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  森会長は、女性蔑視発言の責任を問われて、引責辞任した !
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/15052.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2021 年 2 月 18 日 20:41:05: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 

   森会長は、女性蔑視発言の責任を問われて、引責辞任した !

       森会長発言への識者の見解・詳報は ?

植草一秀氏ブログ「知られざる真実」
(第2815号:2021年02月15日 11:16)

1)正当性のない会長人事案が、白紙還元されたことは当然だ !

極右的言動を示してきた、川淵三郎氏の組織委会長起用案が白紙になった。
正当性のない組織委会長人事案が、白紙還元されたことは当然だが、その原因になったのが川淵氏の口の軽さだった。川淵氏の口の軽さは評価に値する。
川淵氏が口の堅い人物であれば密室人事がそのまま実現した可能性が高いからだ。
川淵氏は2月11日に極めて重要な情報を提供した。
以下に列挙する。
「森さんは『いろいろな反響をみて、辞めたい。川淵さんにお願いしたい』と言われた」。
「とにかく『後を任せるには川淵さんしかいない。小池(百合子)さんと話して、菅義偉首相や安倍晋三前首相とか、武藤敏郎事務総長は、川淵さんならぜひいい』と。
そのなかで菅さんあたりは『もう少し若い人はいないか』と」。
「本来は。女性はいないかという話があった」
「森さんは、いきなり『こういうことになったので、何とか後を引き受けてほしい』と単刀直入だった」。
「それは、『森さんのご意向があるならば、僕としてはベストを尽くします』と」。

2)森会長は、女性蔑視発言の責任を問われて、引責辞任した !

森喜朗氏は、女性蔑視発言の責任を問われて、引責辞任に追い込まれた。
その引責辞任する人物が辞意表明の前に後任会長を指名して後継体制を固める段取りを進めていたことが暴露された。
伝聞だが、森氏は後任人事について、小池都知事、安倍前首相、菅首相、武藤組織委事務総長とすり合わせて、川淵氏を就任させることで同意を得ていたことを川淵氏に伝えていた。
川淵氏が記者に対して黙秘を貫いていたら、このまま決着した可能性がある。
森氏は2月3日のJOC評議委員会で、「女性がたくさん入っている理事会、理事会は時間がかかります。」「女性は競争意識が強い。
誰か1人が手を挙げると、自分もやらなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。」

3)森会長の女性差別、女性蔑視の姿勢が批判を浴びた !

しかし、問題はそれだけにとどま
「数で増やす場合は、時間も規制しないとなかなか終わらないと困る。」と発言し、女性差別、女性蔑視の姿勢が批判を浴びた。
しかし、問題はそれだけにとどまらない。
五輪組織委の意思決定についても重大な問題が指摘されている。
「スポーツ報知」は次のように報じている。
「「組織委員会」は名ばかりだった「何をお前は言っているんだ」意見一蹴…森会長辞任の舞台裏」:https://bit.ly/379NNlS

4)新型コロナウイルス感染拡大の影響で、東京五輪は開催危機に直面した !

「昨年、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、東京五輪は開催危機に直面した。日本中が開催の可否に揺れるなか、3月24日に1年延期が決まった。その時、ある理事は『臨時理事会を開き、話し合うと思っていたが、そういう連絡はなかった。何のための理事会かと思った』と疑問をもったという。
意思決定機関である理事会では、会議の残り5分くらいで出席者に『何かありませんか?』と声がかけられることが多かったというが、そんな短い時間では議論には至らなかった。
こんな例もある。17年11月、新国立競技場の五輪後の利用として、球技専用への改修案が当時、ほぼ固まりかけていた時だった。理事が『五輪が終わった後も陸上で使うことはできないのか』と発言したが、森会長から一蹴されたという。
現時点ではトラック存続も検討されているが、ある理事は『何をお前は言ってるんだ、と言わんばかりの威圧的な雰囲気でした。その後、理事会で異論を言う人はいなくなったように思う』と振り返った。―この続きは次回投稿しますー

(参考資料)

○JOC山下会長の見解:「今アスリートに発言を求めるのは酷 !」

(www.asahi.com:2021年2月9日 17時51分)

東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)が日本オリンピック委員会(JOC)の会合で「女性がたくさん入っている会議は時間がかかる」などと発言したことについて、JOCの山下泰裕会長(63)は9日の定例記者会見で、「女性蔑視と受け取れる発言は、いかなる種類の差別も認めないオリンピズムの根本精神に反する。極めて不適切だったと強調したい」と話した。
 山下会長は「スポーツ界、社会全体にそういう(女性蔑視の)価値観があることは事実だと思う」と述べた。また、山下会長によると、2016年リオデジャネイロ五輪では女性指導者の割合は15%未満で、競技団体の団体役員の女性比率も15・5%。「日本のスポーツ界におけるジェンダーバランスは十分ではなく、課題である。(五輪)ホスト国の責務として、ジェンダーの平等に対して、具体的な行動につなげることが重要」と話した。
 報道各社の世論調査で、今夏の五輪開催を支持する意見が少ない現状について、「新型コロナウイルスが収束しないと。機運を盛り上げていく具体的な案をただちに持っているわけではない」と語った。今夏の開催に逆風が強まる中、なぜ日本のアスリートは発信しないのかという声は承知しているとして、「アスリートが自分のために五輪をやってほしいと思われる可能性がある。今の状況でアスリートに発言を求めるのは酷だと思う」と述べた。(塩谷耕吾)

○IOC「森会長発言は不適切 !」批判収まらず改めて声明 !

