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鳩山新政権は、自公政権の悪政構造を、刷新しようとした !
鳩山改革政権破壊の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/01/06より抜粋・転載)
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1)三宅雪子元衆議院議員が、「入水自殺」を図って、死亡した !
三宅雪子(みやけ・ゆきこ)元衆議院議員が、逝去されたと伝えられた。
三宅雪子元衆議院議員は、「入水自殺」を図った、自死によるものと伝えられている。
ご冥福をお祈りしたい。
三宅元議員の逝去は、日本政治の混迷と深く関わるものでもある。
2)2010年6月、鳩山内閣が破壊されて、日本政治の混迷が始動した !
日本政治の混迷が始動したのは、2010年の事である。
日本政治史上の金字塔と言える、2009年の鳩山民主党による、政権交代成就に対して、激しい反撃が加えられた。
2009年の政権交代成就を主導したのは、民主党の小沢−鳩山ラインだった。
鳩山新政権は、日本政治刷新の基本方針を、掲げていた。
3)鳩山新政権は、自公政権の悪政構造を、刷新しようとした !
戦勝国・米国が実効支配する日本、官僚機構が支配権を堅持する日本、大資本が政治を実効支配する日本、この政官業癒着・自公政権の基本構造を、鳩山新政権は、刷新しようとした。
鳩山民主党によって、具体的に、普天間基地の県外・国外移設、官僚天下り利権根絶、企業団体献金の全面禁止、が公約として明示された。
この鳩山新政権の抜本改革が、実現していれば、日本は生まれ変わったはずである。
4)鳩山新政権に対して、既得権勢力の抵抗・迫害は、すさまじかった !
しかし、鳩山新政権に対して、既得権勢力(自民党・米国・大資本家・官僚等)の抵抗は、すさまじかった。
既得権勢力は、鳩山新政権に対して、目的のためには手段を選ばぬ、卑劣で不正な手法を、全面展開した。
小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏に対して、既得権勢力は、卑劣で不正な人物破壊工作が展開された。
そのために、2010年6月に、鳩山内閣は、終焉してしまったのだ。
既得権勢力は、小沢一郎氏と鳩山由起夫氏の離間工作も展開した。
小沢氏と鳩山氏は、十分な意思疎通ができない状況に追い込まれ、この鳩山内閣が破壊された。
5)鳩山内閣が破壊された、機に乗じて、
権力を強奪したのが、菅直人氏である !
この機に乗じて、権力を強奪したのが、菅直人氏である。
菅直人氏は、かつて官僚の天下り利権根絶を主張していたが、この主張は、変節によって、消滅した。
2010年4月、当時副総理兼財務相だった、菅直人氏は、訪米に際してアーリントン墓地で献花している。
菅直人氏の副総理、財務相の外交日程としては、異例の行動だった。
この訪米で菅直人氏は、米国支配者への服従を、宣言したのだと思われる。
2010年に小沢一郎氏が、検察審査会で、2度の起訴相当議決を受けたが、このストーリーを寸分違わぬ正確さで、予言した人物がいる。
6)吉田副部長:小沢一郎氏が、
検察審査会で、2度の起訴相当議決を受ける !
東京地検特捜部の吉田正喜副部長(当時)である。
吉田東京地検特捜部・副部長が、2010年2月1日に、勾留・取り調べ中の石川知裕衆議院議員にこのことを伝えている。
その背後の重要事実が、カート・キャンベル米国務次官補の訪日であった。
キャンベル次官補は、2010年2月2日に、国会内の民主党幹事長室で、小沢一郎民主党幹事長と会談した。翌日、キャンベル次官補は、韓国ソウルで、韓国大統領外交安保首席補佐官のキム・ソンファンと会談した。―この続きは次回投稿しますー
(参考資料)
政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆の大罪と自民党体制の真相 !
「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/12/25より抜粋・転載)
1) 既得権益勢力は、改革阻止の「政治謀略事件」断行 !
民主党の海江田万里氏が総選挙で落選し、民主党代表を辞任した。
民主党は、年明けに新しい代表を選出する。しかし、この党に対する主権者の期待は冷め切っている。2009年に政権交代を実現し、日本政治が変革するとの期待が日本中に広がった。
このとき、最大の警戒をもって状況を見つめたのが、日本の既得権益である。
日本の既得権益とは、米国・官僚・大資本のトライアングルだ。
別名は、ハゲタカ・シロアリ・ハイエナである。
攻撃の対象とされたのは、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏だった。
小沢一郎氏に対しては、西松事件、陸山会事件という、戦後最悪の「政治謀略事件」が捏造された。鳩山由紀夫氏に対しては、個人献金をめぐるスキャンダルが掘り起こされ、徹底的な「人物破壊工作」を展開された。
2)「隠れ既得権益派」が普天間問題で、 鳩山首相に違背 !
