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森一岳裁判長は、原子力規制委員会の判断に、疑問を突きつけた !
自民党政権・自公政権下、原発利権複合体・原発の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/01/18より抜粋・転載)
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1)〜5)は前回投稿済みです。以下はその続きです。
6)森一岳裁判長は、伊方原発の運転差し止めを、命じる決定を示した !
伊方原発の運転差し止めを、命じる決定を示した、広島高裁の森一岳裁判長は、65歳での定年退官を控えている。
これも、「法と良心に基づく適正な司法判断」が示される上で、好都合な事情であったのかも知れない。
森一岳裁判長は、「原発のすぐ近くに、活断層がないとは言い切れず、地震対策に誤りがある」、「火山噴火への備えも、想定が小さすぎる」と判断した。
7)森一岳裁判長は、原子力規制委員会の判断に、疑問を突きつけた !
森一岳裁判長は、福島第一原発の事故を受けた、新規制基準に沿って、進められている電力会社の安全対策、およびそれを認めてきた、原子力規制委員会の判断に、疑問を突きつけた。
山口県内の住民が、運転差し止めを求めたことについて、山口地裁岩国支部は、昨年春にこれを却下した。
山口県内の住民は、即時抗告し、今回、広島高裁が、申し立てを認める判断を示した。
8)四国電力は、広島高裁の判決に、不服申し立てをする方針を明らかにした !
この広島高裁の決定に対して、四国電力は、不服申し立てをする方針を明らかにした。
伊方原発3号機に対しては、2017年12月に、広島高裁が、阿蘇山での数万年に一度起こる、巨大噴火「破局的噴火」のリスクを理由に、運転差し止めを命じたことがある。
火砕流が、原発に到達するリスクを指摘し、新規制基準に合格させた、規制委の判断を、不合理とした。しかし、2018年9月の異議審で、広島高裁が一転して、原発の運転を認めた。
今回も異議が申し立てられ、広島高裁が、別の裁判官によって、判断が覆えされる可能性がある。
2014年に、福井県の関西電力大飯原発3、4号機運転差し止めを、命じた、樋口英明元福井地裁裁判長が、「原発を審理する、裁判官に与える、心理的影響は、ものすごく大きい」と語ったと、朝日新聞が報じている。
9)樋口裁判長が、活断層と火山の両方で、
原発を止める判断を、下した影響は大きい !
樋口裁判長は、今回の決定について、「再稼働を認める判断が、続いているにもかかわらず、活断層と火山の両方で、原発を止める判断を、下した影響は大きい。
原子力規制委員会の判断が、原発の安全性を確保する、内容になっているか、踏み込んで判断した。
前例主義に、終止符を打った」と評価し、差し止めを命じた、森一岳裁判長について、「前例主義にとらわれず、事件と率直に謙虚に向き合い、自分の頭で考える、裁判官だ」と話したと、朝日新聞が報じている。
10 )良質な裁判官が、わずかながらも存在していることは、吉報だ !
政官業癒着・自民党政権・自公政権下、良質な裁判官が、わずかながらも存在していることは、吉報であるが、裁判所の最終判断は、政治権力によって歪められることが多い。
原発稼働を推進する、政治そのものを刷新することが、必要不可欠になっている。
2016年4月14日午後9時26分、熊本県益城町直下を震源とする、大地震が発生した。
地震の規模を示すマグニチュードは6.5であった。
熊本県益城町では、震度7の揺れが観測された。
しかし、これは、本震でなく、前震だった。
―この続きは次回投稿しますー
(参考資料)
T 独裁者より怖い、自民党体制・自公体制下の原発利権複合体 !
(kasakoblog.exblog.jp/い: 2011年 12月 20日より抜粋・転載)
★東電・原発メーカー・経団連・マスコミ・官僚・政治家・学者が、
一体となり、原発利権に群がっている !
