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白人至上主義の是非を問う、米国大統領選挙になる !
米国の黒人・殺害の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/06/02より抜粋・転載)
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1)〜6)は前回投稿済みです。以下はその続きです。
7)軍の出動を示唆する、トランプ
大統領は、ダブル・スタンダードである !
これをアメリカン・スタンダードと呼ぶ。別名ダブル・スタンダードである。
冒頭の二人の発言を、よく考える必要がある。
「暴動や破壊、略奪といった暴力行為を非難するが、そうした抑えきれないほどの強い感情がこみ上げてくる気持ちはわかる」、「罪は、罪を犯した者だけにあるのではなく、闇を生み出した制度にもある」
同じことを述べている。
「闇があるところに犯罪が起こる」ところに光を当てなければ問題の解決には至らない。
8)トランプ大統領は、サウジアラビア
の人権問題、インドの人権問題を批判しない !
トランプ大統領は中国の人権問題を批判するが、サウジアラビアの人権問題、インドの人権問題を批判しない。
国内の人種差別を批判するどころか、トランプ大統領自身が人種差別を助長する言動を示す。
北朝鮮の核開発を非難するがイスラエルの核保有を容認している。
メディアは事実を公正に伝えない。私たちはメディアの情報操作に惑わされるべきでない。
米国は米国の歴史に真摯に向き合うべきだ。日本も同様だ。
闇が生み出す結果だけを取り締まっても、問題は解決しない。
9)大統領選では、トランプ大統領の生きざまが問われる !
11月の大統領選では、トランプ大統領の生きざまが問われることになる。
(米国の人口:3億2775万人、そのうちの黒人は、約4293万人である)
1964年の公民権法、1965年の選挙法により、形式上は、差別が撤廃された。
しかし、現実社会での差別は、厳然と存在し続けている。
「デパートで、警備員に後をつけられたことがない黒人は、ほとんどいないでしょう。停まっている車のそばを通り過ぎたとき、ドアが急にロックされる、音を聞いたことがないという黒人は、ほとんどいないでしょう。
10 )エレベーターに乗ったら、黒人・
女性が不安げにバッグをぎゅっと握りしめた !
エレベーターに乗ったら、黒人・女性が不安げにバッグをぎゅっと握りしめたという状況を経験したことがない、黒人はほとんどいないでしょう。すべて私の身に起きたことです」
これを語ったのは、バラク・オバマ前大統領である。
2013 年、トレイボン・マーティンを殺害した、ジョージ・ジマーマンに、無罪判決が下された、数日後の会見だった。
11 )オバマ前大統領:日々直面している、
人種的偏見の歴史を無視すべきではない !
オバマは「マーティンの身に起きたことは、35年前の自分にも起き得たことだ」として、黒人コミュニティがこの事件を、決して他人事とは思えない、背景や文脈、彼らが日々直面している、人種的偏見の歴史を無視すべきではないと語った。:https://bit.ly/3eKcUgv
この意味でオバマが大統領に選出されたことの意味は大きい。
1963年8月28日、職と自由を求めた「ワシントン大行進」の一環として25万人近い人々が、ワシントンDCに集結した。
デモ参加者はワシン トン記念塔からリンカーン記念堂まで行進。
この日最後の演説者となったのが、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師である。
キング師は「私には夢がある」と述べた。
「100年前、ある偉大な米国民が、奴隷解放宣言に署名した。
今われわれは、その人を象徴する坐像の前に立っている。
しかし100年を経た今日、黒人は依然として自由ではない。
―この続きは次回投稿しますー
(参考資料)
○人種差別と格差、コロナで浮き彫り ! 米国でやまぬ抗議デモ
(www.asahi.com:2020年6月2日 6時00分)
白人警官が黒人男性の首を圧迫して死なせた事件をきっかけとした米国での抗議活動は、5月31日も各地で続いた。放火や略奪も起き、騒然とした雰囲気が広がる。デモの背景には、繰り返される黒人への差別に加え、新型コロナウイルスによってあぶり出された格差の問題もある。
「息ができない、プリーズ、プリーズ」。米中西部ミネソタ州ミネアポリスで警官に首を押さえられ、こう訴え続けたジョージ・フロイドさん(46)が亡くなってから6日後の5月31日、デモは全米各地で続いた。参加者を突き動かすのは、米国の根深い人種差別だ。
首都ワシントンで行進した黒人のアトン・クローリーさん(24)は「(フロイドさんの事件は)組織的な虐殺だ。差別は米国社会に深く根を張り、なくならない」と憤る。デモに初めて参加したのは、自身の苦境もあったからだ。カフェで時給15ドル(約1600円)で働いていたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、4月に解雇された。「黒人の多くは貧困から抜け出せない。その格差がコロナで浮き彫りになった」
やはり黒人のテリー・ブラノンさん(45)は個人の邸宅のプールを清掃する会社に勤める。時給15ドルで半年契約という不安定な身分だ。「富める者はより豊かに、貧しい者はさらに貧しくなる」と声を荒らげた。
ニューヨーク・タイムズによると、抗議活動は140都市以上に拡大した。ミネソタ以外の州でも、人種に関連した事件が起きていることも影響していそうだ。
南部ジョージア州では2月、黒人男性(25)がジョギング中に射殺された。5月になってその時の様子の動画が表面化し、ようやく容疑者の白人親子が逮捕されたが、今度は地元警察の捜査が適切だったかが問われている。5月末にはニューヨークで、ひもをつけずに犬を公園で散歩させていた白人女性が黒人男性から注意され、「脅されている」と警察に虚偽通報する騒ぎも話題となった。
デモの大半は平和的に続いているが、一部では激化し、40都市以上が夜間外出禁止令を出した。ワシントンのホワイトハウス近くでも31日夜、建物が放火され、警官隊が催涙弾で応じた。フィラデルフィアなどでは商店の略奪が起き、ニューヨークではパトカーに火炎瓶を投げつけた女性らが逮捕された。デモ隊の一部が意図的にあおっているとの見方も広がっている。(ワシントン=渡辺丘)
○白人警官を殺人容疑で逮捕 ! 米国・黒人拘束死事件 !
