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自民党・総裁選:「菅政権」見越し不協和音 ! 各派閥、早くも論功行賞争い !
新政権への識者の見解・詳報は ?
(www.47news.jp:2020.9.4 11:04 秋田魁新報)
自民党総裁選に名乗りを上げた、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長の3陣営が支持拡大への動きを強め、「ポスト安倍」レースの火ぶたが事実上切られた。
◆菅官房長官の見解:
安倍政権の継承を掲げ、5派閥の支持を取り付けた菅氏は、独自色をあえて封印し、守りに徹する。
だが「菅政権」樹立を見越し、早くも始まった、派閥間の論功行賞争いによる「不協和音」が露呈した。「各派閥や無派閥の皆さんから推薦を頂いた。安倍政権が、取り組んできた課題を、前に進めたい」。3日、東京都内のホテルで開いた、菅官房長官の初の選対会議。
自らを推す、各派閥幹部らが見守る中、菅氏は、総裁選に向けた決意を表明した。
◆小此木八郎・選対本部長:
選対本部長には、小此木八郎元国家公安委員長が就任した。
菅官房長官が、かつて秘書を務めた、故小此木彦三郎衆院議員の三男で、菅氏と同じ無派閥である。
5派閥の幹部らも結集する重厚な布陣となった。
選対会議で、菅官房長官は、新型コロナウイルスの感染対策やアベノミクスの推進などに触れ、安倍首相の「継承者」を意識した発言に終始した。
◆公明党関係者の見解:
旧態依然の派閥政治を繰り広げる情勢に、連立を組む、公明党関係者は、「政権発足後は一気に不安定化するのではないか」と懸念した。
◆岸田氏・石破氏の狙い:
岸田、石破両氏の陣営は、政策論争や地方票獲得に活路を求める。
岸田氏、石破氏は、政策発言に力を注ぐ。
岸田氏、石破氏は、独自カラーを打ち出さない菅官房長官との違いを際立たせ、無派閥議員や地方への浸透を狙う。
(参考資料)
○自民党の10月25日の総選挙策謀に打ち克つ方策を考えるべきだ !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/08/31より抜粋・転載)
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◆新内閣が解散して、10 月25 日、衆院総選挙の可能性がある !
7月20日付ブログ記事、「10月25日衆院総選挙が根強くささやかれるワケ」
https://bit.ly/32IhYNZ:に、10月25日、衆院総選挙の可能性を記述した。
6月19日に安倍首相は、麻生太郎氏、甘利明氏、菅義偉氏の3名と虎ノ門のホテルで会食した。安倍首相が夜の会合を再開した日だ。
3年前の2017年7月2日にも、この4人=3S+Aが会食している。
この4名が、第2次安倍内閣の創業メンバーである。
2017年には、この会合から2ヵ月後の9月に衆院が解散され、10月22日に総選挙が行われた。
◆麻生副総理は、菅氏の新総裁就任を受け入れたと見られる !
麻生氏は、菅氏が首相就任後、直ちに衆院解散、総選挙に突入することを条件に、菅氏の新総裁就任を受け入れたと見られる。菅氏選出は、二階俊博幹事長の意向でもある。
実質上、密室で、次の自民党代表が選出される。
自公にとって最重要課題は、政権の維持である。
安倍内閣の支持率が凋落するなかで、1年以内に、衆院解散・総選挙のハードルを超えなければならない。新型コロナウイルスの感染で、東京五輪開催が危うくなっている。
秋が深まれば、コロナの第2波が発生する可能性もある。
◆安倍内閣は、第1次・第2次補正予算規模を、合計58兆円に膨張させた !
安倍内閣は、第1次、第2次補正予算規模を、合計58兆円に膨張させた。
この巨大財政資金は、衆院総選挙の買収資金である。
この予算を編成した時点で、早期の衆院解散総選挙が、念頭に置かれたと見られる。
総選挙日程は、10月から12月までが考えられるが、安倍首相が、病気を理由に退陣し、後継内閣が発足した瞬間を利用して、解散総選挙に踏み切るのが、集票には、もっとも効果的であると判断されていると思われる。
◆総選挙に踏み切る、解散の大義名分は、「新政権の信を問う」だ !
総選挙に踏み切る、解散の大義名分は、「新政権の信を問う」である。
安倍内閣が、長期化した二大背景は、メディアの不当支配と、刑事司法の不当支配である。
三番目の理由は、「ゆるい国民」の存在である。
メディアは、一斉に安倍退陣を礼賛する報道を展開した。
安倍退陣で、賛辞を贈る人ばかりではない。
安倍内閣の業績の実態は、惨憺たるものである。
◆政策を基軸にした、野党結集が実現する事は、自公サイドにとっての脅威だ !
