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長期自公政権の結果として、史上最悪の日本が生み出されている !
自民党体制・自公体制の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/11/27より抜粋・転載)
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1)〜6)は前回投稿済みです。以下はその続きです。
7)全国民の25 %は、反安倍自公に投票している !
残りの25%は、反安倍自公に投票している。
しかし、この25%の投票先が分散するため、1人しか当選者が出ない選挙区で自公が勝利する。
その結果、国政選挙のたびに自公が多数議席を占有してしまう。
安倍自公の選挙戦術は、「動員・妨害・分断」である。
25 %の支持層を確実に選挙に動員する。
8)安倍政権は、国民の75%が、政治に関心を持つことを「妨害」する !
家来・マスコミを利用して、安倍政権は、残りの75%の主権者が政治に関心を持つことを「妨害」する。そして、投票所に足を運ぶ、25%の主権者の投票先を分断する。
分断の方法は、「共産党と共闘する勢力」と「共産党とは共闘しない勢力」への分断だ。
この選挙戦術で、安倍自公は、国政選挙での勝利を収め、自公政権を存続させてきた。
9)長期自公政権の結果として、史上最悪の日本が生み出されている !
しかし、長期自公政権の結果として、史上最悪の日本が生み出されている。
自公の選挙戦術を分析して、反安倍自公勢力が国政選挙に勝利して政権を刷新することが求められている。安倍自公の選挙戦術の第一は動員だ。
主権者の25%が安倍自公の支持基盤となっており、この25%の主権者を確実に動員することが彼らの出発点になっている。
しかし、7月参院選での自公得票率(比例代表)は、22.9%にとどまった。
25%の支持基盤の一角が、崩れ始めている。
10 )自公の支持者は「今だけ 金だけ 自分だけ」の三だけ教信者である !
自公の支持者は「今だけ 金だけ 自分だけ」の三だけ教信者で、自分の利益だけを優先して、安倍自公政治を支えている。
それでも、安倍内閣の政治私物化が度を超えているため、支持基盤からも離脱者が発生し始めている。
安倍自公の選挙戦術の第二は、妨害だ。
75%の主権者が、政治に関心を持つことを妨害する。
あるいは、安倍政治礼賛の主張を洗脳する。
―この続きは次回投稿しますー
(参考資料)
長期自民党政権・自公政権下、経済・行政・刑事司法は腐敗しき切っている !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/12/01より抜粋・転載)
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◆安倍政権下、国家が国民を欺く9のペテンがある !
鳩山友紀夫氏らと連帯し、政治運動を展開する著者が、本書で「国家が国民を欺く9のペテン」を摘出して読者に問う。
「9のペテン」とは――
1「アベノミクス」の嘘、2「民営化」の嘘、3「働き方改革」の嘘
4「2020東京五輪」の嘘、5「日航ジャンボ機123便の嘘」
6「平和安全法制」の嘘、7「刑事司法」の嘘
8「TPPプラス」の嘘、9「消費税で社会保障」の嘘、である。
◆国家権力に騙されないためには、国民は、
その騙しの手口を知る事が不可欠である !
◆民営化された企業の利権を、元官僚等が、
食いものにしてきたのである !
◆安倍政治は、ハゲタカ資本に、利益を
供与する政治が実態である !
「働き方改革」の正体は「働かせ方改悪」である。
長時間労働を合法化し、正規・非正規格差を固定化し、定額残業させ放題プランが一気に拡大される。
低迷する日本経済で資本が利益を拡大するには、労働者への所得分配を減らすしかない。
この資本の要求に応えて安倍内閣が労働者の労働環境を劣悪なものにするために制定したのが「働き方改悪法制」なのだ。刑事司法は腐敗しき切ってしまっている。
◆長期自民党政権・自公政権下、経済・行政
・刑事司法は腐敗しき切ってしまっている !
日本の政治は危機的な状況にある。
何が危機の本質であるのかと言えば、政治が主権者国民の利益ではなく、巨大資本の利益のために動いてしまっていることにある。安倍政治の本質は「ハゲタカファースト」であり、政治の本来の主人公である主権者の利益がまったく重視されていないのだ。安倍政治は、原発を推進し、日本を「戦争をする国」に変質させ、弱肉強食を推進している。
対外的には「TPPプラス」を強行推進し、辺野古に米軍基地を建設している。
◆安倍政治の正体は、巨大資本の利潤極大化
を目的とする施策である !
◆日本政治が、弱肉強食・憲法違反・ペテン政治
の惨状になった理由が三つある !
日本政治がこのような惨状を示すようになった理由が三つある。
第一は、政治権力がメディアを不当支配していること。
第二は、刑事司法が腐敗しきっていること。
そして、第三は、主権者である国民が「緩(ゆる)い」ことである。
※緩い:ゆるんだ状態にある。
◆政治権力のメディア不当支配によって、
国民の大部分が、騙されてきた !
メディアの不当支配によって、主権者は、真実を知り得ぬ状況に置かれてしまっている。
2009年に樹立された鳩山由起夫内閣は、米官業が支配する日本を、主権者が支配する日本に変えようとした。だからこそ、米官業の既得権勢力は鳩山内閣を打倒するために死力を尽くした。
目的のためには、手段を問わない、卑劣で悪質な攻撃を展開して、鳩山政権を破壊した。
しかし、メディアは真実を伝えず、鳩山内閣に問題があったと事実をねじ曲げた。
◆国民の大半が賢明になれば、反安倍政治
の候補者を当選させる事ができる !
選挙に際して、主権者国民が積極的な行動を示さなければ、どのような悪政も打破することができない。主権者国民の覚醒が求められている。
江戸時代に私たちの先祖は、「お上と民」という精神構造を埋め込まれてしまった。
自分たちを「下々」と位置付けてしまったのである。
そして、「お上」には逆らわない、従順に対応することを、「生活の知恵」として埋め込んでしまった。
このDNAから訣別しなければならない。
第2次大戦後に民主主義が導入されて、「民」は「主権者」になった。
◆国民が、主権者である事を自覚して、勉強して、
国民のための政治を構築すべきである !
しかし、「主権者」を自覚する者は少なく、いまだに「民」と自分自身を位置付けてしまっている者が多い。この精神構造を転換させるために何よりも重要なのが「教育」であるが、この「教育」が戦前の教育から抜け出せていない。上の命令に従順に従う、自己主張をしない人間が養成され続けている。
学校教育の現場は、いまだに、軍国主義が支配しているのである。
◆「自分でものごとを考える」、「自分の考えを
堂々と発表する」人材育成の教育に改革すべきだ !
「自分でものごとを考える」、「自分の考えを堂々と発表する」ことが敵対視され、「上の者の命令に従う」、「自分の意見を表明しない」ことが美徳とされている。
このなかで、安倍内閣は、2007年に、教育基本法を改定した。
学校教育の目標に「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養うこと」が明記された。
憲法第19条が保障する、「思想及び良心の自由」に反する違憲立法である。
日本政治を刷新し、違憲立法である教育基本法を改正し、本当の意味の民主主義を日本に確立しなければならない。―以下省略―
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