人種差別への抗議デモ続く !
(mainichi.jp:2020年5月31日 01時51分)
米中西部ミネソタ州ミネアポリス市で黒人男性が白人警官に首を押さえ付けられ死亡した事件で、地元当局は29日、この警官(事件後に免職)を第3級殺人(計画性のない殺人)などの容疑で逮捕し、訴追した。関与したとみられる他の元警官3人についても捜査中という。一方、抗議デモは全米各地に拡大している。
米メディアによると、逮捕されたのは元警官のデレク・ショービン容疑者(44)。25日に偽造紙幣を使った疑いで黒人男性のジョージ・フロイドさん(46)を手錠をかけて拘束した際、約9分間、膝で首を地面に押さえ付けた。フロイドさんは意識を失い、病院に搬送されたが死亡した。
ミネアポリス市では抗議デモが27日夜から暴動に発展。州当局が500人以上の州兵を出動させた。29日にはCNNテレビの記者らが移動要請に従わなかったなどとして州警察に拘束される一幕も。記者らは間もなく釈放され、ウォルツ州知事がCNNに謝罪した。
29日に東部ニューヨーク州のニューヨーク市ブルックリン地区であったデモには、1000人以上が集結。一部は警官隊ともみ合いになり、複数の逮捕者が出た。同市では6年前、黒人男性のエリック・ガーナーさん(当時43歳)が白人警官に拘束された際に首を絞められ死亡する事件が起きている。
飲食店店員のロバート・ギブンスさん(21)は「肌の色で生死も決まる。なぜいつまでもなくならないのか。新型コロナウイルスで集会が禁止されても、こっちの方が大事だ」と憤った。
デモに参加したフォーダム大のタイシャ・マドックス助教(歴史学)は「今回の事件はニューヨークの人々にガーナーさんの事件を思い出させた。社会の構造的な人種差別は、米国の北部でも南部でも存在している」と話した。
【ロサンゼルス福永方人、ニューヨーク隅俊之】
○「100年堂々巡り」消えない差別に変化訴え―米国・黒人拘束死 !
(www.jiji.com:2020年05月31日20時39分)
【ニューヨーク時事】米ミネソタ州で黒人男性が白人警官に拘束された際に首を圧迫され死亡した事件で、全土に広がった抗議デモは5日目に突入した。「白人の沈黙は暴力」「100年堂々巡り」。デモ参加者は人種差別を背景とする暴力と抗議の繰り返しで長年何も変わらない社会の変化を求めている。
<米国・黒人暴行死事件 関連ニュース>
新型コロナウイルスの感染拡大で依然外出規制下にあるニューヨークでは30日、マンハッタン南部などでデモが起きた。参加者は若者が圧倒的に多く、段ボールに手書きしたサインを手に「白人の沈黙は暴力」「手を挙げろ。撃たないで」「正義なければ平和もなし」などと叫びながら行進した。多くは平和的だが、一部は警官を執拗(しつよう)に罵倒したり、暴徒化したりして、拘束される人もいた。
「多くの白人、特に警察が黒人を支配するために力を行使している。もうたくさんだ。声を上げるほど、聞いてもらえる」。デモに参加した銀行で働く黒人のプリンス・ティマシさん(22)はこう訴える。
米国では丸腰の黒人への白人警官による暴力が後を絶たない。近年は目撃者が拘束時の様子をスマートフォンで撮影したものがインターネット交流サイト(SNS)で拡散され、表面化するようになったが、暴力が続く状況は変わっていない。
ティマシさんは「この100年ずっと堂々巡りだ。このままであっていいわけがない」と強調。「白人と同じ権利が必要だ。米国では白人がすべてを手に入れ、悪いことをしても処罰されない。黒人は何か一つでも悪いことをすれば殺される」と語った。
米国ではコロナ禍で低所得者の多い黒人やヒスパニックが最も影響を受けている。ニューヨークをはじめ各地で、人口に占める感染者の割合は白人を大きく上回り、ここでも格差が浮き彫りになっている。低所得者向けの公営住宅で隔離が難しいことなどが背景にある。
家庭教師の黒人アレグザンドリア・トーマスさん(21)は「(外出規制下でも家で)座って『黒人の命も大切』と訴えるだけで、立ち上がって闘わなかったら偽善だと思った」と話す。「ウイルスの流行が続いているのに(警察が事件によって)私たちがここに来る状況を引き起こした」と批判。
「黒人は恵まれていない人が多いから病気になる人も多い。それなのに(事件で)黒人をまた殺して私たちを(デモのために)外出させるようあおっている。私たちの同胞を殺す新たな戦術よ」と警察への不信感をあらわにした。
一方、デモには白人やヒスパニック、アジア系も参加していた。非営利団体で働くヒスパニックのサマンサ・ロドリゲスさん(28)は「沈黙は暴力。
沈黙を選ぶなら抑圧者と同じになる」と強調。ミネソタ州の事件については「(動画で)注目されただけで、殺されているたくさんの黒人の一人にすぎない」と語り、法律や警察制度の変更を訴えた。
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