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東京都民は、最終的に投票を、有力候補に、集中させるべきだ !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/06/17より抜粋・転載)
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1)〜6)は前回投稿済みです。以下はその続きです。
7)都知事選で主権者が判断するべき事は、東京五輪をどうするのかだ !
東京五輪をどうするのか。この都知事選で主権者が判断するべきである。
「99%のための政治」を目指す二人の候補者が出馬する。
宇都宮健児氏と山本太郎氏だ。先に名乗りを上げたのは、宇都宮健児氏である。
山本太郎氏は、1ヵ月余り前まで、消極姿勢を示していた。
山本太郎氏は、出馬する考えがあるなら、もっと早くに動くべきだった。
そして、候補者調整に力を注ぐべきだった。この点は残念である。
8)東京都民は、最終的に投票を、有力候補に、集中させるべきだ !
しかし、山本太郎氏が有力候補であることは間違いない。
主権者は、選挙情勢を見て、共倒れにならぬよう、最終的に投票を有力候補に、集中させる必要がある。
二人の投票合計が小池氏を上回りながら、小池氏の再選を許すようなへまを演じるわけにはいかない。東京五輪について山本氏は「中止」を明言している。
宇都宮健児氏のスタンスは、明確でない。
9)2021年・東京五輪を「完全なかたち」で開催することは不可能に近い !
現時点での客観的な情勢を踏まえれば、2021年・東京五輪を「完全なかたち」で開催することは不可能に近い。
「不完全なかたち」での五輪開催のメリット・デメリットを比較すれば、デメリットがはるかに大きいと考えられる。
肝心のアスリートの完全参加が不可能である可能性が極めて高い。
世界中からの人々の訪日が現在のコロナ対策と逆行することも明白だ。
延期実施判断はこれからの1年間に巨額の税金を注ぎ込むことを意味する。
コロナで人々の生存が脅かされているときに、この問題にすべての資源を集中投下するのが適正であると判断できる。
10 )山本太郎氏の公約は、多数の都民の心に響くはずである !
山本太郎氏の明確な公約が多くの東京都の主権者の心に響くはずである。
政治活動の中心に財政活動がある。
財政活動とは行政運営に必要な資金を調達して、これを支出することである。
これこそが政治の最大の役割なのだ。
安倍政治は経済力の少ない多数の経済的弱者から税金をむしりとって、これを1%の富裕層、利権まみれの官僚機構と癒着する大資本のために投下する財政活動を展開している。
11 )予算案を決定したあとで、条件なし1人10万円給付に変更した !
17兆円の第一次補正予算では、個人に対する給付金を4兆円に節約しようとした。
みかけだけは1人30万円としながら、対象を絞り込み、予算規模を4兆円に圧縮した。
国民から批判が噴出して、予算案を決定したあとで、条件なし1人10万円給付に変更した。
こちらの施策は13兆円である。
第2次補正予算は32兆円の規模になったが、このなかに10兆円の予備費が計上された。
安倍内閣に、10兆円の使途自由な財布を渡すことほど、危険なことはない。
―この続きは次回投稿しますー
(参考資料)
○都知事選情報:山本太郎氏が出馬表明 !
東京オリンピック中止、公約に !
(mainichi.jp:2020年6月15日 20時42分)
◆山本太郎代表の公約 !
れいわ新選組の山本太郎代表(45)は、6月15日、国会で記者会見し、東京都知事選(18日告示、7月5日投開票)に、党公認で立候補すると表明した。
1年延期が決まった、2020年東京オリンピック・パラリンピックの中止や、新型コロナウイルス対策として、全ての都民に現金10万円を支給することなどを公約に掲げた。
◆コロナ災害の対策を発表 !
山本氏は、出馬理由を「『コロナ災害』で多くの人々が生活困窮の状態にある。都民生活を底上げする手立てを打てる」と述べた。当選すれば、次期衆院選に立候補しないとした。
新型コロナ対策として、地方債の発行で、15兆円を確保。高校、大学、専門学校などの授業料の1年間免除や失業者ら3000人を、都職員として雇用することなども公約した。
都知事選では、立憲民主、共産、社民の野党3党が、元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(73)を支援する方針である。山本氏とも統一候補について協議したが、れいわ新選組の公認とするかどうかなどで、折り合わなかった。
都知事選には、現職の小池百合子氏(67)のほか、元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)が日本維新の会推薦で立候補を予定である。NHKから国民を守る党の立花孝志党首(52)らも出馬の意向を明らかにしている。【南茂芽育】
○山本太郎氏のプロフィールとは ?