(www.asahi.com:2021年2月9日 20時22分)

東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)の女性蔑視発言をめぐり、国際オリンピック委員会(IOC)は9日、「森会長の発言は極めて不適切で、IOCが取り組む改革や決意と矛盾する」とする声明を発表した。声明では森会長の進退への言及はなかった。
 IOCの広報担当者は4日の森会長の謝罪会見後に「森会長は発言について謝罪した。これで、IOCはこの問題は終了と考えている」との立場を示していた。その後も国内外の批判が収まらず、改めて批判的なコメントを出して火消しを狙った形だ。
 この日の声明では、「彼は謝罪し、その後もコメントを続けている。また森会長の謝罪とは別に、東京大会組織委員会も会長の発言を不適切と認め、ジェンダー平等に向かう決意を再確認した」としたうえで、「ジェンダーの平等はIOCにとって不可欠な要素で、最近25年間は特にスポーツを通じて女性の参画に力を入れてきた」と説明。その上で「森会長の発言は極めて不適切で、IOCが取り組む改革や決意と矛盾する」とした。

○森会長“女性蔑視”発言にIOC声明で苦言 !

    「絶対に不適切」 「問題は終了」一転

(www.daily.co.jp:2021.02.10)

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)による女性蔑視と取られる発言について、国際オリンピック委員会(IOC)は9日、オリンピックにおける男女平等に関する声明を発表した。IOCとして女性活躍を推進してきた立場と成果を強調した上で、森会長の発言について「絶対に不適切であり、IOCのコミットメントと五輪アジェンダ2020の改革に矛盾している」と指摘した。
 IOCは森会長が発言を謝罪し、撤回した4日の会見後に「問題は終了した」と声明を出していたが、会見での態度や発言から国内、海外からの批判が収まらず、火消しのため、改めてIOCとしての立場を示した形となった。

○「決着」一転...「全く不適切 !」森会長発言でIOC再び声明 !

(www.fnn.jp:2021年2月10日 午前6:11)

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視ともとれる発言について、IOC(国際オリンピック委員会)は2度目の声明を発表し、「全く不適切だった」と厳しく批判した。
IOCは9日、森会長の発言についてあらためて声明を出し、「全く不適切でIOCの理念とも矛盾している」と批判した。
そのうえで、「森会長は謝罪したが、東京の組織委員会も発言を不適切だと認識している」としている。
また、IOCは声明で、男女平等について11項目に上る具体的な事例や成果を挙げて、理念の重要性をあらためて強調した。
森会長の発言をめぐって、IOCは4日に最初の声明を出し、「謝罪をもって問題は決着した」としていたが、批判が収まらないことなどからIOCとしての立場をあらためて明確に示した形。

○五輪組織委の森喜朗会長が辞意 !

     後任は川淵三郎元会長で調整 !

(www.newsweekjapan.jp:2021年2月11日15時49分)

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が辞任する意向を固め、関係者に伝えたことが分かった。事情を知る複数の関係が明らかにした。森会長は「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言し、国内外から批判を浴びていた。後任には日本サッカー協会の川淵三郎元会長の名前が挙がっている。
森氏は東京五輪を成功させることが「最後のご奉公」とテレビ番組で語っていたが、7月の開会式まで半年を切る中で辞任する見通しとなった。毎日新聞によると、組織委が12日に開く緊急会合で表明する。
後任は日本サッカー協会の元会長で、選手村の村長を務める川淵氏を充てる方向で調整しており、関係者の1人によると、森氏と組織委の武藤敏郎事務総長が11日にも川淵氏と面会する予定だという。
日本テレビによると、森氏は11日、同局の取材に対し、気持ちは12日に話す、問題をこれ以上長引かせるわけにはいかない、などと心境を語った。
森会長は3日に開かれた日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会で、女性蔑視と取られる発言をして波紋を呼んだ。翌日に撤回、謝罪したものの、批判が収まる気配はなく、いったん幕引きを図ろうとした国際オリンピック委員会(IOC)は9日、「(発言は)完全に不適切であり、IOCの誓約に反している」と改めて声明を出した。
森氏の発言で五輪ボランティアの辞退者が相次ぎ、トヨタ自動車や日本生命などスポンサー企業からも厳しい意見が出ていた。
*内容を追加しました。:(竹本能文 編集:久保信博)

 

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