そして、もうひとつ見落とせないことは、政権交代の最大の功労者である、小沢氏と鳩山氏が人為的に分断されたことだ。
鳩山政権は、沖縄の普天間移設問題で、トラップ(ワナ)にかけられた。
鳩山首相が、普天間問題で追い落とされる原因を創作したのは、民主党内の「隠れ既得権益派勢力」だった。
具体的には、沖縄基地問題を担当した、岡田克也外相、前原誠司沖縄担当相、北澤俊美防衛相の三名が、鳩山首相に対して忠誠を誓わず、横田政府=米国の僕(しもべ)として動いたのである。
このために、鳩山首相が追求した、普天間基地の県外・国外移設方針が座礁した。
3) 悪徳民主党議員が「政治謀略事件」渦中の小沢氏を攻撃 !
そして、もうひとつ、2009年の政権交代が破壊された最大の理由のひとつは、小沢一郎氏が謀略によって、「人物破壊」されたことだ。2009年3月3日に勃発した、西松事件で、小沢一郎氏は不当な追及を受けた。
民主党は一致結束して、検察による小沢民主党攻撃に立ち向かう必要があったが、民主党の一部の人間は後ろから小沢一郎氏に対して弾を撃ったのである。
その悪徳民主党議員が、岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎、枝野幸男、安住淳などのメンバーである。
4)公約破棄の消費税増税提示で 民主党への信頼失墜 !
そして、政権交代を実現した民主党の存立基盤が完全に粉砕される原因になったのが、公約破棄の消費税増税方針提示だった。この背徳の政策運営が、民主党に対する期待を絶望と怒りに変えた。
その戦犯が、渡部恒三、藤井裕久、仙谷由人、菅直人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、安住淳、玄葉光一郎の悪徳10人衆である。
民主党は、「シロアリを退治して天下り機関を排して天下りを根絶する。そこから始めなければ、消費税を上げるのはおかしい」ことを公約に掲げて、2009年総選挙に臨んだ。
5)公約違反・シロアリを退治なき、消費税増税提示で民主党への信頼失墜 !
その民主党が、シロアリを退治しないまま、消費税増税に突き進んだのである。
だから、民主党は、主権者から見放された。
民主党を破壊した戦犯が、民主党代表選に出馬するのだという。要するに、権力亡者なのだ。
権力亡者をトップに据えて、民主党が一刻も早くに消滅することを念願する。
日本政治を破壊した、民主党悪徳10人衆は、民主党解体とともに消滅してもらいたいと思う。
民主と維新の一部、生活、社民などが連携して、「主権者の党」を創設するべきだ。
6)菅・野田首相は、財務省に屈服し、消費税増税推進 !
民主党がいまだに、この負の遺産を引きずっているために、日本政治の未来が開けないのだ。
直接的に最大の汚点を残したのは、民主党が財務省の軍門に下ったことだ。
その主犯は菅直人氏と野田佳彦氏だ、裏から誘導したのは、藤井裕久氏である。
菅直人氏も野田佳彦氏も、私の主張の影響を受けたのだと思う。
7)悪徳10人衆は、自分の出世、 名誉欲、権力欲だけ !
二人とも、何よりも優先したことは、自分の出世、名誉欲、権力欲である。
財務省から、「消費税増税推進と引き換えに、首相ポスト獲得への全面協力」のオファーを受けて、いともたやすく、変節を遂げたのであると思われる。
この変節が日本政治を破壊したのである。
自分の権力欲、出世欲だけで政治家稼業を営んでいるのだ。野田佳彦氏は、なおひどい。
2009年8月15日の大阪街頭での「シロアリ演説」がネット上に流布されて、それでも総理の椅子にしがみついて、消費税増税に突き進んだ。
それほどまでに厚顔無恥なのである。
野田氏は、鳩山政権発足時に無役だったが、財務省OBの藤井裕久氏が、野田氏を財務副大臣に引き上げた。これを契機に、野田佳彦氏は、完全に財務省に取り込まれた。
自分自身の利害得失で、主権者との約束を放り出したのである。
財務省の支援なくして、野田政権の誕生はなかった。
8)改革や国民との約束無視、 私利私欲だけの政治屋
9)自公・第二自公勢力は、 米国・官僚・大資本に従属 !
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