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新年の野党の見解・詳報とは ?(上)
○「一人ひとりの暮らしに着目した政治へと変えていく。
そんな年にしていく」 年頭会見で枝野代表
(cdp-japan.jp:立憲民主党:2020年1月4日より抜粋・転載)
枝野幸男代表は、1月4日、訪問先の三重県伊勢市で2020(令和2)年の年頭会見を行いました。冒頭、枝野代表は次のように述べました(要旨)。
令和最初の新年ということで、今、芝さん(芝参院議員)はじめ県連の皆さんにもさまざまご協力いただいて神宮参拝をさせていただきました。
年明け早々から大変心配な状況が生じておりますが、国内外の平和・安寧をお祈りするとともに、特に日本の国内の政治においては今年総選挙がある、その公算が高いと言われております。
平成の30年間、あるいはその少し前くらいから続いていた弱肉強食の社会を、新しい時代が本格的にスタートする今年、大きく変えていかなければならない。そんなギリギリのところにいると思っています。
改めて立憲民主党として、まっとうな政治、そして国民生活という観点からは、豊かさを分かち合い、お互いに支え合い、そして違いを認め合う。そういう社会をしっかりと作っていく。そこに向けて解散総選挙があれば、必ず政権を奪取する。そして今までの社会のあり方を、大きく、一人ひとりの暮らしに着目した政治へと変えていく。そんな年にしていく決意であります。
記者からの主な質問とその回答(要旨)は以下のとおりです。
Q:昨年末にIRに関連し現職国会議員が事情聴取されました。IRに対しての姿勢と現状への受け止めを。また、通常国会に向けてどういった論戦をしていくか
枝野代表: IRについては、カジノ・博打を解禁し、しかも民間企業にやらせるというのは、それこそ持統天皇以来の日本の歴史と伝統をぶち壊す、保守にあるまじき行為であるということで反対をしてまいりました。
当然こうしたところには反社会的勢力が関与しやすいというベースがあると危惧しておりましたが、そもそも推進している人たち自身が反社会的勢力だったということでありますので、そもそも推進してきたこと自体の正当性が問われる状況だと(思っています)。結局、自分たちの利権のために進めてきたのではないか、ここをきちんと問いただしていきたい。
国会では、このカジノの問題と桜を見る会の問題、これが2本柱だと思っておりましたが、(記者の)皆さんから質問がないのはちょっと不思議に思っているのですが、アメリカによるイラン司令官の殺害については、中東地域における緊張を極度に高めていると非常に危惧をしております。
そもそもこの行為が国際法上正当化できるのかどうか疑問がありますし、中東の安定を損なうリスクが非常に高いという意味でわが国にとっても非常に軽視できない状況だと思っています。
しかも、そんな状況の中東地域に自衛隊を、国会の審議もなく、調査という目的で送り出す。自衛官の安全を含めて大変由々しき事態だと思っております。
17日に自衛隊の中東派遣について国会審議をすると国対で昨年のうちに決めていただいておりますが、さらに前倒しして、本当に自衛隊の皆さんを行かせていいのかどうか、国会における抜本的な議論が必要であると思っております。
安倍総理からも、同盟国であるアメリカのトランプ大統領の直接の指揮の下に、こうしたことを行ったことについて、どういう事前の説明を受けていたのか、そして現在どういう説明を受けているのか、本当は総理も今日あたり記者会見でもして説明をしていただく必要があるのではないかと思ってます。
Q:ゴーン被告が逃亡したことについて受け止めを
枝野: わが国の法秩序に対する挑戦であると思っておりますので、そうした意味では大変由々しき事態だと思っております。
なぜ海外に出ることができたのか、おそらく出入国管理の問題だと思いますが、できるだけ早く政府としても説明をしていただきたい。それに必要な捜査・調査を早急にしていただきたい。
念のため申し上げておきたいのは、この件で一般的な保釈の要件などについて、話が一部で出ていますが、これは特殊なケースであると思うので、一般的な保釈要件の話などと混乱させて議論をしてはいけない。非常に特殊な、レアなケースですが、こうしたことを許してしまったことは、日本の出入国管理体制にとって大変恥ずかしい事態ですし、早急に厳しい対応をしていただきたいし、われわれもそれを求めてまいりたい。
Q:解散総選挙が年内にも、との話ですが、各党会派に呼びかけた共に戦うとの意義は
枝野: 私はその話と繋げていなかったと思うのですが。昨年秋の臨時国会で共同会派を進めてきた中で、特に衆院においてはほぼ一体的な運営ができ、そのことで大きな成果を上げることができた。
こうしたことで理念政策の共有は出来たことが呼びかけの理由であります。
○「安倍政権に代わる選択肢が必要」 玉木代表、年頭会見 !
