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米山元知事(医師)が斬る:新型コロナ対策の穴 ! 感染拡大を招いた、
無知な官邸と「総ヒラメ」状態の霞が関 !
船内に乗員、乗客を拘束した事への 識者の見解・詳報は ?
(www.nikkan-gendai.com:2020/02/19 14:50より抜粋・転載)
新型コロナウイルスの感染が、2月19日午前8時現在で61人を数え国内の感染は新たなフェーズに入っています。
◆政府の対応は、失態続き !
ここまでの政府の対応は「後手後手」というより「失態続き」といっていいものだったと言えます。まずもって昨年の12月30日に武漢市衛生当局が「原因不明の肺炎に対する緊急通知」を出し、1月15日には国内初の感染者が見つかった。
27日には、武漢市が、海外団体旅行を禁止していたにもかかわらず、日本が、新型コロナウイルス感染症を指定感染症に指定し、湖北省に滞在歴のある、外国人の入国拒否を決めたのは、中国の感染者数が、1万人を超え、WHOが緊急事態を宣言した、31日の翌2月1日になってからでした。1月初めとは言わないまでも、下旬には対応ができたはずで、遅きに失したのは明らかです。
◆542人の感染が確認された !
その後の大型客船ダイヤモンド・プリンセス号についてはさらにひどい。
乗客の感染が分かった2月5日に検疫のために2週間の船内待機を命じたのはやむを得ないとして、密閉された船内に、4000人近くをとどめ置く、検疫でありながら、船内では、手洗いの徹底等以外には、特段の感染予防措置を講じることはなく、7日には、41人、10日には、65人と新たな感染者が増え続けたにもかかわらずこれを放置し、結局、きのうまでに検査を受けた、2404人のうち542人の感染が確認されるに至っています。
◆感染率は、22.5 %という異様な高値 !
感染率は、22.5 %という異様な高値で、しかもこの際、検疫官が防護服を着用することなく検査に臨み、自ら感染してしまうという「とほほ」以外の何物でもないおまけまでついています。
政府の無策で感染を拡大してしまったのは明らかでしょう。きょう以降順次下船となりますが、多くの人は治療・待機は日本で行うことになります。
◆霞が関が、完全に上ばかり見る状態 !
何故これほど失態が続いたかについては、正直合理的な説明は難しく、霞が関が完全に上ばかり見る「総ヒラメ」状態になっているにもかかわらず、官邸幹部に感染症対策が分かる人がおらず、誰ひとり指示を出せずに上下お見合い状態になったとしか考えられません。
日本国内でここまで感染を拡大してしまったことについて、政府の責任は極めて大きいものと言わざるをえず、その危機管理能力に重大な疑問を呈するとともに猛省が求められます。
(参考資料)
船内に乗員、乗客を拘束した事で、
ウイルスの感染者数が爆発的に拡大した !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/02/18より抜粋・転載)
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1)中国の新型コロナウイルスの感染者数
は、7万2400人超、死者数は、1869人に達した !
中国本土の新型コロナウイルスの感染者数は、2月18日時点で、7万2400人超となった。
中国本土での死者数は、1869人に達した。
日本での新型コロナウイルスの感染者数は、615人に達した。
中国以外では、日本の新型コロナウイルスの感染者数は、最大の感染者数である。
2)ダイヤモンド・プリンセスの 感染者数は、542人に達した !
横浜港のクルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの感染者数は、542人に達した。
安倍内閣は、クルーズ船の感染者数を、日本での感染者数に含めないように、工作活動を展開しているが、ダイヤモンド・プリンセスは、2月1日に沖縄県那覇港に寄港し、検疫ならびに入国手続きを終えている。
その後に、横浜に帰港し、上陸を阻止されたものである。
日本での感染者数に含めるしかない。
加藤勝信厚労相は、クルーズ船に乗員、乗客を船内に長期間拘束したことについて、
「検疫をしていただけだ」と開き直った。問題の所在をまったく理解してない。
3)船内に乗員、乗客を拘束した事で、
ウイルスの感染者数が爆発的に拡大した !
