http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/14249.html
Tweet |
コロナ経済対策・108 兆円のうち71 兆円は、景気対策でない !
安倍政権の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/8/05より抜粋・転載)
────────────────────────────────────
1)4 月7 日に安倍内閣が、事業規模
108 兆円のコロナ経済対策を発表した !
4月7日に安倍内閣がコロナ経済対策を発表した。
安倍首相は、事業規模108兆円を強調したが、みそくそ一緒の数字の積み上げに、何の意味もない。
108兆円のなかの26兆円が、税金や社会保険料の支払い猶予、45兆円が企業の資金繰り支援だった。
108兆円のうち71兆円(26兆円╋45兆円)が景気対策でない。
財政支出は、39.5兆円とされたが、これは、
1.昨年12月の総合経済対策 9.8兆円
2.本年2月の緊急対応策 0.5兆円
3.4月の緊急経済対策 29.2兆円、を足し合わせたものである。
2)コロナ経済対策・108 兆円のうち71 兆円は、景気対策でない !
しかも、39.5兆円のなかの12.5兆円は財政投融資で財政支出でない。
財政支出は、3回の対策合計で、27兆円しかなかった。
財政支出の27兆円の内訳は、
1.感染拡大防止策と医療提供体制の整備及び治療薬の開発:2.5兆円
2.雇用の維持と事業の継続:12.2兆円
3.次の段階としての官民を挙げた経済活動の回復:2.8兆円
4.強靱な経済構造の構築:8.0兆円
5.今後への備え:1.5兆円
3)財政支出の12.3 兆円は、官僚利権予算である !
3と4の合計・10.8兆円、5の1.5兆円は、官僚利権予算である。
感染対策の2.5兆円も、厚労省利権予算で、実質的にコロナ経済対策と言える部分は、12.2兆円しかなかった。
国民に対する給付金は、条件付き30万円だった。予算規模は、4兆円だった。
国民から批判が噴出して、条件なし10万円給付に政策が変更された。
予算規模は、4兆円から13兆円に拡大された。
経済対策の実態部分=真水は、一般会計補正予算の規模になるが、108兆円の経済対策に盛り込まれた、一般会計補正予算の規模は、16.7兆円に過ぎなかった。
国民への給付金が、一律10万円に変更されて、補正予算の規模は、25.7兆円に拡張された。
4)国民への給付金を、一律10 万円に変更して、13 兆円を支出した !
13兆円の一律給付金は、基本的にすべての国民に、給付される透明、公正な財政支出である。
安倍内閣は、コロナ問題の拡大を踏まえて、第二次補正予算を編成した。
一般会計の第二次補正予算の規模は、31.9兆円に膨張された。
第一次補正25.7兆円と第二次補正31.9兆円を合わせると、57.6兆円の規模に達する。
巨大な財政支出が追加されることになった。
5)内閣が独断で支出を決定できる、予備費に10 兆円が計上された !
ところが、第二次補正予算では、予備費に10兆円が計上された。
予備費は、内閣が独断で支出を決定できるものである。
財政民主主義に反する、例外的な予算費目だが、この予備費に、10兆円の巨額が計上された。
合計58兆円もの補正予算を編成するなら、消費税率ゼロを、2年間実行=44兆円の施策、
一律10万円給付=13兆円の施策、を実施して、おつりが出る。
貴重な財政資金を、透明・公正に配分するべきなのである。
―この続きは次回投稿しますー
(参考資料)
政官業癒着・安倍政権下、シロアリ官僚と
ハイエナ栄えて、国民亡ぶ国・日本になっている !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/12/13より抜粋・転載)
────────────────────────────────────
◆政官業癒着・安倍政権下、シロアリ官僚と
ハイエナ栄えて、国民亡ぶ国・日本になっている !
