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自民党政権・自公政権下、刑事司法の判断に、重大な誤りが含まれている事が多い !
政官業癒着・自公政権下の官僚の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/12/28より抜粋・転載)
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1)〜13 )は前2 回投稿済みです。以下はその続きです。
14 )日本の権力構造の闇は、 限りなく深いのである !
政官業癒着・自民党政権・自公政権下、「日本の権力構造の闇は、限りなく深い。」との予測は、的中した。
2009年12月7日、最高裁は、窪田氏ら旧経営陣3人を有罪とした、高裁判決を破棄し、審理を高裁に差し戻す判断を示した。
そして、東京高裁は、2011年8月30日、日債銀の旧経営陣3人を、逆転無罪とする判決を示したのである。
この判決を示したのが、陸山会事件で悪名を轟かせた、東京高裁の飯田喜信裁判長である。
15 )飯田喜信裁判長は、石川元衆議院議員らに筋違いの不当有罪判決を示した !
石川知裕元衆議院議員ら3名の元小沢一郎事務所秘書に対する、筋違いの不当有罪判決を示したのが、飯田喜信裁判長である。
「刑事裁判の絶対権力者」による、「ざまあ見ろ」判決の傲慢:https://bit.ly/378BML6
窪田元国税庁長官は、日本債券信用銀行頭取に、1993年に就任している。
窪田元国税庁長官は、日債銀の不良債権問題を生み出す中核期に、日債銀の頭取を務めていた。
しかし、日本の刑事司法は、最高裁での逆転という奥の手を用いて、日債銀の旧官僚トップを無罪放免にした。さらに、2009年4月14日、小田急線内での痴漢事件で、強制わいせつ罪に問われ、1審、2審で懲役1年10ヵ月の実刑判決を受けていた、防衛医大教授の男性に対して、最高裁が逆転無罪を示した。
16 )近藤最高裁判事は、防衛医大教授の
男性に対して、最高裁が逆転無罪を示した !
無罪判断を示したのが、最高裁判事の近藤崇晴氏である。
この最高裁判断の直後に当たる、2009年7月に最高裁は、私が巻き込まれた、痴漢冤罪事件についての、私の上告を棄却して、有罪を確定させた。
この判断を示したのが、同じ近藤崇晴最高裁判事である。
防衛医大教授が、逆転無罪にされた理由は、客観証拠がなく、被害者の証言が唯一の証拠であることとされた。このことは、私が巻き込まれた、冤罪事件と完全に重なる。
17 )近藤最高裁判事は、植草一秀氏を、冤罪事件で、有罪とした !
しかし、防衛医大教授は、逆転無罪とされ、私は、有罪とされた。
ちなみに、防衛医大教授に無罪判断を示し、私に有罪判断を示した、近藤崇晴氏は、この判断から間もない、2010年11月21日に死去している。
また、私が冤罪事件に巻き込まれた際に、私が勾留された、蒲田警察署に面会に行き、有罪の心証を持ったとの趣旨の、完全虚偽の情報を、ネット上にまき散らした、極悪非道の人物も、最近50代で死去している。
私を取り調べた検事は、セクハラ疑惑で、検事退官に追い込まれた、と週刊誌が伝えた。
18 )熊沢元農水次官の控訴は、一審での
「罪を償う」との陳述と、矛盾する !
長男を殺害した、熊沢英昭元農水次官の控訴は、一審での「罪を償う」との陳述と、矛盾する。
殺人罪で、実刑判決を受けた者に対する、保釈許可も異例中の異例だ。
要するに、この国の刑事司法は完全にゆがみ、完全に腐敗しているのだ。
民事訴訟で敗訴した、山口敬之氏が無罪主張をする唯一の根拠が、日本の刑事司法が、山口氏を無罪放免にしたことなのだ。
19 )自民党政権・自公政権下、刑事司法の
判断に、重大な誤りが含まれている事が多い !
その刑事司法が腐敗し切っているのなら、無罪主張の根幹が、崩れることになる。
この国では、刑事司法の判断を、相対化する必要がある。
政官業癒着・自民党政権・自公政権下、刑事司法の判断に、重大な誤りが含まれていることが、多々存在するのだ。
このことを念頭に置くことが重要になる。
(参考資料)
T 「失敗から学ぶ」「失敗学」で「官僚」の「無謬神話」をつぶせ !
国の巨額債務は多すぎる官僚の高給と天下りが原因 !
(logs.yahoo.co.jp:2006/9/14より抜粋・転載)
1)「部分最適・局所最適」は「全体最悪」を招く !
素晴らしいコラムを読んだ。9月7日の日経夕刊<明日への話題>。筆者はアドバンテスト相談役の大浦溥さん。タイトルは「失敗学」―――。ー中略ー畑村洋太郎先生の『失敗学』との付き合いが始まり、先生には会社の研究開発拠点の一つ群馬R&Dセンタで講義をして頂いた」と始まる。
「豊富な事例をもとに『失敗には許される失敗とそうでない失敗がある』『<局所最適>は<全体最悪>を招く』『一つの失敗の陰に29の<中失敗>があり、その裏には3百件のヒヤリハットする<小失敗>がある』など、聞く人の心を離さない貴重なお話をお聞きした」と続く―――。やはり素晴らしい。
2)タテワリ、横並びの官僚組織、「省益」「局益」「課益」への固執 !