衛生状態の悪い船内に乗員、乗客を拘束した事で、新型コロナウイルスの感染者数が爆発的に拡大したことについて、安倍内閣の対応に問題があったのではないかとの質問の主旨に答えていない。
衛生状態の悪い狭い船内に、3711人の乗員、乗客を拘束したために、「船内感染」が、爆発的に拡大したと考えられる。安倍内閣が船内に乗員、乗客を拘束した事で、そのことの責任が問われている。
加藤厚労相が主張するように、「検疫をしていただけ」ならば、2月4日の段階で、乗員、乗客の3711人に対する、PCR検査実施の方針を、決定するべきだった。
テレビ番組に出演した、専門家が、PCRの検査能力は、全国で1日7000件と述べていたが、実際には、これよりは小さかった。
4)クルーズ船の全員に対する、 PCR検査が必要不可欠だった !
しかし、クルーズ船の3711人の乗員、乗客の下船を、実施するには、全員に対する、PCR検査が必要不可欠だった。
優先順位を定めて、数日間の時間をかけて、PCR検査を実施し、感染者と非感染者を、区分することが必要だった。
クルーズ船へ乗員、乗客を船内に拘束した事は、2月4日から2週間の時間が経過した。
5)乗員・乗客は、クルーズ船内に拘束
されたため、感染が爆発的に広がった !
乗員、乗客は、クルーズ船内に拘束され、この期間に、感染が爆発的に広がった、と考えられる。
安倍内閣の対応が、「船内感染」を、爆発的に拡大させた疑いが高いのである。
爆発的な感染拡大が観測されているのは、中国湖北省とダイヤモンド・プリンセス号の2箇所なのである。3711人を船内に拘束する判断を下した背景は、ウイルスの日本侵入を阻止するとの、「水際対策」の考え方が採られたことにある、と理解されている。
6)安倍内閣は、中国からの 人の移動を、野放しにしてきた !
ところが、安倍内閣は、中国からの人の移動を、野放しにしてきたのである。
中国での感染者は、湖北省だけに存在するわけでない。
ザルの水際対策を実行していたわけで、そのために、国内での感染の広がりが、観察され始めている。話は変わるが、3月1日に実施予定の、東京マラソンについて、主催者が、一般ランナーの参加を中止する方針を発表した。
7)東京マラソンについて、小池知事は、一般ランナーの参加を中止した !
共催者の東京都の小池百合子知事は、苦渋の決断だと述べた。
大会主催者は、出場資格を持ちながら、走れなかった一般ランナーに対しては、来年の大会の出場権を与える、と発表したが、大会参加料(フルマラソンの国内ランナーは、1万6200円、海外ランナーは、1万8200円)や寄付金は、返金しないとした。
来年の大会に出場する人は、来年の参加料を、再度支払う必要があるとしている。
3月1日の東京マラソンは、「グルメンピックPartU」に、名称を変更するべきである。
8)グルメンピック事件は、1億3000万円の参加費を、
支払わせておきながら、イベントが開かれなかった !
グルメンピック事件とは、2017年2月に、東京調布の味の素スタジアムパークで、2週間開催するとして、全国の飲食店508店から、総額1億3000万円の参加費を、支払わせておきながら、イベントが開かれなかった、という詐欺事件である。
東京マラソンの一般参加者の参加を中止して、参加料を返却しないのは、「グルメンピック事件」に匹敵する、詐欺的行為である。
9)コロナウイルスの感染が、国内で拡大
すれば、東京五輪の開催は、不可能だ !
主催者は、「規約に基づく措置」と開き直るが、公序良俗に反する、「詐欺的行為」である。
コロナウイルスの感染が、国内で拡大すれば、東京五輪の開催は、不可能になる。
現時点で、その可能性が明確に浮上しているのであるから、安倍内閣は、五輪中止の可能性を早急にアナウンスするべきである。すべてが後手に回るのが、安倍内閣の実態である。
五輪中止の判断が、後手後手に回ってからになることは、避けるべきである。
10 )厚労省は、感染が疑われる人は、帰国者
・接触者相談センターに、電話で相談すべきだと言う !
新型コロナウイルスの感染が、疑われる者に対する、医療機関での受診の目安が、厚労省から公表された。
これによると、症状が続く人は、すぐに医療機関を受診するのではなく、まずは、帰国者・接触者相談センターに、電話で相談する。
帰国者・接触者相談センターに相談する目安としては、かぜの症状や37度5分以上の発熱が4日以上続いている人や、解熱剤を飲み続けなければならない人・強いだるさや息苦しさがある人とした。
上記の症状が現れている人が、新型ウイルスに感染している可能性は、極めて高いだろう。
―以下省略ー
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