(www.dpfp.or.jp:国民民主党:2020年1月4日より抜粋・転載)
玉木雄一郎代表は4日、三重県伊勢市を訪問し、古川元久代表代行とともに伊勢神宮を参拝した。玉木代表は参拝後に神宮会館で年頭の記者会見を行った。
玉木代表は、新年に参拝するのが今年で3回目となった伊勢神宮参拝について、「すがすがしい気持ちで、国家の安寧、国民の幸福、皇室の弥栄をお祈りした」と報告した。
冒頭、安倍政権が長期化し、おごりや緩みが目立って来ているとし、公文書管理の問題、年末に現職国会議員が逮捕されたカジノを巡る収賄事件がさらに広がっていること、消費税増税後の経済状況が心配なこと、イラン情勢が緊迫していること等を挙げ、「さまざまな問題を野党で力を合わせて向き合っていかなくてはならならい。大きな固まりをしっかりつくって、安倍政権に代わる選択肢を示すことが必要だ」と意気込みを示した。
立憲民主党と政党合流に向けた協議については、「これまでは幹事長間で協議を進めてきた。政党間の合流の重要な問題については代表に委ねられたので、枝野代表とそう遠くないうちに会って残された課題についての話し合いを重ねていきたい」と述べた。
カジノ誘致を巡る収賄容疑で逮捕された秋元司衆院議員のほかに5名の国会議員が金銭の授受の疑いで任意に聴取されていると報道されている問題について問われ、「IR法の立法過程自体が正当なものだったのか。お金の力、外部の圧力によって立法作業が歪められたのではないかということは、立法府の責任として明らかにして公開すべきだ」と国会での検証を求めた。
また、保釈中だったカルロス・ゴーン氏が無断出国した問題について、「日本の出入国管理はいったいどうなっているのか。司法のあり方はどうなっているのかということの根本に疑問を投げかける問題」だと述べ、政府に事実関係の説明を求めた。
さらに、イラン情勢が緊迫していることについて、「ことの事態の推移によっては世界を巻き込む大きな紛争になりかねない。
閣議決定だけで、しかも調査研究という根拠に基づいて自衛隊を派遣することが年末ばたばたと決まったが、こういう事態が発生した以上、国、あるいは国に準ずる組織との武力衝突の可能性が否定できなくなっているのだから、調査研究という曖昧な法的根拠の下で自衛隊を派遣することは反対だ。」「いわゆる集団的自衛権の行使の一部が安倍政権の下で一部認められることになったが、今回のような自体に集団的自衛権が必要だといって参加することがあり得るのか」と懸念を示し、国会での議論を求めた。
玉木代表は、これらの問題については、20日にも開会するとされている通常国会を待つことなく、速やかに国会で審議すべきとだと強調した。
伊勢神宮参拝には、党三重県連の金森正代表、中森慎二幹事長、加納康樹幹事長代行、藤田大助元衆院議員が同行した。
○安倍政権を「終わり」にし、野党連合政権に道開く年に !
