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トランプ大統領が国連で演説: 対イランで協調呼び掛け ! 平和の道にも言及 !
米国とイラン問題の深層・真相は ?
(jp.reuters.com:2019年9月25日 / 04:14より抜粋・転載)
◆イランの残虐性を批判 !
[国連 24日 ロイター]トランプ米国大統領は、9月24日、国連総会で行った、一般討論演説で、サウジアラビアの石油施設攻撃に関連し、イランの残虐性を批判し、同国に圧力を掛けるため米国に歩調を合わせるよう各国に求めた。同時に、平和へ向けた道は、残されているとも強調した。
トランプ大統領は「全ての国は、行動する義務がある。責任ある政府は、イランの血への欲望を支援すべきではない」とし、「イランが、脅迫的な行動を続ける限り、制裁は解除されず、強化されることになる」と言明した。
◆平和の道を選ぶのは、最も勇敢な者のみ !
さらにイランが核兵器の追求を放棄しない限り、制裁を通じ同国の経済に圧力を掛け続けると確約した。
さらに「われわれが望んでいるのは、パートナーであり、敵ではない」と強調した。
「戦争を仕掛けることは、誰にでもできるが、平和の道を選ぶのは、最も勇敢な者のみだと米国は理解している」と語った。
トランプ氏の一般討論演説は、3回目である。過去2回の演説に比べ、抑制的なトーンにとどまった。
◆ロウハニ大統領は、欠席した !
トランプ大統領の演説中、イランのロウハニ大統領は、ニューヨーク市内のホテルにとどまり、会場には姿を見せなかった。記者団に対しては、米国が、対イラン制裁を解除すれば、2015年に締結した、核合意の小幅な修正を巡り協議することに前向きと語った。
◆ロウハニ大統領:米国は、テロを支援している !
ロウハニ大統領は、米FOXニュースのインタビューで、トランプ氏の「血への飢え」というコメントについて問われると、米国による、シリア空爆に言及した。「米国は、残念ながらわれわれの地域で、テロを支援している。米国の行く先々で瞬く間にテロが広がっている」と述べた。
◆マクロン大統領は、ロウハニ大統領と会談 !
マクロン仏大統領は記者団に対し、同日中にイラン核問題を巡り、何らかの進展があることを期待していると語った。マクロン大統領は23日、ロウハニ大統領と会談した。
マクロン氏は24日、国連総会で演説し、米国とイランが勇気を持って平和を構築する必要があると訴えた。また、中東全域への衝突拡大を回避するため関係諸国が協議を再開することが重要だと強調した。
「サウジへの攻撃で状況は変わった。現状では判断ミスや不相応な対応が突発的な事態を招くリスクがある」と警鐘を鳴らした。その上で「米国、イラン、他の核合意締結国および周辺主要国にとって、今こそ協議を再開すべき時」と訴えた。
◆メルケル独首相も、ロウハニ大統領と会談 !
メルケル独首相も24日、ロウハニ大統領と会談。メルケル氏によると、米国との協議を促すとともに、協議開催の前に制裁が解除されるとイランが見込むのは非現実的だとの見方を伝えたという。
訪米中の安倍晋三首相も、サウジアラビアの石油施設への攻撃を非難。犯行主体については明言を避けつつ、イランにも触れた。
安倍首相は「中東情勢への懸念を共有する。サウジアラビアの石油施設への攻撃は、国際経済秩序を人質にする卑劣極まる犯罪だった」と発言。犯行の主体について直接言及せず、「大国イランにその豊かな歴史からの叡智に基づく行動を求めることは、私の変わらぬ役割」と述べた。
◆トランプ大統領:習近平国家主席
に対して、厳しいメッセージ !
