http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/12841.html
Tweet |
台風19 号:「堤防決壊」が、73 箇所も発生し、
災害規模が拡大した最大の要因は河川氾濫だ !
台風19 号の被害状況は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/10/16より抜粋・転載)
────────────────────────────────────
1)五行とは、世界は、この五つの作用
から成り立っている、という世界観を表す !
木・火・土・金・水を五行という。
五行は、天(陽)・地(陰)から派生した、五種類の作用および法則のことである。
世界は、この五つの作用から成り立っている、という世界観を表す。
土は、鉱物を生み出し、鉱物の間から水が湧き出る。
金 生 水(きんしょうすい)という。
また、水は、火を消す働きを持つ。水 克 火(すいこくか)という。
2)水は、火を消す働きを持ち、養分となり、木を生育させる !
さらに、水は、養分となり、木を生育させる。水 生 木(すいしょうもく)という。
その水は、土にせき止められる。土 克 水(どこくすい)である。
「水は、方円(ほうえん)の器(うつわ)に随(したが)う」といい、水は、容器の形によって、四角にも丸くもなる。水は、柔軟性を備えている。
3)水が永年落ちれば、ついには、硬い石に、穴をあける !
同時に、「雨垂れ石を穿(うが)つ」ともいい、軒下から落ちる、わずかな雨垂れでも、長い間同じ所に落ち続ければ、ついには、硬い石に、穴をあける。
「水」は、恐るべき強さを、内に秘めている。この「水」を克すのは、「土」である。
台風19号が伊豆半島に上陸し、関東地方を縦断した。
台風19号は、大型で猛烈な台風であった。
それでも上陸時の気圧は、960HPで「強い台風」に分類される強さだった。
4)台風19 号の進行速度が速くなかった
ために、雨による大きな被害をもたらした !
ただし、大型で台風を取り巻く、雲が広く広がり、台風19号の進行速度が速くなかったために、雨による大きな被害をもたらした。
10月15日夜の時点で、死者74名、行方不明者12名にのぼっている。
河川決壊は、7県の52河川、73箇所と発表されている。
関東地方を直撃する台風としては史上最大級の台風であるが、過去に経験のない規模ではない。
1958年に襲来した、狩野川台風による人的被害と比較すれば、被害規模は、相対的に小さいが、災害被害の絶対規模としては、極めて甚大である。
19号・台風の規模は「想定の範囲内」であったにもかかわらず、ここまで被害が拡大したことを当然視できない。
5)安倍政権下、政府は、国民の生命と
財産守る、十分に役割を果たしたと言えない !
政府の最大の役割は、国民の生命と財産を守ることである。
この意味で、安倍政権下、政府は、十分に役割を果たしたと言えない。
結果を精密に検証して行政を是正する必要がある。
もちろん、いま直ちに求められることは被害者の救援、救出、被災地の復旧であるが、同時に災害の検証と対応策の構築が必要不可欠だ。
土砂崩れ等による被災も発生したが、災害規模が拡大した最大の要因は河川氾濫である。
6)「堤防決壊」が、73 箇所も発生し、
災害規模が拡大した最大の要因は河川氾濫だ !
河川氾濫のなかでも、決定的に深刻な影響が生じる、「堤防決壊」が、73箇所も発生したことが、重大だ。
「堤防決壊」は、河川の水位が増し、河川の水が堤防を越えてしまう、「越水」によっても発生するが、「越水」していないのに、堤防が決壊してしまう事例も発生した。
想定される勢力、規模の台風の襲来により、このような河川氾濫が生じるのでは、国民は安心して暮らせない。
―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
台風19 号:甚大な被害、77人死亡 ! 59 河川で決壊、全容は不明 !