安倍内閣の支持率が低迷し、政策を基軸にした、野党結集が実現する事は、自公サイドにとっての脅威である。
だからこそ、立憲民主党と国民民主党の合流を誹謗中傷する論評が、メディアから流布されている。
それだけ脅威が大きいということである。
脅威が大きいからこそ、自公の側は、大きな仕掛けで対応する。
それが政権交代、10月25日衆院総選挙シナリオである。
立憲民主党と国民民主党の新党が鮮明な旗を掲げなければ、自公の狡猾な罠に、かすめ取られるだろう。
◆立憲民主党と国民民主党の合流では、「立憲主義の深化」、「原発ゼロ」が核心だ !
立憲民主党と国民民主党の合流では、「立憲主義の深化」、「原発ゼロ」が核心になる。
この二つの基本を、綱領に明記できなければ、新党に未来はない。
自公もどきの新党を、改革的主権者は、積極支持しない。
自公は、10月25日の総選挙で、大勝して高笑いすることになる。
安倍首相が、2回の検査のために慶應病院を訪問し、首相辞任の判断を固めて、事態が動いたという説を、鵜呑みにできない。
◆安倍首相達は、菅義偉氏を総裁・首相にすることを目指している !
今春から、このシナリオが、用意周到に検討されていた可能性が高い。
安倍首相達は、新しいトップを、菅義偉氏にすることを目指している。
@ 新政権発足直後、解散総選挙を実施すること。A立憲民主党と国民民主党も合流をかすませること。
これらの策謀、構築されてきた可能性が高い。自民党議員は、なぜ結束するのか。
理由は単純明快である。自民党は、利権互助会なのである。
政権与党の巨大な利権を維持するためには、いかなる困難をも、乗り越えて結束する。
目的のためには手段をいとわない。菅義偉氏への移行は、すべて出来レースである。
◆レースから外されているのが、岸田文雄氏と石破茂氏だ !
この出来レースから外されているのが、岸田文雄氏と石破茂氏である。
メディアは、安倍首相を批判する、「街の声」を一切流さない。
拉致被害者家族による批判の声すら、報道しない。
安倍政権に従属する、マスコミは、すべてのコメントを、安倍礼賛に染め抜いている。
安倍自公政治を支えてきた、最大の支援者が、「ゆるい国民」である。
メディアの意図的な報道に、簡単に流されてしまう。この流れに竿(さお)を指すのが、野党指導者の役割だが、野党幹部も風刺の利いた発言を示せない。
◆「新体制礼賛=ご祝儀総選挙」という、創作されたシナリオだ !
「安倍難病退陣=新体制礼賛=ご祝儀総選挙」という、創作されたシナリオに、乗せられてしまっている。
立憲民主党と国民民主党の合流を契機に、「安倍政治を許さない大連帯」の構築が必要なのである。国民のなかに潜む、「隠れ自公勢力」の排除が、進展した。
「憲法破壊を許さない」、「原発推進を許さない」、ことを鮮明にした、新党創設なら、新党創設の意味がある。
この方向で新党が、創設されかけながら、土壇場で揺り戻しが生じている。
◆新党は、「立憲主義の深化」・「原発ゼロ」を基本に据えるべきだ !
「立憲主義の深化」、「原発ゼロ」、を基本に据えるなら、この基本政策に賛同する者、団体だけを支援者にすればよい。
新党が、基本政策さえ明確にできないから、新党は、壊滅するだろう。
自公は、新体制を構築して、一気呵成に、衆院総選挙に突き進むだろう。
10月25日の衆院総選挙シナリオは、現実味を帯びている。
◆秋が深まると、二つの不透明要因が浮上する !
秋が深まると、二つの不透明要因が浮上する。
第一は、コロナ感染第2波の可能性である。第二は、東京五輪中止決定の可能性である。
この二つの問題が顕在化すれば、自公にとって、強い逆風になる。
この可能性を踏まえると、問題が顕在化する前、新政権のご祝儀ムードが、漂うなかでの選挙がもっとも有効になる。
立憲民主党と国民民主党の合流効果を殲滅(せんめつ)する上でも効果的である。
◆新党が政策を明確に示し、鮮明な旗を掲げることが必要不可欠だ !
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