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正論:集団的自衛権を考える (第3回)
柳澤協二氏と伊勢崎賢治氏の対談レポート !
9・11同時多発テロの真相解明 !
(www.magazine9.jp:2014年6月18日より抜粋・転載)
集団的自衛権と自衛隊(その2)
柳澤協二さん×伊勢崎賢治さん:対談レポート
「今国会の会期中に、集団的自衛権の行使容認を閣議決定する」と表明した安倍政権。立憲主義も民主主義も踏みにじる、こんな「解釈改憲」がまかり通ってしまったら、この国はいったいどこに行ってしまうのか。国会閉幕まであとわずかですが、いろんな角度から考えたいと思います。
先月開催された「第32回マガ9学校」より、元防衛官僚でイラク自衛隊派遣の実務にも携わった柳澤協二さん、アフガニスタンなどで武装解除・平和構築の現場を体験した伊勢崎賢治さんによる対談のレポートをお届けします。
柳澤協二(やなぎさわ・きょうじ) 1946年東京都生まれ。大学卒業後の1970年に当時の防衛庁に入庁。防衛大臣官房官房長、防衛研究所所長などを経て、2004〜2009年まで内閣官房副長官補(安全保障担当)。
イラクへの自衛隊派遣などを監督する。2009年の退官後はNPO「国際地政学研究所」理事長などを務める。著書に『検証 官邸のイラク戦争——元防衛官僚による批判と自省』(岩波書店)、『「国防軍」 私の懸念』(伊勢崎さん、小池清彦さんとの共著/かもがわ出版)、『亡国の安保政策――安倍政権と「積極的平和主義」の罠』(岩波書店)などがある。
伊勢崎賢治(いせざき・けんじ) 1957年東京都生まれ。大学卒業後、インド留学中にスラム住民の居住権獲得運動に携わる。国際NGOスタッフとしてアフリカ各地で活動後、東チモール、シェラレオネ、アフガニスタンで紛争処理を指揮。現在、東京外国語大学教授。紛争予防・平和構築講座を担 当。
著書に『東チモール県知事日記』(藤原書店)、『武装解除 紛争屋が見た世界』(講談社現代新書)、『伊勢ア賢治の平和構築ゼミ』(大月書店)、『国際貢献のウソ』(ちくまプリマー新書)、『紛争屋の外交論−ニッポンの出口戦略』(NHK出版新書)など。
◆「軍隊がいるから安全」は一側面に過ぎない !
伊勢崎: 僕は東京外国語大学で、いわゆる紛争当事者国出身の学生を集めて平和構築学を教えているんですが、先日、学生たちに「今話題になっている集団的自衛権の議論が全然分からないから説明してくれないか」と言われたんですね。
それで「日本がアメリカと一緒に戦争をするかどうかについてもめてるんだよ、今まではやってこなかったから」と説明したら、シリア出身の学生がびっくりして「もうやっちゃったでしょ! アレはなんだったの!?」と(笑)。
柳澤: ああ、イラク戦争で。
伊勢崎: そうなんです。中東の彼らにすれば、日本はすでにアメリカの戦争に参加している、と記憶の中に刻まれてるわけですね。それをいまさらなぜ議論しているのか、と。たしかに、イラクだけではなくてアフガニスタン戦争のときのインド洋給油活動だって、NATOの集団的自衛権行使という形で継続するOEF(不朽の自由作戦)の下部作戦であるMIO(海上阻止行動)だったわけですから。
つまり、日本での議論はそうではなかったけれど、外の目で見ると「やっている」。この辺を議論の出発点にしていかないといけないと思うんです。日本はアメリカと違って、あのときにどうするべきだったかという総括もしていないじゃないですか。
イラク派遣のとき官邸にいらした柳澤さんは、今の集団的自衛権をめぐる議論を見てどうお考えなんでしょうか。
柳澤: これは東京新聞記者で防衛省を長年取材している半田滋さんの話を聞いて「なるほど」と思ったんですが、イラクに派遣されるとき自衛隊は、緑色の迷彩服を着ていったんですね。
でも、イラクは砂漠の国だから、全然「迷彩」にならないんですよ。実際、米軍などはグレーとベージュの、砂漠に溶け込む色の迷彩服を着ていました。
じゃあ、なぜ自衛隊はグリーンだったのか。しかも、ヘルメットにも胸にも日の丸をでっかくつけて、ものすごく目立っていた。あれはつまり、自分たちは戦争をしにきたんじゃないということをアピールしたかったということなんですね。
そのために、「戦争をしにきたのならそんなことはしない」っていうことをあえてやった。あの陸上自衛隊の知恵と勇気は私は褒めたいと思っています。
『検証 官邸のイラク戦争』という本にも書いたんですが、あのとき私は官邸にいて、自衛隊に犠牲者が出るかもしれない、出たらどうすべきか、ということを考えていた。
