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大不況に転落した、日本経済の苦境は、長期化になる !
安倍政治の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/08/01より抜粋・転載)
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1)〜5)は前回投稿済みです。以下はその続きです。
6)実際には、消費税増税によって、日本経済は、深刻な不況に転落した !
日本経済新聞は、「消費税増税の影響軽微」の大キャンペーンを実施したが、実際には、消費税増税によって、日本経済は、深刻な不況に転落したのである。
しかし、ペテン師・安倍内閣は、この事実を隠蔽した。
安倍内閣は、景気後退は生じていないとして、景気拡大期間が、「いざなぎ景気(1965年〜1970年)」を超えたという、「いざなぎ超え」という虚偽情報を、大本営発表として流布し続けた。
2019 年10月の消費税率の10%への引き上げは、日本経済が景気後退に突入して、1年後の時点で強行されたものである。私は、消費税増税の撤回を求め続けた。
しかし、安倍内閣は、消費税増税を強行した。
7)消費税増税後、コロナウイルスの感染が
拡大し、日本経済の不況を、深刻化させた !
消費税増税の結果、日本経済の不況を、一気に深刻化させたのである。
新型コロナウイルスが、日本経済を襲ったのはその後のことである。
8 月17日の午前8時50分に、2020 年4−6月期のGDP統計が発表される。
マイナス成長の数値が、年率20 %を超える、大崩落が、示される可能性が高い。
2019 年10月の消費税増税が、世紀の大失策であったことが、客観的に証明されることになる。
日銀の黒田東彦総裁は、消費税増税の影響について、どう発言してきたか。
黒田総裁は、2019 年9月19日の記者会見で、10月の消費税率引き上げについて
「現時点で、大きく経済が影響を受けるとは、みていない」との認識を示し、政府のキャッシュレス決済のポイント還元制度などで、「数字だけみると、ほとんどマイナス効果がないぐらいになっている」と指摘した。
8)黒田日銀総裁:消費税増税は、大きく
経済が影響を受けるとは、みていない !
黒田総裁は、2019 年11月19日の参院財政金融委員会では、10月に実施された、消費税増税について、「引き上げ幅が、前回に比べて小さく、軽減税率や幼児教育の無償化などの措置が、実施されているので、影響の大きさは、前回増税時よりも小幅とみている」と発言した。
さらに、黒田総裁は、2020 年1月21日の記者会見で、「日本経済を支える個人消費は、昨年10月の消費税増税後に落ち込んだが、減少は一時的で、増加基調は、維持されている」と述べた。
日本経済が2018年10月をピークに景気後退局面に移行したことを、安倍内閣がようやく認めた。消費税増税を強行した、2019年10月は、日本経済が、景気後退局面に移行して、1年経過した時点である。
9)黒田総裁は、消費税増税の影響
が、ほとんどないとの陽気な発言に終始した !
この状況について、黒田総裁は、消費税増税の影響が、ほとんどないとの陽気な発言に終始していた。安倍首相が、消費税率を2019 年10月に8%から10%に引き上げることを、具体的に指示したのは、2018年10月15日のことである。
その前日に黒田総裁は、消費税増税について発言している。
2018 年10月14日、訪問先のインドネシア・バリ島で開かれた討論会で、黒田総裁は、
「消費税が10%に引き上げられても、経済への影響は大きくない」と発言した。
黒田総裁は、日本経済の状況を正確に判断する判断力も有していない。
2019 年10月の消費税増税で、日本経済の悪化に拍車がかかった。
安倍政権下、日本経済は大不況に転落した。
―この続きは次回投稿しますー
(参考資料)
安倍内閣は、統計不正をして、「虚偽の」プラス数値を発表したのである !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/02/08より抜粋・転載)
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◆アベノミクスの下で労働者一人当たりの
実質賃金指数は、約5%も減少してきた !
アベノミクス偽装が、国会で審議されるなか、厚生労働省が、2018年の実質賃金伸び率を公表した。
厚生労働省が2月8日に発表した、2018年12月の毎月勤労統計調査速報値によると、物価変動の影響を除いた実質賃金が前年を0.2%上回ったとのことである。
実質賃金指数が、前年比プラスになるのは、第2次安倍内閣発足後2度目で1度目は、2016年の前年比+0.3%である。
アベノミクスの下で労働者一人当たりの実質賃金指数は、約5%も減少してきた。
2018年もこの流れが変わらず、実質賃金が前年比プラスになったのは、2016年の1年だけだった。
◆統計不正により、2018 年の数値は高い数値に
なり、2017 年以前の数値は低い数値になった !