9月24日、トランプ米大統領(写真)は、国連総会で行った一般討論演説で、サウジアラビアの石油施設攻撃に関連し、イランの残虐性を批判し、同国に圧力を掛けるため、米国に歩調を合わせるよう、各国に求めた。同日国連で撮影(2019年 ロイター/Lucas Jackson)
一方、トランプ大統領の演説では、中国の習近平国家主席に対して、厳しいメッセージも発せられた。中国がどのように香港の情勢に対応するかが注目されているとし「中国の対応が、将来の世界における中国の役割を大きく左右するだろう。われわれは習主席の偉大な指導者としての対応に期待している」と語った。
米中通商交渉については「米中が合意できると期待する。合意は両国に恩恵をもたらす。
しかし、米国民にとって不利な取引を受け入れることはない」と再表明した。
(参考資料)
T イランの核合意〜アメリカとイランどちらが正しいのか ?
(www.1242.com :2019/05/11 10:06より抜粋・転載)
ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(5月10日放送)に外交評論家・キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦が出演。イランの核合意について解説した。
イランのロウハニ大統領は5月8日、2015年の核合意に基づく義務の履行を一部停止すると発表した。また、合意に参加した国がアメリカの制裁からイランを守らなければ更なる措置を取るとも警告している。
この核合意とはどんなものか、簡単に説明すると核開発疑惑を掛けられたイランとアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、中国、ロシアの6ヵ国が2015年7月に結んだ多国間の合意のことを言う。イランは核開発を大幅に制限する代わりに、金融制裁や原油取引の制限などの制裁を解除された。
しかし、制限付きでもイランの核能力は維持されたため、トランプ大統領が致命的な欠陥があると非難し、2018年5月8日にアメリカは核合意から離脱している。
(飯田)メールもいろいろいただいているのですが、富士宮市の“ねこせんむ”さん、56歳の方。「私の認識なのですが、車で激走しているのを自転車で走るスピードに落すけれども止まったわけではないという合意で、トランプさんは止まっていないなら合意の意味が無いから離脱だということなのだろうと思っているのですが、いかがでしょうか」。
◆イラン、アメリカそれぞれの言い分
(宮家)その通りなのですけれど、更に言うとこれは自転車に乗り換えるのではなく普通の車なのですよ。5キロくらいで走るから許してくださいというけど、車は車のままなのです。だから大幅に制限と書いてあるけれど、実際はそうではない。問題は何かと言うと、例えば核兵器を作るのに絶対に必要なウランであれば濃縮活動ですよね。これをやめていないのですよ。
確かに制限はあるけれど、8年〜15年くらいしたらもう自由になってしまう。だから8年〜15年は5キロで走っているけれど、その後はまた100キロで行きますと言えないこともないくらい穴があいているわけです。当時2015年に強硬に反対していたイランを何とか説き伏せたオバマ政権にはそれなりの苦労があったことは分かるのです。
分かるのだけれど、私自身はこれを非常に大きな問題のある、比較的欠陥の多い合意だと思っています。その意味ではめずらしくトランプさんと意見が合うのだけれども、でも1回合意した以上は途中で抜けたらダメですよ。しかしアメリカは抜けてしまったわけですよね。
でも、よく考えて下さい。イランからしたら北朝鮮だって核開発をやっているではないか、しかも北朝鮮なんてイランよりも小さな弱い国なのに、核兵器を持っているからアメリカと対等にやっているではないかと。
そういう考えの人がイランに居ないはずは無いのですよ。もちろん少数派だとは思うけれど。そうしたらどうなるかと言うと、イランの強硬派がいずれ頭をもたげて来る。昔いましたね、変な大統領が。
(飯田)前の大統領。
(宮家)そういう時代がありました。あのときはワシントンにも強硬派がいて、イスラエルにも強硬派がいて、そしてイランにも強硬派がいて、みんな強硬派同士で「あいつらはアホだから」、と自分の行為を正当化することができた。皆共通の利益があったのです。