ところが、上司の政治家にその話をしたら、「自衛隊員が1人怪我したら自衛隊は撤収しないとダメだろう、内閣がつぶれてしまう」というんです。ちょっと待ってくれ、と思いました。自衛隊は任務を達成するために、犠牲覚悟で行っている。
それなのに、1人が怪我したら帰って来なきゃいけないような任務で、そもそも自衛隊を使わないでくれと、そう思ったんです。
でも、よく考えたらあのときの自衛隊の「任務」って、結局はアメリカのお付き合いで「そこにいること」だったんですよね。であれば、そんなことで隊員が怪我したり死んだりしたら損だということで、それ以来私は、交代でイラクに向かう部隊の部隊長が挨拶に来る度に、「君の最大の仕事は何もしなくていいから隊員を全員無事に連れ帰ることだ。
なぜなら政治がそれしか望んでないからだ」という話をしていました。そこがもう、ものすごく矛盾に満ちたところなんです。今は、じゃあその矛盾を乗り越えて、自衛隊に犠牲覚悟でやってこいと政治が言うのかどうかが問われているわけですね。
ところで伊勢崎さんにお聞きしたいのですが、あのとき、アフガニスタンにも自衛隊を派遣するという話になったときに、現地で灌漑事業支援などを続けている医師の中村哲さんが、国会に来て証言をしましたよね。
「自衛隊が来たら、自分たちが現地の人たちに敵だと思われて危険になるから絶対にやめてくれ」と。アフガンにいた伊勢崎さんから見て、そのあたりの感じはどうだったのでしょうか。
伊勢崎: 難しいですね。僕は中村さんのことはとても尊敬していますし、あの活動はノーベル平和賞にも相当すると思っています。おっしゃっていることも、半分は当たっているんじゃないでしょうか。
ただ一方で、中村さんたちが活動しているジャララバードというのは、米軍が駐留しているからこそアフガニスタンで一番治安のいい地域の一つになっている、という側面もあるんですよね。
米軍にとって「地元社会と上手くやっている」ことの「ショールーム」みたいなところで、復興開発にも力を入れているし、麻薬撲滅も進んだ。それを考えると、一概に「軍隊がいるから危険になる」と言えないところもあって…。
柳澤: それなんです。軍隊を出して安全になるという場面もたしかにあるけれども、なまじいるから敵を増やす側面もあるということですよね。集団的自衛権だってやっぱり両面があるわけで、そこのバランスをどう取るかというのが実はすごく難しいんだと思います。
◆アフガン戦争やイラク戦争の「検証」を !
伊勢崎: そのとおりです。国際法や国連憲章的に言っても、集団的自衛権って別に、それそのものが良いとか悪いとかの話じゃないですからね。
僕はアフガンで武装解除に携わったとき、NATOと一緒に仕事をして、その活動を近くで見ていましたけど、同盟各国の軍をまとめる統合指揮が目指すものは、補完の関係なんだな、と思いました。
同盟国の中にはいろんな事情があって、それぞれ弱みも強みもあるわけですよ。例えば、ノルウェーは平和外交の旗手ですよね。そのノルウェーに対して、アメリカはイギリスやフランス並みに軍事力を行使しろとは決して言わない。
なぜかというと、ノルウェーにはノルウェーの強みがあるから。それを活かして、タリバンとの政治交渉とか、そういう面を任せるわけです。
あと、日本以上に海外派兵に対して国民のアレルギーがあるドイツに対しても、あんまり無理はさせられない。
もし、ドイツ軍が人権侵害を引き起こして、ドイツ国内の反戦世論が沸騰し、離脱なんてことになったら、アメリカにとってこれほどの痛手はないわけです。
多国籍軍の統合指揮ってそういうことなんですよね。いろんな国の長所を出し合いながら補完し合って、総合力にしていく。実は日本も、アフガニスタンではそういうふうに使われたんです。
こういう意味合いで集団的自衛権を考えなければと思うんですけど。
柳澤: アメリカって実は、世界最強の軍事力を誇りながら、第二次大戦以降すべての戦争に勝ったためしがないんですよね。特に、軍事力だけに頼って、解決しようとしたときは必ず失敗している。
9・11のNY同時多発テロ事件のとき、当時のブッシュ大統領が、最初に言ったのは「これは戦争だ」ということでした。わがアメリカを攻撃するとは絶対に許せん、と。国民も「そうだ、そうだ」と反応して、アフガニスタン戦争がはじまった。
だけど、振り返ってみるとあの事件は、通常の国際法的な観念からすると、戦争ではなくて、国際犯罪なんですよね。
―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
9・11同時多発テロの真相解明 !
