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野党は、菅内閣の学芸会的国会審議をなぜ打破しないのか ?
菅政権への野党の見解・詳報は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/11/25より抜粋・転載)
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1)〜13 )は前2 投稿済み以下はその続きです。
14 )菅内閣は、ものごとの適正な手順、手続きを踏んでいない !
菅内閣は、ものごとの適正な手順、手続きを踏んでいない。
第2類相当指定感染症の区分を維持するなら、感染抑止をすべてに優先させることが適正だ。
極めて深刻な感染症の感染が拡大するなかでGoToトラブルキャンペーンのような感染拡大推進策を展開する選択はあり得ない。
外国人の訪日に際しての14日間の待機義務撤廃や公共交通機関の利用制限緩和などの施策も提示する正当性が存在しない。
15 )東京五輪開催に積極的な姿勢を示すことも、不可能だ !
コロナ感染症の収束を確認できない限り、東京五輪開催に積極的な姿勢を示すことも、不可能なはずである。
菅内閣がコロナ感染症の実態が、インフルエンザと同水準の者であると判断して、経済活動の拡大を推進するとの考えを有しているなら、まずは、コロナ感染症の指定区分変更を検討する必要がある。
コロナ感染症を、インフルエンザ並みの区分に変更するなら、経済活動重視の政策スタンスも整合性を持ち得る。しかし、その場合には、コロナワクチンの政府買い上げは不要になる。
16 )矛盾のある施策を、「利権主義」のみ
によって、無理やりつなぎ合わせようとしている !
矛盾のある施策を、「利権主義」という一点のみによって、無理やりつなぎ合わせようとしている点に、問題がある。
菅内閣は、2020年度第一次、第二次補正予算で、58兆円もの巨額の国費を計上した。
政府の最大の役割は、限られた財政資金をもっとも適切に、もっとも効率よく配分すること。
コロナ禍で苦しむ国民が多数存在する。
コロナで苦しむ国民は、飲食と旅行業界にだけ存在するのではない。GoToトラブルキャンペーンで旅行、飲食に財政資金を投じると言うが、その資金配分は著しく歪んでいる。
17 )施策の恩恵をほとんど受けない事業者が多数存在する !
法外な利益供与を受ける、事業者が存在する一方、施策の恩恵をほとんど受けない事業者が多数存在する。
個人の利用者でも、旅行に出かけることなど夢のまた夢という状況に置かれている国民が圧倒的多数である。
GoToトラブルキャンペーンで感染を人為的に拡大させてコロナ収束の時期を大幅に遅らせることは、全体として経済活動にも大きなマイナスになる。
こんな施策を打つなら、条件なし一人10万円給付を追加的に2回、あるいは3回実施した方が、はるかに公正で透明である。
18 )一律10 万円給付を4回実施しても必要資金は、52兆円だ !
一律10万円給付を4回実施しても必要資金は、52兆円である。
58兆円の予算規模で6兆円もおつりが来る。
国会審議が行われて、杉田官房副長官の国会招致、安倍晋三前首相の国会招致を求める野党の発言はすべて同じである。
「○○の国会招致を求めます。」これに対して委員長が、「後刻、理事会で協議します。」
与党が多数を占める理事会では野党の要求を拒絶する。この繰り返しである。
19 )野党は、主権者の同意を背に受けて、不退転の行動を示すべきだ !
