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長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典等での野党の見解・詳報は ?
T 【長崎】枝野代表が平和祈念式典に参列、
原爆死没者への慰霊と核兵器廃絶・世界の恒久平和を祈る !
(cdp-japan.jp:立憲民主党:2019年8月10日より抜粋・転載)
枝野幸男代表は、8月9日、長崎市の平和公園で開かれた「被爆74周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に党代表として参列し、献花を行うとともに、原爆死没者への慰霊と核兵器廃絶に向け全力を尽くし世界の恒久平和への祈りを込めて黙とうを捧げました。
原爆投下時刻の午前11時2分の黙とうに続き、田上富久長崎市長は「平和宣言」を読み上げました。
田上市長は、中距離核戦力(INF)全廃条約の失効、新戦略兵器削減条約(新START)継続の不透明さなどを挙げ、核兵器が使われる危険性が高まっていると指摘しました。その上で、1954年ビキニ環礁の水爆実験を機に世界中に広がった反核運動が核実験の禁止条約を生み出したこと、2017年に採択された核兵器禁止条約の成立に市民社会の力が大きな役割を果たしたとして、「私たち一人ひとりの力は、微力ではあっても、決して無力ではない」と説きました。
続けて「世界の市民社会の皆さんに」と呼びかけ、
(1)戦争体験や被爆体験を語り継ぎ
(2)国を超えて人と人との間に信頼関係をつくり続け
(3)人の痛みがわかることの大切さを子どもたちに伝え続けましょう――と語り、あきらめずに、無関心にならずに、地道に「平和の文化」を育て続け、核兵器はいらないと声を上げることが、「小さな私たち一人ひとりにできる大きな役割だ」と訴えました。
また、「すべての国のリーダーの皆さん」と呼びかけ、「被爆地を訪れ、原子雲の下で何が起こったのかを見て、聴いて、感じてください。
そして、核兵器がいかに非人道的な兵器なのか、心に焼き付けてください」と語り、「核保有国のリーダー」には、来年成立から50年を迎える核不拡散条約(NPT)について、核兵器をなくす義務を負った条約の意味を改めて思い出すこと、特にアメリカとロシアには核超大国の責任として、核兵器を大幅に削減する具体的道筋を世界に示すことを求めました。
そして、日本政府に対しては、核兵器禁止条約に背を向けていると指摘、唯一の戦争被爆国の責任として一刻も早く核兵器禁止条約に署名、批准することを訴えました。さらに「『戦争をしない』という決意を込めた日本国憲法の平和の理念の堅持と、それを世界に広げるリーダーシップを発揮」することを求めました。
U 【長崎】「核軍縮・不拡散のこれまで以上の努力が必要だ」
玉木代表が長崎平和祈念式典に参列 !
(www.dpfp.or.jp:国民民主党:2019年8月9日より抜粋・転載)
玉木代表・長崎平和祈念式典:
長崎に原爆が投下されてから74年となる8月9日、長崎市の平和公園で「被爆74周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が行われ、玉木雄一郎代表が国民民主党を代表して参加し献花した。式典には田上富久長崎市長をはじめ安倍総理や各政党代表らが参列した。
玉木代表は、式典終了後に記者団からの取材に応じ、田上長崎市長の平和宣言、被爆者代表の山脇佳朗さんの平和への誓いについて「力強く大変感銘を受けた」と語った。田上市長の平和宣言で日本政府に対して「核兵器禁止条約に背を向けている」と指摘されたことについて、「署名を批准していないことに、果たして唯一の戦争被爆国である日本がこういう態度でいいのか、被爆地長崎からのメッセージは大変重い。
世界が核軍縮・不拡散に逆行している流れがある中で、唯一の戦争被爆国として日本がリーダーシップを発揮して、核軍縮・不拡散のこれまで以上の努力が必要だ」と力を込めた。そのうえで、「国民民主党も核兵器禁止条約に署名・批准するものだと思っているので、政府に対しても働きかけをしていきたい。
核なき世界を求めるのであれば、具体的に条約を署名・批准することでその意思を具体的に示していく必要があるので、安倍総理の長崎や広島でのあいさつは、原爆を投下され筆舌に尽くしがたい被害を受けた広島・長崎の皆さんからすれば物足りない不十分なものと言わざるを得ない」と強調した。
山脇さんの平和への誓いについては、「単にアメリカに追随するのではなく、日本として唯一の戦争被爆国としての立場を明確にすべきという強いメッセージは、政府だけでなく政治家全てが与野党を超えて受け止めないといけないメッセージ。アメリカに対しても言うべきことは言っていくことが必要だとあらためて強く思った」と語った。
V 原水爆禁止世界大会 ナガサキデー集会
小池書記局長のあいさつ
(www.jcp.or.jp:共産党:2019年8月10日より抜粋・転載)
日本共産党の小池晃書記局長が、8月9日の原水爆禁止世界大会・長崎の閉会総会(ナガサキデー集会)で行ったあいさつは次の通りです。
◆新たな共同の広がりを示した世界大会
こんにちは。日本共産党の小池晃です。
世界大会に参加されたすべてのみなさんに熱烈な連帯のあいさつを送ります。(拍手)
今回、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」や「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」の代表が初めて参加されたのもうれしいことです。立憲民主党の佐々木隆博副代表からもメッセージが届き、ひきつづき、共同の広がりを示す大会にもなりました。(拍手)
安倍改憲を許さず、憲法を生かす日本にしよう
参議院選挙では、市民と野党の共闘が新たな段階に進みました。
全国10選挙区で野党統一候補が勝利し、自民党は単独過半数を割り込み、改憲勢力が、憲法改定の発議に必要な3分の2の議席を占めることを許しませんでした。(大きな拍手)
この土台には、非核・平和をもとめ、憲法9条を守れと訴えてきた、みなさんの運動があります。市民と野党が力あわせて、ともにかちとった成果を喜び合いたいと思います。
安倍首相は「改憲の議論をすべきという国民の審判がくだった」などと言っていますが、ハッキリ言って“妄想”です。(拍手)
改憲勢力が3分の2を割り込んだのですから、「改憲急ぐ必要なし」が、国民の審判です。
安倍改憲をゆるさず、憲法を生かす日本にしようではありませんか。(拍手)
◆核兵器禁止条約に署名する日本政府をつくろう
先ほど、長崎市主催の平和式典に出席してきました。
安倍首相は今日の式典でも核兵器禁止条約の「か」の字も言いませんでした。長崎市長も禁止条約に加わるように呼びかけたのに、本当に恥ずべきことです。(大きな拍手)
核兵器禁止条約を南米ボリビアが批准し、条約の発効に必要な50カ国の半分に達しました。世界が核兵器廃絶へ歩みを着実に進めているというのに、唯一の戦争被爆国の政府が背を向けています。断じて許されるものではありません。(拍手)
安倍首相よ、いったいあなたはどこの国の首相なのか !
