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日曜討論:「新型コロナ感染拡大、危機打開の道は ?」
安倍・菅内閣のコロナ対策の深層・真相は ?
(datazoo.jp:2020/12/20 )
☆【出演者】舘田一博,小熊英二,勝部麗子,小林喜光,坂本史衣,
☆【司会者】伊藤雅之,中川緑
オープニング:新型コロナの様々な課題をどうすれば乗り越えられるのか、危機打開の道について討論する。キーワード:SARSコロナウイルス-2
◆新型コロナ感染拡大 危機打開の道は
最多の感染”第三波” 日本の現状は
きのう全国では2991人の感染が確認された。日本感染症学会理事長は「ウイルスが有利な状態でこの12月1月2月は厳しい状態が続くことを考えていかなければならない」「医療崩壊が本当に起きそうな場合は緊急事態宣言を含めて声をあげなければいけない」などと話した。三菱ケミカルホールディングス会長は「先が見えない状態の中で正月までどう乗り切るかが最大のポイントになる」などと話した。
キーワード:SARSコロナウイルス-2非常事態宣言
◆新型コロナ1年、見えてきた課題は ?
新型コロナウイルスの感染者が国内で初めて確認されたのは1月16日。4月に緊急事態宣言が出されその後感染拡大は収まったが11月以降感染拡大のペースは早まり12月17日には全国で過去最多3210人の感染が確認された。
聖路加国際病院感染管理室マネージャーは「感染させる力の一番強い時期が無症状の時期から軽症のときで、感染者を早期発見するのが難しい」「検査では陰性であとから陽性になるケースも珍しくなく、そういったことがクラスターにつながる」などと述べた。
慶應義塾大学教授は「リーマンショックのときと違い今回はサービス業、飲食、宿泊でダメージを受けているのが女性の非正規雇用」「社会の弱い部分に集中的にダメージがあらわれるのは共通している」などと述べた。
三菱ケミカルホールディングス会長は「人の移動を増やせば感染が増える」「矛盾するものをどこで最適化するかのシミュレーションがデータが足りないがためにつかめない」などと述べた。
豊中市社会福祉協議会コミュニティソーシャルワーカーは「12月に支援が途切れるため、第三波が来て多くの方が飛び込みで相談に来られている」「打つ手がない中食材支援などで応援しているのが現状」などと述べた。日本感染症学会理事長は「感染対策と社会経済との両立はトレードオフの関係にある、バランスの良い解決策を見つけようと対策をとっている」などと述べた。
慶應義塾大学教授は「自粛要請に補償がなければ従わないと思う、一旦行政への信頼が崩れれば機能しなくなる」などと述べた。聖路加国際病院感染管理室マネージャーは「医療従事者も疲れているが生活者も疲れていて、自粛をと呼びかけられても反応する人が減ってきている」「感染者数が増えてきたら人の行動を止めるという決断を早くすれば、みんなが苦しむ状況を短く出来る」などと述べた。三菱ケミカルホールディングス会長は「村八分になりたくないといった日本人の感性も働いて結果オーライだったが、ここにきてジャパンモデルというよりユニバーサルモデルに近づいてしまった」「GoTo停止の先には緊急事態宣言、最終的には特措法の改定を早くやるという対応をやるべき」などと述べた。
豊中市社会福祉協議会コミュニティソーシャルワーカーは「これまで福祉と縁がない生活をしてきた人たちが困窮に陥っており、生活保護を受けるなら死んだほうがマシだとおっしゃっている」「コロナの中では入りやすくて出やすい生活保護を実現する必要がある」などと述べた。
日本感染症学会理事長は「メッセージが届きにくい人、届いても反応しない人にどう次の手をうっていくのかも大事な戦略になる」などと述べた。
キーワード:Go To TravelキャンペーンSARSコロナウイルス-2非常事態宣言
◆経済・社会への”不均衡な”影響は ?
