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日本国民は、「しあわせな社会」とは何かを、考えるべきだ !
政治改革の展望 !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/10/25より抜粋・転載)
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1)〜10 )は前2 回投稿済みです。以下はその続きです。
11 )「本当の豊かさ」を求め、コミュニティ
の構築が世界的に広がりつつある !
実際に世界では、「本当の豊かさ」を求め、持続可能で自立した暮らしを目指す、コミュニティの構築が世界的に広がりつつあります。
この映画の中では、日本の小川町での取り組みやキューバで起こったオイル・ピークについてのサステナブルソリューションについても取り上げています。
行き過ぎたグローバル経済から脱却し、持続可能で幸せな暮らしを、どう作っていくべきなのか。
そのヒントは、日本の伝統文化の中にも、あるのではないでしょうか。
彼女はその気づきを我々に与えてくれるでしょう。
12 )人にとっての幸せを、「家族」のあり方のなかから考察する !
映画監督の是枝裕和氏は、人にとっての幸せを「家族」のあり方のなかから考察する。
私たち人間の根源的なコミュニティである。
金銭至上主義の現代経済は人々を幸せにしていない。
個人が資本主義経済のなかで消耗品として扱われるなかで、人と人との温かなつながりが至るところで寸断されているのだ。
私たちが情報を得る場所は、学校であり、会社であり、マスメディアが構築する情報空間だ。
私たちにとって本当に大切なものが見失われている。
13 )たべものは、すべてが自然の恵みである !
同時に、私たちの命を支えるたべものは、すべてが自然の恵みである。
野山があり、小川があり、田園があり、海がある。
ここから私たちの命をつなぐ食料が供給される。
安全で安心できる食料はそれぞれの地域に存在している。
自然と食料と人間が有機的なつながりを持つなかで、温かな人の命を育む土壌が培われる。
この土壌こそ、私たちにしあわせをもたらす源泉である。
14 )主要国の政治は、巨大な資本によって支配されている !
主要国の政治は、巨大な資本によって支配されている。
巨大な資本は巨大な資本の利益極大化だけを追求して、社会を構成する人々のしあわせを追求しない。日本の政治も同じ文脈の上にある。
地球というかけがえのない存在も、人間の欲望によって著しく寿命を短縮化させられている。
この先には破滅しかないだろう。
15 )「しあわせの経済」を実現するためには、政治の変革が必要である !
私たちにとっての「しあわせ」とは、地球の存立とともにしかあり得ない。
地球を損ない、資本が利潤を蓄積しても、地球自体が亡びてしまえば、すべては無に帰すことになる。
「しあわせの経済」を実現するためには、政治の変革を避けて通れない。
11月9、10日のフォーラムで私たちにとっての「しあわせ」とは何かを語り合いたいと思う。
(参考資料)
主権者の命を守らない政権は、打倒して、政権交代すべきだ !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/10/19より抜粋・転載)
◆台風19号による大被害は、自然災害
への備えが不足している事を意味する !
台風19号が関東、中部、東北地方を直撃し、深刻な被害が広がっている。
台風19号が史上最大級の強さで首都圏を直撃したことは事実だが、この程度の勢力の台風が首都圏を直撃することは、十分に想定されている。
台風19号は、「異常に巨大な天災地変」とは言えない。
想定されている勢力、大きさの台風が襲来して、このような深刻な事態が引き起こされたことは、自然災害への備えが不足していることを意味する。
◆政府・県・市等は、河川氾濫による
被害を回避するための対応を、進めるべきだ !
これも事前に、堤防決壊の可能性が、指摘されていた箇所である。
河川氾濫による被害の甚大さ、深刻さを踏まえれば、河川氾濫による被害を回避するための対応を、進めるべきなのだ。国民の生命を守ることが政府の第一の役割だ。
そのための財政資金投下が必要になるが、財政資金投下で何よりも重要なのは「適正な優先順位」の設定である。
◆千曲川は、下流で、川幅が急激に
狭くなるなったおり、堤防が決壊した !
千曲川は、今回、堤防が決壊した地点に近い下流で、川幅が急激に狭くなる。
このために、狭くなる地点の上流域で、豪雨の際には、バックウォーター効果で、堤防に対する圧力が高まる。
そのために堤防決壊が生じたと、考えられるが、こうした事情も踏まえて、河川氾濫時の浸水リスクを想定していた。
車両センターは、同想定で、10メートル以上20メートル未満の浸水が発生すると、予想される地域内に立地している。この想定を踏まえて、浸水対策を講じておくべきだった。
◆車両センターは、、浸水対策を講じておく
べきだったし、事前に車輌を移動させるべきだった !
大雨が、想定されていたのであるから、車両を、浸水リスクのない場所に移動させておくことも、十分に検討に値するものだった、と考えられる。
ところが、そのような対応は、取られなかった。
土砂崩れによる被害を受けることが想定される地点、河川氾濫による浸水が発生する可能性が高い地点などが、あらかじめ想定されている。
このようなリスクの高い地点に居住する住民が、迅速に避難できるためのサポート体制を、整備することも重要だ。
◆被害を防ぐための、最大限の行動を
取っていれば、被害を回避できたであろう !
多数の犠牲者が発生してしまったが、被害を防ぐための、最大限の行動を取っていれば、回避できた可能性が、少なからず存在する。
「命を守る行動を取るように」と、アナウンスすることは容易だが、具体的に何をすればよいのかが、明確でなければ、効果的な対応を期待することはできない。
命を守るために避難所を訪れても、避難所の公務員から、避難を拒絶される事態に遭遇するようでは、政府は、「言っていることとやっていることが違う」ということになる。
◆暴政・安倍政権下では、国民の命が、重視されていない !
政官業癒着・暴政・安倍政権下では、国民の命が、重視されていない。
財政運営でも、政治屋や官僚機構の利益だけが追求されて、主権者である国民の利益が、おろそかにされている。
東京、神奈川で、堤防決壊に伴う浸水被害が発生せず、長野、栃木、埼玉、茨城、福島、宮城などで、深刻な浸水被害が発生した理由を、冷静に見つめる必要がある。
東京、神奈川の堤防強化策と他の地域の堤防強化策に質的、量的な相違が存在するのだ。
逆に言えば、対応策の取り方によって、発生する災害の程度を、調節できるのだ。
◆大資本優遇の自公政権下、十分な堤防強化策が、取られていない !
大資本優遇・自民党政権・自公政権下、このことは、費用がかかるからという理由で、十分な堤防強化策が、取られていないことを意味している。人口密度の低い地域においては、浸水が発生し、ある程度の犠牲が出ても構わない、との発想がベースに置かれている。
◆安倍政治の実態を冷静に見つめて、国民は、賢明に行動すべきである !
この安倍政治の現実を冷静に見つめて、私たちは、行動しなければならない。
第一に重要なことは、自分の身は、自分で守らなければならないということだ。
開示されている情報を、正確に把握し、手遅れにならない、先手必勝の行動を取る。
危険の中に身を晒すことが、不適切であることも、言うまでもない。
第二に重要なことは、私たちの生命を十分に守ってくれない、政府の存続を許すのかどうかを判断することである。
◆野党と国民が大同団結して、国民のための政権を構築すべきである !
私たちの生命を守らない政府を退場させて、私たちの生命を守る、新しい政権を樹立することを真剣に考えるべきだ。私たちは、主権者であるから、多数の国民が改革を目指せば、政権を変えることができる。このことを忘れてはならない。
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