野党は、主権者の同意を背に受けて、不退転の行動を示すべきである。
与党が参考人招致に応じなければ、すべての国会審議に応じないという強い態度を示すべきである。その戦術の是非を判定するのは主権者である国民である。「招致を求めます」と発言するだけで、何の結果も引き出さないなら、国会審議の意味がなくなる。
(参考資料)
「野党が監視の役割を果たさなければ、 日本の立法府は死ぬことになる」
予算委質疑後に福山幹事長
(cdp-japan.jp:立憲民主党:2020年11月25日)
福山哲郎幹事長は11月25日午後、参院予算委員会での質疑後に国会内で記者団の取材に応じました。
福山幹事長は冒頭、安倍前総理側が主催した「桜を見る会」の前夜祭をめぐり、ホテルに支払った費用総額の一部を補てんしていたと安倍前総理側が認めたことを受け、同日の質疑では安倍総理(当時)の国会での虚偽答弁の問題に時間を取られ、他にやりたい課題について時間がなくなってしまったと発言。あらためて集中審議の開催を求めていく考えを示しました。
その上で、安倍前総理の前夜祭の問題については、「菅総理は、捜査だと言いながら、一方で、『仮定の話、一般論で言えば」と言って、政治資金規制法の違反に言及した。
秘書官や安倍(前)総理から何も報告を聞いていないと言う。7年8カ月総理と官房長官の立場で行動し、(問題発覚後)この1年間、『桜を見る会』の問題について虚偽答弁を共にしてきた者の対応としては非常にまずいのではないか。
1年間虚偽答弁をされてきた立法府の立場で言えば、行政府の長であった安倍前総理と菅官房長官は立法府を蔑ろにする行為をし続けてきたわけで、そのことについてただしたが明確な答えはなく、非常に憤りを持って質疑をしていた。
いずれにせよ、政治資金規制法違反の虚偽記載、買収罪、寄附禁止の違反も含めて、状況によっては、連座制も適用される可能性も出てくる。またぞろ森友・加計学園問題のときのように、他の人たちに責任をなすりつけて、自分たちが逃れることはできないと考えている」と指摘した。
ホテル側は明細書も領収書も発行しているのに、国会で総理と官房長官が「発行されていない」という答弁を繰り返してきたことに、「ホテル関係者の思いは一体どういうものだったのか。
森友学園問題の赤木さんの自死を含めて、こういう思いをする人が出るのは非常に遺憾であるとともに怒りを覚える。安倍前総理の問題についてはまだまだこれから真相究明をしていかなければいけない」と述べ、安倍前総理の参考人としての国会への出席要求と、集中審議の開催を強く求めるとともに、与党に対しても立法府の人間として責任があると、この要求に応じるよう求めました。
○コロナ、「桜を見る会」疑惑、学術会議
衆参予算委:宮本・田村議員が追及 !
(www.jcp.or.jp:共産党:2020年11月26日)
新型コロナウイルス感染が急拡大し、「桜を見る会」前夜祭をめぐる安倍晋三前首相の疑惑が急浮上するもとで、衆参の予算委員会が25日、それぞれ開かれ、日本共産党の宮本徹衆院議員、田村智子参院議員が、緊急のコロナ対策とともに、「桜を見る会」疑惑の究明にむけた安倍氏の証人喚問を要求しました。田村氏はまた、日本学術会議への人事介入問題を追及しました。(論戦ハイライト)
◆GoToトラベルで感染拡大 !
コロナ対策について、宮本氏は、中川俊男日本医師会会長の「感染拡大は『Go To』事業がきっかけ」とする発言にふれ、「『Go To』事業を見直さず感染を広げた反省はあるか」と追及。菅義偉首相は「『Go To トラベル』が感染拡大の主要な原因とのエビデンス(証拠)は存在しない」と答弁しました。
宮本氏は、厚労省のアドバイザリーボードでの「『Go To』に東京が加わった10月以降、感染が広がる県が増えた」との資料を示し、「エビデンスが出てから見直すと手遅れになる」と指摘。「Go To」事業の見直しとともに、国の責任で医療機関への減収補てんを行うべきだと求めました。
田村氏は、新型コロナ第3波で医療も経済も暮らしも切迫した状況なのに、新たな対策を何一つ打ち出さない菅政権を批判。「年明けの3次補正では間に合わない。今すぐ7兆円の予備費の活用を」と迫りましたが、菅首相は「緊急に予算の手当が必要になった場合はちゅうちょなく活用する」と述べるだけ。田村氏は「今がその場合だ。命がかかっている」と迫りました。
◆安倍前首相喚問を !
安倍前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭で、安倍氏側が多額の費用を補てんしたことについて、宮本氏は「事実なら公選法と政治資金規正法の違反だ」と批判。菅首相に「官房長官として安倍前首相を擁護してきた責任は重い。首相の責任で真相解明をする必要がある」と迫ると、菅首相は「捜査機関の活動内容にかかわるので答えは控える」と拒否しました。
田村氏は、安倍前首相が前夜祭について「安倍事務所に収支は一切ない」との国会答弁を繰り返してきたと指摘。「安倍前首相の答弁はうそであったと認めるか」とただすと、菅首相は「捜査が行われていると報じられており、私が答えるべきじゃない」などと虚偽答弁の可能性さえ認めませんでした。
田村氏は、菅首相も当時の官房長官として、「明細書はない」と安倍前首相のうそをそのまま答弁してきたとして、「何の疑念もなくオウム返しにしたのか」と追及しました。しかし、菅首相は「総理に確認しながら答弁した」と無責任に述べるだけ。田村氏は「菅政権のもとで新しい事態が起きている。局面は変わった。真相究明を菅政権として行うべきだ」と迫りました。
宮本、田村両氏は安倍前首相の証人喚問を強く求めました。
◆民主主義の危機 !
また田村氏は、菅首相による日本学術会議の会員候補の任命拒否について、大学・学会・学協会の抗議・憂慮の声明は900超だとして、「日本が民主主義の国だからこそ理由もわからず権力から排除される危機を感じている」「これが民主主義なのか」と批判しました。
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