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コロナウイルス問題:治療薬アビガン、臨床研究で有効性示せず !(下)
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投稿者 青木吉太郎 日時 2020 年 5 月 20 日 16:43:24: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 

コロナウイルス問題:治療薬アビガン、臨床研究で有効性示せず !(下)

     新型コロナウイルスの治療薬・ワクチンの情報とは ?

(mainichi.jp:2020年5月20日 10時26分)

毎日新聞:新型コロナウイルス感染症の治療薬候補アビガンを巡り、国の承認審査にデータを活用できると期待された臨床研究で、明確な有効性が示されていないことが、5月19日、分かった。

(参考資料)

新型コロナウイルスの治療薬
・ワクチンの開発動向まとめ !
(answers.ten-navi.com:2020/05/15)
◆治療薬:
◆抗ウイルス薬:
◆レムデシビル(米ギリアド)
◆ファビピラビル(富士フイルム富山化学)
◆シクレソニド(帝人ファーマ)
◆ロピナビル/リトナビル配合剤(米アッヴィ)
◆その他:
◆重症患者に対する治療薬

以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。

JAK阻害薬では、関節リウマチ治療薬バリシチニブ(米イーライリリーの「オルミエント」)が米NIAID主導のアダプティブデザイン試験の一部として臨床試験を開始。試験は今後、欧州やアジアなどの施設にも拡大される予定で、6月ごろに結果が得られる見通しです。

トファシチニブ(米ファイザーの「ゼルヤンツ」)も欧州で医師主導臨床試験が行われているほか、スイス・ノバルティスも骨髄線維症などの適応で承認されているルキソリチニブ(製品名「ジャカビ」)のP3試験を準備していることを明らかにしています。

エーザイは、かつて重症敗血症を対象に開発していたものの、P3試験で主要評価項目を達成できずに開発を中止したTLR4拮抗薬エリトランの国際共同治験を6月に開始する予定。サイトカイン産生の最上流に位置するTLR4(Toll様受容体4)の活性化を阻害することで、サイトカインストームの抑制を狙います。

米メディシノバは、多発性硬化症などで開発中のイブジラスト(日本では杏林製薬が脳血管障害・気管支喘息改善薬「ケタス」として販売)について、米イェール大と共同でCOVID-19によるARDSを対象とした臨床試験を始めました。米アサシスとヘリオスは体性幹細胞によるCOVID-19由来ARDS治療の臨床試験を日米で行っています。

イーライリリーは、がんなどを対象に開発中の抗アンジオポエチン2(Ang2)抗体LY3127804について、ARDSを発症するリスクの高いCOVID-19入院患者を対象とするP2試験を開始。Ang2はARDSを呈する患者で増加することがわかっており、試験ではAng2を阻害することでARDSの発症や人工呼吸器の使用を減らせるかどうかを検証しています。

英アストラゼネカは海外で白血病治療薬として承認されているBTK(ブルトン型キナーゼ)阻害薬アカラブルチニブの臨床試験を実施中。このほかにも、糖尿病治療薬のSGLT-2阻害薬ダパグリフロジン(製品名「フォシーガ」)について、米セントルーク・ミッドアメリカ・ハートインスティチュートと臓器不全などの重度の合併症を発症する危険性のある患者を対象としたP3試験を行っています。

◆新規薬剤の開発
既存薬を転用するアプローチで治療薬の開発が進む一方で、新規の薬剤を開発しようとする動きも広がっています。

【COVID-19を対象に新規薬剤を開発している主な企業】(社名/開発中の薬剤) 武田薬品工業/米CSLベーリングなど/免疫グロブリン製剤 |米リジェネロン・ファーマシューティカルズ/抗ウイルス抗体 |英グラクソ・スミスクライン//抗ウイルス抗体 |米ビル・バイオテクノロジーズ/(VIR-7831/VIR-7832) |米アルナイラム・ファーマシューティカルズ/米ビル・バイオテクノロジーズ/siRNA核酸医薬 |米イーライリリー//抗体ウイルス抗体 |中国ジュンシー・バイオサイエンシズ/ |米ファイザー/抗ウイルス薬(プロテアーゼ阻害薬) |塩野義製薬/抗ウイルス薬 |※各社の発表をもとに作成
武田薬品工業は4月6日、原因ウイルスSARS-CoV-2に対する高度免疫グロブリン製剤の開発で、米CSLベーリングなど5社と提携すると発表。

5月8日には新たに4社が加わり10社による協力体制を構築しました。10社は原料となる血症の採取から臨床試験の企画・実施、製造まで幅広く協力し、ノーブランドの抗SARS-CoV-2高度免疫グロブリン製剤を共同で開発・供給する考え。今夏にも、NIAIDと協力して成人患者を対象としたグローバル試験を始める予定です。

イーライリリーはSARS-CoV-2に対する抗体医薬の開発で、中国・上海のジュンシー・バイオサイエンシズと提携。ジュンシーはすでに複数の中和抗体を設計しており、6月までに臨床試験の開始が見込まれているものもあるといいます。