独裁者よりはるかに恐ろしいのは、個人が見えない組織だ。
2011年は、金正日、カダフィ、ビンラディンの3人が死んだ。
(ビンラディンは“独裁者”といえるかは微妙だが)サダムフセインもアメリカに殺された。
憎い独裁者のせいで悪政が行われ、そいつさえぶっ殺せば、もしくはそいつさえ政権から引きずり降ろせば、社会がよくなるというのは幸せな国家だろう。
★最も恐ろしいのは、特定の悪玉がいない組織による悪政だ !
もっとも恐ろしいのは、特定の悪玉がいない、「組織による悪政」だ。
東電・原発メーカー・経団連・マスコミ・官僚・政治家・学者が、一体となり、原発利権の甘い汁を吸い続け、事故が起きてもなお、国民の安全をないがしろにして、自らの利益保持のためにとんでもないイカサマを行っている。
★原発利権で利益を獲得するシステムとルールに従って、罪の意識
も悪の意識もなく生きている原発マフィアのメンバー !
東電も原発メーカーも経団連もマスコミも、官僚も政治家も学者も、みんながみんな一人で“善なる”行為ができないよう、どんなに国民の安全が危険にさらされようが、自分たちの組織の利益が最大化することだけをもとに、組織に属する個人が、単なる部品として、それぞれの役目を果しているに過ぎない。だからそこに所属する人に、罪の意識も悪の意識もない。
U 原子力村の元住民:内藤千百里の告白,
関西電力が歴代首相に永年献金していた事実,総括原価方式のからくり
(blog.livedoor.jp/: 2014年07月28日より抜粋・転載)
本日〔2011年7月28日〕『朝日新聞』朝刊の1面と2面にトップ記事として出た「関西電力による政治家(歴代首相)への企業献金問題」をとりあげ,考えてみたい。
@「関〔西〕電〔力〕,歴代首相に年2000万円 計7人,〔19〕72年から18年献金 内藤〔千百里〕元副社長が証言」(『朝日新聞』2014年7月28日朝刊1面)
関西電力で政界工作を長年担った内藤千百里(ちもり)元副社長(91歳)が、朝日新聞の取材に応じ,少なくとも、1972年から18年間,在任中の歴代首相7人に「盆暮れに、1千万円ずつ献金してきた」と証言した。
政界全体に配った資金は年間数億円に上ったという。原発政策の推進や電力会社の発展が目的で,「原資はすべて電気料金だった」と語った。多額の電力マネーを政権中枢に流しこんできた歴史を当事者が実名で明らかにした。(▼2面=連載「関電の裏面史」独白 ← これは後段にとりあげる)
内藤氏が献金したと『朝日新聞』2014年7月28日朝刊に、内藤千百里氏の証言した、7人は,田中角栄,三木武夫,福田赳夫,大平正芳,鈴木善幸,中曽根康弘,竹下 登の各元首相(中曽根氏以外は故人)。
V 日本原発の「根本的な問題」は、地震大国
・ウソ宣伝ズサンな設計・隠蔽・無反省・無責任だ !
日本地震学会会長で京都大学大学院教授の平原和朗氏の主張:
■日本の巨大地震発生頻度は、世界平均の293倍 !
■日本の火山密度は、世界平均の百倍 !
■日本の原発密度は、世界平均の186倍 !
米国人でさえカリフォルニア州ᄃ程の面積の日本に原発54基が集中立地していることに
仰天 !原発ᄃ超過密国家日本。さらに狭い若狭湾には14基(面積割合の約24倍)の原発が、集中立地。福井県の面積は、地球の0.00077%(日本全面積の1.1%)。
従って、若狭湾の原発密度は、世界平均の4384倍(日本全国平均の23.6倍)!
ほとんど正気の沙汰ではありません。 「ただ、日本では地球ᄃ表面の0.07%しかない国土に、全世界の約13%(面積割合の約186倍)にあたる原発がひしめき合っている。
また、地震については、国内のあらゆる地域で活断層が見られ、原発立地地域として、安全と言える場所はほとんど存在しない。こんな日本に54基の原発をつくられてしまい、平原和朗氏(59歳)は「日本に安心して住める場所はない !」と主張する。
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