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安倍政権下、日本では、PCR検査は、拡充されていない !
新型コロナウイルスの検査 世界の検査数は?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/03/23より抜粋・転載)
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1)1、2 週間が、感染が急速に進むか
収束できるかの瀬戸際とは、何か ?
「これから1、2週間が、感染が急速に進むか収束できるかの瀬戸際」と宣言されたのが、2月24日のことである。この2週間は、3月9日に終わった。
その時点から、さらに2週間の時間が流れた。
全国一斉の学校休校が要請されて実施されたが、その効果の判定もなく、一斉休校は取り下げられた。3月19日に専門家会議が開かれたが、専門家会議が提示した方針は、不明確なものになった。
「瀬戸際」とはなんだったのか。「瀬戸際」を通過して、どちらに移行したのか。
2)会議は、爆発的に急増する「オーバー
シュート」が起きかねないとの懸念も示した !
専門家会議は、国内は持ちこたえているとしながら、欧州のように患者が、爆発的に急増する「オーバーシュート」が起きかねないとの懸念も示した。
大規模イベントについては主催者に慎重な対応を求めつつ、どうしても必要と判断する場合は、密閉空間の回避など十分な予防対策などを講じた上で実施すべきだとした。
何も言っていないに等しい。
3)学校は、感染拡大地域では、「一定期間の休校も選択肢」とした !
学校は、感染が確認されていない地域では、再開も可能とする一方、感染拡大地域では、「一定期間の休校も選択肢」とした。
「瀬戸際の1、2週間」が、どのような結果になったについての説明もない。
3月22日には、キックボクシング団体「K−1」の大規模なイベントが、当初の予定どおり、さいたま市で開かれた。
また、3月1日には東京マラソンが、3月8日には滋賀県、愛知県でマラソン競技が実施された。
東京マラソンでは、7万人の市民が濃厚接触する状況が生み出された。
4)イベント開催によって、多数の市民の濃厚接触状態が生み出されている !
オリンピック組織委員会は「復興の火」展示などを強行しているが、これらのイベント開催によって、多数の市民の濃厚接触状態が生み出されている。
感染を防止しようとしているのか、感染を促進しようとしているのか判別がつかない。
安倍首相は、2月29日の記者会見で、「かかりつけ医など、身近にいるお医者さんが必要と考える場合には、すべての患者の皆さんがPCR検査を受けることができる十分な検査能力を確保いたします」
と述べたが、PCR検査は、拡充されていない。
5)安倍政権下、日本では、PCR検査は、拡充されていない !
安倍内閣は「もちこたえている」と主張するが、広範な検査を実施していないのだから、「もちこたえている」のか、「もちこたえていない」のかの判定もできない。
「かかりつけ医など、身近にいるお医者さんが必要と考える場合には、すべての患者の皆さんがPCR検査を受けることができる」と表現しながら、検査の窓口を固く閉ざしたままだ。
日本に存在する医療機関は、11万を超えている。
6)安倍内閣は、「帰国者・接触者外来」に
しか、PCR検査実施の権限を与えていない !
しかし、安倍内閣は、全国に850しかない「帰国者・接触者外来」にしか、PCR検査実施の権限を与えていない。
「帰国者・接触者外来」で診断を受けることができるのは、「帰国者・接触者相談センター」が許可した者に限られている。
国内でのPCR検査実施累計人数は、3月5日時点で、約6000人である。
3月21日時点で、約18000人である。
―この続きは次回投稿しますー
(参考資料)
新型コロナウイルスの検査 世界の検査数は? 日本の現状は?
(www3.nhk.or.jp:2020年3月18日 17時42分より抜粋・転載)
感染拡大が続く新型コロナウイルスについて、これまでに世界の国と地域で行われた感染の有無を調べる検査数を比較したところ、中国と韓国の検査数が突出して多いとみられることが、イギリスの研究者などでつくるグループのまとめで分かりました。新型コロナウイルスの検査はいまどのようになっているのか、世界と日本の現状をそれぞれまとめます。
◆世界各国の検査数は?
災害や貧困などに関するデータをまとめているオックスフォード大学の研究者らのグループ「アワー・ワールド・イン・データ」(Our World in Data)は、新型コロナウイルスについて、WHO=世界保健機関や各国政府などが発表したデータを独自に精査・分析してグラフにまとめ、インターネットで公開しています。
今月13日までに公表されたデータに基づく分析によりますと、世界の国と地域で行われた検査の数は中国・広東省が、推計で32万件と最も多く、次いで韓国がおよそ25万件、イタリアがおよそ8万6000件、ロシアがおよそ7万7000件で、中国と韓国の検査数が突出して多いとみられることが分かりました。
人口100万人当たりの検査数は中東のバーレーンが6000件余りと最も多く、次いで韓国が4800件余り、中国・広東省が推計で2800件余りとなる一方、アメリカはCDC=疾病対策センターのデータで40件余りとなっています。
世界各国の検査体制は?
●中国
これまで世界で最も多く新型コロナウイルスの検査を行ってきた中国では、感染の拡大以降、国内のメーカーが独自に簡易検査用の診断キットなどを開発しました。
これにより、発生当初は国の保健当局だけで行っていた感染の有無を調べる検査が現場の医療機関などで行うことができるようになり、最初に感染者が相次いだ湖北省武漢市の幹部は先月下旬の時点で、武漢市内だけで1日あたり2万人を検査する能力があると述べました。
中国政府の幹部も「1日170万人分の検査資材を生産できる」と述べるなど、中国では安定的に検査資材を提供できる態勢ができているとみられています。
●韓国
中国に次いで検査数が多い韓国では、効率よく安全に検体を取るため、車の窓越しで行う「ドライブスルー方式」を導入するなど、全国の600か所近くで検体を採取し、1日に平均およそ1万2000件の検査を行っています。
ソウル市内の病院では、医療従事者を守るために診療に訪れた患者が電話ボックスのようなブースの中に入り、外にいる医師が手袋に手を通して直接触れずに診療する「ウォーキングスルー方式」を導入するなど、新たな試みも始めています。
●イタリア
感染の拡大が深刻なイタリアでも、1日あたりの検査数は1万件を超えています。
検査はウイルスの遺伝子を調べるPCR検査で、いまのところ感染者の増加に検査が追いつかない状態にはなっていないということです。
●アメリカ
アメリカでは2月下旬から、検査できる州が増えていますが、1日の検査数は州によっては数件にとどまっているところもあり、十分な検査ができていないという声があがっています。
こうした中でFDA=食品医薬品局はスイスの製薬会社が作った検査キットを緊急で認可し、ペンス副大統領は今週にも全米の2000を超える研究機関で検査ができるようになるという見方を示しています。
アメリカ政府は、車に乗ったまま検査を受けられる臨時の検査所が12の州で47か所に設置されるという見通しを示しています。
◆WHO事務局長「検査の徹底を」
新型コロナウイルスの検査をめぐっては、WHOのテドロス事務局長が今月16日の記者会見で、感染の拡大を防止するためには感染者の特定が鍵を握るとして、検査を徹底するよう呼びかけています。
データをまとめた「アワー・ワールド・イン・データ」も「全体の感染者数を知るためには広く検査を行うことが必要だ」と指摘しています。
日本国内 1日に可能な検査数は約7500件に !
型コロナウイルスの感染が拡大する中、厚生労働省はウイルス検査の体制拡大を図ってきました。
1日に可能な検査は、2月18日には約3800件でしたが、今月16日の時点では約2倍の7504件に増えました。
ただ、厚生労働省によりますと、韓国では毎日1万件以上の検査が行われ、日本はそれよりもまだ少ないということです。
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