(www3.nhk.or.jp :2019年10月17日14時55分より抜粋・転載)
台風19号による豪雨で甚大な被害が出ています。今回の災害で亡くなった人は77人となり、堤防の決壊は、59河川の90か所に上っています。しかし被害の全容はまだ分かっていません。
◆77人死亡、9人不明、348人けが
NHKが各地の放送局を通じてまとめたところ、今回の台風19号で、これまでに全国で77人が亡くなり、9人が行方不明となっています。
亡くなった人は、▽福島県で28人、▽宮城県で16人、▽神奈川県で14人、▽栃木県と群馬県でそれぞれ4人、▽長野県で3人、▽埼玉県、岩手県、茨城県でそれぞれ2人、▽静岡県と千葉県でそれぞれ1人です。
また、神奈川県や福島県など5つの県で9人が行方不明となっています。
さらに33の都府県で348人がけがをしています。
◆堤防決壊は59 河川90 か所
国土交通省によりますと、台風19号による豪雨で川の堤防が壊れる「決壊」が発生したのは17日午後の時点で、7つの県の合わせて59河川、90か所に上っています。
◆国管理河川 決壊は7河川12か所
国が管理する河川で堤防の決壊が確認されたのは7つの河川の12か所です。
▽吉田川が宮城県大郷町粕川で1か所、
▽阿武隈川が福島県須賀川市浜尾で1か所、
▽千曲川が長野市穂保で1か所、
▽久慈川が茨城県常陸大宮市の富岡、塩原、下町でそれぞれ1か所、
▽越辺川が川越市平塚新田と埼玉県東松山市正代でそれぞれ1か所、
▽都幾川が埼玉県東松山市早俣で1か所、
▽那珂川が茨城県那珂市下江戸、常陸大宮市野口と下伊勢畑でそれぞれ1か所決壊しました。
これらの12か所についてはさらに川の水があふれないよう、コンクリート製のブロックを設置し、水を遮るシートで覆うといった応急的な補修工事を行っているということです。
7つの県が管理する合わせて55河川、78か所でも堤防の決壊が確認されています。
宮城県は18河川26か所です。
▽新川が丸森町烏谷で3か所、▽内川が丸森町上林で3か所、
▽五福谷川が丸森町上地と畑中でそれぞれ1か所、
▽斎川が白石市下川原で1か所、▽半田川が角田市藤田で1か所、
▽高倉川が角田市江尻木所前で1か所、▽渋井川が大崎市古川西荒井で1か所、
▽身洗川が大和町落合桧和田で1か所、▽小西川が大和町鶴巣幕柳で1か所、
▽名蓋川が大崎市古川矢目で2か所、加美町菜切谷で1か所、
▽照越川が栗原市築館照越で2か所、▽荒川が栗原市築館で1か所、
▽石貝川が登米市津山で1か所、▽熊谷川が栗原市志波姫で1か所、
▽富士川が石巻市針岡で1か所、▽水沼川が石巻市水沼新金棒で1か所、
▽瀬峰川が栗原市瀬峰で1か所、▽砂押川が利府町沢乙で1か所、決壊しました。
福島県は19河川28か所です。
▽宇多川が相馬市の北飯渕と西山でそれぞれ1か所、
▽阿武隈川が矢吹町の陣ヶ岡と中沖でそれぞれ1か所、鏡石町諏訪町と東河原でそれぞれ1か所、
▽広瀬川が伊達市月舘町下手渡で1か所、▽滝川が伊達市梁川町二野袋で1か所、
▽濁川が福島市郷野目で1か所、▽安達太良川が本宮市本宮で1か所、
▽藤田川が郡山市日和田で1か所、
▽社川が白河市表郷と棚倉町一色でそれぞれ1か所、
▽鈴川が鏡石町河原で2か所、▽谷田川が郡山市で2か所、
▽藤川が会津美里町橋丸で1か所、▽三滝川が新地町福田で1か所、
▽上真野川が南相馬市鹿島区橲原で1か所、
▽水無川が南相馬市原町区高倉で1か所、
▽太田川が南相馬市原町区益田で1か所、
▽小高川が南相馬市小高区小屋木で1か所、
▽川房川が南相馬市小高区川房で1か所、
▽夏井川がいわき市の平鯨岡と平下平窪と小川町関場でそれぞれ1か所、
▽鮫川がいわき市遠野町滝で1か所、決壊しているのが確認されました。
―以下省略―
◆住宅の浸水被害 少なくとも3万3000棟以上
NHKが各地の放送局を通じてまとめたところ、台風19号の影響でこれまでに全国で3万3000棟以上の住宅が水につかり、およそ1700棟の住宅が全半壊や一部損壊の被害を受けました。
このうち▽床上まで水につかったのは栃木県や長野県など16の都県で1万9930棟、▽床下が水につかったのは埼玉県や静岡県など21の都県で1万4000 棟となっています。
また、▽全半壊の被害を受けた住宅は千葉県など11の都県で87棟、▽一部損壊が東京都や神奈川県など24の都道府県で1626棟となっています。
◆土砂災害 19 都県で170 件
国土交通省によりますと、台風19号による豪雨で発生した土石流や崖崩れなどの土砂災害は、15日夕方の時点で、少なくとも19の都県で170件発生しているということです。
今回の台風による豪雨では、群馬県富岡市で裏山の土砂が崩れて住宅に流れ込み、2棟の住宅に住んでいた3人が死亡するなど各地で土砂災害が相次ぎました。
都県別では▽埼玉県が最も多く55件、▽静岡県で15件、▽岩手県と長野県、それに新潟県で12件、▽山梨県で10件、▽群馬県で5件などとなっています。
▲上へ ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。