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社会党・村山首相の時の・阪神・淡路大震災から21年目 !
毎年慰霊祭を取材する地元記者が
忘れられない“被災者”声をレポート !
米国・ベクテル社と阪神大震災「人工地震説」とは ?
(dot.asahi.com :2016/1/17 05:46より抜粋・転載)
死者約6400人、負傷者約4万4000人を出した阪神・淡路大震災 !
1995年1月17日――死者約6400人、負傷者約4万4000人を出した阪神・淡路大震災は、きょうで21年目を迎えた。
未曾有の震災から20年以上経過した今も、神戸市各地で震災の慰霊祭が行われている。毎年、慰霊祭に訪れた人を取材してきた地元記者が被災者の声をレポートする。
「今年、生きていたら成人式を迎えていました。
天国で、家内とおじいちゃん、おばあちゃんたちに祝ってもらっていることでしょう。
この世にいたら大学生か社会人か。男同士、酒でも飲みたかったですけどね」
2015年に東遊園地で開かれた慰霊祭で取材したタツヤさん(当時・44歳)は、長男(0)、妻(23)と、同居していた妻の父(45)、妻の母(42)の家族すべてを震災で失った。
「私ね、子どもの頃に両親を失いましてね。
早く安定した職に就き、自分の家族を持ちたかった。高卒で公務員になって、すぐ結婚しました。震災の前年9月にやっと子どもを授かったんです」(タツヤさん)
たまたま、東京・霞が関の中央官庁に出張したのは、地震が発生する前日の1月16日だった。
翌日、宿泊先のテレビで変わり果てた神戸の姿を目の当たりにする。
すぐに自宅に電話したが、何度かけても電話は通じることはない。
当時は、まだスマートフォンはおろか、携帯電話も普及していなかった時代。出先からの連絡は公衆電話が主な手段だった。
電話がつながらず途方に暮れていたところ、霞が関の役所から「すぐに家に戻れ」と宿泊先に連絡がきた。
顔を見たこともない上司に礼を言い、神戸へと急ぐ。
大阪までは、順調に引き返せた。だが、阪神間の交通は遮断状態だった。
タクシーをつかまえ、「神戸に向かって行けるところまで行ってほしい」と運転手に告げ、どうにか兵庫県芦屋市付近まで辿り着いた。
だが、ここから先は車で進めない。
「芦屋市内で1万円で自転車を譲ってもらい神戸の自宅に向かいました。
日が暮れた頃、ようやく自宅に着きました。
でも自宅マンションは倒壊……
近隣の人の話ではうちの家族の安否は確認されていないと聞きました。後のことはすこし記憶が飛んでいるので。ごめんなさい」(同)
倒壊した自宅マンションの整理や家族の葬儀、納骨を終えて、タツヤさんは神戸を離れることにした。
「新天地としてやって来た神戸です。でも震災ですべてを失ってしまい、毎日、この地で過ごすのは辛かった。ちょうど東京・霞が関への転勤話があったので。
以来、神戸に足を踏み入れていなかった……神戸は19年ぶりですかね。
息子の成人祝いです」(同)
神戸市役所隣接する東遊園地には、犠牲者の名前が刻まれた「慰霊と復興のモニュメント」がある。2011年には、ここで石碑に刻まれた名前を手でさすっていたコズエさん(当時・68歳)に話を聞くことができた。
「家が倒壊してな。兵庫区やったんやけど。お父ちゃんも即死やってん。
それで半分壊れた家やけど、やっぱり自分の家やから。
でも、ずっとここに住んでたら危ないといわれて、震災後から4日くらい経ってから、被災所に行ったんや」
だが震災後、すこし時間を置いて被災所に行くと、親しくしていた近隣住民のひとりから「いまさら、何しに来た?」という心無い声を浴びせられたという。
「人数がひとり増えると、食事の割り当てが減るからなのかな。
それに寝る場所も何となく決まっていて…。行くところないから夜は遺体安置所で、お父ちゃんの横で寝ててん。他人様のご遺体も別に怖くなかったわ」(コズエさん)
震災よりも、むしろ震災後の数日の苦い思い出から、コズエさんは、生活が落ち着いてから、生まれ育った兵庫区から、神戸市内でも少し離れた土地でそれからを過ごすことにした。
混乱していた震災直後の嫌な思い出を、一刻でも早く忘れたかった。
今でもヘリコプターの音を聞くと震災後、数日間の辛い経験が脳裏に蘇るという。
「震災後、みんなが助け合っていた――そういうきれいな話しか表にでてけえへんね。
だけど私が経験したことこれも震災の真実なんや。そういうのに耐えている人、私だけやない思うよ」(同)
あれから21年。震災の記憶は、神戸でも薄れつつある。
だが、あの“悲劇”とは何だったのか、逃げずに向かいあっていくのが、残された者の使命である。
(参考資料)
阪神大震災「人工地震説」はいかにして生まれたか ?