「リチャード・コシミズ氏講演会」
水素爆弾が爆発 ! →権力の自作自演 !
( 2007年9月15日より抜粋・転載)
★世界貿易センタービルでの被害者・消防職員等にガン発病 !
じゃあ広島と長崎で発生している、癌(がん)て、どんなものなのかなと思って調べてみると、
白血病、甲状腺がん、肺がん、結腸がん、卵巣がん、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、
膀胱がん、肝臓がん…
WTC(米国・世界貿易センタービル)と、広島・長崎の症例は、きわめて似ているんです。
つまり放射線に起因する癌というのは色んな種類がある。非常に多岐に渡っている。共通しているんです、WTCでも原爆投下された、広島と同じような状況が見られると。
★WTCの何が、発がんの原因は何か ?
★犠牲者千人超は、「超高熱」による遺体消滅で身元不明
それともう一つ、気になった記事があります。これは朝日新聞です。
「千人を超える犠牲者(1133人)、未だ帰れず。テロから6年。
千人を超える犠牲者の遺体がまだ見つかっていない。DNA鑑定などにより身元が判明したのは、ビル崩壊の犠牲者2750人の内、1617(59%)人だけである。高熱による遺体の損壊が激しい。」
★航空機の火災の常識を遙かに超える「高熱火災」だった !
犠牲者千人超の「遺体が蒸発しています」 !
高熱?もちろん航空機の火災ぐらいでは遺体が完全になくなるほどの結果にはなりません。何か非常に高い温度のものが燃え続けた、その結果として、人間の体が消えているんです、千人分。
この記事に先立つ事5年、これ2001年12月4日のワシントン・ポストの記事
です。
ここには何て書いてあるかというと…主任検視官というのが現場に入って遺体を捜したわけですね。結果としてこの時点では、1600人分がどうしても見つからない。
そこでこの主任検視官は家族に対してどう説明したかというと「遺体が蒸発しています」:ベイポライズvaporizeという言葉を使っています。本当に「蒸発」しちゃったんです。
★マスコミ報道:ビルの鉄骨の一部が 超高熱で、蒸発した形跡がある !
これはニューヨーク・タイムズの2001年11月29日、(911が)起きた直後の記事なんですが「WTC−7で、鉄骨の一部が蒸発した形跡がある」と(書いてある)鉄が蒸発するっていうのは、生半可な事では不可能なんですね。
さて今度は、この例の白い粉塵です。マンハッタン全域を覆ってしまった粉塵、これは先ほど説明したように、明らかに、「核兵器」が使われている。
★超高熱で鉄鋼が溶解、トリチウム検出
→水素爆弾が爆発 !→権力の自作自演
これについては山本先生も知見をお持ちなんですが、ちょっとややこしいんですね。この粉塵からトリチウムというものが検出されているんです。
このトリチウムというのは先ほど山本先生が言われたように、従来型の水素爆弾が爆発すると発生するものなんです。
それが、「自然界の数値の55倍」の高さで見つかっているんです、この粉塵から。
ということは水素爆弾が爆発したとしか思えないんです。
もしそうであるならば、こういった集団発がんというものを充分理解出来るんです。
鉄が蒸発して当たり前なんです。全てを説明してしまうんです。
もう一つ、WTCでビルが倒れても、実は地下には溶けた鉄のプールが3つ、9・11から3ヶ月間ずっーと存在していました。
長い間ずっとグズグズと煮えていたんです。
鉄が溶けて3ヶ月間、ずうっと維持されるっていうのは、それだけ物凄い熱量が加わった、ということなんですね。「水爆」以外、何がこれをなしえるのか。
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