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安倍政権下、「巨大な利権支出」こそ、日本財政の最大の問題だ !
自民党政権・自公政権の政治の深層・真相は ?
「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/11/11より抜粋・転載
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1)安倍首相が主催する、「桜を見る会」は、公費の不正利用だ !
安倍首相が主催する、「桜を見る会」は、公費の不正利用である。
日本財政の最大の問題は、公費が適切に使われていない、という問題である。
財政赤字の問題でもない。社会保障支出の増加でもない。
まったく必要のない、無駄な支出が、膨大に存在していることが問題なのだ。
そのすべてが、誰かの利権である。
2)「巨大な利権支出」こそ、日本財政の最大の問題だ !
この「巨大な利権支出」こそ、日本財政の最大の問題である。
毎年4月に開催される、「桜を見る会」の支出額が、年々増加しており、安倍晋三首相や閣僚の後援会関係者が、多数招待されていることが、11月8日の参議院予算委員会で、日本共産党の田村智子議員によって指摘された。
この問題をハーバー・ビジネス・オンライン:https://bit.ly/2K8oogJ:が詳しく伝えている。
記事は、「桜を見る会」が、各界で功績を上げた人や著名人を招待するものであること、飲食費を含めた、開催費用が、財政支出として支出されていることを指摘する。
3)国民が、負担する税金で、「桜を見る会」の費用が、賄われている !
主権者が負担する税金で、「桜を見る会」の費用が、賄われているのだ。
「桜を見る会」の費用は、公金、つまり血税から支出されている。
「桜を見る会」の費用は、2019年が、5520万円であり、田村議員は「桜を見る会」の参加者数と費用が年々拡大していることを指摘した。
2014年は、参加者が1万3700人、費用が、3005万円だったが、2019年には、1万8200人、5520万円に拡大している。
「桜を見る会」の開催要領では、招待者は、皇族や各国大公使、最高裁判所長官、都道府県の知事および議会の議長等の一部となっているという。
4)「その他各界の代表者等」の名目で、招待される者が、急増している !
「桜を見る会」の対象者は、約2000人であるが、「その他各界の代表者等」との記述があって、この名目で招待される者が、急増しているとのことだ。
この「その他各界の代表者等」の名目で、議員の後援会関係者が多数招かれているのだという。
5)自民党議員の後援会関係者が、「桜を見る会」に、多数招かれている !
上記記事は、稲田朋美衆院議員が、「日々の活動報告」(2014年4月12日)のなかで「地元福井の後援会の皆様も多数お越し下さり、たいへん思い出深い、会となりました」と書いていること、
松本純衆院議員が、「国会奮戦記」(2015年4月18日)のなかで「選挙のうぐいす嬢の皆様をはじめ、後援会の皆様と参加いたしました」と書いていること、長尾たかし議員が、ツイッターで「地元大阪支援者の皆さまをご招待、お招きしました」と発信したことを伝えている。
安倍首相は、国会での田村議員の追及に対して、「桜を見る会は、各界において功績・功労のあった方々をですね、各省庁からの意見を踏まえ、幅広く招待をしております」と釈明した。
―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
T 政官業癒着・鉄のトライアングル !
(ウイキペディアより抜粋・転載)
鉄のトライアングル(てつのトライアングル)とは、政策形成過程における政官財(政官業。政界、官界、財界の3業界)の癒着構造を示す語。鉄の三角形、鉄の三角同盟とも呼ばれる[1]。
概要
政官財が以下の行動を取ることにより、国益・国民益より省益・企業益が優先される。
財界等の業界団体や圧力団体が政治献金で族議員に代表されるような政治家を支援し、財界に影響力のある官僚を天下りで懐柔する。
官僚は所轄業界をまとめ、その利益代表として動き、政治家・財界を許認可権限・公共事業・補助金振り分けで影響力を持つ。
政治家は官僚・財界の通したい予算・法案成否について影響力を行使し、財界から政治献金を集め、官僚への限定的指揮権を持つ。
日本では政官財だが、南アフリカでは政労資(財)が鉄のトライアングルを形成している[1]。党議拘束の弱いアメリカでは、軍や政策形成に利害を持つ圧力団体が個々の議員を支援する事で鉄のトライアングルの一翼を担っている[2]。
U 長期自民党政権・自公政権下、経済・行政
・刑事司法は腐敗しき切っている !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/12/01より抜粋・転載)
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◆安倍政権下、国家が国民を欺く9のペテンがある !