核爆弾やプラズマ、ELF(超低周波)、
スカラー波などを使用する方法がある !
阪神大震災により米国・ベクテル社は、莫大な利益を得た !
(news.livedoor.com 2015年1月17日DMMニュースより抜粋・転載)
阪神大震災から20年がたった。震災後、さまざまなデマや陰謀論が流布したが、中でも有名だったのは「地震直前にユダヤ系企業と、その従業員、家族が神戸から脱出していた」というものだ。
前回の記事では、この噂をさまざまな角度から検証し、デマであるという結論に至った。この記事では、事前脱出説とセットで語られることの多い「阪神大震災人工地震説」ついてレポートしてみたい。
★ 9.11米同時多発テロ事件では、イスラエル人
従業員4千人は欠勤していた !
阪神大震災の「ユダヤ人事前脱出説」と似たようなものに、2000年の9.11米同時多発テロ事件にまつわる噂がある。
曰く、テロ前日にゴールドマン・サックスの東京支社内で内部メモが回され、全職員にテロ攻撃の可能性があるという警告が通達されたというものだ。
このメモには、アメリカ政府関連施設に近づくな、と全職員に忠告していたという話になっている。
さらにコスタリカ『レプブリカ』紙やインドネシア『シナール・パギ』紙などが「同時多発テロの当日、世界貿易センタービルに勤務していた、イスラエル人従業員4000人は欠勤していた」と報じている。
これらの報道は今では単なるデマとして認識されているが、言いたいことは「ユダヤ人は事前にテロが起こることを知っていた」ということであり、9.11テロは「ユダヤによる自作自演説という陰謀論に繋がっていく。
★米ベクテル社による「人工地震説」へと発展
そして阪神大震災の場合も、事前脱出説が、より陰謀色を帯びて「人口地震説」へと繋がっていくのだ。
人工地震説が噂されたのには、様々な理由がある。
まず、阪神大震災は“双子地震”(本震が2段階で起こった)で、専門家によれば、揺れを起こした淡路島の断層だけが原因ではなく、未だ解明されていない別の断層による揺れがあるとされている。
この“未解明の断層による揺れ”が、人工的に引き起こされた地震であるというのだ。
また、震災が起こったその日に、大阪で「第4回日米防災会議」が開催されたことも人工地震説を疑う材料になっている。
この会議の目的は、まさに大都市における地震災害対策を話し合うのが目的なのだが、阪神大震災が起こったことにより急遽、現地調査に切り替え、「参加者の中には車をチャーターして神戸に向かった人々も」(神戸新聞・1995年1月18日付)いたという。
このあまりのタイミングの良さに、一部では米軍による広島・長崎の被爆地調査になぞらえる向きもいる。またこの会議のアメリカ側のメンバーにはFEMA(連邦危機管理庁)が入っているが、地震があるのを知っていたように調査機材を大量に持ち込んでいたという噂も流れた。
★ では、どうやって人工的に大地震を引き起こすか。
核爆弾やプラズマ、ELF(超低周波)、
スカラー波などを使用する方法があるといわれている。
これらの違いは、要するにパワーを何から得るかの違いであり、基本的には地殻変動のひずみが生じている地点に、力を加えることによって、人工的に地震を起こすことが可能で、例えば旧ソ連時代では実際、開発直前までいき、日本でも報じられた(読売新聞・1991年5月4日付)。
これは、小さな核爆弾をプレートのひずみに設置するというもので、地殻構造によっては数千km先で大地震を起こさせることも理論上可能だとしている。
意外だが、人工的に地震を起こすことは、「爆破地震学」というれっきとした学問のひとつとして存在している。
ダイナマイトや圧縮空気を使って、地震を発生させ、地震波の伝わり方や地下のプレートや断層の構造を調べるのである。これらの情報を総合すると、人工的に地震を起こすことは不可能ではない。
しかし人工地震説で一番の疑問はやはり「誰が何のために」といったことだろう。奇妙なことに『日本が狙われている』(文芸社・三橋一夫著)やオウム真理教(当時、麻原代表が阪神大震災を予言していたと発表していた)、ユダヤ研究者、ネットなど人工地震説を唱える複数の人々が口を揃えて言うのが、アメリカのベクテル社の存在である。
★米国・ベクトル社は世界的建設業会社・株式未公開
ベクテル社は、サンフランシスコに拠点を置くアメリカのゼネコンで、空港、発電所、ダム、パイプラインなどを建設している。
