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安倍内閣は、強引に黒川氏を、検事総長に就任させようとしている !
自民党政権・自公政権下の官僚の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/03/18より抜粋・転載)
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1)〜6)は前回投稿済みです。以下はその続きです。
7)安倍内閣は、黒川氏を本年夏に、
検事総長に就任させようとしている !
安倍内閣は、安倍首相に従属の黒川氏を本年夏に、検事総長に就任させようとしている。
現在の検事総長が、夏に退官しなければ、黒川氏は、検事総長に就任できない。
しかし、この事態を想定して、安倍内閣は、3月13日に閣議決定した、国家公務員法や検察庁法などの改定案に、これを回避するための条文を、盛り込まれていた。
検察庁法改定案に、検察官の定年を、63歳から65歳に上げることが盛り込んだのである。
改定案では、63歳になった検事長など、一定のポストにある検察官は、引き続きこれらのポストに就かせることは、できないとしている。
8)「内閣の定めるところにより」再延長も、
可能となる規定が盛り込まれている !
ところが、同法案に、「内閣が定める事由があると認めるとき」は、63歳以降も検事長などの役職の延長が認められ、さらに、「内閣の定めるところにより」再延長も、可能となる規定が盛り込まれていることが明らかにされた。
参議院予算委員会で、日本共産党の山添拓議員が、追及して明らかにされた。
黒川東京高検検事長の任期が、半年延長されたが、その半年後までに、稲田現検事総長が退官しなければ、黒川氏は、検事総長に就任できない。
9)安倍内閣は、強引に黒川氏を、
検事総長に就任させようとしている !
この点に留意して、検察庁法改定案に、「役職の再延長ができる規定」が、盛り込まれたものと考えられる。
安倍内閣が、強引に黒川氏を、検事総長に就任させようとしているのは、もちろん、暗黒の日本刑事司法を守るためである。このような腐敗を、日本の主権者は、断じて許してはならない。
森友事件における、虚偽公文書作成の任務を押し付けられた、近畿財務局の職員が、自死に追い込まれた。
10 )虚偽公文書作成の任務を押し付け
られた、近畿財務局の赤木職員が、自死した !
近畿財務局の上席国有財産管理官だった、赤木俊夫氏である。
赤木管理官の妻が、3月18日、国と佐川宣寿・元国税庁長官に、計約1億1000万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。
遺族側は、赤木氏が残した手記や、遺書を公表した。
手記や遺書には、上司の指示で、文書を書き換えさせられたこと、「すべて佐川氏の指示だった」などの、重要事実が記されている。
11 )近畿財務局の公文書改ざんは、全て、佐川理財局の指示だった !
犯罪事実が明白であり、完全なる証拠も存在する。
しかし、検察は、この巨大犯罪をもみ消した。
その一方で検察は、国有地の不正払い下げ、安倍首相夫妻の関与の事実を明らかにした、籠池泰典氏夫妻を、詐欺罪などで起訴し、懲役7年の実刑判決を獲得した。
政官業癒着・安倍自公政権下、このような不正が、現在日本で、まかり通っているのである。
12 )安倍内閣に関する巨大犯罪は、すべて無罪放免である !
独裁政治・安倍内閣に関する巨大犯罪は、すべて無罪放免である。
甘利明氏、下村博文氏の事案も、放免とされた。
安倍首相は、国会で、「自分や妻が関わっていたら、総理大臣も国会議員も辞める」と明言した。
その後に、安倍首相夫妻が、森友事案に深く関わっていた事実が、明らかにされた。
それにもかかわらず、安倍氏は、首相も議員も辞めていない。
―この続きは次回投稿しますー
(参考資料)
「失敗から学ぶ」「失敗学」で 「官僚」の「無謬神話」をつぶせ !
国の巨額債務は多すぎる官僚の高給と天下りが原因 !
(logs.yahoo.co.jp:2006/9/14より抜粋・転載)
1)「部分最適・局所最適」は「全体最悪」を招く !
素晴らしいコラムを読んだ。9月7日の日経夕刊<明日への話題>。筆者はアドバンテスト相談役の大浦溥さん。タイトルは「失敗学」―――。―中略―畑村洋太郎先生の『失敗学』との付き合いが始まり、先生には会社の研究開発拠点の一つ群馬R&Dセンタで講義をして頂いた」と始まる。
「豊富な事例をもとに『失敗には許される失敗とそうでない失敗がある』『<局所最適>は<全体最悪>を招く』『一つの失敗の陰に29の<中失敗>があり、その裏には3百件のヒヤリハットする<小失敗>がある』など、聞く人の心を離さない貴重なお話をお聞きした」と続く―――。やはり素晴らしい。
2)タテワリ、横並びの官僚組織、
「省益」「局益」「課益」への固執 !