(ウィキペディアより抜粋・転載)
山本太郎(やまもと・たろう、1974年(昭和49年)11月24日生まれ、45歳)は、日本の政治家、元タレント、元俳優。政党「れいわ新選組」代表、前参議院議員(1期)。生活の党と山本太郎となかまたち共同代表兼政策審議会長、自由党共同代表兼政策審議会長などを歴任した。兵庫県宝塚市出身[2]。
◆政治家として
2011年4月、反原発運動を開始。同年5月末にはシス・カンパニー (1998年 - 2011年5月27日)を退社し6月には退社前に決まっていたミュージカルに出演したが、その後フリーランスとなり「EDEN」など映画・舞台等小規模作品にコンスタントに出演していた。
2012年4月、太陽光発電設備の販売や施工を手掛ける「ソーラーリフォーム社」(横浜市)に正社員として就職。営業を担当。反原発運動のため俳優の収入が十分の一になったと コメント。
2012年12月1日、第46回衆議院議員総選挙への出馬と政治団体「新党 今はひとり」の立ち上げを表明し[9]、同年12月5日に総務省へ届け出た[10]。最終的には、東京8区から無所属(日本未来の党・社会民主党支持)で出馬[11][12]。
主に反原発、反TPP等を訴え、71,028票を獲得するも次点で落選した[13]。山本は自民党が圧勝したことに憤慨し、報道陣の前で「このままでは極右化が進んでしまう。日本から脱出した方がいい」「はい、終わり。日本は終わりです。みなさん脱出したほうがいいんじゃないすか」と述べた[14]。
2013年7月21日の第23回参議院議員通常選挙では東京都選挙区から無所属で出馬、666,684票を獲得し4位で初当選した[15][16]。選挙に際しては、生活の党、社会民主党、緑の党[17]、新社会党[3][18] の各党の支援を受けた。
2014年2月に行われた第19回東京都知事選挙では、脱原発を公約した[19] 共産党・社民党・新社会党・緑の党推薦の宇都宮健児、民主党・結いの党・生活の党支援の細川護熙いずれへも表立っては支援せず[20]、脱原発候補への投票を呼びかけるに留めた[21]。
結果は自民党都連、公明党都本部推薦、新党改革支援の舛添要一に大敗し、山本は「効果的な動きが出来なかった自分自身の不甲斐なさを感じる」と述べた[22]。また、細川について「細川さんはワイドショー選挙をできると思って、メディアを信じていたようだが、それは大きな間違いだ」と指摘しつつ、「反旗を翻したファイティングスピリットは感動した」と脱原発を公約したことを評価した[23]。
2014年(平成26年)3月19日に「新党ひとりひとり」への名称変更を総務省へ届け出た[24]。目標は脱原発勢力を結集させる国政政党を作ること。今後は各地の国政選挙、地方選挙に候補者を擁立していくことを目指すとしている[25]。
2014年4月に衆議院鹿児島2区で行われた補欠選挙に介護福祉士で脱原発活動家の有川美子を党として公認した。結果は日本共産党の候補者を上回る票を得たが[26]、6人中3位で落選。
2014年12月14日投開票の第47回衆議院議員総選挙では、東京8区から立候補した民主党の円より子への支援を表明したが結果は落選した(石原伸晃が当選)。選挙後、山本は政党要件を失っていた生活の党に入党し、政党要件を回復させるとともに、党名を「生活の党と山本太郎となかまたち」に改めさせた[27][28]。
また、山本は「無所属の会」を提案したが、小沢は「生活」の名を残すことは譲れなかったので、この名前になったともいう[29]。
2015年1月より内閣委員会、行政監視委員会、東日本大震災復興及び原子力問題特別委員会、国の統治機構に関する調査会に所属[30]。
2016年の第24回参議院議員通常選挙では東京都選挙区から立候補していた三宅洋平を支援(結果は落選)[31]。同年10月12日、「生活の党と山本太郎となかまたち」が「自由党」に党名変更を決定したことにともない、党籍を自由党に置いたまま、自身の政治団体「山本太郎となかまたち」から次期衆議院選挙で東京ブロックで候補者擁立をめざすことを表明した[32] が、最終的には擁立を見送った。
2018年10月、フランスの「人民共和連合」党首と国際情勢に纏わる意見交換が行われた[33]。
2019年4月10日、夏の参議院議員選挙に向けて同月下旬に自由党を離党する一方、新たに政治団体「れいわ新選組」を設立[34][35]。
2019年7月、第25回参議院議員通常選挙に比例区より出馬、比例区の全候補者で最多となる991,756票[36][37][38] の個人名票を得るも落選(山本以外の候補者2人が「特定枠」で優先して当選したため)[39]。「れいわ新選組」の得票率が4.6%であったことから[40]、政党要件を満たした「れいわ新選組」の党代表となる[41]。
なお、選挙期間中には、山本の政見放送動画が84万回再生される(安倍首相出演の自民党の政見放送の約13万回を上回る)、山本と安倍首相による自民党の政見放送を比較した動画が130万回超再生される[42] など盛り上がりを見せる[43][44]、
山本の街頭演説の動画がSNSで大量にリツイートされる[45] など、SNS上での選挙戦略も含めその勢い[44][46] は「社会現象化」[45][47]、「れいわフィーバー」[46][48]、「れいわ旋風」[49][50][51][52][53][54] などとメディアで評され、選挙後には、自身は議席を失ったものの「れいわ新選組」は”躍進”と複数の記事で報じられ[55][56][57][58][59][60]、複数の野党から連携を持ちかけられるなど、注目される存在となった[55][61]。
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