ここまでに<ヒヤリハット>ならぬ<ヒカリパット>するダイヤモンドのような<金言>がある。<ダイヤ>のような<金>です。<部分最適>は<全体最悪>―――。
みなさんは何を<連想>しますか。<想像力>の問題。<創造力>はこれで決まる。この連想が<ヒヤリハット>を<ピカリパット>にする。火山が<連想>したのは<霞ヶ関>です。<タテ>ワリで、しかも<横>並び―――。
その結果、何が起こっているか。各省庁がそれぞれの<権益>を主張、絶対に自分のところの<省益><局益><課益>を譲らない。結果として予算カットやリストラが全然進まない。そのくせお役人のみなさん、例の<無謬神話>です。我々は絶対正しい。絶対<誤り>を犯さない。
つまり<部分最適>―――。
3)国と地方の借金合計約1400兆円、歳出削減せず民間の2 倍の高給を貪る !
天下り、渡りの法人へ年間12.1兆円歳出 !65 年間で約787兆円の出費 !
だが国と地方を合わせた借金はなんと<1061兆9000億円>(日経・2005年1月3日)(2015年度は約1400兆円)―――。その後も減ったという話を聞かない。GDP(国内総生産)の2倍超。先進諸国中の最悪。歳出カットは全然進まないのに民間に比べ<倍>近い<高給>を貪る。
自民党の中川秀直政調会長ですら、憤然と「給料は半分でもよい」とテレビで絶叫する。火山は3回もテレビで観た。つまり<全体最悪>―――。民間だったら会社が<破産状態>だったら、給料カットは当然起る。それが<民間の掟>。だが<お上>は<無謬>―――。
4)マスコミは大部分インペイしているが官僚の汚職・腐敗は蔓延 !
しかも最近の社会保険庁の不正・腐敗を筆頭に過去、財務省、外務省、厚生省、防衛庁など「汚職・腐敗のオンパレード」である。日経朝刊のコラム<春秋>も9月5日、「このところ公害や薬害の裁判で国が負け続けている。
肝炎、基地騒音、原爆症、水俣病、じん肺―――。政策判断を誤り、無策のまま放置して被害を広げ、被害の認定基準は合理性を欠く。こんな行政の責任を司法が厳密に判断すれば、当然、国に勝ち目はない。(中略)国家賠償の費用も国が裁判の投じるカネも、同じ税金である。
『役所は絶対間違わない』などという今どき誰も信じない、「官僚の無謬神話」を守るために、これまでどれほど「ムダな訴訟費用」を費やしてきたことか」と書いたばかり。<部分最適>を主張するから<全体最悪>―――。
公務員の「腐敗事例」は事欠かない。岐阜県庁の<裏金><17億円>。梶原拓前知事は4期16年も務め、その前は県企画部長、副知事も務めた。それでも「知らなかった」「やましいことは何もない」と言い切って見せた。
火山は「トップの責任はその問題が<予見>されたであろう時点に遡る」という米国ATT前社長F・R・カッペル「企業成長の哲学」(ダイヤモンド社)の言葉が好きだ。企業の教育担当として「管理職研修」の教材にずっと使ってきた。
5)「権限委譲」は「責任放棄」ではない、
「知りませんでした」で責任逃れ !
「結果として…」―――。不祥事で官僚や企業のトップが謝罪会見をすると、必ずといってよいほど飛び出す<決まり文句>。こんな言葉「カッペルの<辞書>にはない」―――。「知りませんでした」というのも同じ。
「権限委譲」は「責任放棄」ではない。逆だ。<委譲>すればするほど<責任>は重くなる。それこそがトップの<器>―――。
「知りませんでした」など、恥ずかしくて口にできる言葉ではない。「失敗学」に話を戻そう。「先生は技術、設計分野で研究し始めた『失敗学』を経営のジャンルまで敷衍し、『波長のための失敗学』も上梓された。『失敗学の方法論は全て同じだ。必ず自分なりに観察して一つの仮説を立てる。次にそれを実証する。
そこでもう一度仮説を作り直す。この繰り返しである』という考えは説得力をもつ」―――と続く。
何を言っているか。カッペルと一緒。「トップの責任はその問題が<予見>されたであろう時点に遡る」だ。<予見>とは<仮説>なのだ。火山の「管理職研修」は<問題解決>学。。問題を分析、<仮説>を立てる。それを<検証>する。
そうして<問題>を解決する。そうやって<仮説><設定能力>を高めていく。<戦略>とは<仮説>―――。
<先手必勝>とは<仮説>で<状況>を分析、環境に秘められた<好機>と<脅威>を<予見><洞察>する。そして自分の<強み>と<弱み>を掴み<必勝条件>を整える。もう一度<失敗学>…。
「日本の社会全体が成果主義といって、結果だけを見て誤った賞賛や誹謗をし、その成功や失敗から学ぶことを怠る。挙句の果てに、失敗そのものを恐れて何もしない風潮を作り出していることを大いに憂うべきだ」―――。ここからは火山の意見。
お役人の<無謬神話>―――。<神話>とはウソという意味。むしろ<誤謬>だらけ。<腐敗><不正>だらけ。でも<無謬>だから<失敗から学ぶ>こともない。ナンタルチーア。断固<官僚>リストラだ。豪腕維新の小沢一郎に期待したい。
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