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新型コロナ感染:国内1000人超える ! 初確認から49日目
安倍政治への識者の見解・詳報は ?
(www.asahi.com:2020年3月4日 21時59分より抜粋・転載)
◆感染者は、1035人 !
国内で確認された、新型コロナウイルスの感染者は、3月4日午後11時半現在、1035人になった。山口県と宮崎県で初めて感染が確認された。
1月16日に神奈川県の病院で国内初の感染者が見つかってから49日目で、感染者は1千人を超えた。
◆死者は12人 !
死者は12人である。
山口県で感染が分かったのは下関市の40代の男性会社員。市などによると、2月25日に医療機関を受診したが、症状が改善せず、3月2日に入院していた。男性は営業職で、2月12日と14日は大分県に出張したほか、同月15〜21日には帰省や出張のため福岡、熊本、大分の各県を訪れていた。
東京都や京都市、高知県などでも新たな感染者が見つかった。東京都の30代と40代の女性2人と京都市の50代女性は、複数の感染者が確認されている大阪市のライブハウスでのライブに参加していたという。
30代の女性は、世田谷区の保育施設職員で、発症後の2月25〜28日も勤務していた。日頃からマスクを着けずに働いていたという。保健所は、園児を含めて濃厚接触者の有無などを調べている。
大阪府で新たに感染がわかった9人のうち2人は、別のライブハウスでのライブに参加していたという。
高知県で新たに感染がわかった4人のうち1人は10歳未満の小学生だった。
感染が拡大している北海道では新たに3人の感染が見つかり、道内で確認された感染者は82人になった。
厚生労働省によると、カンボジアから帰国した三重県の40代男性の感染も中部国際空港で確認された。男性は、愛知県内の医療機関に運ばれ、入院した。
チャーター機での帰国者や、大型クルーズ船の、乗船者を除いて、検疫で感染者が確認されたのは、初めてという。
(参考資料)
安倍内閣は、「帰国者・接触者外来」設置医療機関
の医師だけに、PCR検査を任せている !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/03/02より抜粋・転載)
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1)審議の最大の焦点は、新型コロナウイルス
感染のPCR検査を、拡大するかどうかだ !
予算審議が参議院に移った。
最大の焦点は、新型コロナウイルス感染のPCR検査を、拡大するかどうかである。
安倍内閣は、PCR検査を、保険適用する方針を示したが、このことによって、検査が拡大する保証はない。現状で安倍内閣は、PCR検査の広範な実施を、容認していない。
現在のプロセスは、以下のとおりである。
2)安倍内閣は、風邪の症状や37.5℃以上の
発熱が、続いている者しか、検査をさせない !
風邪の症状や37.5℃以上の発熱が、4日以上続いている。
(解熱剤を、飲み続けなければならないときを含む)
強いだるさ(倦怠感)や、息苦しさ(呼吸困難)がある。
(高齢者や基礎疾患等のある者は、上の状態が、2日程度続く場合)
上記の症状のある者が、「帰国者・接触者相談センター」に相談する。
患者は、「帰国者・接触者相談センター」で相談し、「帰国者・接触者相談センター」が、新型コロナウイルス感染の疑いがあると判断した場合に、「帰国者・接触者相談センター」が、「帰国者・接触者外来」を紹介する。
3)「帰国者・接触者外来」の医師が、判断すると、PCR検査が実施される !
その上で、患者が、「帰国者・接触者外来」で受診し、「帰国者・接触者外来」の医師が、PCR検査が必要である、と判断すると、PCR検査が実施される。
当初は、発症前2週間以内に、「新型コロナウイルスに感染者」と濃厚接触した者で、@発熱またはA呼吸器症状がある者、「流行地域を訪問した者」または、「流行地域への渡航・居住歴がある者と濃厚接触した者」で、@発熱37.5度以上かつA呼吸器症状がある者が、「帰国者・接触者相談センター」する要件とされていたが、これに加えて、冒頭の条件を満たす場合も、「帰国者・接触者相談センター」で、相談できることになった。
4)新型コロナウイルス感染者と普通のかぜ
の患者とを、臨床的に見分けることは、できない
「帰国者・接触者外来」設置医療機関は、2月16日時点で、663箇所ある。
安倍内閣は、感染者と非感染者が、同じ医療機関で接触しないように、感染が疑われる人には、「帰国者・接触者外来」設置医療機関での受診を、お願いしているとしている。
しかし、現実には、新型コロナウイルス感染者とそうでない、普通のかぜの患者とを、臨床的に見分けることは、できないのが実態である。
5)通常の医療機関に、新型コロナウイルス
の感染者が、受診に訪れている可能性大だ !