このため、2018 年の数値は高い数値になり、2017年以前の数値は低い数値になっている。
今回政府が発表した前年比伸び率は、「復元」した高い水準の2018年数値と「復元」しない低い水準の2017年数値を比較したものである。その結果、プラス0.2%という数値が発表されているが、この数値は「間違ったデータ」ということになる。
◆安倍内閣は、統計不正をして、「虚偽の」
プラス数値を発表したのである !
統計処理方法を同一にして前年比数値を算出することができながら、安倍内閣は正しい統計数値を発表せず、「虚偽の」プラス数値を発表したということになる。恐るべき事態である。
統計不正が発覚し、問題が明らかになるなかで、虚偽のデータを発表する安倍内閣の存続は一刻たりとも許されない。一人当たり実質賃金伸び率は、実質GDP成長率と並ぶ、主権者にとって最重要の二大経済データである。
◆安倍内閣の実態は、二大経済データで、
「不可」の成績しか取れていない !
安倍内閣はこの二大経済データで「不可」の成績しか取れていない。
「アベノミクス失敗」を明白にする二つの経済データなのだが、この現実を踏まえて政策を修正するのではなく、不都合なこのデータそのものを「改ざん」、「ねつ造」するという驚異の行動に踏み出している。さすがは、森友疑惑で、14の公文書の300箇所を改ざんした実績を、誇る内閣である。
「安倍偽装隠蔽改ざんねつ造内閣」と表現するのが、妥当である。
国会は国政調査権を活用して、適正な経済統計の開示を政府に強制する必要がある。
◆間違ったデータを強引に押し通す安倍内閣は、
主権者国民から内閣失格と評価される !
間違ったデータを修正するなら理解されても、間違ったデータを強引に押し通す内閣は、主権者国民から内閣失格の烙印を押されることになるだろう。
拙著『国家はいつも嘘をつく--日本国民を欺く9のペテン』:https://amzn.to/2KtGR6k
に多くの方がレビューを掲載くださっている。深く感謝申し上げる。
アマゾンに「カスタマーHaaa」さまが、掲載くださったレビューを、以下に転載させていただく。
◆自民党・安倍政権のウソが、掲載され、
改めて、この政権の空恐ろしさに驚愕した !
自民党・安倍政権のウソを、これほど集めて、コンパクトな新書にしたことで、改めて、この政権の空恐ろしさに驚愕した(2019年2月2日)
「前言撤回、言い換え、隠蔽、ねつ造、データ改ざん、犯罪のなすりつけ最近では、毎月勤労統計のデータ改ざんもあったな。
「国家は、いつも嘘をつく」。じゃあ、どうすればいいの、一般庶民は。どうしようもないよね、だから、選挙に行く人も、少なくなってるの?国政選挙でも投票率は、6割いってないし、地方選挙はもっと少ないらしい。
◆ウソが列挙された本を読むと、特に、
安倍政権の幼稚な嘘がひどすぎる !
本書を読むと、特に、安倍政権の幼稚な嘘がひどすぎる。しかも、犯罪級の嘘もこの間の自民党政権の中であったらしい。古くは日航機墜落。
本書の指摘通り、圧力隔壁の損傷での墜落ではないのであれば、恐ろしすぎる(ネタバレになるので詳細は本書を読んでください)。
郵政民営化、国民の年金保険料で作られたかんぽの宿の乗っ取りも、財界・アメリカの言うなりに行われた。
◆安倍政権・NHK等は、アベノミクスの成果
を、強調されているが、庶民に実感はない !
アベノミクスの成果も、強調されているが、庶民に実感はない。実感がないのも当然ということで、本書はそのからくりを暴く。
消費税の増税も社会保障のためと言われているが、結局、大企業大金持ち減税に消費税増税分は相殺されているという。
政権が、国民のためではなく、グローバル大企業、しかも、日本の企業だけではなく、アメリカの企業優遇で、政策を動かしているのだという・・・
◆識者の暴露本を読んで、自民党・安倍政権の
ウソを確認し、この政権の空恐ろしさに驚愕した !
これまで、様々な他の著作でも指摘された自民党・安倍政権のウソを、これほど集めて、コンパクトな新書にしたことで、改めて、この政権の空恐ろしさに驚愕した。
先の世論調査では、国民の半分が支持してると報道されていたが?今はそのことの不思議を誰か解説してほしいよ。と思っていると、著者は3つの原因を挙げる。
―以下省略―
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