(飯田)奇妙なことに、対立しているのだけれど利益は共通。
(宮家)「テヘランにこんなアホがいるから、こんな強硬なことが必要なのですよ」と皆言えるのです。
(飯田)イスラエルもアメリカも。
(宮家)ええ。それが私に言わせれば奇妙な共犯関係なのですが、それに戻ったら大変なのです。だからそういう意味ではイランがもう少し自制してくれると良いのだけれど、本当にできますかね。合意からの撤退ではないと言っているかもしれないですけれど、徐々に濃縮を再開して行けば、いずれどこかで元に戻ってしまうかもしれない。
TPPの場合には、アメリカが抜けたけれど日本が上手く中心になって残りの国々を固めましたよね。しかし、イランの核合意は、アメリカが抜けてイランとアメリカが喧嘩になったらそれはもうもちません。ヨーロッパがどんなに頑張ったって、ロシアと中国が頑張ったって。と言うことは、イランにとっては辛い時期ですね。
◆真面目な悪であるイラン
(飯田)専門家の方々、新聞などでいろいろコメントを出していますけれども、そのなかでIAEAの査察を追放していないし、これを拒んでもいないからある程度の出口は作っているのだという指摘がありますが。
(宮家)それはその通りです。北朝鮮に比べたら、イランの方が遥かに真面目な悪ですね。不真面目な悪と真面目な悪がいて、イランは真面目にやっている方だから上手くいけばその悪事を抑えられるのだけれど、さあどうでしょうか。
U イラン核問題とは? もっと詳しく知る記事、5本ナビ
(www.asahi.com:2019年7月19日05時00分より抜粋・転載)
イラン核合意をめぐり、アメリカとイランの緊張関係がヒートアップしています。合意から一方的に離脱してイランへの制裁を再開したアメリカと、それに反発して合意の「制限破り」を小出しにするイラン。両者一歩も引かない泥仕合の様相ですが、狙いはどこにあり、これからどうなるのでしょうか。理解に役立つオススメ記事を5本、紹介します。
◆最新の状況は?イラン核合意をめぐる構図
交渉で制裁を解除に持ち込み、原油収入で再び経済を立て直したいイラン。でも状況が打開できず、「合意破り」で圧力をかける以外にとれる戦略がないようです。
一方のアメリカは、できる制裁は既にやり尽くしたというのが実情。トランプ大統領の頭には、来年ある自身の大統領選がちらついている様子です。
トランプ氏が恐れる泥沼戦争 米イラン、ともに手詰まりウランの濃縮とは?
イランの「合意破り」の中身は、第1弾が「低濃縮ウランの貯蔵量を上限以上に増やす」、第2弾が「制限されているウランの濃縮度を無制限にする」。
この合意破りでイランはすぐに核兵器を持てるようになるのか。原子力工学を専門とするエネルギー総合工学研究所の松井一秋・研究顧問に詳しく解説してもらいました。
イラン「我慢の限界」のウラン濃縮 攻撃したらどうなる
合意破りは何のため
イランは本当に核兵器を作りたいわけではない。合意破りはアメリカではなく、ヨーロッパへのメッセージ……。
国連でイラン制裁の専門家パネルの委員も務めた北海道大の鈴木一人教授が、イランの言動から真意を読み解きます。
イランの核合意破り、狙いは? 欧州へ「八つ当たり」か
アメリカは、イランの南に位置するホルムズ海峡周辺の船舶の安全確保のためとして、有志連合の結成を目指す方針を示しました。参加国が自国の船を護衛することを想定しています。
日本は石油の約85%を中東地域に頼り、多くのタンカーがホルムズ海峡を通過します。もし、自衛隊の派遣を正式に求められたら。法的な根拠やリスクなど、日本政府が検討すべき課題は山積みです。
ホルムズ海峡の有志連合 自衛隊派遣なら日本の選択肢は ?
対立の根はどこに ?
一歩も譲らず、対立を深めるイランとアメリカ。勝手に合意を離脱したのはアメリカのトランプ氏の方ですが、制裁などで徹底的にイランを追い詰めようとしています。
なぜこんなにいがみ合うのか。根っこには、1980年代、イラン・イラク戦争のころにそれぞれが抱いた「被害者意識」があるようです。(今さら聞けない世界)
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