通常の医療機関に、新型コロナウイルスの感染者が、受診に訪れていることは、広範に存在すると見られる。
問題は、このときに、通常の医療機関の医師が、コロナウイルスのPCR検査が、必要だと判断しても、現状では、PCR検査が実施されないことである。
安倍首相は、医師が判断した場合には、PCR検査が受けられるようにする、と発言しているが、詳細を説明する、加藤勝信厚労相の答弁は、異なる。
6) 「帰国者・接触者外来」設置医療機関
の医師だけに、PCR検査を任せている !
安倍内閣は、あくまでも、「帰国者・接触者外来」設置医療機関を受診し、この医療機関の医師が、PCR検査が必要と判断した場合に、検査を実施するとしている。
安倍内閣は、「帰国者・接触者外来」設置医療機関を、支配下に置いている。
「帰国者・接触者外来」設置医療機関は、2月16日時点で、663機関だと記述したが、具体名は、公表されていない。
新型コロナウイルスの感染を疑う患者が、「帰国者・接触者外来」医療機関を訪問して、PCR検査を受けることが、できない仕組みになっている。
7)安倍内閣は、PCR検査を、1日当たり900 件しか実施していない !
全国で、663機関ということは、1都道府県あたり、14機関しかないということである。
日本では、PCR検査を、1日当たり900件(韓国の約9%だけである)しか実施していない。
韓国では、1日当たり、1万件ペースで、検査を実施している。
韓国では、日本より、検査数が多いから、確認感染者数が増えている。
日本の感染者数が、抑制されているのは、検査が抑制されているからである。
8)東京五輪を優先して、安倍内閣が、PCR検査を抑制している !
東京五輪を優先して、安倍内閣が、PCR検査を抑制しているのである。
日本では、このPCR検査を拡大することが、喫緊の課題である。
国会で、この論議が行われているが、まったく詰め切れていない。
新型コロナウイルスの感染が疑われる人と、非感染者が、同じ場所で受診することを防ぐと言うが、現状で、技術的に、その実現は不可能である。
9)軽症のコロナウイルス感染者の症状
は、普通のかぜの患者と、区別がつかない !
軽症のコロナウイルス感染者の症状は、臨床的に普通のかぜの患者と、区別がつかないのである。
現状ですでに感染者が、通常の医療機関で、受診している可能性は、きわめて高い。
したがって、通常の医療機関で、医師が判断した場合に、PCR検査を独自の判断で、実施できるようにするべきである。これを妨げる理由が、存在しない。
国会で審議が行われているが、野党がこの点を厳しく問わない。
10 )新型コロナウイルス感染者は、通常の医療機関を、訪問している !
現状で、新型コロナウイルスの感染者は、通常の医療機関を、訪問している可能性が高い。
臨床的に感染者を特定できないからである。
したがって、通常の医療機関から、PCR検査発注を、禁止することの合理性がない。
貴重な国会審議の場で、PCR検査の拡大を、確保するための政府の、明確な答弁を、引き出すことが必要なのに、現実には、これが実現していない。
11 )安倍内閣の方針で、PCR検査の拡大が、現実には、実現していない !
2月25日に示された、「基本方針」:https://bit.ly/39aZSWU:が、PCR検査について、
「入院を要する、肺炎患者の治療に、必要な確定診断のための、PCR検査に移行しつつ、国内での流行状況等を、把握するためのサーベイランスの仕組みを、整備する」としており、これが変更されていない。
「医師が、総合的に判断した結果、新型コロナウイルス感染症を疑う」場合に、PCR検査を実施できることとされたが、その医師が現状では、「帰国者・接触者外来」設置医療機関の医師に、限定されている。
さらに、判断の基準に、「入院を要する、肺炎患者の治療に必要な、確定診断のためのPCR検査」が置かれているのである。
この、「帰国者・接触者外来」設置医療機関の医師が、広範なPCR検査実施を、妨げる防波堤の役割を果たしている。
―以下省略―
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