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 参院選後、野党共闘への野党の見解・詳報は ?
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投稿者 青木吉太郎 日時 2019 年 8 月 09 日 21:24:23: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


 参院選後、野党共闘への野党の見解・詳報は ?

T より強力な野党第一会派に向け国民、社保、社民に

   「立憲民主党・無所属フォーラム」への加入を呼びかけ、枝野代表

(cdp-japan.jp:立憲民主党:2019年8月5日より抜粋・転載)

 枝野幸男代表は、8月5日午後、国民民主党の玉木雄一郎代表、社会保障を立て直す国民会議の野田佳彦代表と国会内で会談。衆院での会派「立憲民主党・無所属フォーラム」に加わって、ともに戦っていただきたいと呼びかけました(写真上は、国民民主党玉木代表との党首会談の様子)。

 会談は、党の両院議員総会で枝野代表の提案が了承されたことを受けて開かれたものです。参院で統一会派を組む社会民主党には福山哲郎会派代表(党幹事長)から又市党首に提案したところ、「大きな趣旨については理解、賛同するが、まずは参院で一緒にやらせていただくなかで、衆院については留保させていただきたい」との回答がありました。

 枝野代表は、国民民主、社会保障を立て直す国民会議との会談後に記者会見を開き、提案内容(下記PDF参照)を読み上げました。国民民主の玉木代表からは「ありがたいご提案である」としたうえで党に持ち帰って検討すること、野田代表からは「歓迎したい」旨発言があったことを報告しました。


 残念ながら安倍政権は、議席数を背景とした強引かつ不条理な議会運営を行い、必要な資料を開示せず、時には資料を改竄・隠ぺいし、聞かれた問いに正面から答えないという暴挙を繰り返しています。また、参議院規則に基づいて要求された参議院予算委員会審議に応じなかったことに代表されるように、十分な実質論議の場を設けることすら逃げ回ってきました。

 こうした実態に対抗し充実した国会論戦を実現して、行政監視という野党としての役割を果たすとともに、安倍政権に代わる政策を的確に示すことで、政権の選択肢としての期待と信頼を高めるには、「数の力」を背景とした与党に対抗しうる強力な構えが必要であることを認識するに至りました。

 こうした認識に基づき、本年5月29日の「立憲野党4党1会派の政策に対する市民連合の要望書」に記された13項目にわたる政策要望を踏まえるとともに、立憲民主党の政策、すなわち、立憲主義の回復など憲法に関する考え方、いわゆる原発ゼロ法案等のエネルギー関連政策、および、選択的夫婦別氏制度や同性当事者間による婚姻を可能とする一連の民法一部改正法案等の多様性関連政策などにご理解ご協力いただき、院内会派「立憲民主党・無所属フォーラム」に加わって、衆議院でともに戦っていただきたく、ここにお呼びかけさていただきます。

 これに賛同いただくことで、数の上でも、論戦力の上でも、より強力な野党第一会派を作り、充実した国会論戦を実現して、政権交代へと向かっていきたいと決意しています。

 次の臨時国会には、体制を整えた上で十分な準備をして臨む必要があることから、8月中旬を目処にご意向を伺いたいと思います。

 よろしくご検討いただきますよう、お願いいたします。令和元年8月5日 

立憲民主党代表・枝野幸男:

〇質疑応答での主なやりとり

記者)「院内会派『立憲民主党・無所属フォーラム』に加わって」ということは統一会派を組むこととは別なのか。

枝野代表)あくまでもここに申し上げている通り。院内会派「立憲民主党・無所属フォーラム」という、現在存在している会派にお加わわりをいただきたいとお願いした。

記者)「衆院で」となっているが、なぜ衆院だけなのか。参院に関しても同じような呼びかけをしていくのか。

枝野代表)参院では一緒に戦ったところもあり、切磋琢磨して戦ったところもある。その参院選挙が終わった直後である。また、参院では新しい政党・会派がいくつも生まれておられる。そうした皆さんと、どこまで野党としての連携ができるのかは先方のご事情もあるので、これから順次段階的に最大限可能なことを模索していくことになろうかと思っている。

秋の臨時国会に向けて、まずは次の主戦場である衆院においてより大きな構えを作り論戦力を高めることを現時点では進めさせていただきたいということで、衆院での会派の呼びかけをさせていただいた。国民民主党さんは衆参での話を検討したいとの話がございましたが、それは党内でのご検討を踏まえてご提案があればいただければと申し上げた。

記者)市民連合の要望書には共産党も含めてだったと思うが、共産党に呼びかけていないのはなぜか。

枝野代表)総合的な判断のなかで、こうした呼びかけを3つの党派にさせていただくことには共産党さんにもお伝えをし、ご理解をいただいていると理解している。

記者)代表は結党以来「永田町の数の論理には与せず数合わせはしない」と発言してきたが、今回の呼びかけはこれに当たらないとの認識なのか。呼びかけ自体は、個人の身分で立憲会派に加わってほしいという趣旨のものか。

枝野代表)われわれとしては、結党以来有権者の皆さんに申し上げてきている基本的な姿勢が変わったとは思っていないが、そうした基本姿勢に基づいた政治を実現するために、特に国会におけるこの通常国会でも、与党の横暴という現実に対してしっかりとご期待をいただいている皆さんの声を反映した国会議論を進めていく上では、こうした戦い方が必要なフェーズに入った、ステージが変わったと思っているので、ご理解を得ていきたい。

 こういう形で党派に対してお呼びかけをさせていただいたので、もちろん加わっていただければそれぞれ皆さんの力を個人として最大限発揮していただきたいと思いますが、会派として、党派としてこの申し入れをご賛同いただき、加わっていただくことを期待したい。

