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  立憲民主党は、党勢を拡大するために、共産党の支援が必要だ !
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投稿者 青木吉太郎 日時 2021 年 10 月 20 日 16:24:35: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 

   立憲民主党は、党勢を拡大するために、共産党の支援が必要だ !

     枝野代表が過去、所属していた民主党の真相・深層は ?

植草一秀氏ブログ「知られざる真実」
(第2961号:2021年10月20日)

1)31日の投票日まで、2週間弱の選挙戦が展開される !

10月19日、衆院選が公示された。
10月31日の投票日まで2週間弱の選挙戦が展開される。
自公政治の打破が求められるが、そのためには基本政策を共有する野党勢力が連帯して対応することが必要不可欠である。
共産党を含む野党共闘体制の構築こそ、政権刷新のカギを握る。

2)枝野幸男代表は、野党共闘に否定的な発言を示している !

ところが、残念なことに野党第一党の立憲民主党代表の枝野幸男氏が野党共闘に否定的な発言を示している。
共闘する対象は国民民主党と連合であって、共産党、社民党、れいわとは共闘しないと述べている。
総選挙直前のタイミングで、このような発言をすることは、極めて残念なことである。

3)立憲民主党は、党勢を拡大するために、共産党の支援が必要だ !

立憲民主党は、党勢を拡大するために、共産党の支援を必要としているのではないか。
選挙直前のタイミングで「共闘するのは国民民主党と連合で、共産党、社民党、れいわとは共闘しない」と発言して、野党共闘に弾みがつくとは考えられない。
日本政治刷新に向けて少し長い目で問題を捉える必要がある。
野党共闘を確立して、政権を奪取するには、立憲民主党の大改造が必要不可欠である。

4)大改造のためには、立憲民主党の党首交代も、必要不可欠だ !

立憲民主党の党首交代も、必要不可欠である。
この点も視野に入れて、総選挙に臨む必要がある。
総選挙を前に野党批判するのはどうかとの意見もある。
しかし、「どうか」の言葉で表現すべきは、野党第一党の党首の姿勢であることを、見落とすべきでない。
総選挙を前に、野党共闘の対象は、国民民主党と連合であって、共産党、社民党、れいわは共闘の対象ではないと、発言する野党第一党の党首の姿勢を、「どうか」と考えるべきである。

5)枝野代表の姿勢では、残念ながら政権奪取は困難だ !

枝野代表の姿勢では、残念ながら政権奪取は困難である。
「オールジャパン平和と共生」=政策連合の活動を始めた、2015年6月以降、一貫して政策を基軸にした、連帯構築の必要性を主張してきた。
共産党とも基本政策を共有し得る。
平和主義の堅持、原発稼働ゼロ、共生の経済政策、の基本を共有して強固な野党共闘を構築すべきである。

6)野党共闘の基本方針に背を向けているのが、立憲民主党だ !

この野党共闘の基本方針に背を向けているのが、立憲民主党である。
立憲民主党が、この姿勢を押し通すなら、日本政治刷新の道を切り拓くことは、極めて困難である。
長い目で見て、政治刷新を実現するには、立憲民主党の大刷新、あるいは、立憲民主党に代わる、「たしかな野党」の構築が必要である。
立憲民主党の枝野体制を温存することは、政治刷新を遠ざけることに、つながる可能性が高い。
この点まで洞察して、衆院総選挙に臨むことが必要である。
―この続きは次回投稿しますー

(参考資料)

○政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆

   の大罪と自民党体制・自公体制の真相 !

「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/12/25より抜粋・転載)

◆既得権益勢力は、改革阻止の「政治謀略事件」断行 !
民主党の海江田万里氏が総選挙で落選し、民主党代表を辞任した。
民主党は、年明けに新しい代表を選出する。しかし、この党に対する主権者の期待は冷め切っている。2009年に政権交代を実現し、日本政治が変革するとの期待が日本中に広がった。
(☆鳩山民主党の政策:緊密で対等な日米関係を築く。核兵器廃絶の先頭に立ち、テロの脅威を除去。国家公務員の天下りあっせんは、全面的に禁止 !企業団体献金、世襲を禁止。中学卒業までの子ども1人当たり年31万2000円(月額2万6000円)の子ども手当を創設。)
このとき、最大の警戒をもって状況を見つめたのが、日本の既得権益である。
日本の既得権益とは、「米国・官僚・大資本のトライアングル」だ。
別名は、ハゲタカ(巨大資本)・シロアリ(悪徳官僚)・ハイエナ(巨大資本の家来)である。
攻撃の対象とされたのは、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏だった。
小沢一郎氏に対しては、西松事件、陸山会事件という、戦後最悪の「政治謀略事件」が捏造された。鳩山由紀夫氏に対しては、個人献金をめぐるスキャンダルが掘り起こされ、徹底的な「人物破壊工作」を展開された。