シロアリ退治は行われず、日本はシロアリ(官僚)、ハイエナ(大資本)、コバンザメ(大資本の家来)に食い尽くされようとしている。
民営化や国家戦略特区に、醜悪なコバンザメが群がり、国民資産を食いものにしている。
これらを放逐するべきときが来ている。本日、12月13日、内閣府は、景気動向指数研究会を開催し、景気回復が、2012年12月から2017年9月時点まで続き、高度成長期に、57カ月続いた「いざなぎ景気」を超え、戦後2番目の長さとなったと判断した。しかし、これは、ペテン師・安倍政権下、政府の勝手な判断で、事実に反している。
◆今回の実質GDP増加は、7%であり、
「いざなぎ景気」の10 分の1である !
「いざなぎ景気」は、実質GDPが、70%拡大した本格的好景気だが、今回の実質GDP増加は、わずか7%であり、、「いざなぎ景気」の10分の1である。
しかも、2014 年1月ころから2016 年5月ころまで、日本経済は、景気後退局面を経過している。
ペテン師・安倍政権下、真っ赤な嘘が政府から発表されているだけだ。
今回の景気を命名するなら「いかさま景気」ということになる。
詳しくは、植草一秀著、『国家はいつも嘘をつく--日本国民を欺く9のペテン』(祥伝社新書)https://amzn.to/2KtGR6k:をご高覧賜りたい。国家はいつも嘘をつく。
◆異常人格・安倍首相は、「息を
はくように嘘をつく」と言われている !
とりわけ、安倍内閣はひどい。安倍首相は「息をはくように嘘をつく」と言われている。
私が言っているのではない。多くの識者がそう言っているのだ。
安倍首相は、2014 年11月18日の総理大臣記者会見で、消費税増税延期を発表した。
「来年(2015 年)10 月の引き上げを、18カ月延期し、そして、18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。ふたたび延期することはない。
ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします」さらにこう付け加えた。
◆安倍首相ほど、厚顔無恥になれる人は、
広い日本といえども、少数であろう !
「信なくば立たず。国民の信頼と協力なくして、政治は成り立ちません。」立派と言うほかない。
ここまで厚顔無恥になれる人は、広い日本といえども数えるほどしかいないだろう。
もっとも、「信なくば立たず」の意味を知らないで発言したのだとは思われる。
2017年2月17日の衆院予算委員会で、安倍首相は、森友学園への国有地不正払い下げ疑惑について、こう述べた。
「私や妻が関係していたということになれば、それはもう、まさに私は、それはもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げておきたい」
その1年半後の本年9月14日の自民党総裁選公開討論会で、安倍首相はこう述べた。
◆森友学園問題について、私の妻や私の友人が
関わってきた事と首相答弁したが、辞職はしない !
「私の妻や私の友人が関わってきたことでございますから、国民の皆様が、疑念を持つ、疑惑の気持ちを持たれるというのは当然のことなんだろうと、このように思っております。」
完全にアウトだ。
安倍首相は、「それはもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞め」なければならなかった。
しかし、安倍首相は、10月24日の国会所信表明演説で、「私もまた、次の3年、国民の皆様とともに新しい国創りに挑戦する」と言い放った。
◆総理大臣を辞めるのではなく、あと3 年やる
と宣言した事は、人格異常の証明である !
総理大臣を辞めるのではなく、あと3年やると宣言したのだ。
やはり安倍首相はすごい。
日本経済は、2014年1月から2016年5月まで、2年半も景気後退局面を経過した。
2014年初から2015年央の景気後退は、消費税増税が主因だった。
2015年央から2016年央の景気後退は、中国株価急落と日本円の急激な上昇が主因だった。
1996年6月に橋本内閣が、消費税増税方針を閣議決定したとき、政府は、景気拡大が、1993年10月から2年半も続いていることを根拠にしたが、これも嘘だった。日本経済は、1994年央から1995年央にかけて、急激な円高等を背景に、景気後退局面を迎えていた。
◆消費税増税を押し通すために、財務省が
暗躍して景気後退局面を隠蔽している !
◆2019 年の消費税増税を強行するなら、
日本経済は間違いなく奈落に転落する !
「嘘しかつかない国家」こんな国家は、もうやめにしなければならない。
そして、2019年の消費税増税を強行するなら、日本経済は間違いなく奈落に転落する。
▲上へ ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。