これまで、世界中の石油製油施設のほぼ全てと、原子力発電所の半分を作ってきた。
この企業の特異なところは、世界中で大規模な建設事業を受注しているにもかかわらず、株式は非公開で未だに創業者一族が株の大半を所有しているところにある。
アメリカの政権との結びつきも強く、同社の社長だったシュルツと副社長だったワインバーガーはレーガン政権において、それぞれ国務長官、国防長官に就任したことでも有名だ。
ブッシュ政権でも当然、その流れは継承されており、アメリカ政府が発注する、イラク復興事業の多くは入札競争なしで、「ベクテル社」が請け負ったが、バグダッド占領直後から暫定統治が終わるまでのわずか1年半の間でベクテル社に発注されたインフラ復興事業は、総額6億8000万ドル(約800億円)にものぼる。
★ベクテル社とFEMAは一心同体
日本でも今まで様々な工事を請け負ってきた。主なものに、国内の原発をはじめとして、関西国際空港、明石海峡大橋、最近で言うと中部国際空港、東京湾横断道路などがある。
人口地震説は、このベクテル社が、実験的に地震を引き起こし、データを取ることで、今後の事業に活用したのではないかというのである。
関空と明石海峡大橋に注目してほしい。震災後もこの2つの建造物は、無傷であった。
それは以後、ベクテル社が日本、いや世界中で工事を請け負う際、プラス要因になったに違いない。
さらに、先ほど震災当日に開催された、日米防災会議にFEMA(*)の職員が参加していたとことを書いたが、まさにベクテル社とFEMAは一心同体といってよく、イラクやハリケーン・カトリーナの復興事業で両者の絆は固い。
*フィーマ【FEMA】の解説:《Federal Emergency Management Agency》連邦緊急事態管理庁。国土安全省に属する米国の政府機関。大規模災害が発生した場合の支援活動を組織、統括する。1979年設立。
★神戸市は米軍の軍事医療基地 になるはずだった?
地震を起こすことによって、データがとれるという利点以外にも、神戸自体の復興事業利権もある。
ここでもやはりベクテル社の名前はすぐに出てくる。
震災後に計画された、神戸空港を含む、ポートアイランド第2期拡張工事と、神戸市が1999年に打ち出した「医療産業都市構想」である。
この構想は神戸をアジアにおける先端医療産業の拠点にしようというもの。
神戸空港を使った輸送手段の確保と、ポートアイランド内の医療産業用土地を開発が大きな柱となっていて、ベクテル社が調査、建築にあたっている。
そして、この構想自体、実は軍事医療的要素が強く、アメリカの世界戦略の一環だといわれている。
政策事業に政権と密接にかかわるベクテル社が出てくるのは当然といえば当然だ。
★阪神大震災によりベクテル社は、莫大な利益を得た !
陰謀論を唱える人の説をみると、阪神大震災によりベクテル社は、莫大な利益を得たかのようにみえる。
断層のあった淡路島を通過する明石海峡大橋の建造中に、地震を発生させる何かを事前に仕込んでおいたというストーリーは一部の人たちにはささるのかもしれない。
しかし大きな矛盾がある。人工地震説をとる人々は口を揃えてベクテル社のことをユダヤ系企業だと断定しているが、これは全く事実と異なるからだ。
ベクテル社の内幕に迫った唯一の資料と言われている『ベクテルの秘密ファイル』(L・マッカートニー著・広瀬隆 訳)によれば、ベクテル社の創業者は、ドイツ移民のアーリア人であり、社内は反ユダヤ主義で支配されていると書いてある。
イスラエルからの受注は、全て断り、むしろサウジアラビアをはじめ、アラブ諸国と仲がいいのだ。この時点で、ユダヤ系外国人が主役である、事前脱出説はもろくも崩れてしまう。
今まで検証してきたように、事前脱出説は単なるデマや都市伝説の類にすぎないことがわかった。
ベクテル社の持つ、秘密のベールに包まれたイメージ、米政権中枢との密接なかかわり……ミステリーに満ちたこの企業の姿が人工地震説と、それに付随する事前脱出説を呼び起こしたのだろう。
都市伝説や陰謀論好きな人々にとって、ベクテル社と阪神大震災の関係は、今までのどんなものより想像力をかきたてられ、好奇心を刺激したに違いない。
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