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れいわ新選組の山本代表、共産委員長と会談 ! 共闘へ「消費税廃止」で一致 !
会談の見解・詳報は ?(下)
以下は、続きです。
◆衆院選での選挙協力 !
志位: 今まさに山本さんが言った通りだと思います。
これまで3回、国政選挙で選挙協力やってきました。しかし、政権の合意がありませんでした。野党共闘は成果をあげてきたけれども、さらにステップアップしようと思ったら、こういう内容で政権をつくりますよと、これが伝わってこそ、本当の野党共闘の力を発揮することができます。
そう考えて野党連合政権構想の話し合いの開始を呼びかけさせていただきましたが、今日は「れいわ」さんとこういう合意が得られたことを本当に喜んでおります。私は画期的な一歩だと考えております。
◆9条改憲
「安倍首相が進めている9条改憲に反対で一致」(志位氏)
「ブレーキをかけなければ、で完全に一致」(山本氏)
――9条改憲反対を重視することで一致したということですが、これは自民党の9条改憲案に反対ということですか。それともたとえば武力行使に制約を設けるというような、ちまたで言われる「立憲的改憲」も含めて一字たりとも変えないという趣旨で合意したのですか。
志位: 私と山本さんの理解はそれぞれだと思います。ただ、いま安倍首相が言っている9条改憲に反対する。これは一致ではないか。共産党はそもそも9条改憲は必要がないし、反対だという立場ですが、(合意内容では)「安倍政権が進めようとしている9条改憲に反対する」としております。このやり方は反対だと。今日の合意はそういう内容だと思います。
山本: いま志位委員長が言われた通りの話ですけれども、逆に、私たちの立場としては一言一句変えてはならないという立場ではないです。
たとえば2015年の安保法の時に、あれはもう完全に憲法を無視した形で立法されました。手続き上は、憲法を変えなければできるはずがないのに、それを飛び越えてしまった。
このような詐欺的行為によってこの国がゆがめられていくということを考えるならば、先々その歯止めという部分を憲法で何かしら考える必要があるかもしれないという考え方は持っています。
でもこの「安倍政権の改憲」に関しては、それはブレーキをかけなければならないという部分に関しては完全に一致です。
志位: いま山本さんの言われた点は、野党のなかにもいろんな意見があると思います。そこはそれぞれの意見があっても、今やられている「安倍改憲はだめだ」というところで結束することが大事だと思います。
◆「れいわ新選組」の衆院選候補擁立
「野党が手をくみ政権交代を一刻も早く進めることを先に」(山本氏)
――山本代表は、以前、次期衆院選では100人擁立する考えを示していましたが、共産党と連携する場合は100人擁立できない場合もあるかと思うのですが。
山本: 100人擁立することになるかならないかは、究極は何かと言うと、単独でたたかうのか、たたかわないのかということになるのです。
単独でやるのなら100人は立てなきゃならないねという話ですが、少なくともこの連合政権という構想の下に各党がテーブルに着き、話し合いを進めていく、深めていくことが前提となるならば、これは恐らく、ここは私たちはお譲りしますとか、ここを譲っていただけませんかというような話し合いをもとに、じゃあその先どういう世の中をつくっていくのかというところまで行き着くと思います。
なので、単独でやることになったら、100人立てなければならない状況になる可能性はある。ただし、そこまでやってしまうと、これは政権交代からやはり遠のいてしまう可能性がありますから、やっぱり今考えるべきは、野党側が手を組んで政権交代を一刻も早く進めるということを先に持ってくることが、私は順序として正しいのではないかと。だから今回、この連合政権というお話をいただいたときに、ぜひテーブルに着かせてくださいということになりました。
◆「野党連合政権」の名称
「各党の相談で決まっていけばいい」(志位氏)
「次は私たちの番だ、と押し出されるようなものを」(山本氏)
――野党連合政権という名称を使っていると、万年野党というか、国民に本気度が伝わらないのでは。もっと国民に伝わるキャッチコピーを付けるとしたらどういうものがいいか。
志位: 私たちは議席数からいいましたら野党第3党ですから、その立場でこういう呼びかけをさせていただいているので、あまり固有名詞的な名前は言わないで、(「野党連合政権」と)普通名詞的な名前を使っているんです。
以前は「国民連合政府」と言ったことがあったのですけれども、やはりそうしますと“共産党の提案だね”ということになります。そういうことでなくて「みんなでつくる政権だ」と。だから特定の名前をつけないということで、普通名詞でやっております。
山本: いま言われてハッとしたという部分ですね。ありがとうございます。シンプルに「次の構想政権」とかでも良いかもしれないし、「次の政権プロジェクト」とか、次は私たちの番だということが前に押し出されるような。それもまた、各党が集まってきたところでいろいろ話をしていければと。
志位: (それが)いいんじゃないですかね。ですからそれも含めて、ネーミングは、一応、普通名詞をあてているのですが、それを固有名詞にしていくのは相談で決まっていけばいいのではないでしょうか。
◆共産党と組むことについて
「舩後、木村両議員の誕生。一番手を差し伸べてくださったのは共産党さん」(山本氏)