リジェネロンはSARS-CoV-2に対する多数の抗体を特定し、このうち2つを混合したカクテル抗体の臨床試験を初夏までに始める方針。米ビル・バイオテクノロジーは2つの抗ウイルス抗体(VIR-7831とVIR-7832)の開発で英グラクソ・スミスクライン(GSK)と提携し、今夏にP2試験を始める予定です。ビルは米アルナイラム・ファーマシューティカルズと共同でSARS-CoV-2を標的とするsiRNA核酸医薬も開発しています。

ファイザーはSARS-CoV-2に対する抗ウイルス活性を示すプロテアーゼ阻害薬候補を特定しており、今年7〜9月期にも臨床試験を始める予定です。塩野義製薬も北海道大との共同研究でCOVID-19に対する抗ウイルス薬の候補を特定。今年度中の臨床試験開始を目指して研究を進めています。

◆ワクチン
感染を予防するワクチンの開発も進んでいます。
WHO(世界保健機関)のまとめによると、現在、臨床試験に入っているCOVID-19ワクチンは、▽米モデルナのmRNAワクチン「mRNA-1237」▽中国カンシノ・バイオロジクス/北京バイオテクノロジー研究所のウイルスベクターワクチン▽米イノビオ・ファーマシューティカルズのDNAワクチン「INO-4800」▽独ビオンテック/米ファイザーのmRNAワクチン「BNT162」――など8つ。モデルナのmRNA-1237は近くP2試験に入り、今夏にはP3試験を始める予定です。

【COVID-19向けワクチンを開発している主な企業・研究機関】(社名/開発状況) 米モデルナ/mRNAワクチン「mRNA-1237」・P1試験を米国で実施中 |中国カンシノ・バイオロジクス/北京バイオテクノロジー研究所/ウイルスベクターワクチン・P2試験を中国で実施中 |米イノビオ・ファーマシューティカルズ/DNAワクチン「INO-4800」・P1試験を米国で実施中 |北京生物製品研究所/武漢生物製品研究所/不活化ワクチン・P1試験を中国で実施中 |中国シノバック・バイオテック/不活化ワクチン・P1試験を中国で実施中 |英オックスフォード大/ウイルスベクターワクチン「ChAdOx1/nCoV-19」・P1/2試験を英国で実施中 |独ビオンテック/米ファイザー/mRNAワクチン「BNT162」・P1/2試験を欧米で実施中 |米ノババックス/「NVX-CoV2373」・5月中旬にP1試験開始予定 |仏サノフィ/英グラクソ・スミスクライン/今年後半にP1試験開始予定 |米ジョンソン・エンド・ジョンソン/9月までにP1試験開始予定 |仏サノフィ/米トランスレート・バイオ/mRNAワクチンを開発 |英グラクソ・スミスクライン/米ビル・バイオテクノロジーズ/‐ |アンジェス/大阪大/DNAワクチンを開発 |田辺三菱製薬(子会社のカナダ・メディカゴ)/植物由来VLPワクチンを開発。順調に進めば8月までに臨床試験開始予定 |塩野義製薬(子会社UMNファーマ)/年内に臨床試験開始予定 |※WHO(世界保健機関)の情報や各社の発表情報をもとに作成

ノババックスは自社開発したナノ粒子ワクチン「NVX-CoV2373」のP1試験を5月中旬に始める予定。サノフィとグラクソ・スミスクラインは、共同開発中のワクチンについて今年後半にP1試験を開始し、来年後半に開発を完了させることを目指しています。両社のワクチンは、サノフィの組み換えDNA技術に基づくSタンパク質抗原とGSKのアジュバントを組み合わせたもの。サノフィは米トランスレート・バイオともmRNAワクチンの開発で提携しており、GSKも抗ウイルス抗の開発で提携するビル・バイオテクノロジーズとワクチン開発でも協力しています。

◆アンジェス、田辺三菱、塩野義が開発
日本企業では、アンジェスと大阪大がDNAワクチンを共同で開発中。タカラバイオが製造面で協力し、化学大手のダイセルが有効性を高めるための新規投与デバイス技術を提供。現在は非臨床試験を実施中です。

田辺三菱製薬もワクチン開発に乗り出しています。3月、カナダの子会社メディカゴがSARS-CoV-2の植物由来ウイルス様粒子(VLP)の作製に成功したと発表。これを使ったCOVID-19向けワクチンの非臨床試験を行っており、「順調に進めば、ヒトでの臨床試験を今年8月までに開始するために当局と協議したい」(田辺三菱)としています。塩野義製薬は、グループ会社のUMNファーマが日本医療研究開発機構(AMED)の事業に参画して組み換えタンパク抗原の作製を進めており、年内の臨床試験開始に向けて厚生労働省などと協議を進めています。

アイロムグルームのIDファーマは、国立感染症研究所と連携し、センダイウイルスベクターを使ったワクチンを研究しています。(前田雄樹)

 

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