この被爆国にあるまじき政治を変えなければいけません。(大きな拍手)
米ロの核軍拡競争も心配ですが、日本が変われば世界も変わります。
一刻も早く、核兵器禁止条約に署名する日本政府をつくりましょう。(大きな拍手)
◆世界的な大運動で核固執勢力を追い詰めよう
来年は被爆から75年になります。
その年に、ニューヨークでも原水爆禁止世界大会をひらくという計画を聞き、感動しました。
核大国アメリカの中心で世界大会をやるというのは、すごいことです。
2020年にむけて、世界の流れを変える大運動を、大会は呼びかけました。
スケールの大きな提案に私たちも大賛成です。
世界に、「長崎の鐘」を鳴り響かせましょう。
核兵器禁止条約を発効させ、核固執勢力をおいつめようではありませんか。(大きな拍手)
被爆者の思いを共有し、禁止条約の発効へ「ヒバクシャ国際署名」を広げよう
被爆者が高齢化しています。
私は東京の病院で被爆者医療や検診に携わってきました。被爆者の皆さんからは、つらくむごい体験を何度もお聞きしてきました。 原子爆弾は、被爆者の体だけでなく、心にも、そして人生そのものにも、ぬぐうことのできない深い傷痕を残します。
核兵器と人類は、絶対に共存できません。(大きな拍手)
参加者のみなさん、長崎で聞いた被爆者の平和への思いを共有し、ともに発信していこうではありませんか。(拍手)
「生きているうちに核兵器廃絶を」という、被爆者の皆さんの切実な願いがこめられたのが「ヒバクシャ国際署名」です。
いま、多くの若者たちが、この気持ちをしっかり受け止めています。
日本共産党は、被爆者とともに、若い世代とともに、力を尽くす決意です。
核兵器禁止条約の発効に向けて、「ヒバクシャ国際署名」を、広げに広げようではありませんか。(大きな拍手)
そのことを呼びかけて、日本共産党を代表しての、連帯のごあいさつといたします。
ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ、ノーモア・ヒバクシャ。
ともに頑張りましょう。ありがとうございました。(大きな拍手)
(参考資料)
長崎市長、日本の核兵器禁止条約署名は
「唯一の戦争被爆国の責任だ !」
(www.huffingtonpost.jp:2019年08月09日 12時53分より抜粋・転載)
朝日新聞デジタル:一方で、安倍首相は、6日の広島での平和記念式典に続き、あいさつで同条約について言及せず !
◆長崎市長:「核禁条約署名は被爆国の責任」原爆投下から74年 !
長崎は、8月9日、米国による原爆投下から74年を迎えた。長崎市の平和公園で平和祈念式典があり、田上富久市長は核軍縮と逆行する国際情勢に危機感を示し、日本政府に核兵器禁止条約への署名、批准を迫った。
式典には、安倍晋三首相や国連軍縮部門トップの中満泉・事務次長、核保有国6カ国を含む66カ国の駐日大使らが参列。原爆が投下された午前11時2分に黙禱(もくとう)を捧げた。
2日には、東西冷戦終結を象徴する、米ロの中距離核戦力(INF)全廃条約が失効。
田上市長は、平和宣言で、「積み重ねてきた、人類の努力の成果が、次々と壊され、核兵器が使われる危険性が高まっている」と指摘した。
◆安倍首相は、核兵器禁止条約に触れなかった !
来年、発効50年を迎える、核不拡散条約(NPT)に触れ、「核兵器をなくすことを約束し、その義務を負った、この条約の意味を、すべての核保有国は、もう一度思い出すべきです」と訴えた。「唯一の戦争被爆国の責任」として、日本政府に、核兵器禁止条約への署名、批准を迫った。
安倍首相は、昨年同様、6日の広島での平和記念式典に続き、あいさつで核兵器禁止条約に触れなかった。 今年の式典で奉安された原爆死没者名簿には、この1年間に死亡が確認された3402人の名前が新たに記された。これまで奉安されたのは、18万2601人になった。(田中瞳子)
(朝日新聞デジタル 2019年08月09日 11時59分)
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