――「れいわ」の舩後さん、木村さんの活動というのは非常にハンディキャップがあるわけですね。これからの活動の中で共産党のノウハウなども取り入れて形のあるものにしたいなど、共産党と組むことの意味などをもう少し聞かせてください。みなさんよりも大きい政党がぐだぐだして、最も小さなところからいくというのは逆だと思うんですけど、こういった状況に関する危機感というものはありますか。
山本: 先の選挙(参院選)が終わった後、舩後靖彦、木村英子という議員が誕生し、そのさいにはまだ初登院も終えていませんから、議員の部屋もなかったんです。それでたとえば、森ゆう子さんに議員会館の部屋を押さえてもらったりしながら、いろいろ動いていたりしたのですが、そのなかではっきり言って一番手を差し伸べてくれたのは誰かというと、共産党さんなんですよ。
たとえば、議院運営委員会に委員ももっていますし、必要なことがあれば議運委員としても言えるからということで、省庁のレクチャーをセッティングしていただいたり。根強い人気がある理由が分かりました。助けられる側になって。国会内外でもですけど。
でも、そこでお世話になったからといって、今回この会談をオーケーしたということではないです(笑い)。そこは全く関係ない話ですが、“重度障害のある議員が2人誕生したんだから、国会自体が変わっていかないとだめだよね”ということで、実際に一番手を差し伸べてくださったのは、共産党さんであるということを私は言いたいです。
◆野党連合政権の呼びかけ
「野党共闘の成果を踏まえ、バージョンアップがどうしても必要と考えた」(志位氏)
――みなさんよりも大きな政党が組めないという問題への危機感があってこういった会談ができたのかをおうかがいしたいです。
志位: いえ、危機感というよりも、私たちの呼びかけの動機は、16年参院選、17年総選挙、19年参院選と、3回の国政選挙を野党共闘でたたかいました。この成果は上がったと思っています。今年の選挙でも、10の1人区で勝ちました。成果はたしかに上がりました。しかし、ここで(野党共闘を)バージョンアップしなければならないという思いなんです。
つまり、「本気で野党が政権とるぞ」ということが国民に伝わらないと、政権に批判を持っていても棄権を選んでしまう場合もあるでしょう。やはり私たちの本気度が伝わるところにバージョンアップしなければならないという気持ちを強く持っています。
それをやるには政権合意をしなくてはなりません。「こういう政権をつくります、本気でやります」、「だから力を貸してください、一緒にやりましょう」という呼びかけが今どうしても必要だろうという思いで、呼びかけています。
たぶん、立憲民主党にしても、国民民主党にしても、同じ問題意識を持っている方はおられると思います。これまで、一緒に力を合わせてやってきたわけですから、今後もさらに力を合わせて、協力をしていきたいという思いです。
◆消費税5%への引き下げ !
「一つの選択肢。廃止への道筋、財源を協議していこうということが確認事項」
(志位氏)
――山本代表は他の野党との共闘の最低条件として、消費税5%への引き下げと言っていますが、共産党としてはこれまで具体的な数字は示してきていないけれど、消費税5%が野党共闘の最低条件という認識でよろしいですか。
志位: 他の野党との関係(で最低条件)というよりも、両党として、(消費税)廃止の目標を確認したということです。そこにいたる道筋、財源にかんしても協議していこうということも確認しました。
その道筋については、税率を下げる方法もあるでしょうし、税率ゼロの部分を(つくり)広げていくということもあるでしょうし、いろんなやり方を検討してみよう、協議していこうということが今日の確認事項です。
私たちとして、消費税5%への減税は一つの選択肢だと思っております。それも含めて協議していきたいという考えです。
(参考資料)
れいわ・新選組:政権とったらすぐやります・
今、日本に必要な緊急政策
(www.reiwa-shinsengumi.com:2019年7月19日より抜粋・転載)
れいわ新選組は、ロスジェネを含む、全ての人々の暮らしを底上げします !
◆消費税は廃止
物価の強制的な引上げ、消費税をゼロに。初年度、物価が5%以上下がり、実質賃金は上昇、景気回復へ。参議院調査情報担当室の試算では、消費税ゼロにした6年後には、1人あたり賃金が44万円アップします。
◆安い家賃の住まい
敷金・礼金などの初期費用や家賃、高くないですか?空き家、中古マンション、団地を活用し、全ての世代が初期費用なし、安い家賃で住める公的住宅を拡充します。
◆奨学金チャラ
555人を奨学金徳政令で救います。返済に充てる予定のお金は、必要な消費に廻していただきます。
◆全国一律 !最低賃金時給・1500円「政府が補償」
時給・最賃1500円でも月収では24万円程度。決して高すぎる賃金ではありません。現状が酷いだけなのです。これまで政治主導で壊してきた労働環境や処遇を改善するためには、賃金の最低水準を強制的に引き上げる必要があります。中小零細企業に影響がない様に、不足分は国が補填。
最賃との整合性をかんがみ、生活保護基準も引き上げます。年収200万円以下世帯をゼロに。
地方活性、景気回復、東京一極集中是正の切り札です。
◆公務員を増やします、◆一次産業戸別所得補償、◆災害に備える
◆コンクリートも人も、◆お金配ります、◆財源はどうするの?
◆真の独立国家を目指します〜地位協定の改定を〜
◆「トンデモ法」一括見直し・廃止
TPP協定、PFI法、水道法、カジノ法、漁業法、入管法、種子法、特定秘密保護法、国家戦略特別区域法、所得税法等の一部を改正する法律、派遣法、安全保障関連法、刑訴法、テロ等準備罪など
◆原発即時禁止・被曝させない 〜エネルギーの主力は火力〜
◆障がい者への「合理的配慮」を徹底、
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