党旗びらき 志位委員長のあいさつ
(www.jcp.or.jp:共産党:2020年1月5日より抜粋・転載)
日本共産党の志位和夫委員長が4日、党本部で開かれた、2020年党旗びらきで行ったあいさつは次の通りです。
2020年、あけましておめでとうございます(「おめでとうございます」の声)。インターネット中継をご覧の全国のみなさんにも、今年がみなさんお一人お一人にとってよい年になることを願って、心からのあいさつを送ります。(拍手)
トランプ米政権による国連憲章を無視した軍事的挑発行為を厳しく非難する
昨日、トランプ米大統領の指示により、米軍が、イラクのバグダッド空港で、イラン革命防衛隊幹部を空爆によって殺害するという事態が引き起こされました。
日本共産党は、トランプ政権による国連憲章を無視した先制攻撃――軍事的挑発行為を厳しく非難します。緊張の激化とエスカレーションを深く懸念し、すべての関係者に自制を求めます。トランプ政権に対し、軍事的挑発をただちにやめ、イラン核合意に復帰することを強く求めるものです。
◆「党勢拡大大運動」の到達点――目標総達成に向け力つくそう
第28回党大会が目前に迫りました。まず報告したいのは、「第28回党大会成功をめざす党勢拡大大運動」についてであります。
昨年12月は、全党の大奮闘で、777人の新しい党員を迎え、「大運動」の4カ月通算で新入党員は2392人となりました。私は、わが党の一員となり、新しい人生の一歩を踏み出した全国の仲間のみなさんに、心からの祝福と歓迎のメッセージを送ります。(拍手)
昨年12月の「しんぶん赤旗」の読者の拡大は、日刊紙794人、日曜版1869人、電子版79人、あわせて2742人の前進となりました。9月、10月、11月、12月と、4カ月連続で前進をかちとり、「大運動」の通算では、日刊紙1865人、日曜版8464人、電子版317人、あわせて1万646人の増加となっています。前進に転じたことは、全国のみなさんの大奮闘のたまものであります。「しんぶん赤旗」を支え、広げていただいている全国の読者、後援会員、党員のみなさんに、心からの感謝を申し上げます。(拍手)
全党のみなさん。歴史的党大会成功のために、「大運動」の目標総達成に向けて頑張り抜く決意を、年頭にあたってお互いに固めあおうではありませんか。(拍手)
◆共闘が質的に大きく前進――野党連合政権に道を開く年に
お互いに支援しあう共闘へ本格的に踏み出した――信頼の絆が広がる
昨年・2019年は、市民と野党の共闘が質的に大きく前進した年になりました。
一つは、この共闘が、お互いに支援しあう共闘へと、本格的に踏み出したということです。昨年の参議院選挙は、32の1人区のすべてで野党統一候補を実現するとともに、3選挙区5県で共産党候補で一本化が実現し、相互乗り入れで応援を行いました。
この流れが、その後、埼玉と岩手での県知事選挙での勝利、そして高知の県知事選挙で共産党県委員の松本顕治さんを「オール野党」の候補者としてたたかい、全体で4割の支持、若い世代では過半数の支持を獲得する大善戦・大健闘へとつながりました。
またこの流れは、国会共闘の画期的前進にもおよび、「桜を見る会」疑惑では、野党一体となって「追及本部」を立ち上げての追及によって、安倍首相を断崖絶壁まで追い詰めるなど、大きな力を発揮しています。
私は、こうした共闘の質的発展のなかで、信頼の絆がさまざまな形で広がっていることを実感しています。昨年、たいへんに印象深く残っているのは、11月の参議院予算委員会で、安倍首相が、立憲民主党の杉尾秀哉議員の質疑のさいに、「共産党!」と自席でヤジを飛ばしたときの出来事であります。
首相の言語道断のヤジはその場でも大問題になりましたが、精神科医の香山リカさんが、「#共産党は私だ というタグ作りたい気持ち」とツイッターに投稿し、それが大きな反響を広げていきました。社民党新潟県連合が「#共産党は仲間だ」と投稿し、これも広がっていきました。
安倍首相がなぜ「共産党!」と言ったのかは不明でありますが、「共産党」とレッテルを貼れば異論が封じ込めるとでも考えたのでしょうか。野党を分断できるとでも考えたのでしょうか。しかし、この発言に対して、共産党員でない方々や他の野党の中から、「#共産党は私だ」「#共産党は仲間だ」という声が広がった。
安倍首相による低劣で愚劣な共産党攻撃を、日本の民主主義への攻撃をとらえて、共同の力ではね返した。これは、市民と野党の共闘の中から生まれている信頼の絆の強まりを示した、胸が熱くなる出来事ではないでしょうか。―この続きは次回投稿しますー
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