豊中市社会福祉協議会コミュニティソーシャルワーカーは「政治家のみなさんが給付と同然だからぜひ借りて命を守ってくださいとおっしゃってくださっていたが、ここにきて返済の話が浮き彫りになってきた」「これから彼らを償還で追い込むのかという思いで苦しい思いをしている」「さらに住居確保給付金も延長することができたが10ヶ月目からは就労指導が伴うことになった」「正しいことを言っているようだけど、優しくない」などと述べた。
去年同時期に比べて正規雇用の雇用者数が増えているのに対して非正規雇用は8カ月連続の減少となっている。10月は男性の非正規雇用が-33万人となったのに対し、女性の非正規雇用が-53万人となっている。
11月に自殺した人は男性が1169人で去年同月比で7.6%増、女性は629人で18.7%増となっている。慶應義塾大学教授は「1950年代から日本の社会に二重構造があると言われてきた」「二重構造の弱い部分に集中しているのは女性と高齢者と若者で日本社会の弱点と言われてきた」「弱い部分が今回集中的に打撃を受けている」などと述べた。
三菱ケミカルホールディングス会長は「弱いところにしわ寄せがいってしまっているのを経営としてどう対応するかが課題」などと述べた。豊中市社会福祉協議会コミュニティソーシャルワーカーは「不安定な人は仕事が減らされて解雇にはならないけど収入が減っている」「大量の雇用対策をうっていただきたい」「先の制度がなくカードがない中でこれ以上できないという気持ち」などと述べた。
慶應義塾大学教授は「シンガポールの事例などでも外国人労働者で社会的に孤立している人から感染が広がったということもあり、社会のネットワークが途切れてくるといろいろな形で大きな問題が出てくる」などと述べた。
三菱ケミカルホールディングス会長は「企業は効率性を考えるが企業が成り立つためにはすべてのステークホルダーと共生していかなければいけない、その中でどうバランスをとるか」などと述べた。
キーワード:SARSコロナウイルス-2シンガポール労働力調査総務省警察庁
◆医療提供体制の課題は ?
感染者が増加する中で「医療物資不足」「PCR検査体制」「高度な医療人材の確保」「病床ひっ迫」といったことが問題となった。今月15日時点、7都道府県でステージIVの指標を超えている。聖路加国際病院感染管理室マネージャーは「今までも余裕があったわけではない、新聞記事に16時間夜勤でナースコールが鳴り止まない、と書いてあったがそれは今の話じゃなくずっとそうだったという印象はある」「一方で新型コロナの特に中等症から重症の患者を引き受けてきた病院はそのことで人手がとられ扱えない部屋が出てきたりとリソースを多く使う状況が続いてきた」「身体面と精神面の疲労と経済的な打撃もある状態がだんだん蓄積している」などと述べた。
日本感染症学会理事長は「サージキャパシティも含めて考えていくということが大事な問題」などと述べた。聖路加国際病院感染管理室マネージャーは「2009年に新型インフルエンザが発生したときにも検査の課題があったが、十分に拡充できないまま新型コロナを迎えた」などと述べた。
三菱ケミカルホールディングス会長は「医療系などはもともと中国、アジアに6,7割依存していた」「サプライチェーンの変更はCOVID-19で大きなテーマの一つになっている」などと述べた。
豊中市社会福祉協議会コミュニティソーシャルワーカーは「地域活動が止まってしまうと困っている人を発見して医療や介護につなぐことができない現状がある」「ソーシャルディスタンスが叫ばれる中で自治体の方などが活動に臆してしまった」などと述べた。
慶應義塾大学教授は医療体制について「制度設計的に無理があるものを現場の頑張りによって支えている印象、本来医療従事者が少なすぎる」などと述べた。
キーワード:PCR検査SARSコロナウイルス-2体外式膜型人工肺新型インフルエンザ
◆コロナが浮き彫りにした日本の”弱点”は ?