ここまでに<ヒヤリハット>ならぬ<ヒカリパット>するダイヤモンドのような<金言>がある。<ダイヤ>のような<金>です。<部分最適>は<全体最悪>―――。みなさんは何を<連想>しますか。<想像力>の問題。<創造力>はこれで決まる。
この連想が<ヒヤリハット>を<ピカリパット>にする。火山が<連想>したのは<霞ヶ関>です。<タテ>ワリで、しかも<横>並び―――。
その結果、何が起こっているか。各省庁がそれぞれの<権益>を主張、絶対に自分のところの<省益><局益><課益>を譲らない。結果として予算カットやリストラが全然進まない。そのくせお役人のみなさん、例の<無謬神話>です。我々は絶対正しい。絶対<誤り>を犯さない。
つまり<部分最適>―――。
3)国と地方の借金合計約1400兆円、
歳出削減せず民間の2倍の高給を貪る !
天下り、渡りの法人へ年間12.1兆円歳出 !
65年間で約787兆円の出費 !
だが国と地方を合わせた借金はなんと<1061兆9000億円>(日経・2005年1月3日)(2015年度は約1400兆円)―――。その後も減ったという話を聞かない。GDP(国内総生産)の2倍超。先進諸国中の最悪。
歳出カットは全然進まないのに民間に比べ<倍>近い<高給>を貪る。自民党の中川秀直政調会長ですら、憤然と「給料は半分でもよい」とテレビで絶叫する。火山は3回もテレビで観た。つまり<全体最悪>―――。民間だったら会社が<破産状態>だったら、給料カットは当然起る。それが<民間の掟>。だが<お上>は<無謬>―――。
4)マスコミは大部分インペイしているが 官僚の汚職・腐敗は蔓延 !
しかも最近の社会保険庁の不正・腐敗を筆頭に過去、財務省、外務省、厚生省、防衛庁など「汚職・腐敗のオンパレード」である。日経朝刊のコラム<春秋>も9月5日、「このところ公害や薬害の裁判で国が負け続けている。
肝炎、基地騒音、原爆症、水俣病、じん肺―――。政策判断を誤り、無策のまま放置して被害を広げ、被害の認定基準は合理性を欠く。こんな行政の責任を司法が厳密に判断すれば、当然、国に勝ち目はない。(中略)国家賠償の費用も国が裁判の投じるカネも、同じ税金である。
『役所は絶対間違わない』などという今どき誰も信じない、「官僚の無謬神話」を守るために、これまでどれほど「ムダな訴訟費用」を費やしてきたことか」と書いたばかり。<部分最適>を主張するから<全体最悪>―――。
公務員の「腐敗事例」は事欠かない。岐阜県庁の<裏金><17億円>。梶原拓前知事は4期16年も務め、その前は県企画部長、副知事も務めた。それでも「知らなかった」「やましいことは何もない」と言い切って見せた。
火山は「トップの責任はその問題が<予見>されたであろう時点に遡る」という米国ATT前社長F・R・カッペル「企業成長の哲学」(ダイヤモンド社)の言葉が好きだ。企業の教育担当として「管理職研修」の教材にずっと使ってきた。
5)「権限委譲」は「責任放棄」ではない、
「知りませんでした」で責任逃れ !
「結果として…」―――。不祥事で官僚や企業のトップが謝罪会見をすると、必ずといってよいほど飛び出す<決まり文句>。こんな言葉「カッペルの<辞書>にはない」―――。「知りませんでした」というのも同じ。「権限委譲」は「責任放棄」ではない。逆だ。<委譲>すればするほど<責任>は重くなる。それこそがトップの<器>―――。
「知りませんでした」など、恥ずかしくて口にできる言葉ではない。「失敗学」に話を戻そう。「先生は技術、設計分野で研究し始めた『失敗学』を経営のジャンルまで敷衍し、『波長のための失敗学』も上梓された。『失敗学の方法論は全て同じだ。必ず自分なりに観察して一つの仮説を立てる。次にそれを実証する。
そこでもう一度仮説を作り直す。この繰り返しである』という考えは説得力をもつ」―――と続く。何を言っているか。カッペルと一緒。「トップの責任はその問題が<予見>されたであろう時点に遡る」だ。<予見>とは<仮説>なのだ。
火山の「管理職研修」は<問題解決>学。。問題を分析、<仮説>を立てる。それを<検証>する。そうして<問題>を解決する。そうやって<仮説><設定能力>を高めていく。<戦略>とは<仮説>―――。<先手必勝>とは<仮説>で<状況>を分析、環境に秘められた<好機>と<脅威>を<予見><洞察>する。
そして自分の<強み>と<弱み>を掴み<必勝条件>を整える。もう一度<失敗学>…。「日本の社会全体が成果主義といって、結果だけを見て誤った賞賛や誹謗をし、その成功や失敗から学ぶことを怠る。挙句の果てに、失敗そのものを恐れて何もしない風潮を作り出していることを大いに憂うべきだ」―――。ここからは火山の意見。
お役人の<無謬神話>―――。<神話>とはウソという意味。むしろ<誤謬>だらけ。<腐敗><不正>だらけ。でも<無謬>だから<失敗から学ぶ>こともない。ナンタルチーア。断固<官僚>リストラだ。豪腕維新の小沢一郎に期待したい。
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