◆「隠れ既得権益派」が普天間問題で、鳩山首相に違背 !
そして、もうひとつ見落とせないことは、政権交代の最大の功労者である、小沢氏と鳩山氏が人為的に分断されたことだ。
鳩山政権は、沖縄の普天間移設問題で、トラップ(ワナ)にかけられた。
鳩山首相が、普天間問題で追い落とされる原因を創作したのは、民主党内の「隠れ既得権益派勢力」だった。
具体的には、沖縄基地問題を担当した、岡田克也外相、前原誠司沖縄担当相、北澤俊美防衛相
の三名が、鳩山首相に対して忠誠を誓わず、横田政府=米国の僕(しもべ)として動いたのである。
このために、鳩山首相が追求した、普天間基地の県外・国外移設方針が座礁した。

◆悪徳民主党議員が「政治謀略事件」渦中の小沢氏を攻撃 !
そして、もうひとつ、2009年の政権交代が破壊された最大の理由のひとつは、小沢一郎氏が謀略によって、「人物破壊」されたことだ。
2009年3月3日に勃発した、西松事件で、小沢一郎氏は不当な追及を受けた。
民主党は一致結束して、検察による小沢民主党攻撃に立ち向かう必要があったが、民主党の一部の人間は後ろから小沢一郎氏に対して弾を撃ったのである。その悪徳民主党議員が、岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎、枝野幸男、安住淳などのメンバーである。

◆公約破棄の消費税増税提示で民主党への信頼失墜 !
そして、政権交代を実現した民主党の存立基盤が完全に粉砕される原因になったのが、公約破棄の消費税増税方針提示だった。
この背徳の政策運営が、民主党に対する期待を絶望と怒りに変えた。
その戦犯が、渡部恒三、藤井裕久、仙谷由人、菅直人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、安住淳、玄葉光一郎の悪徳10人衆である。民主党は、「シロアリを退治して天下り機関を排して天下りを根絶する。そこから始めなければ、消費税を上げるのはおかしい」ことを公約に掲げて、2009年総選挙に臨んだ。

◆菅・野田首相は、財務省に屈服し、消費税増税推進 !
日本政治を破壊した、民主党悪徳10人衆は、民主党解体とともに消滅してもらいたいと思う。
民主と維新の一部、生活、社民などが連携して、「主権者の党」を創設するべきだ。
民主党がいまだに、この負の遺産を引きずっているために、日本政治の未来が開けないのだ。
直接的に最大の汚点を残したのは、民主党が財務省の軍門に下ったことだ。
その主犯は、菅直人氏と野田佳彦氏だ、裏から誘導したのは、藤井裕久氏である。
菅直人氏も野田佳彦氏も、私の主張の影響を受けたのだと思う。

◆悪徳10人衆は、自分の出世、名誉欲、権力欲だけ !
二人とも、何よりも優先したことは、自分の出世、名誉欲、権力欲である。
財務省から、「消費税増税推進と引き換えに、首相ポスト獲得への全面協力」のオファーを受けて、いともたやすく、変節を遂げたのであると思われる。
この変節が日本政治を破壊したのである。
自分の権力欲、出世欲だけで政治家稼業を営んでいるのだ。野田佳彦氏は、なおひどい。
2009年8月15日の大阪街頭での「シロアリ演説」がネット上に流布されて、それでも総理の椅子にしがみついて、消費税増税に突き進んだ。
それほどまでに厚顔無恥なのである。
野田氏は、鳩山政権発足時に無役だったが、財務省OBの藤井裕久氏が、野田氏を財務副大臣に引き上げた。これを契機に、野田佳彦氏は、完全に財務省に取り込まれた。
自分自身の利害得失で、主権者との約束を放り出したのである。
財務省の支援なくして、野田政権の誕生はなかった。

◆改革や国民との約束無視、私利私欲だけの政治屋
要するに、官僚の前に膝を屈して、ひたすら自分自身の個人的な利益だけを追求したのである。
日本財政で最大の問題は、消費税増税の前提である「シロアリ退治」が何ひとつ実践されていないことだ。
財務省こそ、増税の前に、「天下り利権」の放棄を宣言するべきだ。
しかし、財務省は、天下り利権を放棄するどころか、天下り利権の全面奪還に動いている。
我が身を切る改革ではなく、我が身を肥やす膨張を実行しつつ、一般庶民に悪魔の税負担を強制している。これで日本が良い国になるわけがない。

◆悪徳10人衆は、小沢氏と鳩山氏を追い落とした !
民主党の主導権を小沢一郎氏と鳩山友紀夫氏が握ったことを逆恨みして、悪徳10人衆は、小沢氏と鳩山氏を追い落とした。
その悪徳10人衆の残骸が、こんどは、海江田万里氏が代表職にあることを攻撃して、代表選の前倒しを要求している。これ以上の厚顔無恥はない。
民主党代表選を要求する者は、直ちに民主党を、「離脱」するべきである。
恥知らずな言動をこれ以上提示するべきでない。
2009年の政権交代の偉業を主導したのは、主権者国民である。
主権者国民による偉業を実現にこぎつける上で、最大の貢献を示したのが、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏である。―以下省略―


 

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