安倍首相は日本をアメリカと同じような社会にしようとしている。
すでに富裕層の資産規模は、この2年間で28%も増え、逆に資産ゼロ世帯が3割を突破してしまった。年金までカットしている。
安倍政権が続くことで誰にメリットがあり、誰がデメリットを被るのか、有権者はよく考えるべきです」(政治評論家・森田実氏)
安倍首相は「アベノミクス、この道しかない」などと叫んでいるが、冗談ではない。
アベノミクスは、裏で手を結んでいる大企業と自民党だけがボロ儲けするシロモノだ。
国民は鉄槌を加えなければダメだ。
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