鳩山友紀夫氏らと連帯し、政治運動を展開する著者が、本書で「国家が国民を欺く9のペテン」を摘出して読者に問う。
「9のペテン」とは――
1「アベノミクス」の嘘、2「民営化」の嘘、3「働き方改革」の嘘
4「2020東京五輪」の嘘、5「日航ジャンボ機123便の嘘」
6「平和安全法制」の嘘、7「刑事司法」の嘘
8「TPPプラス」の嘘、9「消費税で社会保障」の嘘、である。
◆国家権力に騙されないためには、国民は、
その騙しの手口を知る事が不可欠である !
◆民営化された企業の利権を、元官僚等が、
食いものにしてきたのである !
◆安倍政治は、ハゲタカ資本に、利益を
供与する政治が実態である !
「働き方改革」の正体は「働かせ方改悪」である。
長時間労働を合法化し、正規・非正規格差を固定化し、定額残業させ放題プランが一気に拡大される。
低迷する日本経済で資本が利益を拡大するには、労働者への所得分配を減らすしかない。
この資本の要求に応えて安倍内閣が労働者の労働環境を劣悪なものにするために制定したのが「働き方改悪法制」なのだ。刑事司法は腐敗しき切ってしまっている。
◆長期自民党政権・自公政権下、経済・行政
・刑事司法は腐敗しき切ってしまっている !
日本の政治は危機的な状況にある。
何が危機の本質であるのかと言えば、政治が主権者国民の利益ではなく、巨大資本の利益のために動いてしまっていることにある。
安倍政治の本質は「ハゲタカファースト」であり、政治の本来の主人公である主権者の利益がまったく重視されていないのだ。
安倍政治は、原発を推進し、日本を「戦争をする国」に変質させ、弱肉強食を推進している。
対外的には「TPPプラス」を強行推進し、辺野古に米軍基地を建設している。
◆安倍政治の正体は、巨大資本の利潤極大化
を目的とする施策である !
◆日本政治が、弱肉強食・憲法違反・ペテン政治
の惨状になった理由が三つある !
日本政治がこのような惨状を示すようになった理由が三つある。
第一は、政治権力がメディアを不当支配していること。
第二は、刑事司法が腐敗しきっていること。
そして、第三は、主権者である国民が「緩い」ことである。
◆政治権力のメディア不当支配によって、
国民の大部分が、騙されてきた !
メディアの不当支配によって、主権者は、真実を知り得ぬ状況に置かれてしまっている。
2009年に樹立された鳩山由起夫内閣は、米官業が支配する日本を、主権者が支配する日本に変えようとした。だからこそ、米官業の既得権勢力は鳩山内閣を打倒するために死力を尽くした。
目的のためには、手段を問わない、卑劣で悪質な攻撃を展開して、鳩山政権を破壊した。
しかし、メディアは真実を伝えず、鳩山内閣に問題があったと事実をねじ曲げた。
◆国民の大半が賢明になれば、反安倍政治
の候補者を当選させる事ができる !
選挙に際して、主権者国民が積極的な行動を示さなければ、どのような悪政も打破することができない。主権者国民の覚醒が求められている。
江戸時代に私たちの先祖は、「お上と民」という精神構造を埋め込まれてしまった。
自分たちを「下々」と位置付けてしまったのである。
そして、「お上」には逆らわない、従順に対応することを、「生活の知恵」として埋め込んでしまった。
このDNAから訣別しなければならない。
第2次大戦後に民主主義が導入されて、「民」は「主権者」になった。
◆国民が、主権者である事を自覚して、勉強して、
国民のための政治を構築すべきである !
しかし、「主権者」を自覚する者は少なく、いまだに「民」と自分自身を位置付けてしまっている者が多い。この精神構造を転換させるために何よりも重要なのが「教育」であるが、この「教育」が戦前の教育から抜け出せていない。上の命令に従順に従う、自己主張をしない人間が養成され続けている。
学校教育の現場は、いまだに、軍国主義が支配しているのである。
―以下省略―
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