記者)今回の呼びかけは、参院選の結果を受けてのものなのか。

枝野代表)こういう判断は、ある瞬間に判断するものではない。特に通常国会での与党の横暴がさらに極まる状況のなかで、さらに力強く戦っていくためにはどうしたらいいのかを考えてきた。

記者)会派を一緒にすることで衆院選に向けた野党共闘のあり方にどのような影響があると考えるか。

枝野代表)まずは国会のなかで、この呼びかけに応じていただけるのかどうか自体分からない。できれば呼びかけに応じていただくことで国会論戦をより力強く進めていきたい。まずはそこからだと思っている。

U 両院懇談会で参院選の取り組みの反省と

     総選挙に向けた態勢について意見交換

(www.dpfp.or.jp:国民民主党:2019年8月2日より抜粋・転載)

両院懇談会であいさつをする玉木代表

 国民民主党は、8月2日、両院議員懇談会を党本部で開き、第25回参院議員通常選挙の総括について玉木雄一郎代表、平野博文幹事長ら党執行部からの報告と議員同士の意見交換を行った。

 玉木雄一郎代表は冒頭のあいさつで「令和になって初めての国会が開かれ、新天皇を迎えて開会式が行われ、新しく2人の議員が入りスタートを切ることができたが、公認・推薦候補全員の当選を果たせなかったこと、厳しい結果になったことについて「代表の私からおわびを申し上げたい」と述べた。

さらには「自治体議員、党員・サポーター、党職員にもご尽力をいただいたことに感謝を申し上げたい。今日は現場で感じたこと、率直に思ったことなどを意見として出していただき、これからの党運営に反映していきたい」と語った。

 岸本周平選挙対策委員長が前日の全国幹事会で地方組織幹部から出された意見も踏まえて、各選挙区の公認・推薦候補者のそれぞれの選挙結果について現時点での党本部としての分析を示し、今後の衆院総選挙に向けての選対方針について提案した。

 参加した党所属国会議員から出された意見の概要について、川合孝典総務局長が記者団に説明。一番多かった意見は、「国民民主党とは何を目指しているのか、それぞれの野党間の中で立ち位置をもっと明確にしていかなければならない。今後野党間の連携のあり方をどうしていくのか」という点に関するものだったと説明した。

 1人区での候補者の一本化については、「調整が選挙ギリギリまで遅れたために立憲民主党も含めて出だしが遅くなってしまった。

もっと連携を強めて早く動き出さなかったことで比例代表対策にも影響がでてしまった」「党が擁立を進めてきた候補者の中でも無所属で戦うことを余儀なくされた候補者が多くいたことで、党名を掲げての選挙が思うようにできず、比例代表の議席を多く獲得できなかったのではないか」といった意見が多く出されたという。

V 臨時国会開会、総選挙勝ち抜く 新たな闘いへ国会議員団総会 

    志位委員長あいさつ

(www.jcp.or.jp:共産党:2019年8月2日より抜粋・転載)

 7月の参院選を受けた第199臨時国会が1日に召集され、当選した参院議員が初登院しました。初当選した日本共産党の伊藤岳氏と議席を引き続き確保した吉良よし子、倉林明子、小池晃、山下芳生、井上哲士、紙智子の各氏の7議員が全員そろって登院。

中央玄関前では、野党統一候補として当選した参院議員らとエールを交換しました。日本共産党国会議員団総会では、志位和夫委員長があいさつし、伊藤氏が国会にのぞむ決意を表明しました。会期は5日までの5日間です。

 あいさつで志位氏は、参院選で自民、公明、維新などの改憲勢力が改憲発議に必要な3分の2を割ったとして「『期限ありきの性急な改憲の動きには賛成できない』。これが参院選で下された民意だ」と指摘。さらに、自民党が参議院で単独過半数を大きく割り込んだことをあげ、「安倍・自民党への厳しい審判が下されたのが参議院選挙だった」と強調しました。

 そのうえで、志位氏は、改憲をめぐって「とんでもない動きが政権・与党から起こっている」と指摘。安倍首相側近の萩生田光一自民党幹事長代行の“衆院議長の交代発言”にふれ、「この政権の救いようのない『おごり』と、追い詰められた者の『あせり』がにじむ発言だ」と厳しく批判しました。

 さらに、志位氏は、参院選の結果に決定的な役割を果たした市民と野党の共闘について、政策的合意、選挙協力の両面で大きく前進し、「共闘効果」もアップしたことを報告。「日本共産党が全国どこでも共闘の成功のために誠実に努力し、その発展に貢献できたことを確信にして、総選挙に向けて、市民と野党の共闘をさらに大きく発展させよう」と呼びかけました。

 また、日本共産党の結果については、現有3議席を確保した選挙区での「重要な成果」を強調しつつ、比例の得票数・得票率を2017年総選挙と比較する大切さを二つの点から解明。「17年総選挙を起点とした比例得票数・得票率の増加は、次期総選挙で躍進をかちとるうえで、『重要な足がかり』となる」と述べました。

 志位氏は、日本共産党が市民と野党の共闘の勝利、党躍進という二つの目標を掲げて選挙をたたかったと述べ、「この二つの目標に照らして全体として、大健闘といえる結果をつくったことに確信を持って、次のたたかいにのぞもう」と訴えました。

 志位氏が、最後に「憲法9条改定を許さないたたかい、消費税増税を阻止するたたかいをはじめ、あらゆる分野で公約実践のたたかいに取り組みながら、この夏に党の自力をつけて総選挙を勝ち抜く党をつくる新たな一歩を踏み出そう」と訴えると、大きな拍手が湧き起こりました。

 

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