「配偶者が職場から出勤停止を命じられた」「病院職員が店舗の予約やタクシー乗車の拒否にあった」などといった医療従事者への偏見・差別の事例を紹介した。聖路加国際病院感染管理室マネージャーは「そもそも差別の定義がされていない」「やっていけないことがわからないからやってしまうということもある、今回を機にみんなで考えたい」などと述べた。
慶應義塾大学教授は「制度設計的に無理があるものを現場の頑張りによって支えている、それがあらゆるところに要求されている」「現場が頑張りさえすればなんとかなるという価値基準が当てはめられる傾向があるのでは」「国民一人一人が無理な頑張りを要求されており、そのストレスが爆発するとこのような行動に出るのかなという印象を受けた」などと述べた。
豊中市社会福祉協議会コミュニティソーシャルワーカーは「その人を理解すれば排除とか差別にならないと思うが、遠い問題として処理しておきたいと考えるとそういう行動に出ることがみられる」などと述べた。
日本感染症学会理事長は「昔は怖さから差別や偏見につながってきたが、今はわかるようになってきてるから乗り越えられるようになっていかなければいけない」「感染症だけでなく差別や偏見の問題を乗り越える経験にしていかなければならない」などと述べた。
キーワード:SARSコロナウイルス-2偏見・差別とプライバシーに関する
ワーキンググループ関係資料
◆ポストコロナ時代へ、日本社会 課題は ?
聖路加国際病院感染管理室マネージャーは「いろんな人がいろんなことを言っている中、『ここを見て進んでいけば良い』という軸となる部分が見えづらかった」「政治経済から独立した第三者機関としての感染症の現状分析・予測をして提言していくところ、そしてわかりやすく伝えていくところが必要」などと述べた。三菱ケミカルホールディングス会長は「IT、デジタル、グリーンイノベーションで日本が主導的にしていかない限り劣位になってしまう時代の状況にあるという認識を国民が持つべき」などと述べた。豊中市社会福祉協議会コミュニティソーシャルワーカーは「地方で住み続けて働けるような形をどう実現させるかも考えないと持続可能な地域づくりに重要」などと述べた。
慶應義塾大学教授は「終身雇用と年功賃金は多くないと認識したほうが良い」「底上げをしないと大企業の流動性も高まらない、一つは最低賃金が日本は低すぎる」「最低賃金を上げることと社会保障を整えることが感染症に強い社会にもなり、人材の流動性を高める社会になる」などと述べた。
三菱ケミカルホールディングス会長は「ベーシックインカムで基本的なところは保証するような社会システムが必要な時代も来るかもしれない」などと述べた。
日本感染症学会理事長は「コアキャパシティとサージキャパシティがうまく移行するような社会を作り上げることが重要」などと述べた。
キーワード:SARSコロナウイルス-2ベーシックインカム
(参考資料)
○宮根誠司氏、専門医師の「実際の感染者数は12倍いる」
発言受け「東京や大阪の数字はあくまでも
検査を絞って見えているだけの数ということか ?」
(topics.smt.docomo.ne.jp:2020年04月27日14時56分)
スポーツ報知:宮根誠司氏、専門医師の「実際の感染者数は12倍いる」発言受け「東京や大阪の数字はあくまでも検査を絞って見えているだけの数ということ?」
4月27日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月〜金曜・後1時55分)では、新型コロナウイルスの感染拡大について特集した。
この日の番組には全国紙各紙に「実際の国内感染者数は発表されている数の12倍、15万人以上いる」と発表した群星沖縄医療研修センター長の徳田安春医師がリモート出演した。
宮根誠司キャスター(57歳)は26日の感染者数が東京で13日ぶりに100人切りの72人、大阪で16人というグラフを見ながら、「我々は、どうしてもこの数字を目安にするんですが、これはただただ(表面に)見えている数字なんでしょうか?」と質問。これに徳田氏は「発表されている数字の12倍はいると考えています」と断言した。
これを受け、宮根氏は「この72とか16という数字は、あくまでも検査を絞って見えているだけの数ということですね」と話した。
◆感染者数:12月5日、日本国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含めクルーズ船の乗客・乗員を、合わせて15万7674人となっています。人口は、1億2585万8千人である。
◆12倍の感染者:1,892、088人
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